※この作品はR-18です。

義妹達とのエッチな日々   作:黒糖バス

8 / 8
リリアちゃん視点です。
エロはないです。



妹、独白する

……ずっと思っていた事があります。

私の兄と姉は私の事をどれだけ間抜けな子だと思っているのでしょうか。

あるいは彼らの自己評価がやけに高いのが原因なのかも知れません。2人とも割と隙だらけでポンコツなのに自覚が皆無ですから。

さて、先に述べなければならない事があります。

 

私、白川リリアは猫を被っています。

 

兄と姉は私の事を無垢だとか、優しいだとかそんな風に思っていますが、実はそんな事はありません。全ては虚構なのです。私はどちらかと言えば冷めた人間ですので、困っている人を見かけても普通にスルーしますし、私に害が及べば腹も立ちます。

 

何故猫を被っているのかと言うと、その方が生きやすいからですね。

日本に来る前は姉と2人で生活する時間が長かったので、必然的に姉が好む妹を演じる様になりました。色々と気が利き、人付き合いが苦手で、姉に反抗する事なんてない可愛い妹。演じた甲斐がありまして、姉は私をそれはもう可愛がってくれます。何をするにも私の意見を尊重するのです。ご飯は私が食べたいと言った物ですし、休日に出掛けるのも私が行きたい場所でした。

もし私が素で過ごしていたらこうは行かなかったでしょう。きっと姉との関係はもっとギスギスしたものになっていた筈です。私は希望が叶って嬉しい、姉は妹が可愛くて嬉しい。win-winではないでしょうか。

 

さて、そんな私ですので兄と姉の行なっている事は勿論把握しています。兄が私の下着で自慰を行なっている事に気付いたのは姉より先ですし、なんならその現場を目撃した事が何度もあります。

兄はアレですね。そう、ゴミです。

いくら義理でも妹の下着に手を出しますか?普通。気持ち悪いったらありません。最初の頃なんて、いつ夜這いをかけて来るかと防犯ブザーを手放せませんでしたよ。

全く、女性の様な顔をしていても中身はクラスの男子と大差ありませんね。いえ、取り繕う能がある分タチが悪い気がします。

 

そして姉もまあ、蓋を開けてみればただのビッチでしたね。電車でいきなり痴漢を行なって来た時には遂にエロ兄に影響されてしまったのだと悲しくなりました。正体については勿論速攻で気付きましたとも。と言うか、姉でなければ普通に駅員に突き出しています。これまで私が何度痴漢に合いかけたと思っているんですか。

私が大人しく姉の痴漢を受け入れた理由ですが、1つは彼女の真意が分からなかったから。もう1つが…その、ちょっと楽しんでしまったからです。

ああ、いえ自分でもどうかと思いますよ?兄をゴミ、姉をビッチ呼ばわりした後に言う台詞ではありませんでしたね。でも仕方ないじゃありませんか。私も性に興味のあるお年頃なのですから。それに彼らと違って誰にも迷惑を掛けていません。寧ろ兄と乗客達の目を楽しませたくらいです。批難されるいわれはありませんよ。

 

結局、姉の行為がエスカレートしていったのと、乗客の注目を集め過ぎてしまったので兄を使って強引に終わりにさせました。

ただ、それが間違いでした。

色々と暴露し合った2人はその後、妙に距離が近付きましてこの間なんて部屋で痴漢プレイをしていましたからね。アレはもうセックスみたいなものです。結果的に私が彼らのブレーキを取っ払ってしまった形になりました。これには後悔しかないです。

 

 


 

 

「あ、リリアちゃん。お、お、おはよう!」

「…おはようございます。お兄さん…」

朝、リビングに降りると、珍しく起きていた愚兄が挨拶してきました。普段ならまだ寝ている時間ですが今日はやけに早起きです。何か用事でもあるのかもしれません。

私は顔を少し伏せて恥ずかしそうに挨拶を返します。日本の男性はこう言う慎ましげな女の子が好きなのです。別に兄に好かれたい訳ではありませんが、妹に甘々な彼の好感度を上げておけば欲しい物が出来た時に買ってくれやすくなるのです。

「あ、えっと……そ、ソフィアちゃんは今日も朝練だってよ?」

「…そ、そうですか」

姉はもう出かけた様です。美術部の癖に朝練とはご苦労な事です。

それにしても愚兄。さっきから目を彷徨わせていますが、人と話す時にはちゃんと目を見るべきですよ?まあ、見れませんよね。昨日愚姉と共に私の自慰動画を見たのですからね。ええ、知っていますとも。

 

あの姉は私に気付かれずにスマホをセットしたつもりの様ですが、あの姉ですよ?挙動不審この上なかったです。普通にその場で見つけて指摘しても良かったのですけど、そうすると今度は私のいない間により分かり辛い場所にセットされる可能性もありましたので、仕方なく気付いていない振りをしました。

 

過激な自慰を披露したのもワザとです。アレくらいやっておけば満足してくれると踏んでの行為です。狙い通り昨夜は盗撮をしに来ませんでしたしね。もしまだ続ける様であればもっと凄い自慰を見せなくてはならなかったので、ホッとしました。全く、アレが初めての自慰だったと言うのに。まあ、自慰を見られた所で何ともありませんけどね。悪態を吐いたり、ストレス発散に縫いぐるみを叩いてる姿を見られる事に比べれば何の問題もありません。

 

私は兄が焼いてくれた食パンを頂きます。

むっ。何も聞かずに私の好きなジャムを塗ってくれていますね。

むむっ。温めたミルクまで用意済みですか。流石エセ紳士。こう言う気遣いは完璧ですね。まあ、普段が良ければ良い程変態行為がキモく感じてしまうのですけど。

これまであえて微妙な距離感を維持していた兄ですが、この間の痴漢騒動以来、矢鱈話しかけてくる様になりました。頼られたのが嬉しかったのでしょうか。こう言うわかりやすいところは少しだけ可愛いですね。

結局、最後まで私と目を合わせる事の無かった兄との会話をした後、私は家を出ました。

 


 

家のすぐ側にあるバス停からバスに乗り込みます。

そう、私は少し前からよく分からないままバス通学になってしまいました。痴漢魔(姉)から「電車通学だと痴漢されちゃうから!」と意味不明な説得をされたんでしたね。まあ、乗り継ぎがない分こちらの方が楽なので良いんですけど。

「リリアちゃん、おはよう!」

と、その時バスの中にいた1人の女生徒から声を掛けられました。

「…あ、お、おはよう。…日比野さん」

「ここ空いているわよ」

彼女は私を手招きし、隣の椅子を指差します。そこに座れば彼女と会話をしなくてはなりませんね。正直面倒くさいですが、拒否する訳にも行きません。私は仕方なく彼女の隣に座りました。

 

彼女は日比野クレアさん。

私と同じクラスの子です。まるで絹の様なサラサラの金髪に、サファイアと見紛う程美しい瞳。ハーフらしく日本人離れした顔付きをしています。今は座っている為分かりませんが脚もスラっと長く伸びていてまるでモデルの様な体型です。身長が140センチ程度しかない私とはとても同い年に見えませんね。

そんな彼女ですが学校では私と合わせて『西中学の二大女神』なんて呼ばれています。"月の女神"が銀髪の私で"太陽の女神"が金髪の彼女だったでしょうか。興味ないのでうろ覚えですがそんな感じだった気がします。まあ、つまり、私と並ぶ美貌の持ち主という事です。

自惚れる様ですが、私は生まれて十数年間、姉以外にそんな人を見たことが無かったので、初めて見た時にはかなり驚いたのを覚えています。

彼女とは毎朝バスが一緒という事もあり、この1週間それなりに親しくしています。正直、通学時くらい1人でゆっくりしたい気持ちもありますが、クラスの人気者である彼女と親しくしていれば何かと便利なので我慢です。

 

「バス通学にはもう慣れた?ほら最初の日は酔いそうになっていたでしょ?」

「…う、うん。もう大丈夫だよ。日比野さんが前の方の座席を取っててくれるお陰だと思う」

「ふふ。そう?なら取ってる甲斐があったわ!」

嗚呼、なんて眩しい笑顔でしょうか。見た目も性格も良いなんて完璧です。なんと彼女、毎朝バスの一番前の席を取っていてくれるんですよね、私の為に。──あんまり話をしたくなくて酔ったと嘘を吐いただけだったんですけどね。

「…日比野のさんは家、どの辺りなの?」

「ウチはリリアちゃんが乗ってくる3つ前のバス停の近くだよ。リリアちゃんの家はバス停の近く?」

「…う、うん。歩いて1分もかからないよ?」

「そうなんだ。なら私の家から歩いて15分くらいかな?結構近かったんだね」

あ、この流れは良くないですね。わ、話題を変えないと…。

「そうだね…。あ、そう言えば──」

「──ねえ、リリアちゃん。今度の日曜日遊びに行っても良いかな?」

残念。間に合いませんでした。これは家の話を振った私の自業自得ですね。

それにしてもウチに来たいと申しますか。それも日曜日に?

普通に嫌です。

嫌ですけど──

 

「…お、お姉ちゃん達がいるけど、それでも良いなら…」

 

──断れません。ううっ。さらば私の日曜日。

 

はぁ…。なんで休みの日にクラスメイトと過ごさなければならないのでしょうか。




リリアちゃん最初からこうしたかったのです。

一応聞いておきます。リリアちゃん

  • このキャラで全然大丈夫
  • 大人しい子のままが良かった
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