お待たせしました。
皆さまが面白いと感じるかどうかはわかりませんが、少しでも楽しんでいただければ幸いです。
――あれから数日後
「もう夜遅いですね……そろそろお風呂の準備をしましょうか」
「そうですね、炭治郎くん」
炭治郎としのぶは二人で、炭治郎の実家に来ていた。他には妹の禰豆子もいない、本当に二人だけだ。やっと手に入った恋仲の時間。禰豆子たちも炭治郎に配慮して、善逸も伊之助もまだ蝶屋敷で泊っている。禰豆子たちが来るのは二日後。それまでは二人だけ。
炭治郎の家に到着し、家族のお墓参りを済ませ、なんだかんだでもう時間は夜だ。
「しのぶさん、今お風呂沸かしますね」
「ありがとうございます」
夕食を済ませて炭治郎は入浴の準備にかかる。今まで禰豆子や善逸、伊之助がいた空間にしのぶがいるという感覚が妙に気恥ずかしい。が、その気持ちはしのぶも一緒だ。なにせ今までは第三者が一緒だったのが、いまや二人きり。まだ年若い年齢の彼女達に意識するなというのが無理な話。どうにも鼓動が五月蠅くて仕方ない。
((今日が二人きり初めての夜……))
炭治郎としのぶ、二人っきりで過ごす夜に内心緊張しつつもどこか浮かれていた。
「ふぅ……」
しのぶは、熱いお湯に身体を浸して熱い吐息を漏らす。やはり風呂は熱いのに限る。しかし、身体を清めるのに、一緒に入るのはまだ流石に憚られた。しのぶも一人の女、心の準備を整えるにはまだ早い。だが今日は炭治郎と二人だけの初めての夜、イヤでも意識してしまう。今日は眠れないかもしれない、という不安さえ湧いてくる。
(……こんな、身体を、炭治郎くんは好いてくれるの……?)
すでに身体の中にあった藤の花の毒は消えている。体臭にその藤の花の匂いが混ざっているのはその名残だろう。小柄で、自分では女性らしくないと思っている肉付き。あの大戦で亡くなった甘露寺蜜璃に比べれば起伏に乏しい。胸も、臀部も女性らしく膨らんでいるものの、彼女には到底及ばない。女性らしくあろうというのは一度捨てたというのに、今はそれを浅ましく拾い上げて今更嘆いている。だが、彼ならば……こんな女性としての魅力の弱い自分を広い心で包み込んでくれるだろう。
(……な、何を考えてるのっ? ここにはそんな意図で泊るわけじゃ……)
まだ正式なお付き合いをし始めてまだ一週間と経っていない。にも拘わらず、こんなことを考えてるのは少々急ぎ過ぎだ。それにまるで自分ががっついているようで恥ずかしさがこみ上げてくる。しかし――
(……)
――彼が欲しい
そんな欲が沸々と湧き上がってくる。蜜蜂が夢見るような一夜を、内心では期待している自分がいる。これまで己を律してきた反動か、その想いが強い。
(……な、なにを考えてるんですか……)
脳内で彼との夜を思い描いてしまった自分に、顔を赤くしながらしのぶは顔を湯船に沈め、ぶくぶくと水泡を立てるのだった。
「「……」」
入浴を終えると炭治郎としのぶは布団の上で正座をし、向かい合うことになった。どう考えてもこのまま寝るだけで済むような雰囲気ではない。
彼女達とて年頃の男女だ。二人だけの空間にお互い、そういう気が一切湧かなかった言えば嘘になる。雰囲気を感じ取ってしまった二人は先ほどから顔を赤くし、恥ずかし気に見つめ合っては視線を外すを繰り返す。いざそういう雰囲気を感じ取ってしまうと、やはり緊張してしまう。
しのぶは復讐に身を捧げながらも、恋い慕う殿方と結ばれたいと、普通の恋人同士がするような他愛のない行為への欲望もあった。復讐という枷が外れた今、しのぶの心に普通に恋をする余裕が生まれている。今は手をつなぐ程度しかできないが、いずれは……と思っていたが、もうそれを一段上がる機会がやってきてしまったのだ。
「た、炭治郎くんっ……」
「は、はいっ……」
意を決したしのぶが炭治郎に声をかける。自分は彼よりも年上という自覚故か、自分から切り出さなくてはという衝動に駆られた。
「……炭治郎君、あの、不束者ですが……よろしくお願いいたします」
そう言って頭を下げるしのぶに、炭治郎も彼女が何を言っているのかを察する。彼女は『覚悟』したのだから、自分も覚悟しなくてはならない。なにより、ここで怖気づいてしまっては男が廃るというものだ。
「そんな、こちらこそ……」
炭治郎もしのぶに習って頭を下げる。目に見えて緊張している炭治郎に比べ、しのぶは幾分か冷静そうに見えるが、内心では彼と同様に酷く混乱していた。まさか恋人となってまだ数日だというのに、もうこんなことをする空気になってしまうとは思わなかったのだ。
そして彼と今、自分が恋仲になっている……にわかには信じがたい。この想いを抱いたまま、誰にも知られることなく消え逝くとばかり思っていたのだ。それなのに、自分はこうして生きていて想い合っているのだから、人生はわからないものである。
「炭治郎君、口づけを……ください。君に好かれているという証を……私にくれますか?」
「……はい……」
静かにしのぶは目を閉じる。お互いの鼓動が聞こえるくらい、炭治郎は距離を近づいていく。緊張を含ませた息を感じる。
「んっ……」
そして――しのぶの唇が塞がれた。ただ唇をくっ付けるだけの行為、それだけでも至極の幸福感が湧き上がっていく。
女性にとって生涯初の口づけというのは誰しも憧れるものだ。しのぶも例外ではない。内心では思い焦がれる相手と、良い雰囲気で口づけを交わしたいと考えていた。もっとも、それは叶わぬ夢と諦めていた。それが今、巡り巡って叶ってしまっている。胸が熱くなっていくような気がした。
「……ありがとうございます、炭治郎くん」
「いえ……こちらこそ」
ゆっくりと唇が離れた。僅かな寂しさを感じつつも、しのぶは心に満ちていく幸福感に身を委ねる。だがこれはまだ入り口でしかない。ここからまた幸せの階段を上ることになるのだ。先ほどから鼓動がなんとも大きく、やかましい。
「炭治郎くん、私は――」
「しのぶさん、それは俺から先に言わせてください」
「……はい」
「……しのぶさん――好きです」
好意を伝える、短い言葉。その言葉が、しのぶの身体の中に染みわたっていく。そして、行為への期待があったことも影響してか……しのぶの全身から発情の匂いが溢れ出した。たった一言。それが一瞬でしのぶの興奮を加速させたのだ。そしてその匂いがわからない炭治郎ではない。彼もその匂いを感じ取り、さらに顔を赤くした。
「……炭治郎くん、脱がして……いただけますか?」
「っ……わかりました、しのぶさん。……失礼しますね」
異性に肌を見られることに、しのぶは強い嫌悪を抱いていた。しかし彼になら――見られても構わないと思った。否、見てもらいたい。決して肉感的な身体ではないけれど、彼が見たいと思ってくれるだけで幸福な気持ちになる。
恐る恐るといった様子で炭治郎の手がしのぶの寝間着に手をかけて布地を開けていくと、綺麗な肌が露わになっていく。胸の鼓動を高まらせながら、ゴクリと喉が鳴る。そのまま脱がしていくと、しのぶは生まれたままの姿を炭治郎に晒した。
(――綺麗だ)
最愛の女性の裸体を見て、炭治郎は素直にそう思った。染み一つない、羞恥でほんのりと赤く染まった白い肌が、炭治郎の視線を釘付けにする。
しのぶの裸体が見せる美貌は、見る者によっては恐ろしささえ思わせるほどだ。まずは顔のパーツ。目や口といった部分は、非の打ちどころのない計算式によってつくられ、寸分の狂い無くもっとも適した位置に配置されている。その調和は、一流の彫刻家が一生をかけても足元にすら及ばない。
身体も同様だ。美を司る神や仏は数多くいるが、しのぶの肉体はそれらすべてを上回っていた。肌はまるで雪のように白く、一目で心臓を掴まれたかのような感覚を相手に与える。鬼との死闘を潜り抜けてきている筈のその肌には、細かな傷一つさえも皆無。皮膚の下を流れる静脈が透けて見えるが、不健康な印象は与えない。それが今は興奮によって仄かな朱に染まっており、作り物のような精巧さに奇しくも人間的魅力を付与している。顔はこの後に訪れるであろう行為を予感させ、性的な興奮によって紅潮している。男なら誰しも勃起せざるを得ない表情だ。いや、下手すれば見ただけで男を射精へと導きかねないだろう。――違う。愛する殿方以外には勃起はおろか、性的興奮をすることすら許さない。
視線を顔から下へ落とすと、母性の象徴とされる乳房が目に飛び込んでくる。細い腰も相まってか、数値に反して幾分か大きく見える乳房。それは柔らかさを持ちながらもハリと弾力を兼ね備え、若々しくつんと上を向き、丸みを帯びた蠱惑的な曲線を描いている。その白丘の先端は仄かに色づき、肌の白さもあってか十分すぎるほどよく目立つ。呼吸に合わせて小さく震える様は、瑞々しい禁断の果実の如く雄の視線を釘付けにする。もっとも大きさや豊満さではしのぶの上をいく女性はいくらでもいるが、それらも彼女の乳房を前では余分、あるいは蛇足にも思えてしまうことだろう。
鍛え上げられた腰回りは、石膏から削り出したかのように細くくびれており、腹部はその肌の白さが相まって雪原を思わせる。引き締まっていながら、それでいて脂肪を纏う女性的な腰は健康さと性的魅力の両方を兼ね備えた至極の腰であり、まるで磨かれた大理石の如く滑らかだ。その下にはゆるやかな骨盤が広がっており、女らしさを思わせ、その細さも相まって彼女の身体付にメリハリを付けている。
産毛すら生えていない無毛の恥丘にある裂け目の入口は、誰一人として侵入することを許さないというようにぴったりと閉ざされている。その様は、その部位が性交の為にあるというのに、淫らな考えを抱くことを禁じると言わんばかりの神聖さを醸し出していた、これから花開く蕾でありながら、すべての雄を誘惑するような卑猥な匂いを振りまく。一度男根を突っ込みでもすれば、精のみならず魂さえも搾り取られるだろう。魅惑的でありながら危険性を孕むそこは、まるで食虫花だ。すでにその場所は獲物を待っているかのように、愛液という涎を垂らしていた。
背後に回れば、思わずドキリと鼓動を跳ねさせてしまいそうなうなじと、浮き出した肩甲骨に、脊椎のくぼみが眼球に焼き付く。だがなにより目を引くのは、丸という概念が形になったかのように満月の如く曲線を描く美しい臀部だ。きゅっと締まりながらも、適度な脂を載せており、つんと上を向く美しい尻肉を構成している。まさに白桃だ。鬼殺隊一の美脚と陰で囁かれているほどの、すらっとした健康的で長い脚と相まって究極ともいえる女性の下半身を形成していた。後にスレンダーと呼ばれる体系ではあるが、女性らしい部分の凹凸ははっきりしている。
神が創造したかのような――否、神であろうと作り出せないほどの魅力的な女体だ。もしこの世でもっとも美しい女を自称する者がいようならば、しのぶの身体を見た途端その美しさの前に圧倒的敗北感を与えられ、発狂死するだろう。
「あの……あんまり見ないでもらえますか?」
「あ、ご、ごめんなさいっ! つい綺麗な裸だったので見とれちゃいましたっ!」
照れながら魅入ってしまった言い訳を正直に言う炭治郎に、しのぶもつられて顔を赤くして目を逸らす。想い人に裸を褒められるのは、やはり恥ずかしいものがあった。
「私だけではズルいですっ……。炭治郎くんも脱がしますよ」
「は、はいっ」
炭治郎に続き、しのぶも相手の寝間着に手をかける。寝間着を開けると、鍛えられた上半身が露わになった。銅像か彫刻であるかのようにガッチリとしている、恋慕を抱いていた殿方の鍛えられた胸板に思わずドキっとしてしまう。しのぶもまだ年端もいかない少女なのだ。恋焦がれる異性の裸に胸を打たれない方がおかしい。鋼のような硬さを思わせる盛り上がった胸板と割れた腹筋が、まだ幼さを残す炭治郎に雄としての存在感を与える。
胸元だけでなく、腕も脚も鍛えられた筋肉がついている。左右の腕の太さが若干違うのは、少し前まで炭治郎の片腕が昨日していなかったためだ。老人のようにやせ細っていた腕は、しのぶの開発した薬によって、以前までとはいかないながらも腕の太さと機能を取り戻しつつある。
そして何より視線を釘付けにしたのは、炭治郎の生殖器だ。両足を閉じて股間を見えないようにしている自分に対し、えげつないくらいに反り返る彼のソレは酷くその存在を主張している。雄々しく、猛々しい摩羅。亀頭は大きく張り膨らみ、カリ首は深い谷を刻んでおり、肉幹は大樹が如く天を衝いて、血管もぼっこりと浮き出て這いまわっている。凶悪なまでの業物。鼻腔に入ってくるイヤらしい性匂に、酩酊してきそうだ。
女であれば、誰であろうと魅了され、濡らした股座を開かずにはいられないだろう。だがそのエグイ逸物は女性を魅了するだけにとどまらない。長大な肉槍が膣壁をこじ開け、膣壁と膣奥を削るかのように抉ってくるのだ。女性器の中に入り、精子を流し込むという男性器の役目を完全に忘却・放棄したかのような―――そんな大きさ。ヒトの胎内に入ることを一切考慮していない暴力的な大きさ。間違いなく、確実に子宮が破壊されてしまう。まさに女殺し。女として絶対に、なにがなんでも受け入れてはならない存在だ。
しのぶの子宮は先ほどから強烈に疼いていた。心が、身体が、細胞が、遺伝子が、この雄の子を身籠れと、この雄の番になれと強く訴えている。自分はこの雄の所有物になる為にお前は生かされたのだと、そう思わざるを得ないほどに。
「あの……そんなに見つめないでくれると……」
「ご、ごめんなさい……」
炭治郎に咎められ、そっと視線を逸らす。が、どうしてもチラチラと見てしまう。駄目だ、見続けては失礼だ……と判断したしのぶは炭治郎の顔へと再び自分の顔を近づけていく。
「んっ……」
再び唇を重ね、今度はおずおずと舌を突き出した。つんつんと炭治郎の唇をつつくと、やんわりと口が空き、舌を滑り込ませる。舌を絡ませ、彼の舌の温度を感じながら、目を閉じて舌先に神経を集中させた。彼も舌を絡ませ始め、熱い吐息が顔に当たる。――もっとしたい。
「くっふ……んちゅっ……んはぁ……ちゅっ、ちゅ……んんっ……!」
水音が静かな部屋に響き、興奮が高められていく。
少し前までは、人をこんなに好きになるなんて考えられなかった。こんなにも厄介な感情だとは思わなかった。好きになってしまえばなるほど、嬉しさと苦しさが混ざる。見つめれば見つめただけ。見つめられたら見つめられただけ。触れれば触れた分だけ。触れられれば触れられた分だけ。身体の奥底から幸福が溢れ、湧き上がる。
復讐という中身を失った器に、多幸感が流し込まれていく。それは瞬く間に器を満たし、溢れかえり続けた。
「ふっ……ふぅ、うっ、ぢゅるっ……ちゅっ……! ふっ、ふぅ……うっ、くちゅっ……ちゅっ、うぅ……ちゅぶっ……!」
まだ足りない。もっと、もっとしていたい――そんな思いで二人を口づけをし続けた。
「んちゅっ……ふぅ、んっ……ふぅ、ちゅちゅっ……ちゅる……ちゅぶっ……! ふぅうんっ……ちゅるっ、ちゅっ、んちゅるっ……!」
いつの間にか二人の腕は互いの首に回っていた。しのぶの両腕は炭治郎の首を抱きしめるかのように。炭治郎の腕は片腕こそ首を抱きしめる様に、もう片方は彼女の後頭部に添えられ、より密着を深めている。大人しかった口づけはもはや、獣が貪り合うように激しさを増していく。
口内で唾液が混ざり合う。しのぶは流れ込んできた混合液を嚥下し、こくんと喉を鳴らす。胃に落ちたそれは、まるで酒精のように食道を焦がし、灼熱となって胃の中を焼く。火照りは全身に回り、耳たぶまで紅潮していくのがわかる。
「んちゅっ、ちゅるるっ! んふっ、ちゅるじゅっ! んぢゅううぅっ! ちゅぶぶっ、ちゅぱっ、んちゅちゅるっ! んぢゅっちゅっ!」
もはや愛する者との接吻に、二人は理性を保ってなどいられなかった。愛情欲のままに、自分はこんなにも相手を欲しているのだと。愛しているのだと証明するかのように、互いの唇にむしゃぶりつく。次第にしのぶの身体の腰が砕け、やがて彼女は炭治郎に押し倒されてしまった。
しかし接吻は止まらない。布団の上に被さった二人の男女は互いに身体を擦り合わせながら、口と口との性交に溺れていく。しのぶの膣穴からは愛液が大量に溢れかえり、炭治郎の逸物から分泌された先走りが太腿や内腿に擦り付けられる。興奮の証を垂れ流しながら、二人の口づけは続く。
「ぷはぁ……」
荒々しい口づけがようやく終わる。一時間にも及んだ接吻は、離れた唇の間に唾液の糸をいくつも作っていた。互いに口回りを唾液でベトベトにし、飲みきれなかった分が顎を、喉を伝い落ちて胸元に川を作っている。興奮で蕩けた、物欲しそうな瞳を見てこくっと喉が鳴った。
「しのぶさん……触り、ます……」
呼吸を乱しながら炭治郎が告げると、しのぶは目で『受け入れます』とを送る。それを確認した炭治郎の手がおずおずと彼女の乳房へと向かい、そして触れた。むにっとしのぶの乳房が形を変える。
「んっ……」
(や、柔らかいっ……)
ほんの少し触れただけなのに、しのぶの乳房のハリと弾力が指から伝わってくる。掌にすっぽりと収まる大きさの乳肉。決して大きいとは言えないものの、炭治郎の興奮を煽るには十分すぎる。母性の象徴ともいうその存在に、炭治郎は優しく慈しむかのように揉みしだいていく。しのぶの唇から漏れる吐息と嬌声、そして匂いで彼女が興奮しているのがわかった。
「んっ……ふっ……ぁ……」
悶えるしのぶの乳首が目に見えて硬くなっていくが見えた。まるで弄ってほしいというように存在を主張し始めたその突起に、炭治郎は指を這わせていく。
「んぁっ……!? ち、乳首っ……!?」
(しのぶさん、気持ちいいんだ……)
勃つ乳首に視線を感じ、しのぶの身体が熱を持つ。乳首を弄られて感じている自分を見られて恥ずかしい――でも見てほしい。見てもらいたい。見られたい。相反する感情がしのぶを溺れさせる。そんなしのぶを救うのは炭治郎からの口づけ。軽く唇を重ねると、炭治郎はまた乳首への愛撫に戻る。
乳首への刺激で、しのぶの声の色が濃くなったのを感じ取った炭治郎は、彼女を気持ち良くしたい思いで乳首を弄っていく。指で挟み、指先でつつき、爪で引っ掻いては指腹で押す。胸からじんじんと感じる快楽に、しのぶは狂わされていく。
(う、上手い……! 炭治郎くんの手っ……、こんなにっ……!)
炭治郎はしのぶの匂いを嗅ぎ分けて、感じる箇所を的確に責めてくるのだ。どこをどう弄れば悦ぶのかが、彼には手に取るようにわかる。実際、しのぶは自慰とは比較にならないほどの快感を与えられていた。
彼が持つ優しさと慈愛、そして女性の身体を労わりつつも、悦ばせるその技術は天性のものと言っていい。彼の手にかかれば、どんな女性であろうと蕩かされてしまう。彼に抱かれたいと、権力者が金を積んでまで抱かれたいという男になることもできる。炭治郎がその気になれば日の本中の、いやこの地球という星に住むすべての女たちを手中に収めることさえできるだろう。
しかし彼はそうしない、そうならない。炭治郎はそう易々と女性を抱くような軟派な人間ではない。彼は
「んあぁっ!?」
ペロリと乳首をザラっとした舌腹が舐め、ビクリとしのぶの身体が跳ねた。指から唇に変わった愛撫は、先ほどとは違った快楽をしのぶにもたらす。舐められては、吸われ、舌でつつかれる。あっという間にしのぶの乳首は微弱な痛みを感じるほどに勃起してしまった。片方の乳首が終われば、もう片方もと空いている乳首にも愛撫を施されていく。
「んっ……しのぶ、さん……」
「っ……!?」
興奮に上気させ、目を細めて自分を見上げる炭治郎の顔に、しのぶは『男の色気』を感じ取った。まだ年端もいかない少年だというのに、彼が見せる顔は歳不相応の顔――雌を孕ませんとする牡の顔だ。子宮がより一層激しく疼く。興奮が止まらない。
「こっちも……準備、しますね……」
「……っ、た、炭治郎くんそっちは――」
炭治郎の片手がしのぶの股間へと伸びる。そして指が恥部に触れた瞬間、クチュリと音を立てた。
「んんっ……!」
「凄い、熱いです……! 凄い濡れてて……こんなに……なんて、卑猥な匂い」
しのぶの股間は床に水溜まりを作るほど、夥しい量の愛液でビチョビチョだった。炭治郎がそこに指を這わせると、火傷しそうな熱さとヌメリが伝わってくる。指を擦り付けて水音を立たせつつ、炭治郎はそこにある小さな穴に指を埋めていく。
「あっ……炭治郎くんっ……!」
「凄いっ……指が強く締め付けられてっ……!」
まだ幼さを残すながらも男故か、自分より太い無骨な指。しのぶの小さい膣穴に指を入れた途端、千切られるのではというぐらいに指が締め付けられた。火傷しそうな、しかしそれでいて心地よい熱さとヌメリを感じさせる膣穴の蠢きに、炭治郎の喉がゴクリと鳴る。指を器用に動かし、膣襞を擦り上げていく。
指越しでも伝わる襞の蠢き、そして熱さとヌメリと強烈な締め付け。ここに己の分身を挿入した時、自分はどうなってしまうのだろうかという恐怖さえ湧き上がる。
「た、炭治郎くんっ……! 指が激しくっ……!」
指を追加で一本、計二本入れて炭治郎はしのぶの膣穴をぶちゅぶぢゅと大きな水音を立てて掻き回す。性感に悶えるしのぶの姿に目が釘付けになり、もっと彼女を悶えさせたい。気持ちよくさせたいという欲が大きくなっていく。静止を求めてしのぶの手が炭治郎の腕に添えられるも、行為を阻む力はない。寧ろ逆に炭治郎の興奮を煽るだけだ。
やがて立っていられず、しのぶの身体はシーツに崩れ落ちる。まだ手淫だというのに、炭治郎の指は鬼殺隊の柱さえも腰砕けにするほどの技術を持っていた。
「俺、しのぶさんに気持ちよくなってほしいっ……」
(っ……!)
熱っぽい吐息を漏らしながらそう告げられれば、女として拒むことはできない。懇願、期待、興奮――数多の感情が伝わるその表情に、しのぶは炭治郎の腕に添えていた手をシーツに落とし、ギュッと掴んだ。それは、彼の申し出を受け入れる合図。それを察した炭治郎は徐々に、加速度的に指で激しく搔き乱す。
ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅっっ!!
「んんんっ! んんんんぅぅぅっっっ!!!」
激しく膣穴を乱暴に掻き回されれば痛みを感じてしまうだろうが、しのぶはそうならない。炭治郎の激しくも感じる箇所を責め立てる愛撫は、しのぶの感情の揺らぎを常に嗅ぎ測っている。故に痛みをほんの僅かでも感じようものならば即座に指の動かし方を変えているのだ。
「んんんぅぅぁっ……! っくっ……! あぁぁっっっ!!!」
しのぶの脳内で激しく火花が散る。次第にしのぶの身体が痙攣し出し、それが徐々に大きくなっていく。そしてやがてガクンと、一際大きくしのぶの身体が跳ねた。それと同時に、
ぶしゃああああぁぁぁあああぁぁっっっ!!!
「っ!?」
しのぶは凄まじい勢いで潮を吹き上げた。まるで鯨を思わせるかのような大量潮吹きに思わず、炭治郎もその目を見開かせた。
「~~~~っ……はぁぁっ……」
「っ……」
(しのぶさんっ……!)
ビクビクと身体を跳ねさせるしのぶの口から熱気を伴う息が零れた。彼女のイキ顔に、炭治郎の鼓動は一気に早まる。
すべてが美しい。性的絶頂に至った彼女の顔。熱に魘されたように火照った顔で蕩ける瞳に、今まで感じた以上の女を、雌を感じ取った。その女としての魅力に、炭治郎は思わず息を呑んだ。
「はぁっ、はぁっ、ふぅっ……。炭治郎君……私に、舐めさせて、ください……」
「……はい」
絶頂の余韻がようやく引いていく中、ゆっくりと身体を起こしたしのぶに言われ、炭治郎は身体を起こして脚を開く。その中央にあるのは、湯気を立たせる勃ちきった男の生殖器。腰を下ろし、しのぶはそれに顔を近づける。
(凄い匂い……)
先ほどから漂ってくる強烈な牡の性臭にクラクラしてきそうだ。手に取ると、火傷しそうな熱さを感じる。雄々しく、猛々しい愛しい殿方の摩羅に、下腹部が疼いてしかたない。恐る恐る舌を伸ばし、チロリと先端を舐めてみた。
「ぅっ……!」
彼女の舌の感触に、炭治郎は呻く。……変な味だ。だが不快ではない。寧ろ自分の口で気持ちよくなってほしいとさえ思えてくる。巨大な肉の棒……果たして自分の口に収められるのだろうか。いや、収めなくてはならない。なぜなら自分は彼の女なのだから。しのぶは大きく口を開けて、炭治郎の逸物を咥え込んだ。
「あむっ……」
「あぁっ……! しのぶさんっ……!」
しのぶの口に自身の生殖器が呑まれた瞬間、心地よい温かさに包まれた。瑞々しい口内、ザラリとした舌が先端を、カリ首を、竿を這い舐め、気持ちよい刺激が伝わってくる。ぬめぬめしてて……ぬるぬるしてて……なんて気持ちいいのか。
(大きい……でも……)
ただでさえ大きな炭治郎の肉棒。しのぶと言えどそれをすべて呑み込むことはできない。が、彼女は喉奥までも使い、彼の逸物すべてを口に収めて見せた。鼻先に陰毛が入り込んできて少しくすぐったい。だが、これで彼の女を名乗る自分の面目躍如というものだろう。愛しい男の摩羅をすべて口に入れられないで、その男の女を名乗れるはずなどない。
「そんなっ……しのぶさんっ、全部……!」
どうだ、というように目を細め、炭治郎を見上げるしのぶ。赤に染まった頬とその視線が炭治郎の目には自分を誘惑しているように見えた。色っぽく、思わず自分が反応してしまうほどだ。
「んふっ……んっ……」
ぬぽっ、じゅぽっ……ぢゅるるっ……
卑猥な瑞々しい音が響く。初めての口淫。たどたどしい筈のその性技は、彼への愛情故か酷く卓越したかような上手さだった。ヌメリを帯びた口内粘膜が塗され、頬裏で先端を刺激され、綺麗な唇が醜悪な生殖器を咥え込むという光景が、炭治郎の興奮を酷く煽る。なんという快楽、なんという幸福。
じゅるぶっ、じゅぷぷっ……ぬれろぉ……
口から逸物を出し、舌で先端やカリ首をベロベロと舐め回され、鈴口を舌先で突かれる。しのぶの舌技に、炭治郎の逸物は過敏な反応を示す。舌腹でもわかるカリの高さ、血管の太さ。それを感じながら丹念に彼に奉仕していく。見様見真似、これまで口淫など一切したことのないしのぶ。だが天性のものか、しのぶの舌技は天職のソレに並ぶほどだ。並の男ならばすでに射精しているだろう口淫を、炭治郎はなんとか耐えていた。
もっとも、しのぶ自身はこの段階で彼をイカせようとは考えていなかったが。
「し、しのぶさんっ、そ、そろそろっ……!」
「んぢゅっ……ぷはっ……」
ぬぽっという音と共にしのぶの口から炭治郎の肉棒が飛び出る。先端から根元まで隙間なく塗された唾液が火の光で光沢を帯びる様がなんとも卑猥だ。
「では……炭治郎君……」
しのぶが身体を横たえた。脚を開き、イヤらしい匂いを放つ花弁を炭治郎に見せつける。ヒクヒクと陰唇が蠢く様は、男を誘う食虫花のよう。だが、まだ解し足りないだろう。炭治郎はガチガチに硬さを帯びる自身の逸物を一瞥してそう思った。
「しのぶさん、念のため……もっと解して、おきましょう」
「え……? 炭治郎く――」
じゅるっ、じゅるるぅっ!
「――んんっ……!?」
炭治郎はしのぶの股間へ顔を突っ込むと、淫液を滴らせる膣口に己の口を押し付けた。そしてその卑猥な匂いを放つソコを舌でベロベロと舐め始める。突然始まった舌による陰部への愛撫に、しのぶの身体がビクリと跳ねた。まるで濁流の如く漏れ出る愛液を、炭治郎は音を立てて啜り上げる。今まで飲んだことのない初めての味。いうなればこれはしのぶの味と言ってもいい。
匂いだって凄まじい。なんともイヤらしく、卑猥な匂いだ。しかし、それは自身を誘う、自身で感じてくれているしのぶの反応証明。それを思うと、この匂いも好ましく思えてくる。
舌腹で陰唇周りを重点的に舐めると、続けて膣穴に舌先をねじ込む。穴の内周をなぞるように丹念に、丁寧に。自身の口でも気持ちよくなってほしい。そんな思いを込めて。
「んっ、はぁっ……あっ、ふぁっ、んんぅぁっ……!」
再び始まった膣穴への愛撫に、しのぶは自然と身体を色っぽく、卑猥にくねらせてしまう。大袈裟でもなく、御世辞でもなく、冗談でもなく、純粋に、本当に気持ちがいい。彼が自身の膣穴からあふれ出た体液を舐め取り、啜っていると思うと益々興奮してきてしまう。そして十数分して、ようやく炭治郎が口を離す。
「はぁっ、はぁ……はぁ……」
幾分かドロドロに蕩けた淫穴。むわりと漂う性臭が、卑猥さを加速させる。しのぶの快楽に染まる顔を炭治郎が不安そうな顔で覗き込む。
「しのぶさん……俺はしのぶさんが嫌がることはしたくないです。だから、その……嫌だったら……」
その言葉がしのぶの胸にじわりと染みわたる。どれだけ大切にされているか、どれだけ好かれているか。それが伝わってくる。すでに理性は消え、しのぶは思ったままの言葉しか口にできない。
「大丈夫です……いいんですよ、炭治郎くん。私は君に……好きなようにされたいんですから」
仮面を脱ぎ捨てた裸の心を曝け出す。それだけで、心が満たされていくような気がした。そんなしのぶへ、炭治郎は優しく囁く。息もできないくらい強く抱きしめながら、透き通るかのような声で彼女の耳朶を嬲る。
「……わかりました。しのぶさんを……俺の好きにします。……いいん、ですね……?」
炭治郎の言葉に、しのぶは静かに頷く。彼に自分がどれだけ好きなのかを伝えたい。しのぶの中で、炭治郎の存在がどれだけ大切で、重要で、貴重で、多くを占めているのか、愛しているのかを教えてあげたい。しかし、しのぶの唇はその言葉を上手く紡げずにいた。こんなにも好きなのに。こんなにも愛しているのに。自身の命よりも大切だと思っているのに。もどかしさが胸に渦巻く。
いや、言葉にしたところで、しのぶの心中の想いは伝わりきらない。好きだと言っても、愛していると言っても、そんな言葉だけでは百分の一も、億分の一さえも伝わらない。出口を見失った彼の恋慕の感情が、身体の内側で破裂してしまいそうだ。
「――んっ……」
再び炭治郎の唇がしのぶの唇に触れる。優しく、慈愛に満ちた相手を思いやる口づけ。口内粘膜を通して、炭治郎の想いがしのぶの中に再び流れ込んでくる。頬に添えられ、髪を撫でる彼の掌。なんて――心地よい。行き場を失っていたしのぶの中の恋慕の感情が、唇を通して炭治郎へと伝わる。
言葉にしなくても、声に出さなくても、自身の想いを伝えられる。唇は言葉よりももっと雄弁にしのぶの想いを炭治郎に伝えていく。愛する殿方に唇を捧げられる喜びが、身体中に流れ込む。ゆっくりと唇が離れていくと、しのぶの目には炭治郎の瞳が移り込んだ。
(綺麗な瞳……)
自身を真っすぐに見つめる真摯な目。強く、それでいて優しい。自分のすべてを委ねてしまいそうな、安心できる温かい瞳。それが自身を見るたびに、射抜く度に、下腹部がズキズキと甘い熱を伴って疼く。
「「ふっーっ、ふぅぅっ……! ふぅううぅぅぅっっ……!」」
挿入を前に、肥大化した興奮が呼吸を酷く荒げる。
「っ、しのぶさん、いきますっ……!」
巨大な亀頭が、小さい膣穴に当てられる。解れているとはいえ、どうあがいていも入る大きさでないのは一目瞭然だ。しかし、しのぶの心に『自分が受け入れない、自分の身体が受け入れられない』という文字はなかった。意を決した炭治郎はグっと腰を押しだして、亀頭を膣穴に埋没させていく。
メリメリメリッ……!
「ああああぁぁぁっっっ……!」
部屋に響き渡るくらいの、
「くっ、あぁっ……!」
(なんだこれっ……!? 気持ちよすぎてっ、と、熔けそうっ……!)
逸物が熔けてしまうのではないかと錯覚するほどの甘美な熱と凶悪な快楽に抗いながら自身の分身を突き進ませると、何かによってそれ以上の侵入を阻まれた。処女膜――胡蝶しのぶが男を知らない、純潔であることの証。それを破るということは、自身が彼女の初めての男になるということに他ならない。
「炭治郎くん……私の純潔……君に捧げます」
「しのぶっ、さんっ……」
「一思いに奥まで、全部っ、入れてくださいっ……!」
口淫と一緒だ。炭治郎の逸物がどれほど長大であろうと、彼のすべてを受け入れられないようでは、彼の女は名乗れない。名乗る資格なんてない。だから、途中までしか入れないという優しさは不要だ。
「わかりましたっ……一気に、入れますっ……」
炭治郎はしのぶの腰をがっちりと掴むと、一気に腰を突き出した。
ぶちぶちぃいぃっっっ!!! ごりぃっっ!!
「っっっっっ!!!!!」
処女膜を無惨にも突き破り、肉棒が子宮口を思い切り突きあげた。それと同時に下腹部がボコッ! と膨らむ。まるで子宮口をすさまじい力で殴打されたような衝撃。だが痛みは破瓜の一瞬だけだった。呼吸さえ満足にできなくなるほどの強烈な圧迫感の後に昇ってきたのは、強い多幸感。そして破瓜と子宮口を突かれた快楽で、しのぶは瞬く間に二度の絶頂を迎えた。視界が明滅し、背が反り返る。性器の入り口から子宮、そして脳を貫き、頭頂を突き破られたかのような一撃に、しのぶは絶頂へと追いやられたのだ。
「ぐっ……あっ、は、入りっ、ましたっ……しのぶさ――」
膣内が生み出す凶悪なまでの快楽と膣壁の締め付けに耐えながら、炭治郎がしのぶの顔を見る。痛みを感じていないか、辛くはないか、そう彼女を心配しながら。もはや匂いを探る余裕はない。しかし――
「嬉しい……炭治郎くんっ、私、今……すごい幸せ、です……」
ホロリと涙を流すしのぶ。潤んだ瞳と、幸福感に蕩けそうな表情。それは、炭治郎の強靭な理性を一瞬で蒸発させた。
「っ……! しのぶさんっ! しのぶさんっ!」
「んああぁっ! た、炭治郎くんっ! たん、じろうくんっ……!」
愛しい女を目の前にして、理性を完璧に律せる者がいれば、それはもやは男ではない。身体を彼女から離したくない。ただ純粋に彼女に自身の遺伝子を流し込んで、子孫を残したくてしかたない。
(凄いっ……! 彼に、炭治郎くんにこんなに求められてるっ……!)
一方のしのぶは炭治郎を受け入れることができ、大粒の涙を流していた。その感動もつかの間、始まった抽送による快楽であっという間に流されていく。
与えられる官能に喉が反る。そうだ、期待していた。身体も、精神も期待していた。彼が欲しい。今のが欲しいと自分のなにもかもが叫んでいる。この脈打つ巨大な男性器で子宮を貫かれ、押し上げてほしい。下腹を押し上げる瞬間がもっとほしい。先ほどの一撃で教えられた、知ってしまったのだ、愛しい牡に求められる快楽を。知ってしまったのなら、もう無垢には戻れない。
もう無理だった。最初の、破瓜の突きだけでもしのぶは駄目になった。それまでに施された入念な愛撫のお蔭で、しのぶの感度は爆発的に上場しっぱなしだ。彼に何をされても死んでしまうのでは、というくらいに気持ちよい。こんな泣きたくなるような膨大な幸福感に、大袈裟でも比喩でもなく、本当に狂ってしまう。
幸福感だけでなく、快楽でもだ。ただでさえ長大な彼の逸物。それが内蔵を圧迫するほどに身体に埋没しているのだ。みっちりと絡みつく膣襞が肉棒と擦れて生じる快楽は、脳の思考回路が焼き切れてしまうくらいの強大さ。意志の弱いものならば、この時点で快楽によって脳死している。
「んああぁっ! あぁっ! あっ! あぁっ!」
声が抑えられない。自分でも聞いたことのないくらい、信じられないくらい、甘くて熱い声が口から出る。明らかに悦んでいる女の声。感じている雌の嬌声。それを感じ取り、炭治郎は愛おしい異性の痴態というものは、ここまで自身を興奮させるものなのかと改めて思い知った。
「しのぶさんっ、しのぶさんっ……! あぁっ……!」
(たんじ、ろう、くんっ……!)
あんな風に、あんな声で。聞いたことのない切なく、愛おしさが籠るその声色で名前を呼ばれると背中がゾクゾクしてくる。喉の奥が苦しくなる。言葉がロクに紡げない。目の奥がより熱くなっていく。滅茶苦茶に、どうしようもないくらい彼のことが好きだ、という感情がせり上がってくる。
それと同時にしのぶは叫び出したい衝動に駆られた。もうこの状況はヤバイと脳が危機感を知らせる。もっと奥を突いてほしいとか、子宮に熱を注いでほしいという下半身に直結した劇場ではない。もうもうただただ、彼の顔が見たい声を聴きたい一緒にいたい抱きしめ合いたい。竈門炭治郎が好きだ。彼が好きだ。この人が好きだ。この人じゃないと嫌だ。ずっと彼の傍にいたい。そんな我欲がとんでもない勢いで押し寄せてくる。もはやしのぶに、それ以外を考える余裕もない。
(しのぶさんの中っ、ヤバイっ……! ヤバ過ぎるっ……!)
無論炭治郎もしのぶと同じ思いを抱いている。だが、彼も余裕がない。熱く、蕩ける、逸物が圧し潰されるくらい狭い膣道がもたらす快楽に、炭治郎はなんとか抗えている状態だった。それはしのぶの女性器にある。なぜなら、しのぶの女性器は名器と呼ばれる優れた女性器の中でも、類を見ないほどの超絶名器だったのだ。
――数の子天井
膣の上部内壁――正常位時の上部――子宮口の手前に数の子のようなツブツブの膣壁が広範囲に広がっている。膣口の入り口から2~3cmくらい奥の腹部側にあるのがGスポット。突きこみの度に男性器の先端、亀頭を擦り、吸い付くような感触が男性に得も言われぬ快感をもたらす名器の名。これは生まれ持った要素が大きく、数万人に一人とされている。
――たこつぼ型
挿入した時に肉棒の先端が奥へ吸い込まれるような感覚を与える名器。別名イソギンチャクとも呼ばれている。膣の深い部分が狭く、タコの吸盤で強く吸いつかれるような快感を得られる。その上、感じた膣が収縮したり、軽い痙攣をおこした時の動きがとても大きいのも特徴。数万人に一人とされる希少名器だ。
――巾着型
タコ壺とは逆に膣口部分が狭く、膣口から3~4cmの場所まるで巾着で絞られたように狭くなっているのが特徴の名器。筋肉の発達がいい膣で、挿入すると男性器の根元をぎゅっと締め上げる。
――俵締め型
そのタコ壺と巾着の両方の要素を兼ね備える名器が俵締め型と言われている。膣口に強い締め付けがある二段締め、膣口と膣奥の途中にもう一つ締め付ける部分がある三段締めの二種類があり、しのぶは後者だ。三段締めはその気持ちよさのあまりに即イキしてしまうほどの快感を相手にもたらす。滅多に出会えぬ希少な名器。ある程度訓練を積めば出来るようになるが、膣奥を締め付けるのは相当難しく、そう出来るものではない。
――ミミズ千匹
膣ヒダがうねうねと蠢き、男性器に絡みつくような刺激を与える名器。膣ヒダが通常の女性よりも多く、一本一本が太く長い。平均のヒダ数は約50本、深さは2mm程度だが、この名器はヒダ数は倍の100本、深さは3mm以上もある。数万人に一人と言われる代物で生まれつきの要素が高く、挿入して僅か数秒で射精してしまうほどの快楽を得られる。
ただでさえ数万人に一人という割合の名器の要素をすべて併せ持っているのだ。それだけで彼女の希少さがわかるだろう。そしてしのぶの性能力はそれだけではない。
――鉄マン
本来、女性器というものは粘膜が非常に敏感であり、長時間擦られると女性は痛みを感じる者もいる。弱い人は二、三度ほどで擦り切れてしまうくらいだ。その中で鉄マンとは何時間でも何人でも相手に出来る膣穴の通称だ。そしてしのぶの鉄マンはさらにその鉄マンの中でも抜きんでたスペックを持っている。24時間365日年中無休で生殖行為が出来るほどの、異常ともいえる頑丈さだ。
――おまんじゅう
女性器にある大陰唇の部分がふっくらと柔らかい女性器のことだ。挿入直後から男性に快感を与えられる上、激しい突きこみの際クッションの役割を果たし、衝突の痛みを防ぐことが出来る。
――噴水
膣内が非常に濡れやすく、滑りが良い女性器のことの名称。愛液が噴水の如く溢れ、そのグショグショとした感触が男女ともに高い興奮と快楽をもたらす。
まるで性交に特化したかのような女性器を持つしのぶ。だが、それ以上脅威なのは彼女の膣圧だった。本来女性の膣圧は精々4kgほど。成人男性の平均握力は約45kg、その十分の一しかない。故に自慰で男性器を強く持ちすぎると、女性器でイケなくなるという射精障害が未来の社会問題になっている。だがしのぶの膣は違う。彼女の膣圧は
数万人に一人という名器の要素をすべて併せ持つだけでなく、性交に最適な要素も持ち、その上に肉棒を圧殺してねじ切ってしまうほど凄まじい膣圧を持つしのぶの女性器。その膣穴がもたらす快楽はもはや殺人的。挿入したら常人なんて、1秒すら保てないだろう。
そんな彼女の天職は花魁か、と言われればそれは違う。なぜならばその名器ぶりに、挿入した男性は性的不能、あるいは廃人になってしまう。そんな名器過ぎるが故の地雷女など、どの店も雇ってくれるはずがないのだ。無論その女性が普通に男の元に嫁ぎ、子を成すなどできるわけがない。そんなの初夜で相手を腹上死させてしまうのは目に見えている。
その中でただ一人、この世でただ一人、そんな殺人名器と性交できる男がいた。それが竈門炭治郎少年だ。彼の竈門家は代々生殖能力に長けた血筋であり、その血を色濃く受け継いでいるのが炭治郎なのだ。それは抜きんでていた実父よりも優れている。
男性器の長さも太さも女性の胸元まで届くのではないかというくらいあり、カリ高で浮き出ている血管も、そして反り返りも相当エグイ。陰嚢を大きい上に、鍛えられた驚異的なスタミナと血筋柄凄まじい性欲を併せ持つという女殺しの男。そんな彼も並の女性では相手が務まらない。その長さと太さ故に、通常の女性は強い痛みを感じてしまうのだ。さらには彼の性欲を受けきれず、女性によっては性交で命を落としてしまうだろう。挿入などしようものなら、女を一夜で廃人、ないし物言わぬ肉塊にしてしまう。
もし、彼と結ばれたのがしのぶ以外の女性……カナヲやアオイだったとしたら……、性交は満足に行えなかっただろう。炭治郎が射精するよりも早く、女側は百を超える絶頂の上に失神――あるいは腹上死してしまっていただろうから。その炭治郎と性交できる唯一の女性がしのぶであった。身体の相性だけでなく、誠実で一人の女性を愛し続ける炭治郎と、嫉妬深くて独占欲も強く、束縛癖もあるしのぶの相性は抜群といってもいいだろう。
そんな男殺しの名器と女殺しの名器のぶつかり合いによって生じる快楽はどれだけ凄まじいかは、想像に難くない。だから、絶頂までそう長くはもたない。
「はっ、はぁっ、しのぶっ、しのぶさんっ……! 好きっ、好きですっ……!」
「た、炭治郎っ、くんっ、わた、私もっ、好きっ、好きですっ……!」
まるで性器の感度だけが三千倍以上になっているような快楽。初めての性交ということもあってか、二人の絶頂感はもうすぐそこまで迫っていた。
「炭治郎くんっ、はぁっ、はぁぁっ! んぁっ! あぁぁっ、気持ちいいっ……! も、もうそろそろ私っ……!」
「しのぶさんっ、お、俺も、あぁっ……! 俺ももうっ……!」
上体を倒してしのぶに覆いかぶさる炭治郎。彼女の身体を抱きしめて、募る官能のままに唇を奪う。しのぶも炭治郎の口づけに即座に反応し、舌を出して絡み合い始める。炭治郎の首に両手を回し、深い接吻を交わしながら、絶頂へと上り詰めていく。
膣壁がより激しく蠢き、尿道を精液が昇っていって肉棒が一回り大きくなる。互いに相手の絶頂の合図を感じ取り、そのまま――
「んちゅっ! ちゅばっ! っ、あぁっ! っぅうぁぅぅぅっ……!!」
「ぐっ……しのぶさっ……ああっぁぁっっ!!」
――一際大きな炭治郎の突き込みで二人は果てた。膣内部がより一層激しく蠢きながら炭治郎の肉棒を締め付け、膨張する肉棒から精液が子宮目掛けて吹き上がる。白濁……ではない。濃すぎるあまりに黄濁色した、噛み切れるくらい凶悪なまでの濃厚さを保った、大量射精。それが子宮口に押し付けられた亀頭の尿道から、子宮の中に注がれていく。
「でっ……るっ……!
「ぐっ……あああぁぁぁっ! くぅうううぅっっっ!!」
子宮内の壁、天井にドロッドロの精液がへばり付いた衝撃でしのぶは絶頂し、その精液の熱で立て続けに絶頂し、子宮内を膨張し卵管から卵巣まで埋め尽くす精液の感覚にまた絶頂する。何重もの絶頂アクメに、しのぶは狂わされた。凶悪な快楽絶頂電流が全身に暴れ奔り、身体が破裂しそうになる。
(あ――)
そんなとき、しのぶの脳裏に自身の卵子が浮かび上がった。そしてその卵子目掛け、恐ろしい数の精虫が殺到していく。わかる、わかってしまう。恐ろしいことに今、自分の子宮内を埋め尽くしている精虫の数が手に取るようにわかってしまう。この地球という星にいる人類の総人口を遥かに上回る、精虫の凄まじい数が。そしてその中の一つが――
ぷちゅっ
――卵子の中に入り込む。もとより、炭治郎の大量射精を子宮に受け、その襲撃から逃れること自体不可能。薄膜が突き破られ、卵子が愛する雄の遺伝子によって浸食されていく。この瞬間、しのぶの卵子は炭治郎の精子と結合……受精したのだ。
「っっ~~~~!!!!」
(あ"あ"あ"あ"あ"あ"っっっっっ!!!!!!)
己が彼の子を孕んだと理解したしのぶは、先ほど絶頂した快楽をも遥かに上回る快楽で大きく絶頂……受精アクメした。常人ならば発狂死するほどの殺人的な快楽に身体を大きく、何度も跳ねさせた。雌として本能が蕩ける官能を、愛しの雄が自身の子宮に精液を注ぐという、女としての最高の快楽が、しのぶの意識の深層奥底に刻み込まれる。無意識に彼との交尾を要求し、中出しをせがんでしまう彼だけの淫乱女へと造り替えられていく。
「うっ……あっ……!」
「~~~……がはっ、はっ、はっ、はぁっ……!」
常人よりも遥かに長い射精がようやく終わりを迎えた。絶頂の波がようやく引いていき、脱力した炭治郎の身体がしのぶにのしかかる。大量射精によってボコっと膨らんだ子宮を押しつぶされる快楽で、しのぶは追い打ち軽イキした。
熱気の籠る静かな小屋の中を、二つの荒い息が木霊する。汗だくの肉体を擦り合わせ、余韻を味わいながら、舌をねっとりと卑猥に絡み合わせていく。
「ちゅぶっ、れろ……ちゅばっ、ちゅちゅっ、れろ……」
絶頂直後の貪り合う口づけが、脳をぐちゃぐちゃにし、思考能力をさらに奪っていく。こうして愛する雄と雌の生殖行為が終わったかのように見えた。が、炭治郎の肉棒はしのぶの膣内部で今だに大きく脈打つのに合わせ、圧迫する膣襞を押し返すようにその存在を主張している。
――もっとしたい。もっと愛し合いたい。
それを本能で察した二人は、行為を続行する。炭治郎がごろんとしのぶを抱えた状態で後ろに倒れる。今度はしのぶが炭治郎の上の体位が変わった。しのぶは両手を炭治郎の胸板に置き、腰を動かし始め、彼女の両の脚に炭治郎の手が添えられ、衝動のままに撫でて揉み回す。
なんと滑らかな脚。まるで陶器のような肌。手触りが素晴らしい。なんども撫でまわしたくなるような、至高の脚だ。
「っ、はぁっ、あぁぁっ、んんっ……!」
イヤらしく、卑猥に激しく腰をくねらせるしのぶ。その本職顔負けの動きは天性の動きだ。自身の感じる箇所に当たる、擦るように腰を回しながら、己と彼の官能を高めていく。
「はっ、はっ、はぁっ、ふぅ、くっ、あぁっ……!」
「あんっ、あっ、あぁっ、んんっ、ふぁっ……!」
炭治郎の手がしのぶの脚から尻肉へと伸びる。綺麗な白桃を思わせる臀部をガシっと鷲掴み、しのぶを動かす。自身の動きに炭治郎の動きが加わり、快楽が増幅する。
「んんっ! ふぁっ、あんっ、んんぅうっ! ふぁぅっ!」
ゴリゴリとしのぶの感じる箇所を的確に抉っていく。その度に部屋中に甘い嬌声が響き渡る。愛する男の上で腰を振るしのぶの姿は、まるで神秘さを思わせるほどに美しさを放ってた。身体を突きあげる度にパサパサと跳ねる髪も、乳房も、飛び散る汗もすべてが不思議な魅力を漂わせている。
「ぐっ……!」
(しのぶさんの中っ、凄い蠢いてっ……!)
しのぶの絶器に、炭治郎の中の射精感が早くもこみ上げる。睾丸が膨張するほどの物凄い速さで精子が作られ、彼女がすでに受精しているにも関わらず、その受精卵に結合しようと入口へと突撃していく。
「しのぶさんっ! またっ、俺っ、出そうですっ……!」
「はぅっ! んはぁぅっ! だ、出してっ! 出してくださいっ! いくらでもっ、出してっ、いいですからっ!」
絶頂を間近に控えた炭治郎と同じく、しのぶも絶頂へと向かっていく。炭治郎の逸物は女性側に強烈な快楽をもたらす為に、ほんの少し身動ぎするだけでも気持ちが良い。二人は互いに絶頂へ向けて、より激しく身体を動かして行く。快楽を貪りつつも、相手を気持ち良くしたい一心で。
「ぐっ……出っ、るっ……! あぁぁっ!」
「んああぁぁああぁっっ!! 出てるっ……! んぅぁ……」
子宮内に注がれる超大量濃厚精液に、しのぶは歓喜の声を上げて絶頂で打ち震える。二度目にも拘わらず、量も濃さも一切変わらないその熱い奔流。子宮の奥天井を撃つその感覚と幸福感は何物にも変えようのないぐらいだ。幸福のあまり涙が滝のように流れ出る。
しかし悲しいかな。すでに卵子は受精済である以上、もう妊娠することは叶わない。悔しい。泣きたくなる。出来ることなら、叶うのなら、彼の精子
「しのぶさん……」
「炭、んちゅ……」
そんなしのぶの嬉しさと悲しみを察するように、炭治郎が彼女の唇を奪う。優しく慰めるように、舌を絡める。身体を強く抱きしめられる、それだけでどこか救われるような気がした――
「はぁっ、はぁっ! しのぶさんっ! しのぶさんっ!」
「んはぁっ! あぅっ! んぅぁっ! ふっ、かいっ……!」
部屋内の壁に手をつき、しのぶは後ろから逸物で突かれていた。炭治郎の突き込みの強さのあまり、しのぶの両足が宙に浮く。すでにしのぶの尻は、炭治郎の強い突きの強さによって赤みを帯びている。そして彼女の腰を、炭治郎の両手が力強く、がっしりと掴んでいた。それこそ掴んだ手の跡がくっきりと残ってしまうほどに。
炭治郎は先ほどから興奮しっぱなしだ。なにせ眼下のしのぶの尻肉が、逸物を突き込む度に波打つのだ。しかもそれだけではない。生前に比べ、幾分か肉感が増したしのぶの身体。その結果、突き込みによって尻肉に段差ができるほど豊満な臀部を備え持ってしまったのだ。形だけでなく、色も、感度もすべてが超高水準であるしのぶの尻。炭治郎の理性を破壊するには十分すぎる威力を持っていた。
そんじゃそこいらの女だったら、彼の強烈な突き込みによって骨盤が粉砕されてしまうだろう。鬼殺隊の柱であった彼女の身体は以外にも頑丈だ。故に炭治郎の凶悪な突き責めであっても受けきれる。
「んぐぅううぅっ! はぅううっ!」
抽送の度に意識が持ってかれ、気が狂いそうになる。それほどまでに強い快楽がしのぶに流れていく。性器と性器の擦り合いによってもたらされる快楽は、完全に二人から理性を奪い去っていた。あるのは本能のみ。
愛する異性を気持ち良くしたい。もっと激しく獣のように求められたい。子を作りたい。そんな愛欲と生殖本能のないまぜになった感情が溢れかえる。
「くっ、はぁぁっ! ああぁっ、しのぶさんっ! あぁぁっっ……!」
「あぁぁっ! ふぁぅううっ! んはぅううぅっ! た、炭治郎くんっ、んぅううぅっ!」
もはや絶頂を訴えなくてもわかる。相手の性器が絶頂の前兆として痙攣しているのが一目瞭然なのだ。相手の官能の高ぶりが手に取るようにわかるほどに研ぎ澄まされた感覚は、性交をより激しく、より苛烈なものへと加速させていく。そして、
「はぁっ、はぁぁっ、くっ……あぁあぁっ! ぐぅううぅっっ!!
「あっ、あっ、ああぁっ、あああぁあぁっ、くっ……んんんんんんんぅうううぅっっっっ!!!!」
脳内を強烈な官能電流が迸り、二人は絶頂へと追いやられた。
炭治郎の手がしのぶの腰を思い切り自分の下半身に押し付け、怒涛の超射精が始まる。常人ならばすでに陰嚢の中身が空になっていて当然の量。しかし炭治郎は体質柄か、陰嚢の中の精液が減れば即座に充填されるのだ。濃さも極限まで高めた、極濃精液。炭治郎の陰嚢は行為前に比べ、一回り大きくなるほどに精子が再装填されて溜まりまくっていた。これでは『キンタマが空になるまで出して』なんて言った時には、一向に終わりが来ないだろう。
一方のしのぶも、子宮を粉砕するほどに突き上げられた肉棒からの射精を一心に受け止める。すでに彼の精液で一杯の子宮。本来ならば子宮口から溢れ出るだろうが、その濃さゆえにほんの一滴たりとも子宮口から出ていかないのだ。出て行かない以上はしのぶの子宮内で溜まっていく精液。炭治郎の常人からかけ離れた、常識を遥かに逸脱した大量射精は、しのぶの腹部をぽっこりと膨らませていた。
「~~~~~……っっっ!!! はぁぁっ!! はぁっ! はぁっ!」
「~~~~~……っっっ!!! んはぁぁっ……! んあっ、あぁっ……お腹っ……熱いぃ……」
子宮の中の精液がもたらす熱がなんとも心地よい。子宮内で渦巻く精液の流れを感じながら、しのぶは余韻に浸る。まだ膣内にある逸物は硬いまま。まだ性交は終わらない――
「んはぁっ! んぅううぅっ! あっ! あぁっ!」
――すでに数時間
日が変わってもなお、未だに炭治郎としのぶの性交は続いていた。二人は今、抱き地蔵という密着面積が広い体位で、互いを求めあう。しのぶの四肢はぎゅううっと炭治郎の身体に強く絡みつき、離れる素振りがない。ふたりが腰を動かす度にニチャネチャという粘着質な音が響く。
炭治郎の胸にはしのぶが付けた鬱血の跡。肩には、しのぶが付けた爪痕に噛み跡。腰には組み付いたしのぶの脚の跡がくっきりとついている。そしてしのぶの方はというと、胸元に鬱血の跡。腰のくびれと臀部には騎乗位や正常位、立後位の絶頂時に想いきり鷲掴んだ手の跡が痣のように残っていた。
(産んで、あげたい……炭治郎くんが望むのならいくらでも……)
彼が望めば、しのぶは何度でも子を産んであげたい。何人でも、何十人でも、何百人でも、何千人でも、何万人でも、何億人でも、何兆人でも。この命果てるまで。
「あぁっ、んんぅぁっ! ふぅ、んんっ……!」
炭治郎に身体を揺すられ、しのぶは悶える。二人は強く心地よい快楽に身を委ねながら、官能を高めていく。流石の二人といえど体力には限界がくる。視界は霞み、意識も混濁してきていた。もう、次で最後。それを相手から感じ取った二人は、最後の力を振り絞る。
「はぁっ、ぁぁ……炭治郎くんっ……!」
「しのぶさんっ、っぅう……はぁぁっ、んんっ……!」
加速する摩擦。突き上げられる、精液で膨張する子宮口。そして中で膨れあがる快楽。その最後がとうとう解放された。
「んっ……あぁぁぁぁああぁぁっっ!!」
「ぐっ……でるっ………ぐぅううぅぅっ……!!」
二つの身体がガクガクと痙攣する。もう入らないくらいに膨れている子宮に、ビチャビチャと濃厚な精液が注がれていく。
(ぁ……あぁ――)
意識が薄れていく。頭の中に靄がかかり、それが広がっていく。そうして二人は繋がったまま、意識を手放した――
――そしてさらに数時間後
意識を取り戻した炭治郎としのぶ。意識がない最中もずっと結合したままだった二人。とりあえず膣穴から逸物を抜くことにした。のだが……
「し、しのぶさんっ、もう少し緩めてくださいっ……!」
「そ、そんなこと言われてもっ……」
抜けないのだ。膣壁が絡みつき、根元まで突き刺さった肉棒がなかなか抜けない。行為中の抽送の際は全然問題なかったというのに、いざ抜こうとするとしのぶの膣が凄まじい締め付けを見せるのだ。まるで『行かないで』『ずっとこのままでいて』とでもいうように、炭治郎の肉棒を離すまいとしているようだった。
「ぐっ……ぬんっ……!」
四肢に全力を入れて、腰を引いていく炭治郎。それに引っ張られないように、しのぶも下腹部に力を籠める。なんて強烈な締め付けだろう。炭治郎が四肢に血管を浮き立たせるほどに力を込めているというのに、なかなか抜けない。
ミチッ……ミチっ……
常人の膣であれば、すでに抜けているのが当たり前なはずなのに。なんという膣圧だろうか。それでも少し、ほんの少しずつ抜けていく肉棒。結合部から垂れ落ちる愛液は、離れていく彼との別れに涙を流しているようにも見えた。
――そして、抜こうとして一時間が経過
「くっ……はぁっ……!」
「んんぅ……」
ようやく、カリの部分まで抜けた。これほどまでに時間がかかるなど、もはや強いを通り越して異常だ。それほどまでにしのぶの深層に眠る炭治郎への想いと、彼女の殺人的超絶名器の力が強いのだろう。今もなお、しのぶの膣は炭治郎から精を搾り取ろうと蠢いている。
「くっ……おおおぉぉっ……!」
逸物の中で一番大きい部分である亀頭。抜けるまでもう少し。炭治郎は残ったすべての力を込め、四肢に力を込めた。そうして――
じゅぽんっ!
「うぁっ!?」
「んんんっっ!!」
――男根が引き抜ける瞬間、雄茎と別れたくないと吸い付いていた膣口が、チュポンッと音を立てた。炭治郎の亀頭と、純潔だった頃のようにぴったりとその口を閉ざしているしのぶの淫裂が、恋人の赤い糸のように黄濁した粘液糸でつながっている。まるで『彼とはもう何があっても離れない』『彼以外は空気さえも入れさせない』とでもいうように。そしてそんな膣穴に入っていた炭治郎の肉棒はというと――全体に奇妙な模様跡がこびり付いていた。この模様はしのぶの膣襞だ。あまりに強すぎる膣圧と締め付けによって、炭治郎の肉棒全体にその痕跡が付いていたのである。
この男の逸物は自分だけのものだ、と野生動物のマーキングのように付けられたその跡。陶器のように白かったしのぶの肌は度重なる快楽によって桜色に染まっており、なんとも淫靡な姿を晒していた。
「はぁっ……はぁっ、はぁっ……!」
「ふぅっ……ふぅっ、ふぅっ……!」
ようやく結合が解けた二人は荒い息をついていた。体は色んな液体でベトベトな上に、部屋中むせ返るような性交の匂いがこびり付いてしまっている。
徐々に興奮が冷めていき、冷静さを取り戻す二人。そして、ようやくあのことに気が付いた。
「はぁ、はぁ……っ!? し、しのぶさんっ、不味いですっ! こ、このままだと禰豆子たちが帰って来た時に……!」
「ふぅ、はぁっ、はぁ……ぇ――?」
すでに炭治郎たちがここに来てから二日が経過。その日中には禰豆子たちが戻ってきてしまうのだ。それまでずっと性交をしていた二人は、慌てふためき出す。
「しのぶさんっ! 俺、ひとまず風呂を沸かします! しのぶさんは部屋の換気をっ!」
「え、えぇっ! 御香がありますので、これを焚きますっ!」
忙しなく動き出す二人。一刻も性交の痕跡を消さねばならない。性交の跡が残る家に自分以外の、しかもその内1人は炭治郎の妹。そんな皆と生活するなど、恥ずかしくて死にたくなる。
「あぁぁっ! しのぶさんっ! そのお腹っ! なんとか隠してくださいっ!」
「えっ……? あぁっ……!」
しのぶのお腹は、炭治郎に注がれた大量の精液によって妊娠初期のようにぽっこりと膨らんでいた。炭治郎に指摘されて気付いたしのぶ。しかし、
「……無理です、炭治郎くんっ! 炭治郎くんのが濃すぎて押しても力んでも出ませんっ……!」
炭治郎の精液がなんとも濃すぎた。どんなに力強く腹部を押してみたり、力んでみても一切出てこないのだ。精液すべてがしのぶの子宮内にこびりついて一滴たりとも出てこないのである。
「そ、そこをなんとかっ……」
「炭治郎くんの所為ですよ!」
「えぇっ!? すみません! しのぶさんがあまりにも淫猥で、色っぽくて興奮しちゃって……」
「一旦黙ってください!」
「そんなっ!?」
慌てる二人。そして禰豆子たちが家に戻ってくるまでになんとか後始末を終え、しのぶは羽織で腹部を誤魔化してなんとかやり過ごすことが出来たのだった――
皆さんに「面白かったよ!」とか感想を貰えると大変嬉しかったです。
今後も炭しの推しの方が増えてくれると嬉しいな……。
長い間、ご愛読ありがとうございました!