今回の話にはガールズラブの描写が存在します。ご了承の上お読みください。
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花と簪の百合一夜
大きなベッドにテーブル、部屋の隅にはシャワールーム。一般的な部屋としては少しばかりおかしい様子の一室にて、織斑壱花はフンフンと上機嫌に鼻歌を歌いながらある相手が来るのを心待ちにしていた。
そこに入り口の扉からココンコンココンと独特のリズムでのノック音が聞こえると壱花はパッと顔を輝かせながら顔を上げる。あらかじめ決めていた合図のノックであるそれはある人物の到着を示し、壱花はタタタッとドアに駆け寄ると鍵を開けて、来客を迎えるようにドアを開ける。
「いらっしゃい、簪」
目の前にいるのはスポーツキャップに普段とは違うサングラスにマスクというあからさまな変装姿の少女。スポーツキャップからはみ出た水色の髪から相手を確認した壱花がニコニコ笑顔で迎え入れ、ドアが閉まるとオートロックが静かにかかる音が部屋に響いた。
鍵を閉め忘れる心配をすることなく、女子二人は入り口から移動。壱花が少女──簪の顔や頭を隠すスポーツキャップ、サングラス、マスクを手早く外して部屋に備え付けられているテーブルに置く。
「「ん……ちゅ……」」
そして互いに露わになった桜色の瑞々しい唇を重ね合わせる。なお言うまでもなく二人は
「「ん、っー」」
口づけが終わり、互いにとろりとした顔を離し、舌を絡め合っていたのか一筋の橋が互いの舌を繋いでやがて重力に負けてぷちりと切れ、床に静かに滴り落ちる。
「簪……お風呂、入ろっか?」
「うん……」
壱花の妖艶な笑みでの提案に、簪も蕩けた顔に頬を上気させながら頷いて、二人はシャワールームへと移動。その更衣室でも向かい合ってお互い示し合わせたボタン式の服を脱がせ合い始めた。
簪がプチリプチリとボタンを外していくと壱花の、同年代の平均以上、少なくとも自分よりははるかに大きな胸が直接露わになる。どうやら前もってブラジャーを外していたらしく、突然現れたそれに簪はごくりと息を飲んだ後、拗ねたような半目で彼女を睨んだ。
「壱花、ずるい。私がブラジャー外してあげたかったのに」
「ふふ、簪の拗ね顔が見たかったんだもん。ほら、ブラジャーのホック外してあげるね」
するりと簪の服を脱がせた後、まるで簪を抱きしめるように覆いかぶさって後ろにあるブラジャーのホックを外す壱花。簪の小ぶりな胸が露わになり、互いに上半身が裸になる。そこを狙ったように壱花がぎゅっと簪を抱きしめた。
「ひゃっ、い、壱花、まだ、早い……」
「簪の身体、可愛い……」
むにゅりと壱花の巨乳が簪の小ぶりな胸に押し付けられて互いに柔らかく形を変える。それだけで感じるものがあるのか更衣室に「んん……」「ふぅ……」と悩まし気な声がしばらく響き続けた。
「もう……壱花ってば。まだ早いって何度も言ったのに……」
「えへへ、ごめんごめん簪。機嫌直して?」
その後スカートやパンツも脱いで生まれたままの姿になった二人は、壱花が前もって溜めていた丁度いい湯加減のお風呂に入っていた。簪が頬を膨らませてぷいっと顔を背けながら呟くと、その後ろから壱花が抱きしめる。
「ん、もう……」
その抱擁を受けた簪も声色こそ呆れたものだがその顔は相手を受け入れるように優しい微笑みで、その笑みを見た壱花も笑みを返した後、抱きしめる腕を動かして左手で彼女の胸を撫で、右手は彼女の股間へと向かわせる。
「あんっ、も、壱花、ダメだってば……」
相手の狙いに気づいた簪だがもう遅くロックオンは完了、優しく股間の筋を撫でる壱花の指に喘ぎ声を出してしまい、湯船の中でもぞもぞと悩まし気に腰を揺らしていた。
「──というわけで。色々と意地悪してくる壱花にお仕置きをしたいと思います」
お風呂から上がり、これまたやっぱりお互いにお互いの身体を拭き合うという行動をしてから部屋に戻った二人は裸のままベッドに腰かけて早々、簪は壱花をベッドに押し倒しながらそんな事を言っていた。
頬を膨らませているのは可愛らしいがその目は完全に据わっており、壱花はあははと頬を引きつかせて笑っていた。
「ま、まあまあ簪落ち着いてひゃんっ!?」
引きつった笑みで落ち着かせようとする壱花だが、簪が彼女の胸を揉み上げると嬌声を上げてしまう。ボリュームのある巨乳は柔らかさと張りを両立させており、簪の小さな手で揉むだけで指が沈みつつしっかりと押し返す弾力性を備えていた。しかし簪はそれを揉むだけでは飽き足らず、その頂点にある桜色の蕾を親指と人差し指で摘み上げた。
「んんっ!?」
「私だって壱花の弱点は知ってるんだからね? 壱花はおっぱいが敏感なんでしょ?」
得意気に笑って壱花の胸を重点的に攻める簪とそれによって生じる快楽に身体をよじって抵抗しようとする壱花。しかし押し倒されてマウントポジションを取られ、さらに両腕を膝で押さえられている壱花では簪から逃れる事が出来ずに攻めを一方的に受け続ける形になってしまっていた。
「んああっ!?」
再び壱花から嬌声が上がる。簪が右手で胸を攻めるのをやめ、彼女の股間へと右手を向かわせると指を一気に二本、彼女の股間の秘部へと突き込んだのだ。
「待って簪、それはんひゃぁんっ!?」
「いつものお返しだよ? ほら、イッちゃえ」
抵抗できず声で制止しようとする壱花に対して簪はサディスティックに笑いながら右手の指を彼女の中でぐりぐりと動かす。同時に左手では彼女の胸や乳首を巧みに攻め立て、壱花もなすすべなく喘ぎ声を出させられていた。
「んっんんんっ、ま、かんざ……らめぇ……」
簪の膝の下で腕をじたばたさせるが相手も日本代表候補生として軍人並の訓練を潜り抜けている&日本の暗部更識家の出身、壱花の動きを完全に封じて一方的な攻撃を可能にしていた。
「んんっ、んあああああぁぁぁぁぁっ!!」
ついに我慢の限界が来た壱花が甲高い声を上げて絶頂を迎え、秘部から大量の液を漏らして簪の指を濡らしていく。
「はぁ……はぁ……」
「ふふ。イッちゃったね壱花……可愛い」
イッた反動で脱力し、荒い息を漏らす壱花とその顔を見下ろすような格好で妖しげに笑う簪。完全に油断しており、無意識に僅かながら膝から力が抜ける。その一瞬を壱花は見逃さなかった。
「えいっ!」
「え、きゃっ!?」
力任せに腕を持ち上げて上に乗っていた簪のバランスを崩させ、そのまま起き上がることで簪を振り下ろす。
そしてきゃんっという可愛らしい声と共に壱花からもベッドからも落っこちた簪に飛びかかるように、今度は壱花が簪の上にのしかかった。
「形勢逆転、だね?」
「あ、い、壱花……落ち着いて?」
不敵に笑う壱花に今度は簪の方が汗をだらだら流しながら落ち着いてと言い聞かせ始める。しかしそれが通じるはずがないというのは彼女自身分かっていることだった。
「んふふ~。焦ってる簪の顔、可愛いなぁ~」
ニヤニヤと笑いながら壱花は両手で彼女の両足を押さえて無理矢理左右に開かせると、彼女の股間へと顔を誘わせる。
「さっきのお礼、今度は私が気持ちよくしてあげるね」
「や、別にそんなひぅっ!?」
簪の股間に顔を埋めた壱花はそのまま舌を伸ばして彼女の秘部を舐め始める。思わず嬌声を上げた簪は自由な両手で壱花をどかそうとするも、両足をしっかり押さえられた状態では押すだけでは彼女の頭をどかせるなど出来ず、チロチロと彼女が秘部の敏感な部分を舐めると力が抜けてしまいどかせるどころか寝転がった状態から起き上がることすらままならず、やがて彼女の秘部からとろりとした液が分泌され始めた。
「簪ったら、ちょっと舐められただけでこんなになっちゃった」
「やぁ、見ないでぇ……」
悪戯っぽく笑いながらついついと簪の股間を指でなぞるとその指に秘部から漏れた液がついて秘部から離れるとまるで橋をかけるように銀色の線となって伸びる。それを見た簪の顔が赤く染まり上がり、壱花はそんな彼女にあやすような軽いキスを落とした。
「ね、簪……次は一緒に気持ちよくなろ?」
「……うん」
妖艶に微笑む壱花に飲まれたように簪も頷いて二人は足を広げると、その相手の足を自分の手で掴めるような体勢になって、お互い液でベトベトになっている秘部を重ね合わせた。
「「んんっ!」」
重ね合わせただけで二人の間に快感が電流のように走り出す。しかしそれだけで終わるわけにはいかず、二人は互いの目の前に出された足に抱きつきながらグリグリと秘部をこすり合わせ始める。
「んあぁっ、き、気持ちいいよぉ、壱花ぁ……」
「あ、わ、私も、気持ちいい……んんんっ……」
二人の顔は夢心地に蕩け、己が抱いた相手の足へ、その相手にするようにキスを落とし、舌を出してぺろぺろと舐める。それが互いの興奮を煽ってより強い秘部への刺激を求めて腰を振り、さらに強く相手の足にキスを落としてまたそれが興奮を煽ってより強く腰を振って互いの秘部を刺激する。
「あ、あ、あっ、い、壱花ぁ、も、もうイクゥ……」
「うん、うん、私も、限界……簪、い、一緒に……」
顔を限界そうに振り、汗を流しながら腰を振り秘部をこすり合わせる。
「「イックゥゥゥゥゥッ!!!」」
そして二人同時に限界を迎えて絶頂し、二人はそのまま互いの足を抱き、床の上で力尽きたように眠りについた。
「更識姉……」
「なんですか、織斑先生……」
一方、人気のない食堂。既に寮の消灯時間は過ぎて生徒は明日の日曜日に備えて眠りについている中、たった二人だけで集合した織斑千冬と更識楯無は疲れた目をして千冬はビールを、楯無はオレンジジュースをあおっていた。
「今日、壱花と更識妹の外出届が出ている……外泊届もだ」
「宿泊先は?」
「
ぐいっとビールをあおる千冬。外泊届にはどこに泊まるのかを記載するのがルールだが、実際にそこに泊まっているのか確認する術は基本ない。宿泊先と一緒に記入させた連絡先に電話するのが唯一の手だが、自分の実家である織斑家であれば、二人を信じるならば壱花と簪しかいないため電話に出なかったとしても「たまたま気づかなかった」と言い訳されれば終わり。携帯にかけても同じ言い訳されるだろうし仮に出たとしても携帯電話では二人が織斑家にいるという証明にはならない。
後はもう場所が分かっているしそこは千冬の実家でもあるのだから可能な手とはいえ直接乗り込むしかないが、それが出来るなら苦労はしないと千冬は溜まっている仕事を思い出して嘆息した。
「なんで、ああなったんでしょうね……」
ジュースをちびちびと飲んで疲れたため息交じりに漏らす楯無。二人の妹であり親友同士である織斑壱花と更識簪。二人が恋人同士なのは二人は隠しているつもりなのだろうが周りからはおおよそ気づかれている上で二人の意を汲んで気づいていないフリをしているだけ。
そして土曜日には次の日にかけて外出・外泊届をいつも出しており、日曜日に戻ってくる二人が妙につやつやしている事からただならぬ関係を学校内では噂されている。もちろん二人は気づいていないのだが。
「更識姉……更識妹はそういう嗜好や兆候はあったのか?」
「私の知る限りないですよ……そういう織斑先生の方はどうなんです?」
「ないはず、なんだがなぁ……」
「「……はぁ」」
いつの間にか
「まあ、変な男に騙されるような事はない……って言えばいいんですかねぇ?」
「それはそうなのだが……」
お互い知らない仲でもなし、そういう意味ではよかったのかもしれないと言えなくもないのだが。そうやって自分に言い聞かせるのにも限界はある。
「「……はぁ~」」
いつの間にか恋愛観が歪んだ妹に苦労する姉のため息が、IS学園の食堂に静かに漏れるのだった。
思いついたというか、感想としては禁止事項に引っかかってたから運営に消されちゃったけどGLのリクエスト来てて、やってみたくなったからやってみました。(黒笑み)
で、こういう時の相手と言えば箒かなと思ったけどそれじゃつまんないから、かれきえ世界線では同じ日本代表候補生として親友である簪とヤラせてみました。
そんな感じで書いてたら千冬と楯無が酒盛り(楯無はジュース)しながら二人について愚痴ってため息をつくというオチが思いついたので、偶然ですが上手くオチがつきました。(笑)
なお、一応言っておきますが本作はあくまでも「IF」です。本編の方での二人はこんな関係ではありません、普通に日本代表候補生同士の親友です。
さてもう思いついたら気ままに書いていく感がある本作ですが、ホントに思いついた時しか書かないのであまり続きには期待しないでくださいませ。
では今回はこの辺で。ご指摘ご意見ご感想はお気軽にどうぞ。それでは。