※この作品はR-18です。

ありふれた職業で世界最強~出会いと帰還への道のり~   作:リュウコウ

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36 フューレン4日目・ミュウの救出 前編

~~~ギルド直営の宿~~~

 

「おはよー!歯を磨いてくる!」

「香織!おはよー!」チュッ

「雫!おはよー!」チュッ

「ティオ!おはよー!」チュッ

「妙子!おはよー!」チュッ

「奈々!おはよー!」チュッ

「綾子!おはよー!」チュッ

「朝食を食べに行こう!」

 

「おはよー!皆!今日のデートは、

香織!雫!ティオ!妙子!奈々!綾子!の

6人で行くから!」

 

「皆は、旅に必要な物を、買ってきてくれ!」

「「「「「「わかったわ!夜一!」」」」」」

「わかりました!ご主人様!」

「「「「わかったわ!夜一!」」」」」

「では、行ってくる!」

 

花壇迷路や大道芸通りを

散策したあと。

皆は、露店で買った食べ物が

入った包みを

幾つも抱えられている。

 

「よく食べるな....そんなに美味しいか?」

「「「はい!美味しいですよ!」」」

「「「はい!美味しいですよ!」」」

 

夜一は、突如、その表情を

訝しげなものに変え

足下を見下ろした。

 

「夜一!どうかしましたか?」

「ん?気配感知で人の気配を

捉えたんだが....!」

「周りには人が大勢居ますから!」

「いや、そうじゃなくてな.....。

俺が感知したのは下だ!」

「下って!....下水道ですか?」

「だったら、管理施設の職員では?」

「それなら、気にしないのだが。

なんか、気配がやたらと小さい上に弱い....。

これ子供だぞ?しかも、弱っているな」

 

「ッ!?大変じゃない!」

「夜一!追いかけよう!」

 

夜一は地下をそれなりの速度で

流れて行く気配を追う。

街の構造的に

ストリート沿いに下水が

流れているのだろうと

一気に気配を追い抜くと

地面にてをついて錬成を行った。

紅いスパークが発生すると、

真下への穴が空く。

 

「香織!雫!妙子!奈々!綾子!は、

身体強化は出来るのか!」

「飛び降りるのは流石に!」

「じゃあ、子供を連れて戻ってくるから、

ここで待っていてくれ!」

「ティオ!俺たちが助けに行くぞ!」

「はい!ご主人様!」

「妾が助けに入ろう!」

「ティオ!キレイな服が、

台無しになるじゃないか!」

 

「俺が行く!」

 

夜一は、再び地面に手をついて

錬成を行った。紅いスパークと共に

水路から格子がせり上がってくる。

格子は斜めに設置されているので、

流されてきた子供は

格子に受け止められるとそのまま

夜一達の方へと移動してきた。

 

「この童は....」

 

「息はあるな。

取り敢えず、ここから離れよう。臭いが酷い」

 

子供の素性的にただの事故で

流されたとはどうにも

考え難いので、

そのまま空けた穴から

地上に戻った。

穴は錬成をして戻してから、

事情を説明するために

皆と裏路地へと

走り出した。

 

「夜一!その子!」

「ああ!海人族の子供だ!」

「海人族は、保護対象でしょ!」

「そうだな!その子供がここに居ると言うことは、

フューレンの闇に関わることになる!」

 

「「「「「!?」」」」」

 

海人族の可愛らしい幼女の

鼻がピクピクと動き始め、

直後に、その目がパチクリと

開いた。

 

困惑したように視線を

泳がせていた

海人族の幼女は、

やがて、その大きい真ん丸な瞳を

夜一にロックオンした。

無言で、ひたすらジーッと

夜一を見つめ始める。

 

夜一も、なんとなく目があったまま

逸らさずジーッと見つめ返した。

見つめ合う。

まだ、見つめ合う。

まだまだ、見つめ合う。

 

「「「「「夜一!」」」」」

「なんだ?」

「い・つ・ま・で、見つめ合っているの!」

「いや!海人族に見つめられたから

見つめ返している!」

 

海人族の幼女は、首を傾げて、

 

「パパ?」

「「?」俺か!」

「そうなの!パパ~!」

「よしよし、寂しかったか.....なんでやねん!」

「パパじゃないの?」

夜一は、頭をかきながら、

 

「お嬢さんは、俺が、パパの方がいいのか?」

「お嬢さん?うん!パパがいいなの!」

「う~ん、じゃあ、パパでいいから!」

「お嬢さんの名前は、なんて言うんだ!」

「…ミュウなの、パパ!」

「そうか!俺は、夜一だ!」

「わかったなの!パパ!」

 

「取り敢えず!汚れを洗い流そう!

 

風呂を用意する!

地面に手をあて、紅いスパークを

迸らせて、浴槽を用意し、

湯を張り、ミュウの体を洗って置いてくれ!

頼んだぞ!

 

「ミュウの服を1式用意してくる!」

「どうして、夜一がパパなの、ミュウちゃん?」

「パパ?格好良かったなの!パパ!」

 

「確かに、向こうの時は、

いつも学校で怠けてると思ったけど、

仕事をしていること知らなかったし、

こっちに来てからは、

あんなに頼りになるんだって、思った!」

 

しばらくして、

夜一が帰って来た。

 

「パパ!」

「ミュウ!キレイにしてもらったか!」

「お姉ちゃんたち、優しかったなの!」

「そうかそうか!じゃあ、ご飯を食べるのを

少しだけやめて」

 

「可愛いミュウに合う服を買ってきた、

ミュウ!この下着はどうだ!」

「可愛いなの!パパ!」

「じゃあ、穿かすぞ。」

「パパにしてもらえるの?」

「ああ!俺は、パパだからな!」

「はいなの!パパ!」

 

次は、この服だ!」

 

「その服も、可愛いなの!」

「白色のフェミニンなワンピースを着せるぞ。」

「はいなの!パパ!」

「それと!グラディエーターサンダルを

ミュウの前に膝まずいて、

片方ずつ靴を履かせていった。」

 

「パパ!似合うなの?」

「可愛いよ!ミュウ!」

「パパ!ありがとうなの!」

 

ドライヤーを宝物庫から出して、

ミュウの髪を乾かしていく。

 

「夜一って、こんなに面倒見良かったの!」

「ああ!向こうにいてた時、

妹が2人いてるからな!

「で、今後のことだが......、

フューレンの闇になるとしたら、

保安署に預ける!」

 

「ミュウ!このキレイな宝石を持っていろ!

もし、困ったらこの宝石に魔力を流せ!

俺が!俺たちが、助けに行くからな!」

 

「わかったなの!パパ!」

 

「保安署にミュウを預けて、

ストリートを歩いている。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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