鬼しのぶ編書くの大変だぁっ! まだ途中で2万字しか書いてない!
目標10万字(流通しているライトノベル並の文字数)なのにぃっ!
あと今回の話はネタバレすると夢オチです(爆)
うぅ~む……あまり個人的に完成度は高くないものの、楽しんでいただければ幸いです。
――お天道様がその光を照らすお昼時
私こと胡蝶しのぶは、最後の患者の診察を終えて蝶屋敷にある診察室から調剤室へと向かって歩いていた。薬を作る為に、調剤室にはその材料が置いてある。在庫の確認作業をすると一部の薬の心許無くなってきていた……無くなってしまえば、いざ負傷者が出た時に対応が遅れてしまう。その一分一秒が患者の生死を分けるのだから、この様に余裕が有る時に調剤しておく必要が有る。
(あ――……)
ふと奥で誰かが話する声。遠目によく見てみると、そこでは自慢の継子で妹のカナヲが炭治郎くんと楽し気に会話をしている。カナヲの楽しそうな顔を見て、私は何かが胸にストンと落ちたような感じがした。それと同時に、チクッと何かが胸に刺さって様な感覚も覚えた。
(炭治郎くんに……カナヲはお似合い、ね……私はカナヲの姉なのだから、祝ってあげなきゃね……)
どこか諦めにも似た息を漏らしつつ、私はその光景を見続けていた――
◇
「ん……ぅ……」
――闇に落ちていた意識が徐々に浮上していく。混濁している意識の中、私は思い返す。私は……そう、あの後、調剤を終えて、気付いたら夜を迎えていて、残った雑務を済ませて床に入った筈……だった、けど……。
「……っ!」
(この私が、拘束されている!?)
意識を覚醒させた私は、自身に及んでいる事態を理解していく。今、私は椅子に座らされ、四肢をイスに縛りつけられている。ここはどこ? 周囲を見回すと、分厚そうな壁が見える……外からの光がないところを見ると、地下のような場所……蝶屋敷の地下室は、もう使っていない筈なのに……?
薄暗い部屋に私は監禁されている模様だった。光源は頭上にある、小さな電球だけ。どうにか拘束から抜け出そうにも、力が入らないような縛り方をされている。これじゃ解けない……!
「……しのぶさん?」
「っ!? 炭治郎くん!?」
突然正面の分厚く、硬そうな扉が音を立てて開き、炭治郎くんが現れた。なんで彼がここにいるのか? それとも私を助けに来てくれたのだろうか。疑問は尽きないが何はともあれ、これで脱出は出来そうだった。
「助けに来てくれたのですか? ありがとうございます、炭治郎くん。まずこの縄を――」
「違いますよ、しのぶさん。
――彼の口から出た言葉は、優しくて温かい彼に似つかわしくない言葉だった。
「っ!?…………あの、ごめんなさい……私の聞き間違いでしょうか? 私を此処に監禁したのは炭治郎君、といったような気がしたんですが……?」
「その通りですよ、しのぶさん。俺がしのぶさんをこの部屋まで運んで連れてきました」
ニコっと、普段皆に見せているような微笑みで、爽やかに答える。炭治郎くんが私を? なぜ? どうして? ぐるぐると疑問が次々と湧き上がっていく。いや、そもそも私の目の前にいる炭治郎くんは本物なのか? そんな考えが浮かんでくる。
一番の違和感は彼の言動。彼が言わないような言葉に、その可能性が浮上する。だとすればこの炭治郎君の姿をした何者は敵――?
「一応言っておきますけど、俺はニセモノでも無く、正真正銘の本物ですから」
「……」
考えを読まれたのか、私が聞く前に炭治郎君がそう答える。……仮に本物だと仮定すると、彼が私を監禁する意図がわからない。一体なんで……? 何か見逃していたのかと記憶を辿るも一向にわからない。
「馬鹿なことを言わないで下さい、炭治郎くん。今なら怒るだけで済みますから、このおふざけを今直ぐ止めなさい」
青筋を浮かべ、怒りを滲ませた笑みでそう告げる。だが、当の炭治郎くんは私に臆する事無く近づいていく。私の直ぐ目の前に立つと、彼は自身の顔を私の顔に寄せる。すぐ鼻先が触れ合う距離に互いの顔があった。
じっと見つめ合う。すぐ正面にある炭治郎くんの瞳は一寸たりとも、汚れていない純粋な光を帯びている。彼の意図が読めないながらも、目を反らしたら負けのような気がしてずっと目を反らさずにいると、突然頬に手を添えられた。そして次の瞬間――
ちゅっ
「んむぅっ!?」
――いきなり唇を奪われた。あまりの出来事に私は目を見開いて、身体が硬直する。口づけをされている? 彼に? 炭治郎くんに? 唇を舐められ、舌が口内に侵入してきて口内粘膜を舐め回す。普段の私ならばここで舌を噛んでやっただろう。が、出来なかった。
「んっ、んちゅっ、んんっ……ぅぅ……」
(私、今……炭治郎くんと……!?)
私は抵抗という抵抗を見せず、なぜか彼にされるがまま。先刻までは何とも無かった私の頬は、ほんのりと上気していくのが分かる。目は微かだがトロン……と蕩け、まるでその口づけを堪能しているかのような感覚がした。
私本人もわからなかった。なぜ抵抗できないのか、抵抗する気が薄れてしまうのか。――どうして無理矢理だというのに『嬉しい』と、そして『気持ち良い』と思ってしまっているのか。
「ぷはぁ……」
「どうしたんですか? しのぶさん。顔……蕩けてますよ」
永遠とも感じられた時間が解け、離れた唇の間を透明な唾液の糸が引く。なんて淫猥な光景なのだろうか。私は思わずうっとりと、銀色の糸が切れて消滅するまで見つめていた。けれど、ハッと我に返って私は炭治郎くんを睨みつける。が、彼は私に優しく微笑むだけ。炭治郎くんからは、一切の敵意を感じない。
「じゃあ、次はしのぶさんの乳首を――」
「っ!? や、やめなさいっ、炭治郎くんっ」
私の隊服を開けさせ、露わになった胸元。プルンと揺れて炭治郎くんの眼前に乳房が晒され、サっと顔が赤くなるのがわかった。炭治郎くんが乳房の先端に顔を寄せる動きに、私は彼の行動を察して静止を求めたけど、その動きが止まること無く――
れろっ
「んんっ……!」
乳首を炭治郎くんのザラついた舌が撫でて、私の口から声が漏れた。ぺろっ、ぺろっと犬が水を飲むように乳頭を舐められ、みるみるうちに乳首が硬くなっていく。
(は、恥ずかしいっ……!)
身体がピクピクと跳ねてしまう。彼に舐められて恥ずかしさが一気にこみ上げてくる。角度を調整するように乳房を掴んで、感触を楽しむように揉んでるのも羞恥に拍車をかけていた。
「甘い……今度はもう片方も……」
「っ!?……待ってっ、いやっ……んぁっ!?」
勃っていないもう片方の乳首をも舐められ、こちらも徐々に勃ち上がっていく。瞬く間に恥ずかしい乳首の出来上がりだ。私は嫌々と首を左右に振るが、それは逆に炭治郎くんを喜ばせるだけ。彼は勃起させた両方の乳首を指で摘まんだり、乳房を揉んだりして、再び口を大きく開けて乳輪ごと乳首を口に含んで舐めたり吸ったり、時に甘噛みをしたりと、それを炭治郎くんが幾度も繰り返して満足するまで私が普段から邪魔だと思っていた乳房を堪能していた。
(あっ、あぁっ!……っっ!……もう、もう私っ……~~っ!!……っ!)
「っ!……しのぶさん。今軽くイきましたよね?……嬉しいです。じゃあ今度はこっちもっ……」
「っ!?」
炭治郎くんが指摘した様に、私は軽く絶頂をして少しばかり放心状態になっていた。その間に、炭治郎くんは身体を屈める。私が気付いた頃にはもう手遅れ。そして――彼の眼前にあるのは、私の恥部。一切毛の生えていない、不毛の恥丘。炭治郎くんが何をしようとしているのかを察した私は、再び身体を暴れさせるも、拘束は解けない。
その間にも、炭治郎くんの顔は私の剥き出し状態の股間へと向かっていく。流石にそれをすることは許していないと私は声を荒げる。
「炭治郎くんっ! いい加減にしないと本当に怒りま――」
「れろぉ」
「んんぅっ!?」
剥き出しの膣穴に炭治郎くんの伸ばしたベロがつぷっと入り込む。突然淫裂に入って来た異物に、私はピクっと身体を跳ねさせた。そして次の瞬間には、炭治郎くんが舌をペロペロと忙しなく動かし、陰唇周りや中を舐め回し始める。
恥部を舐められるという初めての感覚に、私は顔を背けて耐え偲ぶ。その最中も炭治郎くんは膣穴から次々に溢れ出る愛液に舌鼓を打つように舐め、啜り取っていく。
「凄いっ……しのぶさんのここ、とても熱くてっ……どんどん溢れてきますっ……」
「っ……!……~~~~っ!」
――気持ち良い
(っ……っ!……違うっ! そんなこと思っちゃっ……)
無理矢理裸にされて恥部を舐められているのに、それを気持ちいいと感じている自分がいることに戸惑う。それを内心否定しつつも、口から嬌声が漏れるのを防ぐように歯を食いしばる。しかし私の身体は炭治郎くんの舌が生み出す快楽に正直に反応を示し、大量の愛液を溢れ返させていた。
陰唇のみならず、陰核、膣内粘膜と満遍なく舐められ、昇ってくる快楽に必死に抵抗する。が、私の思いが届いたのか、炭治郎くんが顔を離す。しかしそれは私の思いが届いたのではなかった――
「しのぶさん……俺、もう我慢出来ないです……」
「はぁっ、はっ、はぁっ……! っ……ひっ!?」
そう言って炭治郎くんは自身の陰茎を私に見せつけるかのように露わにした。ドクッドクッと大きく脈打つ、巨大な肉槍。歳不相応のその大きな男性器に、思わず息を呑む。あんなのはいるわけない……女性器は男性器を受け入れられるように出来ているが、それを躊躇させてしまうほどの規格外の大きさに私は震えあがる。だが私の内心とは裏腹に、私の恥部は更に大量の愛液を分泌していた。まるでその強大な陰茎を、難無く受け入れようとするがために。
「た、炭治郎くんっ……ま、まさか……!?」
「はい、俺はこれから……しのぶさんを俺の女性にします」
鈴口から漏れ出る透明な雫。ビクビクと小さく跳ねるその存在からなぜか私は目が離せない。このままでは私は純潔を失うかもしれないというのに、胸の鼓動が速度を増している。愛液がまるで堰を切った洪水の様に溢れて、椅子の下に水溜りならぬ愛液溜まりを作っている。まるで炭治郎くんが私の純潔を奪うことを心待ちにしているかのような、期待しているかのような、望んでいたような……。
ぐちゅぅ
「しのぶさん……いきますよっ……!」
「あ、ああっ!……ま、待ってぇ!?……っ……ひぎぃっ!?」
蕩かされた膣穴に先端が埋まる。到底収まる大きさではないというのに、私のアソコはそれを喜々として受け入れ、呑み込んでいく。徐々に埋没していく彼の陰茎。そしてそれは途中で動きを止める。
「これ……処女膜……ですね? しのぶさんの……」
「ぅっ……ふぅ……はぅ……」
「やっぱり初めてだったんですね。俺、しのぶさんの初めての男になれて……嬉しいです」
処女膜が彼の侵入を拒む。しかしそれはなんとも虚弱な薄壁。それを炭治郎くんは嬉しそうに笑みながら、ゆっくりと腰を押しだしていく。プチっ……プチプチブチっ……と膜が破れる音が脳に響き渡っていった。そしてそのまま、
「痛ぅっ……!」
「入ったっ……! しのぶさんの中に全部っ……!」
炭治郎くんの陰茎が全て、私の中に埋まる。処女を失った痛みが昇ってくるも、それはすぐに霧散し、まったく別の感覚が湧き上がって来た――それは喜びだった。何故かはわからない、どうしてかもわからない。だけど、それが湧き上がってきたのを私は実感していた。
「動き……ますっ……!」
「んぅううぅっ……!」
炭治郎くんが抽送を開始する。その度に強烈に膣壁が擦られ、凄まじい快感が身体を流れていく。なぜかすでに痛みはなく、あるのは快楽だけ。破瓜の血はあっという間に愛液によって流し出され、抜き差しの度に卑猥な水音を私の耳に届かせる。
(これっ……不味いっ……! こんなの、耐えていられないっ……!)
思考が快楽一色に染まっていくのがわかる。意識を他のことに向けようにも、炭治郎くんの陰茎の動きに阻害され、どうにも出来ない。蓄積していく快楽は徐々に膨張し、許容量を超過をしていく。
(だっ……駄目っ……! このままじゃっ……!)
膨れ上がる官能に、私はこの後訪れるであろう結末を察する。恐らく経験がないからだろう、挿入からまだ大して時間が経っていないというのに、もうソレがやってきているのがわかった。それを防ぐ為に我慢を重ねようとも、それにやがて限界が来る――そして、
「ぁうっ……炭治郎くっ……やめっ、もっ、もぉぉおおぉぉっ!」
「俺もっ、もう限界っ、ですっ! しのぶさん、このまま……出しますっ!」
(っ……!)
彼も経験がなかったのか、絶頂を訴える。動きが激しくなる炭治郎くん。快楽に染まる思考の中、炭治郎くんのその言葉に意識が引き戻されていく。膣内に出す――それがわからない私じゃない。そんな、そんなことをされたら……!
「だ、だめっ! 炭治郎くんっ、それだけは駄目っ! 駄目っ! やめなさいっ! そ、そんなことっ……!」
「嫌ですっ! しのぶさんをっ……俺は孕ませたいんですっ! 俺の子を、妊娠して下さい!!」
どうにか言葉を紡ぎ、炭治郎くんを止める様にいうも彼は聞く耳を持たず、より激しく腰を打ち付けていく。それに比例するかのように、私の快感も膨れ上がる。何より炭治郎くんから妊娠しろと言われた私は、胸中に今まで感じた事が無い程の歓喜を覚えていた。
「しのぶさんっ! 出しますっ!」
「だ、だめっ……! あぁぁぁぁっっ!」
どびゅびゅびゅぅううぅぅっっ!! どびゅるるるるぅぅっっ!! ぶびゅるるるるぅううぅっっ!!
「ああああぁぁぁぁっっっ!!!!」
子宮の入り口に亀頭を押し付けられ、精液が流し込まれていく。灼熱を思わせるその熱と量と勢いに、私の官能は一瞬で打ち上げられ、絶頂に頤を反らした。身体が大きく何度も跳ねる。
あぁっ……! と自身の口から聞いたことのない熱く情欲を孕んだ声色が漏れた。今までに感じたことのない絶頂感に、どこかで"満たされた"という感覚があった――あってはならないというのに。
(う……そ……な、かに……出され……炭治郎くんの……)
どこかそれが他人事のようだった。膣内――子宮の中に出された炭治郎くんの精液。それが卵子と結合してしまえばどうなるか、わかっているのに。膣内で大きく脈打つ陰茎の鼓動を感じつつ、そこに視線を下ろして見つめるだけ。
「っ……ふぅ。そろそろ、縄は解いてもいいかな?」
陰茎を挿入したまま、炭治郎くんは器用に私の身体を拘束している縄を解いていく。
「まだ妊娠は……わからないや。ごめんね、しのぶさん。俺も出せるまで出すから、絶対に妊娠してもらう為に」
見たことがないくらい獣欲に染まる炭治郎くんの目。その目と膣内で未だに硬さを保つ陰茎に、私は腰を震わせた――
◇
「んあぁぁぁぁっっっっ!!!」
自分の口から声が漏れる。それは犯されることへの悲痛な叫びではなく、歓喜の嬌声だった。拘束を解かれた私は、椅子に座った炭治郎くんに跨り腰を振らされている。あれから私は何度も炭治郎君に膣内へ射精され、十回から先は数えていない。四肢が解放されたというのに、私は自由になろうとせず炭治郎くんに犯され続けている。
「じゅるるるっ! じゅばっ! はぁはぁ、しのぶさんっ! 腰の動きが激しくなっていますよっ! そんなに自分から腰振って、気持ち良いんですねっ! だったらもっと気持ち良くしてあげますね! ちゅううぅぅぅぅっ!!」
「あうあああぁぁっ!! はぁっ! んんぅっ! ち、違っ、違うわっ!!……はぅうぅっ!……こ、これは全部っ!……炭治郎くんがっ!……ひゃうっ!……無理矢理っ……んはぁぅうぅっ!……そ、そんなにおっぱい吸っちゃ駄目ええぇぇっ! んああぁぁぁっ!!!」
私は片方の乳房を思い切り炭治郎くんに吸われながら、ひたすらに彼の陰茎を子宮口に向かって叩き付ける様に腰を動かしていた。この時の私はこの様に認識していた――私は炭治郎くんに無理矢理腰を動かされている――決して、自分の意志では動かしてはいないのだと。
炭治郎くんの首に両腕を回し、乳房をむにっと押し付け、両足を絡ませ、一心不乱に
「ぶちゅっ! ちゅちゅっ! ちゅぶるぅぅっ! んぢゅぢゅぅううぅぅっっ!!」
乳首から口を離した炭治郎くんに今度は唇を貪らされ、舌を絡ませ合わされ、唇の隙間から唾液が垂れ落ちてゆく。そう、これもすべて
「あはぅっ! 奥ぅっ! ごりっ! ごりってぇぇっ! んふぅううぅっ!」
子宮の奥を先端で擦られ、視界が明滅する。汗が飛び散り、擦れ合う身体が気持ちよい。膣内の彼の陰茎が一際大きくなるのわかった――射精するつもりだ。射精感をこみ上げさせる炭治郎くんは私を逃がさぬように両腕で身体をがっちりと抱きしめられる。
「っ……また出そうっ……! しのぶさんっ! またっ、出しますっ! いいですねっ!」
「はっ! ふぅぅうぅっ! すっ、好きにしなっ、さいっ……! はぅううぅっ!」
どびゅるるうぅううぅうぅぅっっ!!! びゅっぅっ! どびゅるるるぅううぅっ!
「あぁぁぁあああぁっっっっ――!!」
子宮の中に再び流し込まれる白濁が、私の官能を一気に仕上げて絶頂へと至らせる。バチバチと頭の中で火花が激しく散り、思考が一瞬で吹き飛ぶ。
(――しあ、わせぇ……)
そんな言葉を胸に抱きながら、私は薄れゆく意識をそのまま手放した――
◇
ちゅん、ちゅんっ
「――ぁ……?」
小鳥の囀りと共に、私の意識が覚醒する。ぼんやりとした視界が徐々に鮮明になっていき、目に飛び込んできたのは見慣れた天井――私の部屋の天井だ。布団や衣服は乱れ、身体がやけに火照っている。気だるげに周りを見回すと、そこは確かに私の部屋。
あれ? さっきまでのアレは? 炭治郎くんは? そう思い何気なしに自分の股間へと手を伸ばすと、くちゅりとしたヌメリ。指を見てみると、透明な液体が付着しており、先ほどまで見ていた白濁はなかった。そこで私は一つの可能性に行き着く。これって……もしかして――?
(……)
(…………)
(………………)
(……………………)
(~~~~~~~……!!!)
な、なにを見ているんですか私はっ! 私はあろうことか、炭治郎くんに無理矢理迫られ、犯されるという淫夢を見てしまっていたのだ。しかもなんですかあれは! 最後の方なんて自分から動くなんてっ! あれじゃあどう見ても強姦じゃなくて、完全に和姦になっているじゃないですかっ!
私は恥ずかしさのあまり、布団を頭からかぶり込み、身悶え続けるのだった。
◇
(……ぅぅ……これでは炭治郎くんの顔をまともに見れませんね……)
どうにか恥ずかしさに耐えながら、のそのそと布団から出た私。あのまま布団の中に閉じこもっているわけにもいかない。……が、今はあまり行動したくない。今蝶屋敷には鬼討伐から無事に帰還した、炭治郎くんが休んでいるのだから。彼の顔を見たらあの淫夢が脳裏を過りそう。今後顔を見られなくなったらどうしよう……?
(……)
冷静さを戻した私は、なぜあんな淫夢を見たのかがわかる。私は――彼のことが好きなのだ。心から愛しているのだ。いずれこの身を散らすことになるとわかっていても、ほんの少しあった女としての心が彼を求めたのだろう。いいや、あの淫夢が実現しないか、今も心の何処かで願っている自分がいると理解していた。
だ、だからあのな、膣内出し……、こほん。あれも受けたんだと思う。あぁ……もしかしなくても、あれが私の願望だったのだと思うと、自分でも知らなかった己の破廉恥さに顔から火が吹き出そう……。もし本当にそうなら、私は炭治郎くんに無理矢理……いや、そんなことは流石に……。
私は恥ずかしさが引かない中、今後炭治郎くんにどう接すればいいかを悩み続けるハメになるのでした――
――以下別エンド
「いってきます、師範」
「ええ、いってらっしゃいカナヲ」
鬼討伐の指令が出て、蝶屋敷を出るカナヲを見送る。アオイたちは病人の対応で追われている為に見送りは私一人だ。強い子だ、並大抵の鬼では太刀打ちできないだろう。さて、私は薬の調合を――
ぎゅううううぅぅうううぅっ!!
「んんんぅぅっ!?」
お尻を思い切り鷲掴みにされ、思わず身悶える。誰!? いや、この気配は――!?
「しのぶさん。ごめんなさい、俺……しのぶさんの後ろ姿を見てて我慢できなくなっちゃいました」
「っ……! っ……んっ……ぅ……!」
そんなっ……あれは夢じゃっ……!? 私は動揺しながらも、口から漏れたのは……熱く、歓喜に震える吐息だった。
「これから、時間……ありますか? よければご一緒お願いしたいんですけど……」
「え、ええ……、いいわ」
私は彼の申し出を受ける。この後、私は彼の情事に勤しむのだろう。私にはもはやこれが夢か現実かもわからなくなっていた――