他の作品と被ってる&代り映えしないのは没故ということでご勘弁
――鬼舞辻無惨との最終決戦前のこと
炭治郎の恋慕の強さに押されたしのぶは、もともと彼に恋愛感情を抱いていたこともあり、その根気強さと強靭な思いに復讐心を抑え込まれ、恋仲となった。かといって復讐を諦めたわけではない。今まで考えていた方法とは別の方法を模索し、共に生きて帰ろうと誓っていた。
そしてお互いの時間を作りつつ、密に仲を深め合い……そして初めて一夜を共にする仲となった。無論性的なことなど一切ない、清いものではあったが。それが暫く続き……そしてついに一線を超える時が訪れる。
「き、緊張しますね……」
「えっ!? あ、は、はいっ」
布団に正座して身体を向かい合う。ドクンドクンと緊張で互いにカチコチだ。目を合わせては反らすを繰り返している。お互いに経験がないのだ、仕方ない。
「不束者ですがよろしくお願いいたします、炭治郎くん」
「は、はいっ! こちらこそお願いしますっ!」
緊張で声が上ずっている炭治郎に思わず、くすっと笑ってしまう。しかししのぶも彼と同じくらい緊張している。鼓動が酷く大きくて、なんともうるさい。どこか期待も抱いているのかもしれない。だってこの後自分は名実共に竈門炭治郎の女になるのだから。
「では……口づけ、お願いします」
「はいっ、い、いきます……」
炭治郎が手をしのぶの肩に乗せ、ゆっくりと顔を近づけていく。そして、
「んっ……」
ふっくらとした唇が静かに触れた。感じる息遣い、強くなる匂い、間近に感じる彼女の顔。炭治郎も目を閉じ、その感触に身を委ねる。
「んっ……はぁ……」
濃密な接吻を終え、しのぶは熱い吐息を漏らす。離れた唇の間に唾液の糸が引く。抱きしめた身体が強い熱を持っている……鼓動がこの距離でも聞こえてきそうだ。お互いにふっと微笑むと、再び互いに身体を抱きしめた。強く……隙間などないように、離れないように。香しい相手の体臭を吸いつつ、相手の存在を強く意識する。
「脱がせ、ますね……」
「一々言わないでください……恥ずかしいんですから」
本人から了承を貰い、炭治郎はしのぶの寝間着に手をかける。ドクンドクンと心臓が大きく脈打つ中、恐る恐る彼女の衣服を解いていく。そして、するりと布擦れの音と共に、しのぶの着ている寝間着が滑り落ちた。
(あ――)
露わになった愛する女性の裸体に、炭治郎は思わず息を呑んで魅入ってしまっていた。差し込む月明りを浴びる女体に圧倒される。女性の裸とはこうまで美しいものなのか。
月光を浴びる白い肌が神秘的な美しさを醸し出す。柱として鍛えられた腕や腹筋に脚、女性としての胸の膨らみ。恥じらいで朱みを帯びた頬。そのすべてに心を奪われる。
まるで神が創造したかのような、無駄の一切ない、至極の女体。美しさの権化。その美しさのあまりに、触れることさえ憚れるような。これ以上の美しい人など未来永劫現れないであろうと、確信してしまうほどのしのぶの裸体に一瞬時が止まったような錯覚さえした。
「……そ、そんなにジロジロ見ないでください、炭治郎くん。恥ずかしいですっ」
「あっ!? は、はいっ!? すいませんっ!」
炭治郎の視線に耐えられなくなり、しのぶが恥ずかし気に抗議する。異性にここまでマジマジと裸を見られれば流石に恥ずかしくもなる、それが意中の殿方とあれば猶更だ。
「私だけじゃ不公平です。炭治郎くんも……脱いでくださいよ」
「そ、そうですよねっ!」
しのぶに促され、炭治郎も自身の寝間着の帯を解いて、するっと脱ぎ落した。
(あ――)
露わになった愛する殿方の裸体に、しのぶは思わず息を呑んで魅入ってしまった。鍛えられた、傷だらけの身体。彼の身体から漂う強烈なフェロモンに、クラクラしてきてしまう。
そしてそそり立つ雄々しい、大人の大きさを上回る摩羅。それが放つ性臭に、子宮が一気に熱を上げ、灼熱の如く燃え上がる。愛液が漏れ出し、即座に性交の準備を始めてしまう。
「し、しのぶさんこそそんなに見ないでくださいよっ」
「ご、ごめんなさい……」
炭治郎の言葉に視線を逸らす。しかしどうしても視線が戻ってしまう。
「しのぶさん……」
「……炭治郎くん」
お互いに向かい合い、どちらともなくゆっくりと抱き合う。逞しい胸板と腕に抱きしめられ、しのぶは歓喜の溜息を漏らす。感じる彼の息使い、彼の鼓動、彼の体臭、彼の熱。それをこんな間近で感じられていることの優越感にしのぶは浸っていた。
これほどまでに素晴らしい雄の寵愛を一身に受けることが出来るのはこの世で唯一自分のみなのだ。そしてこの後――竈門炭治郎の子を孕む。そして名実共に彼の女となるのだ。子宮がすでに彼の精子を求めて灼熱の如く燃え上がっている。愛液が濁流のように溢れかえり、しのぶの足元は何回失禁したんですかというくらいビチョ濡れだ。
「しのぶさん……好きです」
「私も……炭治郎くんのことが、好きです……大好きなんです……んぅうぅっ、んぢゅぅううぅぅっ! ぢゅぶっ! ぢゅぢゅぢゅぅううっ! んんんぅううぅぅっっ!!」
わずかに身体を離し、見つめ合ったかと思った次の瞬間には互いに唇を貪り合っていた。自ら舌を積極的に伸ばし、絡ませ、舐め回す。口内粘膜すべてを自身の唾液で染め変える勢いだ。背か低いしのぶは自然と炭治郎を見上げる形になり、飲みきれなかった唾液が顎を伝い、喉を流れて谷間へと落ちていく。ケダモノのようなその激しい接吻は、見る者すべてを欲情させるような、強烈な淫靡さがあった。
「んんっ! んんんぅぅっ! んぢゅっ! たんじろっ……んんぅううぅっ! んぢゅるぢゅぢゅぅううっ!!……ぷはぁ……」
お互いに相手の後頭部へ手を回し、ほんの少しでも強く密着できるように引き寄せる。無我夢中になって相手の唇を、口を蹂躙し合い身体を掻き抱き合う。思考すべてが『愛』に染まっていく。
思う存分唇を貪り合うと、ねっとりと唇を離す。太い唾液虹がかかり、卑猥な光景に拍車をかける。
「ん……はぁ……はぁ……たんじ、ろう、くん……」
「しのぶさん……寝かせ、ますね……」
しのぶの身体を優しく抱きつつ、炭治郎は彼女を寝台に寝かせる。色白なしのぶの身体は、彼女の発情状態を表すかのように赤みを帯びていた。荒く胸を上下させ、乱れた呼吸がなんとも色っぽい。炭治郎はそのの色気に思わず息を飲むと彼女に覆いかぶさった。
「しのぶさん……いい、ですか……?」
「ええ、もちろん。炭治郎くんに……いえ、炭治郎くんにしか捧げたくありませんから」
「わかりました……」
膣唇に亀頭を宛がわれ、くちゅりと小さな音が漏れる。酷い濡れっぷりだ。未通の女が前戯という前戯もなしにここまで濡らしているということは、彼女の身体がもう『出来上がっている』ということに他ならない。
しのぶの純潔を奪うことに歓喜と興奮、そして光栄さをもって炭治郎は少しずつ腰を押しだす。
「ぐっ……んんっ……太っ、いぃっ……」
「あぁっ……しのぶさんっ……」
細く、狭く、小さい膣穴がみるみるうちに拡張されていく。その様はまさしく膣内が炭治郎のモノの形に変えられていく状態だった。そしてそのまま突き出していくと、何かの障壁に亀頭がぶつかる。それはしのぶの純潔の証である処女膜。これを破れば、しのぶの身体は『男を知った』身体となる。
互いに目を合わせる二人。しのぶがこくんと頷くと、炭治郎は意を決して一気に腰を突き出した。
ぶちぶちっ! ぶちぃぃいいいぃぃっっ!!
「んんんっっっ!!!」
「はっ……いったっ……!」
処女膜が突き破られ、破瓜の激痛に表情が歪む。が、その痛みも一瞬だった。次の瞬間には破瓜の痛みが吹き飛ぶほどの強烈な幸福感が身体を満たしていく。
一方の炭治郎はというと、しのぶの膣穴がもたらす快楽に身体をぶるっと震わせていた。歓喜に打ち震える膣壁が、逸物の先端から根元まで満遍なく舐め回し、腰奥が痺れそうになるほどの強烈な快楽をもたらして来る。
「んはぁ……奥っ、までっ、入って来たっ……炭治郎君の、太くて、逞しいのがっ……あぁ……!」
「ぐぅぅっ……! しのぶさんの中も凄いっ……! 凄いっ、キツくてっ、熱くてっ……! ずっとっ、入れていたいくらいっ、ですっ……!」
「だ、駄目っ……そんなのっ、あっ、ふぁぁ……! ずっと、入れたまま、なんてっ……どうにか、なっちゃいます……ん、ふぁ……んんんっ!」
深々と男根が突き刺さったまま、腰を持ち上げられる。硬く、大きい亀頭が子宮口を突くと、しのぶの唇からくぐもった喘ぎ声が漏れた。悩ましい快楽に思わず身悶えしてしまう。
その状態で、蜜ヒダを引きずるように肉棒が後退し、反動をつけて再び突き込んて往復行動を開始する。突き込みの度に、紅潮した乳房がタプタプと揺れ弾み、汗を舞い上げていく。
「んはぁっ、はぁっ、んんぅ! ふぁぁっ、あぁぁっ……!」
淫裂から愛液がありえないほど漏れ溢れ、破瓜の血が一瞬で流されていく。痛みはとうになく、あるのはただ思考を凄まじくかき乱すほどの快楽――そして愛。彼の吐息の熱さに、突き込みの強さに愛情を感じてしまう。それを心のみならず、身体も感じ取り、悦んでしまう。
――幸せ
自然とそんな単語が浮かんだ。愛する男からの寵愛を受け、幸せでなくてなんだというのか。身も心も、すべてが蕩かされていく。
「しのぶさんっ! しのぶさんっ!」
「あぁぁっ! んんんっ! た、炭治郎くんっ……!」
しのぶの膣穴の心地よさに理性が極限まで削られた炭治郎は、彼女の名を叫びながら抽送と愛撫を施していく。乳房を、太ももを揉みしだき、女体のあちこちに所有印を施す。彼女は自分の、自分だけのものだと言わんばかりに。
肢体に彼の唇が吸い付くたびに、ピクっと身体を跳ねさせて、うっとりと恍惚に浸る。彼がこれほどまでに自身に所有欲を感じてくれているのが、至上の幸福感が湧く。自分は彼のものなのだと。
「はっ! はっ……っぁぁぁあぁっ!」
「あんっ、あっ、んっ、ふぅううぅっ、んんんっ!」
長大な炭治郎の膣壁が擦れる度に、身悶えしてしまうほどの快楽が襲ってくる。なんて気持ちがよいのか。腰の打ち付けの度に自分の口から聞いたことのない嬌声が漏れてしまう。単調な動きながらも徐々に快楽が蓄積され、何かが昇ってくる。
(なにっ……こ、れっ……なに、か、くるっ……!)
初めての感覚にしのぶは戸惑う。止めることのできないその奔流が自身を呑み込んでいく。それは絶頂の予兆だ。
「あっ……んんぅぅっ……! 来るっ……っ! クルぅっ……!」
「しのぶさんっ……俺も、そろそろっ……!」
それは炭治郎も同じだった。彼も強烈な射精感がこみ上げてきている。肉竿が一回り大きくなり、解放せよと主に訴え続けている……それに抗おうとしても、経験の無かった炭治郎はそれを抑えられない。やがて数度の突きこみの後――
「だめっ……炭治郎くっ……なにかっ、きちゃうっ……!」
「あぁぁぁっ! 出るっ!」
どびゅるるるぅううぅぅっ!! どびゅびゅぅうっ! ぶびゅるるるぅぅっっ!!
「あぁぁぁっ!!」
「うぁっ……!」
亀頭を子宮口に押し付けての大量射精。夥しい量の白濁がしのぶの子宮内へと注がれていく。数多の精子が卵子を求めて泳ぎまわる。精子と卵子が結合してしまえば子をなしてしまうやも知れぬというのに、避妊薬を飲んでもいない。まさに受精上等の行為。
それでも、出したかったのだ。出されたかったのだ。例えこの後に何があろうと、何が起ころうと、この愛する者との間に子をなしたいという生物の本能に従ったまでのこと。
「んっ……ぁ……」
(熱い……)
子宮から感じる熱に、恍惚の笑みを浮かべて酔いしれる。そしてしのぶは歓喜するように、炭治郎の射精によって悦楽の絶頂へと至った。濃密な匂い、溶けてしまいそうな熱気、絶頂の喜びに自身のすべてが陶酔する。
そして彼の子を孕んだという確信を胸に、その余韻に浸り続けた――
「――炭治郎くん」
「はいっ! 申し訳ございませんでしたっ!」
――数時間後
そこには身を清め終え、正座して腰を痛そうに摩るしのぶと、土下座で平謝りする炭治郎の姿があった。あの後も行為に及び続けた二人。結果、炭治郎の猛然な突きこみによってしのぶは腰を痛めてしまったのだ。
まぐわいで腰を故障したなどと他の者……ましてや柱には到底教えられない。
「……しばらくは私の補助……というかお手伝いをしてもらいますからね」
「勿論ですっ」
これから彼とする時は毎回こうなるのだろうか? 今後に不安を感じつつ、しのぶは今後彼と情事に及ぶときどうしようかと頭を悩ませるのだった――