このまま本編が終われば「鬼化しのぶ」の話が執筆できそうな予感……!
「ん……? んぅ……」
――夜
炭治郎は身体に違和感を覚えて、目を覚ました。いつの間に寝てしまったのだろうか。ベッドに横になっているようだが……? 最初に目を擦ろうとしたが、腕が動かない。いや、腕だけじゃない。四肢が固定されたように動かせない! それに――
「じゅぷっ、じゅぴっ、んぢゅるるぅ、ちゅぅ……じゅじゅぅ……」
――この音はなんだ?
「な、なんで……? どうし――」
下半身に感じる水気と感覚に視線を向ける。そこには、
「んっ……ふぅ、ちゅぅ、ちゅるっ……ちゅぱっ。あはっ、おはようございます炭治郎くん。あ、この場合はおそよう、が正しいですかね?」
胡蝶しのぶが炭治郎の男根を情熱的に、ねっとりとしゃぶり回していた。聞こえていた水音は彼女が逸物を舐めていた音、感じていたのは彼女の熱い舌が逸物を這う感覚だったのである。自身を取り巻く状況に炭治郎は混乱しだす。
なぜ彼女がこんな行動に出ているのか。なぜ自身は拘束されているのか。なぜ記憶が途切れているのか。それが一切わからない。
「し、しのぶさんっ……ど、どうし、てっ……、くっ……あぁっ……!」
「ぷはっ、なんで、って……炭治郎くん、わからないんですか?」
逸物から口を離し、炭治郎を見上げるしのぶ。薄暗い部屋の中でもわかるほど、彼女の頬は紅潮していた。舌をねっとりと肉竿に絡み付かせ、唾液を塗す様はなんとも淫靡だ。そんな彼女からは怒りの匂いを感じ取る。しかし何が彼女を怒らせてしまったか、思い当たる節がない。
「んふ……こんなに立派にそそり立たせて……そんなに気持ち良かったですか? んちゅっ、れろ……」
「ぅぁっ……なんで怒ってるっ、のかわからないですけどっ……ふっ……くっ……なんかごめんなさいっ……!」
とりあえず謝る炭治郎。思い当たらない以上、彼にはそうすることしかできなかった。そんな炭治郎に、しのぶはやれやれという顔を向ける。
「……わかりませんか?」
「すいませんっ、わかりませんっ」
「……本当に、ですか?」
「本当にわかりませんっ、ごめんなさいっ」
「……はぁぁぁ~…………」
「……あんなに鼻の下を伸ばしてたじゃないですか」
「え? 鼻の下……? ……あっ!」
その言葉に炭治郎はふと思い出す。そう言えば日中はしのぶと珠世の薬品開発の場に同席したのだった。確かに珠世は炭治郎の目からしても綺麗な人だとは思うが、鼻の下を伸ばしていたことはなかった……はずだ。他にも女性とも話す機会はあれどそんなことはなかった……と炭治郎は思っている。
「そ、そんなっ、確かに珠世さんは綺麗で聡明な方ですけどっ……俺はしのぶさんが――」
「言い訳は聞きません」
「えぇっ!?」
炭治郎はなんとか釈明しようとするも、しのぶはそれを拒絶する。どうやら聞く耳をもたないようだ。どうして彼女はこうまでして頑なに怒っているのだろうか。珠世に鼻の下を伸ばしていたのが関係している――それに思考を巡らせると、一つの考えに行きついた。
「……もしかして、焼きもち……ですか?」
焼きもち――しのぶは珠世ら『炭治郎と仲良さげに接していた女性達』に嫉妬していたのだ。炭治郎は気付いていなかったが、元来しのぶは相当嫉妬深い性格だ。蝶屋敷内の女性達といった少数は許容している(それでも嫉妬はする)ものの、町娘といったそれ以外の女性には強烈な嫉妬心を湧き上がらせる。
炭治郎が自身以外の女性に鼻の下を伸ばしたり、褒めたりしていると一層強く嫉妬してしまうのだ。どうにかいつもの笑みを保ってはいたものの、内心では発狂してしまいかねないほどの嫉妬の炎を燃やしていたのである。
「……そうですよ、おかしいですか?」
「い、いえ、そんな……」
「私以外の女にあんなにデレデレして……」
炭治郎的にはデレデレしていたとは思っていないが、しのぶの目からはそう映ったのだろう。一旦こうなってしまったしのぶは、もう誰にも止める事は出来ない。嫉妬の炎が鎮火するまで止まらない。
「だから、これはお仕置きです。炭治郎くんの精液、一滴残らず私が出させてあげますから」
◇
「はむぅ、ちぢゅっ、んぢゅるっ、れろっ、ぺろぉぅ……んちゅるっ、んぢゅちゅっ、んはぁ……相変わらず、炭治郎くんのココは狂暴ですねぇ。こんなに逞しくて……ふふふ……」
熱い肉竿が漂わせる性臭に、頭の中が蕩けてしまいそうだ。吸う度に、舌先で突く度に、舌腹でなぞる度に、血管を浮き上がらせた逸物がどくり、どくりと大きな脈動を繰り返す。頬ずりすれば、その力強い脈が伝わって子宮の最奥にまで響くようだ。
こうして自身の口で愛しい彼が感じてくれていることに、心中が幸福で満たされていく。だが今日のはただ口淫をするのではなく、あくまでお仕置きとして行わなくてはならない。彼が自分以外の女を想って出すことさえ許しがたいのだ。
「年齢の割にこんなに大きいの……ホント、炭治郎くんは罪人ですよ? こんな卑猥なモノぶら下げて……あぁ、んぢゅぅ、ぢゅるるぅ、ぢゅぞっ、むぶっ……」
まだ成人していないというのに、大人のサイズ以上の逸物と陰嚢を持つ炭治郎。雄として有能、雄の中でも最上位種である彼と彼の息子に、雌としての本能が働いて情欲が募っていく。炭治郎を焦らしつつ、しのぶは眼前の男根にしゃぶりついた。口を開けて亀頭をすっぽりと覆い、舌でカリ首や尿道を刺激しつつ、頬裏で擦り上げる。
「あぁっ……しのぶさんの口っ……温かくて……ぬめぬめしてて……くっ、あぁぁっ……」
尿道からドプドプと濃密な我慢汁が滲み溢れ出て行く。しのぶの口淫の技術は本業のソレと同格かそれ以上のモノだった。炭治郎の反応を逐一確認しつつ、あの手この手で舐め責める口淫は普段彼との行為の前に必ず挟む前戯だ。熱い口内が己の男性器を包み込んで行う口淫に、炭治郎は熱く重い溜息を漏らす。
「こんなこと、他の子はしませんよね? そもそも、出来ませんよね? 私だけが、してあげられるんですよ? んちゅっ、ぢゅるっ、んふ……おいひっ……たんひろうふんの味ぃ、しゅるぅ……んぢゅぅ、じゅじゅっ、じゅるるぅぅっっ!!」
強く頬を窄めて、尿道から漏れ出る我慢汁を吸い上げる。先走りを嚥下すると、背筋がゾクゾクという震えが駆け上がった。炭治郎くんの体液が自分の身体の一部になると思うと身体が熱を持って止まらない。
唾液も、汗も、精液も彼のすべては私の、私だけのもの。例え誰であろうと、私以外の体内にそれを入ることを許容しない。
「んんぅ……んくっ、ごきゅるぅ……ちゅびっ、ちゅばっ、んふぅ、ちるれろぅるぉ……」
「んぐぅぅ……あっ、そんなっ、しのぶさんっ……激しくぅ……!」
私が与える快楽に悶える炭治郎くん。彼の姿を見て悦に浸りながら、唾液の糸を紡ぎつつ、男根を解放する。先端から根元まで私の唾液でべっとりと濡れたソレが、差し込む月明りに照らされて卑猥な光沢を放つ。輪郭に舌腹を這わせながら、炭治郎くんの反応を伺いながら舐めていく。
「ふふ……どうでしょう、じゅるっ、じゅれろぅ、私の口……とても、じゅるるっ、ぺろぉ、気持ちいいですか? 『おくちだいすきたんじろうくん』」
「は、はいっ……しのぶさんの口っ……すごいっ、気持ちいい、ですっ……!」
炭治郎くんの答えに気を良くして、私の口奉仕もより一層熱を帯びていく。舌先を先端から付け根まで、皺の一つ一つを丹念に舐めるように、丹念に舌を巻き付け、絡ませる。時折舐め方を変え、舌腹全体で擦るように大胆に舐め上げると、ビクビクと跳ねる……こっちの炭治郎くんはヤケに正直。
凄い凶悪な肉槍なのに、少し可愛く見えてくるのが不思議なところ。ビクビクブルブル震えっちゃってまぁ……。
「んちゅっ、んるろっ、れろるぅ、すごっ……ガチガチッ……口の中、火傷しそう……ちゅぶっ、ちゅぴれろぅぉ」
「くぅっ、はぁっ……! だめだっ、しのぶさっ……で、出ちゃうっ……!」
「いいほほ。出しへも……ぜんふ、飲んであげふっ……んぢゅるるぅ、ずろろぉぅうぉ、ずりゅりゅぅぅぅっっ!!」
口の中の陰茎が熱く膨張し、大きく脈動し始める。これは何度も口の中で経験した、炭治郎くんがイクときの合図。彼から早く精液を貰いたくて、肉竿に舌を巻く付けて、舌で熱さと脈打ちを感じつつ、炭治郎くんを悦楽の絶頂へと導いていく。
そんな中、先っぽまで口を戻した時、男根が大きく跳ね、私の口から飛び出てしまった。咥え直そうと、手で捕まえて先端をこちらへ向けさせる。私の眼前に映ったのは、酷く膨張した唾液でべっとりとした肉竿。そしてぱっくりと口を開いた鈴口。そこから――
「うっ、ぐぅぁぁぁっ……!」
「きゃっ……!?」
炭治郎くんが呻き声を上げた直後、私の視界が白く染まる。暴れ回る男根が白濁を噴き上げ、勢いよく私の顔に叩き付けた。
「あん……だぁめっ。はむっ」
際限なく吐き出される精液。手で陰茎の向きを固定し、発射先にまず舌腹を合わせる。ビチャビチャと舌上に極限まで濃度を高めた精液が乗っていくをの感じながら、顔を前で出してそのまま男根をぱくりっと咥えた。喉奥にビュウビュウと白濁の噴火が当たるのを感じつつ、ゆっくりと口の中に含んでいく。
まだ駄目。まだ飲んではダメ。飲んでしまいそうになるのを耐えながら、頬を膨らませて口の中で溜めていく。噛み切れるほどの濃さを持った精液が口に溜り、匂いが鼻腔を吹き抜ける。
「うぅ……しのぶさんっ……」
「んふぅぅ……っ、ふぅんっ……」
やがて脈動の勢いが弱まって射精が収まると、ちゅぽんと亀頭から唇を離す。どうにか飲むのを耐えながら、炭治郎くんの耳元に顔……喉を寄せた。
ごくっ!
「っ!」
炭治郎くんの耳元で口の中の精液を飲み始める。ごくりっ、ごくりっ、ゆっくりと、嚥下する音を彼に聞かせるように。喉に絡み付くほど濃厚な白濁液、それが食道を通り抜けて胃の中に落ちていく。その熱い濁流に、私はぶるっと身を震わせた。
自分の精液を飲んでいることを音でわかり、炭治郎くんの目は興奮で更なる熱を帯びる。
ごくりっ! ごくっ! ごくっ! ごっくっ!
ワザと大きく音を発てるように、飲んでいく私。喉を通過していく熱に身体を震わせながら、口内に溜まった精液を減らしていく。頤に注がれる炭治郎くんの視線、脈動する喉を見つめるソレに私は興奮を高らかにする。
その後も音を立てて口内の白濁を嚥下していき、やがてすべてを飲み終えた。
「んっ……はぁ……」
飲み切り、開いた口から漏れたのは精液の匂いと熱い吐息。胃の中に彼の体液が入っていくと思うと興奮が止まらなくなってくる。なにより自分の口で彼が絶頂へと至れたことへの達成感と優越感が強い。
「ふふ……ご馳走様でした。どうしてした? 私の口は」
「は、はいっ……、すごいっ、気持ち良かったですっ……!」
その言葉に、気分が良くなる。……が、これで終わらせるわけではない。これはあくまでお仕置きなのだ。炭治郎君だってまだまだ満足には程遠い。それを今もなお勃起し続ける陰茎が主張している。私は小さく舌なめずりをすると、再び先ほどと同じ――彼の脚の間へと戻った。
「では、また出させてあげますね。あ~むっ……むふ~っ……あぁんむ……じゅっ、じゅるっ、じゅずずっ……じゅろろぉっ……! れろ……ぴちゅっ、ん……れろろ……ちゅるっ……ふぅ……じゅぞろぉっ!」
私の唾液と先走りがこびり付いた陰茎を再び咥えた。先ほどはなかった青臭くねっとりとした精液の匂いが鼻腔を通り抜け、頭蓋を直撃し、意識を嘗め上げてくる。唇を窄めて啜り上げると、尿道に残っていた精液の残滓が染み溢れ、口内に苦みが広がっていく。
「しのぶさんっ、まっ、またっ……!」
「はっ、れろっ、ぺろっ……ずろろっ、れろろっ……ぴちゃっ、じゅるるぅ……んんぅ……はもぉ……んむぅ……、ぐもぐも、もぐぐぅ……ぢゅるる……ぢゅぶぶぅっ!」
口いっぱいに男根を頬張りながら唇を肉竿に密着させ、舌と頬肉をも押し付けて炭治郎君を包み込む。髪を振り乱す勢いで頭を一心不乱に揺する。亀頭の先端から、陰毛が鼻先を擽る根元まで唇を滑らせ、陰嚢を揉みしだき、次なる射精を催促していく。もみもみと、優しく、解すように愛情を込めて。
だってこの中に愛おしい彼の子種……遺伝子、私の卵子を受精させる精子がたっぷりと溜まっているのだから。
「んむ……れるっ、じゅるるっ……んんっ、はもぉ……、んんぅむっ、ぢゅるっ、じゅるるっ、ずりゅるっ、たんひろうふんのせーえひ、溜まっへるほ……れんぶ出さふぇてあげふ……じゅびっ、じゅろろろぉっ……! んっ、んんっ! んんぅぅっっ!!」
「しのぶっ、さんっ……そんないきなりっ……、は、激しすぎますっ……!」
かちゃかちゃと拘束具が音を鳴らしますが、問答無用で炭治郎くんを責め立てる。次こそは喉奥に直接いただきましょうか。……まったく、喉奥まで咥えてくれるのも、お口いっぱいに出させてあげられるのも私だけなんですからね?
「むふぅ……むじゅるっ! じゅるるっ! ずっ、んびっ、ばっ! ずびびっ、んぢゅぼぼぉっ!」
「あぁっ……! す、吸われっ……!」
ふふ……出した直後は敏感ですからね。もうイキそうになってるのわかりますよ? そんなに私のお口が気持ちいいんですか、そうですか……。これは……気分が高揚しますねぇ。
でもそれとこれは別。もう一回出させちゃいましょう。
「じゅぶぶっ……! じゅるっ、ぢゅるるっ! ぢゅぼっ、ぢゅぶっ! んぢゅるるるぅっ! んぼっ! じゅるじゅるぅぅっっ! じゅぼっ! ぢゅぼっ! ぢゅぼぼぉっ!」
「またっ、出るっ……! しのぶさんっ! しのぶさんっ……! っあぁぁっ!」
再び炭治郎くんの陰茎が大きく震えたと思った直後に、どくっという脈音と共に白濁塊が口内に吐き出される。今度は溜めずのこのまま飲ませていただきましょう。ごくりっ、ごくりっ、ごくっ、ごくっと喉を鳴らして次々に出される精液を嚥下していく。
跳ね回る陰茎を頬肉で抑えて、舌で絶えず刺激し続けてより多くの吐精を促す。濃さの変わらない精液、それが漂わせる青臭さに一瞬気が遠くなりかけるも、気合ですぐに正気を取り戻す。ここぞという時にモノがいうのは『女の度胸』……姉さんの言葉がここで生きてくるとは思わなかったわ。本当にありがとう、カナエ姉さん。
「くっ……うはぁぁっ!」
「んぶっ! むぐっ……ふっ、ふうぅぅっ……! んんぅ……ごきゅっ、ごくっ、んんぅ……んぶっ、んぐっ! うっぅうっ!」
一滴たりとも零すものですか。例えどこの誰であろうと、炭治郎くんの精液は一滴残らず私のもの。誰であろうと絶対に譲るものですか……! 私は内心に燻り続けていた独占欲と嫉妬心を爆発させつつ、未だに続く射精を受け続ける。今度は味も匂いも心ゆくまで堪能するように。
あぁ……炭治郎くんの精液……なんて熱くて、濃くて……こんなの飲まされたら身体の底から燃え上がってしまいそう。ううん、飲んだだけで孕んでしまいそうです。
「んっ、ふぅ……ふぅ……んっふ……ふぅん……ふぅ……こくっ……んっ、んっ……!」
出された最後の一滴まで飲み干すと、今一度尿道に残った残滓を吸い上げる。それすらも吸い尽くすと、亀頭を唇でなぞりながら、ゆっくりと口を離す。漏れた吐息には、炭治郎くんの匂いが染み込んでいるのが自分でも分かった。
「ぷふぅ……堪能させていただきましたよ、炭治郎くん……。んはぁ……とっても……美味しかった……」
「ふぅっ、ふぅぅ……はぁ、はぁぅ、ふぅぅ……! 」
「でも、まだっ、まだですっ……はむっ!」
身体を跳ねさせ、射精の余韻に浸る炭治郎くん。まだ快感が抜けきっていないようで、先ほどから荒い息を吐いている。……炭治郎くん、まだ足りないんですよね? だって君のココ、まだこんなに硬いんですから。だから――
◇
「ふぅ、ふぅ、ふぅぅ……!」
「あぁ、しのぶさん、凄い、いいですっ……」
――誤算でした。そもそも今日まで約一週間、鬼の討伐で離れていたこともあり、自然と禁欲状態だった炭治郎くん。自慰も我慢してくれる彼には非常に好感が持てますが、その分禁欲明けがなんとも厄介。
以前試験的な媚薬を炭治郎くんに飲ませた時なんて、抜かずの108発ですよ? バカなんですか? 煩悩の数とか洒落が利いてて思わず呆れますよ。炭治郎くんの精液塗れになった部屋と身体を、必死になって誤魔化すのは大変だったんですからね。
「んくっ……んぢゅろっ……んふぅ……、じゅるるぅ……!」
これではお仕置きではなくご褒美になってしまいます。もう私は完全に意地になっていた。なにせそれさえあれば女は笑って死ぬことが出来ます。尤も、死ぬつもりなど毛頭ありませんよ。まだまだ炭治郎くんから齎される極上の幸福を味わい尽くせていませんし、第一精飲で窒息死とか笑えない冗談です。お父さんやお母さん、カナエ姉さんに会わせる顔がありません。まぁ炭治郎くんと一緒なら、無限地獄も私にとっては極楽浄土になりますが。
「んじゅるっ! じゅるるぅぅっ! じゅろっ! ぶぢゅぢゅぅっ! ふぅんじゅぞぞぞぉぉぉっっっ!!!」
ああ、精飲のし過ぎで酩酊したように頭がクラクラする。尤も、炭治郎くんと結ばれてからは常にその幸せに酔っている状態なのだけれど。胃もかなり重くなってきているが、それでも私は止めずに頑張っていた。射精したばかりの陰茎に、追い打ちをかける様に快楽を注いでいく。鋭敏になっている亀頭に唇を押し付けて強く吸い付き、陰嚢に残った精液をも吸い取らんと鈴口を舌でこじ開ける。
性欲旺盛な炭治郎くんと言えど、流石にこれほどの回数を重ねれば精液も量が減り、薄くなっていく。先ほどの射精からして恐らく次が最後。私は残った体力を総動員させて、炭治郎君を追い込んでいく。
「むじゅうぅっ! ずんびっばっ! んぐっ、ぐぶぶぅっ! じゅぶぶぅぅっ! んぐっ、んらふむぅぅぅうぅぅっっ!!!」
先端を責め、根元まで力強く舐め回す。正直顎に相当な疲労が蓄積されている。お願いですからはやく……早くイってっ……!
「ぐぅ……あぁぁっ……!」
悲鳴のような、歓喜のような、そんな声が炭治郎くんの口から漏れ、腰が浮き上がる。直後――
「ぶむむっ……! ぶふぅぅうぅぅぅっっっ!!!!」
勢いよく鈴口から精液が噴き出した。大分落ち着いた射精に冷静に対処し、頤を脈動させて嚥下していく。飲むだけで興奮してしまう私のアソコはもうビチョビチョ。だがしかし、ここで入れるのははっきり言ってキツイ。お預けを喰らった子宮から響く苦情の嵐を抑えつつ、それは次回のお楽しみという事にして、今回はこれで大人しく引き下がります。第一もう時間的にも炭治郎くん的にも厳しいでしょうし。
「むふぶッ……んふぅううんんぅぅうぅっっ!!」
次の瞬間、喉を突き上げる硬い先っぽから、焼けるように熱い白濁が、すさまじい勢いで放たれる。それと同時に絶頂の時のような感覚が込み上げてきた。上がってくる感覚そのままに、私は絶頂へと押し上げられていく。
「んぶぶぅ! んふっ……じゅるるるぅ! こくっ、ごくっ、ごくぅっ! んふふぉ……!」
最後の力を振り絞り、尿道に強く吸い付き、陰嚢の中に残留しているモノまで吸い出す。一滴も残さない。一滴どころか、絞りカスでも自分以外の女で出させるものですか。唇を窄めて上下に頭を揺さぶりながら、残っている精液を嚥下していく。
唾液と精液が混じり合って生まれる臭気が鼻腔を駆け抜けていった。やがてそれも収まっていくと、ようやく炭治郎君のが萎え始める。こんなに出してくれるのは女冥利に尽きますが、ここまで絶倫だとこちらが大変なの彼はわかっているんでしょうか? まぁ其処も私が心底惚れ込んでいる、炭治郎くんの美点の一つなんですがね。
「ふぅ、んふぅ……ふぅ、んむぅ、ちゅぅむ……」
「ふぅ、はぁ、はぁ……はぁ…――」
「――すぅ……すぅ……」
(っ……!)
しかもあろうことか、出すだけ出してすっきりしたかのように眠りこくる愛しいこの男。悪態の一つも言いたいですが、こちらの疲労も限界です。お仕置きになっていたかどうかは怪しいですが、ここまで気持ちよくなれるのは私が相手だからというのは理解してくれたでしょう……。
疲れのあまり、瞼がゆっくりと閉じていく。襲い来る睡魔に抗うことができず、炭治郎君の股間に顔を埋めたまま、私は意識を闇に落としていった――
◇
「あれ? しのぶ様、もう終わりですか?」
あの後、一足先に起きた私は自室に戻り、身支度を終えて何食わぬ顔で皆の前に現れた。爽やかな笑みでおはようと言って来た炭治郎くんには怒りが込み上げますが、なんとか抑え込む。感情を抑制できないのは未熟者、ですからね。
そして朝食の間で、私はほとんどを残して箸をおいた。まだお腹の中でアレが溜まっている。タプタプと動く度に揺れ動いているのが自分でもわかった。
「ええ、濃厚な七草粥でお腹が一杯ですので」
「?」
「あ、あはは……」
首を傾げるカナヲたちの中で唯一、ぎこちない笑みで視線を逸らす炭治郎君。夢でないということを察してくれて何よりです。今度私に嫉妬させたら、次こそはキツイお灸をすえてあげますからね?――
↓以下、下らない蛇足
――十数分後
物資の調達にしのぶと炭治郎達が街へ出ると、一人の女性が彼に話しかけてきた。
「あ、鬼狩り様! この前は助けていただいてありがとうございます!」
言葉から炭治郎が彼女を助けたのだとしのぶは悟った。人助けを進んで行う彼には本心から感心するし、そんなところにも惹かれたのだろう――が、しかし
「いえいえ! 当然のことです!」
「そ、それで今度、お礼でも……」
「っ……炭治郎くんは私のなのに……! よくもっ、よくもぉっ……!」
――プツンッ!
瞬間、ゾウッ! っとしのぶは全身が逆立つような感覚がした。直後、しのぶの身体が眩い黄金の光に包まれる。
「しのぶ様……!?」
「アオイ……、カナヲたちともに戻っていなさい」
「で、でも……!」
「私の理性が残っている内にとっとと消えてください!」
「は、はいっ……!」
「頑張れ胡蝶……お前が(重いヒロイン)がナンバーワンだ……!」
「水柱さん、屋根の上に昇ってなにやってるんですか?」
「……」