翌日、命令通りにラナーはミレーヌの部屋を訪れた。
前日同様に部屋の中に待機していた4人の騎士達はラナーの身体にいやらしい視線を向けてくる。
昨日見た彼女の裸でも思い出しているのだろう。
彼らは宮廷内でもラナーの裸を見たと自慢して回っているらしい。
騎士とは名ばかりの下衆どもである。
さぞミレーヌと気が合う事だろう。
「いらっしゃいラナー。────ごめんなさいね、私の騎士達ったら口が軽くて。貴女がもう純潔ではないだなんて噂もたってしまって申し訳ないわ」
「気にしないでくださいお姉様。もう一つの方さえ黙っていて下されば問題ありませんわ」
謝罪をしながらもニヤニヤと笑っているミレーヌに対し、ラナーはやんわりと釘を刺す。
八本指と繋がっている件さえバレていないなら、自分が姉にどう弄ばれたか宮廷中に知られた所で問題ない。
有象無象からどう思われたって気にしないし、唯一
「では早速始めましょうか」
ラナーが椅子に腰掛けるのを確認すると、ミレーヌが口を開く。
「昨日あれから一晩考えていたのよ。貴女を痛め付けるか、それとも辱めるか、ね。でも、一向に決められなかったわ。だから、いっそのこと貴女自身に決めてもらう事にしたのよ。──ねえ、今日はどっちにして欲しい? まあ、最終的に両方するのだけど」
まるでその日の服に悩んでいるだけの様な、そんな表情と声色。
しかし、その内容は妹の弄び方についてである。
「痛め付けるか辱めるか、ですか。参考にどんな事をされるのか聞いてもよろしいでしょうか?」
「ええ勿論よ。まず前者だけど貴女が泣き叫ぶまで騎士に殴らせるなんてどうかしらね。それか私の鞭打ちを昔みたいに受けてみるとか? きっと今の貴女の泣き声なら私も興奮しちゃうわ」
「それは遠慮したいですね」
「ふふ。そう? 後者はね、エッチな事をするのよ。例えば貴女が達するまで愛撫してあげるわ。姉の手で乱れるお姫様なんてそれだけで最高だと思わない? 私が貴女を女の身体にしてあげるの。あ、勿論騎士達に見守られながらよ」
愉しそうに語るミレーヌの姿は容姿も合わさって大層可愛らしい。ただし、その内容さえ普通ならば、だが。
「さあ、どちらを選ぶ?」
当然どちらも嫌である。
しかし、どちらかを選ばなければならないのであれば答えは決まっていた。
──かつて、幼いラナーに馬乗りになり、躾と称して振るわれた暴力は彼女のトラウマになっている。
いくら賢いと言っても人間である以上、痛みを与えられれば当然苦しいのだ。
当時のラナーは6歳とは言え泣き叫ぶ様な幼い精神性をしてはいなかった。
そんな彼女が涙と鼻水で顔を汚し、助けを呼んでしまうほどだったのだ。
成長したとは言え、またそれを受ける事に抵抗があった。
「……辱められる方でお願いに致します」
「ふふ。やっぱりね。安心しなさい。意地悪で『なら選ばなかった方にするわ』なんて言わないから」
☆
「そう言えば昨日は貴女の下のお口をよく見れなかったのよね。先ずはそこを見せてもらおうかしら」
ミレーヌはラナーを手招きし、自分の前に立たせると「さあ見せて」と言いながらラナーのスカートを捲り上げた。
そして、ラナーの白色の下着か露わになると、掴んでいたスカートの裾をラナー本人に握らせる。
自分でスカートを捲っている様な格好になったラナーは、何も言う事なくそれに従った。
「メイドの趣味かしら。随分と可愛いらしい下着を履いているわね」
レースで薔薇の模様が描かれた下着を近くから観察するミレーヌ。
自分の秘部を覗き込む様に見られ、流石のラナーも羞恥を覚えたのか目をそらした。
「まあ、いいわ。それじゃあ、貴女の大切な場所を見せてもらうわね」
下着に伸ばされる指。それを抵抗する事なく受け入れたラナーは、数秒後、下半身にスースーとした感覚を覚える。
見ると下着のクロッチ部分を横にずらされ、秘すべきワレメが露わになっていた。
ピタリと閉じられた一本スジはラナーの純潔の証である。
そんな場所を間近で視姦しながら、ミレーヌは更に下着を大きくずらしていった。その結果、ワレメだけでなく恥丘やその上に生える黄金の陰毛まで下着の下から顔を出した。
ミレーヌは弄ぶ様に陰毛に指を絡めながらラナーに微笑みかける。
「これまで何人もの女性器を見てきたけれど、貴女ほど綺麗な物は中々なかったわよ。陰毛はサラサラしていて良い肌触りだし、ワレメだってまるで幼子の様に穢れないわ」
この状況でそんな場所を褒められたところで嬉しくない。
しかし、機嫌を損なわない為にお礼を言っておいたほうがいいのだろうか、とラナーは思案する。
と、その時──突然訪れたくすぐったい刺激に彼女はビクッと身体を震わせた。ミレーヌがラナーのワレメを縦になぞったのだ。
普段自分でもあまり触る事のない場所である。
慣れない感覚に無意識に膝が強張っていく。
ミレーヌは何が楽しいのか微笑みながらそこに指を走らせ続けていた。
「んふっ。プニプニしてて柔らかい。どう? 気持ちいいかしら?」
「──くすぐったいですね」
「ふーん。そうなの」
ミレーヌは指で蓋をする様にワレメを触ると、円を描く様に手を動かして愛撫を始めた。
大切な場所を直に触られながらもラナーに出来ることはない。
ただ、スカートを捲り上げ、ミレーヌにその場所が見えやすい様にするだけだった。
☆
クチュ…クチュ……
愛撫が始まってから数分後、ついにラナーの秘部がイヤらしい水音をたて始める。ミレーヌはそれを耳にすると、愉しそうに笑った。そして一旦愛撫を止めてその場所を観察し始める。
「こんなエッチな汁を溢れさせて、身体はすっかり大人ね、ラナー」
愛液で濡れた女性器はテラテラと光っていた。ラナーが快感を得ていた何よりの証拠である。
彼女の顔は最初の時と変わらず平静を保っているが、それが逆にミレーヌを興奮させた。
「記念にみんなにも見てもらいましょうか」
ミレーヌは立ち上がるとラナーの身体を騎士達の方へと向ける。
それまでドレスに隠れて愛撫の様子が見えなかった騎士達は、目の前に差し出された光景に食い付く。
4対の欲望の篭った瞳が、ラナーの無防備な下半身に向けられた。それを確認し、ミレーヌも彼らに見せつける様に指を動かす。
──クチュクチュ
「ほら、弄ってあげるといくらでも流れ出てくるわ。気持ちいいのでしょ? このままイかせてあげる」
背後からラナーを抱きしめたミレーヌは、手を彼女の秘部に伸ばし、刺激し始めた。
指の動きが早くなるにつれ、秘部から漏れる水音も大きくなる。
数え切れない程多くの女性達を弄んで来たミレーヌである。彼女からもたらされる刺激を、自慰もした事のないラナーには受け流す術がなかった。高まっていく性感を抑え込み、必死に表情を取り繕うが、秘部からの刺激は終わる事なく彼女を追い詰めていった。
そして──
「あっ────んんんっ……!!」
──遂にラナーの身体は大きく震え始めた。
これがラナーの人生初の絶頂である。
その未知の感覚に、彼女は力が抜け床に座り込んでしまった。
溢れ出た愛液は脚を伝っていき、床を濡らしていく。
なおも湧き上がる快楽に小刻みに震え続け、それに戸惑う姿は見た目相応のお姫様に見えた。
「……これが絶頂ですか。相手がお姉様ではなくクライムであったらと考えてしまいますね」
「あら、存外気に入ったみたいね。ところで、もう終わった様な顔をしているけどまだこれからよ」
「…少し休ませて頂けますか?」
「ダメよ。ほら、机に手をついてお尻を差し出す格好になりなさい」
「…わかりました」
弛緩した下半身に力を入れて立ち上がったラナーは、近くにあった机に両手をつく。ラナーが命令に従ったのを確認すると、ミレーヌはその背後に移動し、彼女のドレスのスカートを捲り上げて再び下着を晒した。
そして、下着の縁に指をかけると膝下まで一気に下ろした。
「お尻も貧相ね。でも白くて形は良い。及第点かしら」
ミレーヌは露わになった小振りなお尻を眺め、ゆっくりと撫で回す。感触を確かめる様に手を這わせ、時折掴んで揉みしだく。それをしばらく楽しんだ後、股の間に手を差し入れ、背後から秘部を弄り始めた。
「…っ!」
「ふふ。入ったわね」
と、その時ラナーにこの日一番の刺激が襲った。
下腹部に感じる異物の感触。
見て確認するまでもなくミレーヌの指が膣内に侵入したのだとわかった。
「やっぱり狭いわね。指一本でも限界。これから頑張って広げていかなきゃだわ」
ミレーヌは第二関節まで膣内に入っていた指を一度抜くと、もう一度勢いよく挿入した。その度にラナーを鈍い痛みが襲う。
まるで身体を串刺しにされたかの様な感覚だった。
そのせいで彼女の身体は無意識に力が入り、膣内にあるミレーヌの指を締め付ける。
「私の指でこれなら、もっと太い指なら入らないかもしれないわね。ねえ、ラナー。試してもいいわよね」
「……っ…お手柔らかにお願いします、お姉様」
「ふふ。許可ももらえたし、サミット。此方に来なさい」
「はいっ」
ミレーヌが騎士の1人を呼び寄せた。
サミットと呼ばれたその騎士は昨日からラナーに対して邪な目を隠すことなく向けている人物である。
宮廷内にラナーの裸を見たと話して回ったのもこの男だ。
彼は手招きするミレーヌの側まで歩み寄る。その目はラナーの臀部と、その奥の濡れた女性器に釘付けだった。
「サミット。貴方の指がラナーの中に入るのか試してみて。ほんとに驚くくらい狭いのよ」
「わかりました殿下」
元気に頷いたサミットはワザとらしく「どれどれ」と言いながら、ラナーの足元に蹲み込んだ。
そして、ラナーの秘部と同じ目線の高さから、その具合をじっくりと観察し始める。
その顔はイヤらしく笑っており、おおよそ騎士が王族に向ける物ではない。
「あー見えました見えました。うわぁ、もうビチャビチャじゃないですか。ラナー王女、案外感じやすいんですねー」
「………」
「ハハッ、無視ですか。まあ、いいや。それじゃ失礼しますよっと」
「っ……」
密かにラナーに憧れていたサミットは鼻息荒く彼女の脚の間に手を伸ばした。
彼はまず秘部の上部にある金色の茂みを指で弄んで感触を楽しんだ。
そして次にその下のワレメをサッとなぞる。
明らかにミレーヌの命令外の行動を取る彼に、しかし彼女は何も言う事なく、むしろ愉しそうに見守っていた。
そして一通りラナーの秘部を堪能した彼は、漸くその指を彼女の穴に充てがった。
「ゆっくり入れますねー」
ズズーっと挿入される指は、ラナーの肉を押し分け奥へ奥へと侵入していく。激しい不快感に襲われながらも、ラナーはただ耐える事しか出来ない。そして、数秒掛けて遂にラナーの女の穴はサミットの指を根元まで受け入れてしまった。
「うはぁ〜。マジで狭いわ。でも、なんとか入りましたね。ひひっ。あのラナー王女のオマンコに指入れたってまた自慢出来ます。と言うか、もしかしなくてもラナー王女のオマンコを味わった初めての男じゃないですかね? 俺」
「…満足したのなら早く指を抜いてくれますか?」
「お、なんか怒ってます? 良いですね今の冷めた声。ゾクゾクします」
想像通りに下衆な台詞を口にするサミットに、我慢出来ずに苛々の篭った声でラナーは吐き捨てる様に言葉を放つ。
それは普段であれば背筋が凍る様なものであったが、下半身を丸出しにし、男の指を女性器に受け入れた状態では滑稽なだけであった。
「そういえば殿下。今日はラナー王女をイかせまくるんでしたよね? なら俺にも一回イかさせてくださいよ」
「ふふっ。良いわよ。一回だけね」
「さっすが殿下。話が分かる!」
当人であるラナーを無視して交わされる会話は、彼のラナーに対する認識をよく表している。表面上は王女として扱い、一応は敬語を使っているが、最早サミットにとってラナーはミレーヌの玩具でしかないのである。
自分より実力も地位もない、本来ならば歯牙にも掛けない
許可を出したミレーヌにお礼を言うとすぐ、彼は挿入していた指を一度引き抜いた。
その際飛び散った愛液が彼の顔にかかるが、気にすることなく立ち上がる。
そしてラナーに身体を密着させると再び指を挿入した。
その後、時に膣内をほじくる様に指を回転させ、時に挿入する指を変えながら、サミットは何度も指を出し入れした。
それを何度か繰り返した頃、一瞬ラナーの身体が強く震える。
「お、ここがラナー王女の気持ちいい所ですね」
「んっ……っ…!」
ただの小物に過ぎないサミットが唯一ラナーを上回る物があるとすれば、それは性技だろう。
ミレーヌのおこぼれを預かる形で彼が相手して来た女性は20人を超える。
そんな彼の技はミレーヌには及ばずとも、
「っ……ぁ……っ…!」
彼が見つけたラナーの弱点を狙って指のピストンの動きを速めると、クチュクチュと愛液が激しく音を響かせる。
ラナーは屈辱に歪んだ顔を机に擦り付け、与えられる刺激に声を漏らしていた。
「ぁぁ……んぁ……っ!」
100歩譲ってミレーヌ相手なら我慢出来た。
他の人間と違いラナーと同じ視点で物事を考えられる存在だ。
彼女に負け、屈服するなら納得がいく。
「……くっ…あぁぁ…っ」
しかし、ただミレーヌの騎士と言うだけでこの場にいる男に──あらゆる面で劣るこの男に、自分の身体が屈服しようとしている事実はラナーには受け入れ難いモノだった。
「ラナー王女。もうそろそろイきますね!」
「はぁっ……んぁ……ぁっ」
「あ、俺の名前はサミットです。サミット・ハードゲージ。貴女を初めてイかせた男として覚えといて下さい」
「くっ……あぁ……あっ…!」
「そう言えばクライムとも偶に話すんですよね。貴女をどんな風にイかせたか教えてあげようかな」
「! …っ、………あぁぁ…んあぁ…っ」
言葉も駆使してラナーを高めていくサミット。
ラナーの絶頂が近い事を悟った彼は最後に、膣内で指を曲げ、彼女の
「んんっ……ん、あああぁっっ!!」
その結果。
限界寸前で更に強い刺激を与えられたラナーは声を我慢出来ずに絶頂を迎えた。
彼女がサミットのピストンに耐えられたのはほんの十数秒。これまで彼に犯されてきた女性達と何ら変わらない時間で彼女はイかされたのである。
☆
「お疲れラナー」
想像以上に激しくイったラナーが息を整えるのを待ち、ミレーヌが声を掛ける。
「今日はこれくらいにしておくわね。──だけど見て。貴女のエッチなお汁で部屋の中が汚れてしまったわ」
「…それは、申し訳ありません。何か拭く物をお借りできますか?」
「残念だけど、今はないのよ。だから──」
ミレーヌはそこで一度言葉を切り、
「──貴女の下着を使いなさい」
そう宣った。
その言葉に、ラナーでさえ一瞬理解が追いつかなかった。
少しして『下着で床を拭け』という意味だと理解すると、彼女は自分の足首まで下がっていた白い下着に目をやった。
「ほら大して濡れてないでしょ? それに貴女が汚したのだから、貴女のもので拭くのが当然だと思わない?」
「……わかりました」
これだけ恥を晒したのだ。
今更この程度で躊躇しない。
しかしそれはミレーヌにも分かっている事だったらしく、更に言葉を続ける。
「あ、それからドレスのままだとやり辛いでしょ? 脱いでいいわよ」
「…いえ、それには及びませんわ」
「ふふっ。言い方が悪かったわね。脱ぎなさい。その方が見てて楽しいから」
「…はいお姉様」
ラナーはその場でドレスを脱ぎ、更に下着も取り払う。
そして、自分の足元に飛び散っている愛液を下着を使って拭き始めた。
裸で四つん這いになり、自分の下着で掃除をするなど奴隷だってしないだろう。
それを一国の王女が行なっている光景は、同じ王女であるミレーヌよりも側で見ていた騎士達を興奮させた。
彼らは哀れな姿を晒すラナーを目に焼き付け、支配欲の様なものを満たしていった。
「拭き終わりました」
数分程で床に落ちていた水滴を綺麗に吹き終わる。彼女の持つ下着は水分を吸って所々変色していた。
それを眺めた後、ミレーヌは意地悪そうな笑みを浮かべる。
「いいえ、まだ残っているわ。──ほら、サミットを見て。手は貴女の愛液で濡れているし、顔にも掛かっているわよ。その床を拭いた下着で良いから綺麗にしてあげて。サミットもいいでしょ?」
「ええお願いします。床だって、毎日メイド達が死ぬ気で掃除しているので汚れなんてないですしね。その下着で構わないですよラナー王女」
「ほら。そう言うことだから、ね?」
気持ち悪い、とラナーは内心で吐き捨てる。
しかし逆らう事は出来ない。
ラナーはサミットに近付くと、自分の下着を彼の手に近付けて丁寧に拭いていった。
先程まで履いていた為、下着にはまだ体温が残っていて仄かに暖かい。
それを目の前の男に感じられていると思うと、不快感が募っていった。
手が拭き終わると次は顔である。
しかし、そこでラナーは一瞬だけ躊躇する。彼女より頭一つ分大きいサミットの顔を拭くには、どうしても身体を密着させる必要があったからだ。
チラリと彼の顔を見るが、ニヤニヤと笑うだけで腰を屈める様子はない。ラナーは仕方なく身体を近づけた。そして、裸で彼に抱きつく様な格好になりながら、顔を拭いた。
その間、ずっと彼女の裸体を見下ろして笑っていたサミットをラナーはいつか始末しようと心に決めるのだった。
ラナーの名前を借りた何かな気がしてならない。
ラナーらしさってなんですかね。
ちょっと考えます。