ありふれた職業で世界最強~出会いと帰還への道のり~ 作:リュウコウ
~~~オルクス大迷宮・1層~~~
「ミュウ!あの、ラットマンをやっつけてみるか?」
「ハイなの!パパ!」ドパッ
「やったなの!パパ!倒せたの、どうだった?」
「上手かったぞ、ミュウ!」
「ここには、ミュウに敵う魔物は居ないから、
10層に行ってみようか!」
「ハイなの!パパ!」
「夜一!ちょっと良い?ミュウちゃんに
殺らせても良かったの?」
「桜!その事だが、俺は自分が出来ると言うことしか、
させないから、ミュウでは、無理なときは、
鈴と愛子とリリィに守らせるから!」
「私と愛子とリリィが?」
「私たち3人で大丈夫なの?」
「鈴の天職は結界師だし、
愛子とリリィには、
守りを極めてもらっているから、大丈夫だ!」
「わかったわ!夜一!」
「私も、ミュウちゃんを守ってみせますね、
夜一さん!」
「次は、10層へ行こうか!ミュウ!」
「ハイなの!パパ!」
「ミュウ!次は、迷子のロックマウントを
狙ってみようか!」
「見ててよ!パパ!」
ミュウは、狙いを定めて撃ち放った!ドパッ!
「やったの!パパ!」
「すごいぞ、ミュウ!」
「エヘヘ、パパの倒し方を見てたなの!」
「そうかそうか!」
「夜一!これでは、エリセンでお別れできるの?」
「それは、ミュウのママの承諾次第で、エリセンにある、
大迷宮を一緒にクリアを目指すぞ!優花!」
「話し合いは、ミュウのママを交えないと、
進まないから!」
「ミュウ!次は、一気に50層へ行ってみよう!」
「わかったなの!パパ!」
~~~50層~~~
女魔人族から逃れながら、メルド団長が倒れている
場所まで、龍太郎が殿を努めながら、
先頭には、近藤と斎藤が切り開きながら、
やっと辿り着いたが、
女魔人族も辿り着いていた!
龍太郎と近藤と斎藤が仲間を自分の後ろに固めて、
睨み合っている、ちょうどその時!
天井から巨大な杭が2匹の魔物を貫いた!
仲間を守っている、三人と後ろで固まっている仲間も、
一瞬、何が起こったのか、わからなかった。
巨大な杭が落ちてきた天井から
14人の影が降りてきた!
「鈴、愛子、リリィ!ミュウを連れて後ろに居てる、
龍太郎達を守ってくれ!」
「パパ!ミュウもなの?」
「そうだな!これは、相手が悪かった。
ミュウには、まだ、女魔人族を相手にするのは、
早すぎるから、鈴と愛子とリリィに
守ってもらってくれ!」
「.....わかったなの!パパ!気を付けてね!」チュッ
「ああ!任しておけ!ミュウ!」
残りの彼女達の周りには、浮遊する十字架が
数10機回っていた。
香織と雫が呆けながら口をついて出た言葉が
夜一って、ファ◯ネル使い?
それとも、ニュー◯イプなのかな?
それを聞いた夜一は、2人に突っ込むのは、
後にすることにした。
女魔人族も自分が連れてきた魔物が一瞬で2匹も
簡単に殺られたのを目の当たりにして、
あの方から承った魔物がこんなにあっさりと、
光となって消えて、追い詰めるのを躊躇った。
「おい!女魔人族がこの大迷宮に何の用だ!」
私が答えるつもりがないとわかると、
太ももを撃ち抜き、逃げられなくしてから、
周りの魔物を次々と葬り去っていく!
「おいおい!女魔人族が連れてきた魔物は、
こんなにも、弱いのか!この程度なら!」
「ミュウ!ちょっと来てみろ!」
「ハイなの!パパ!どうしたの?」
「ミュウへの攻撃は、防いでいるから、
魔物を倒してみようか!」
「いいの!パパ!」
「やってみろ!」
「わかったなの!パパ!やってみるなの!」
その返事と共に、黒猫の魔物を数10匹の
頭を外すことなく、撃ち抜いて倒していった。
黒狼は流石に体格があったので、
10匹の内、5匹の頭を撃ち抜いた。
「ミュウ!あとは、女魔人族に聴きたいことがあるから、
鈴と愛子とリリィのところで待っていてくれ!」
「ハイなの!パパ!」
「おい!この魔物たちをどこで手に入れたのか......
吐いてもらおうか?」
「あたしが話すと思うのかい?人間族の有利に
なるかもしれないのに?バカにされたもんだね」
「俺は、人間族とした聴いているんじゃない!
俺が知りたいから、聴いているんだ!
逃げられないように、もう1つの足も
撃ち抜いていとこうか!」ドパッ
「ぐあっ!」
「話す気になったかな!女魔人族!」
「.........」
「ま、大体の予想はつく。ここに来たのは、
『本当の大迷宮』を攻略するためだろう?」
女魔人族が、夜一の言葉に眉をピクリと動かした。
その様子を観察していたハジメが言葉を続ける。
「あの魔物達は、神代魔法の産物......図星みたいだな。
なるほど、魔人族側の変化は大迷宮攻略によって
魔物の使役に関する神代魔法を手に入れたからか
......とすると、魔人族側は勇者達の調査と
大迷宮攻略に動いているわけか......」
「どうして......まさか......」
女魔人族が、夜一もまた大迷宮の攻略者であると
推測したことに気が付き、
視線で「正解」と伝えてやった。
「なるほどね。あの方と同じなら......
化け物じみた強さにも頷ける......。」
「あの方,.....ね。魔物は攻略者からの
賜り物ってわけか......」
「いつか、あたしの恋人があんたを殺すよ」
「敵だと言うなら神だって殺す。
その神に踊らされている程度の奴じゃあ、
俺には届かない」
夜一は、ドンナーの銃口を女魔人族の頭部に向け、
そのまま......引き金を引いた。
夜一が撃ち終わったあと、
龍太郎が口を開いて、問いかけてきた!
「あんた達は、誰なんだ?そんなに簡単に
魔人族を殺せるんだ?」
女魔人族を撃ち抜いた人物の事については、
遠藤が答え始めた!
「あいつは、鳴神 夜一だ!」
それを聞いた龍太郎が首を傾げ、遠藤に問い詰めた!
「おい!遠藤、鳴神はあの石橋での戦いで、
ベヒモスと一緒に落ちていったじゃないか!
その後に、早乙女と谷口も落ちていったのを。」
「その、鳴神と早乙女と谷口が、自分の力で
這い上がって来たんだ!」
「そんな事が出来るのか?
本当に鳴神と早乙女と谷口何だよな!」
「三人とも、見た目が変わっているから、
わからないだろうが。」
「早乙女と谷口は、白いメッシュが入っただけだが、
鳴神は、頭から足先まで見ても、
元の姿からは、かけ離れすぎてわからなかった。」
「桜と鈴も大変だったけど、
俺は、左腕を魔物に喰われ、右目を潰され、
精神まで壊れそうになったが、
2人のお陰で、精神だけは壊れずにすんだから、
遠藤の必死の訴えに応えて、
龍太郎と仲間たちを助けに来られたからな!」
「ありがとう!鳴神!」
「それを言うのは、俺たちをここに連れてきた、
遠藤に言ってやってくれ!」
「後の話しは、ホルアドに戻ってからにしてくれ!
この場所に、俺たち三人は長いこと居たくない!」
「わかった!鳴神!」
「パパ!敵はやっつけたなの?」
「ああ!だから、早く地上に戻ろうな!ミュウ!」
「ハイなの!パパ!」
~~~ホルアドのギルド支部長室~~~
ロアに救出した状況を報告してから、
夜一たちは、
ギルド直営の宿で、一息ついていた。
「パパ!ミュウの撃ち方変じゃなかったなの?」
「変じゃないぞ、ミュウ!ヨシヨシ!」
「エヘヘ、うれしいなの!」
「夜一!私たちは?」
「すまない!鈴、愛子、リリィ!
龍太郎と仲間たちを守ってくれてありがとう!」
「それだけなの?夜一!」
「......わかった!鈴、こっちにおいで!」
「ヨシヨシ!ありがとう、鈴!」チュッ
「エヘヘ。嬉しい!」
「愛子!おいで!」
「ヨシヨシ!ありがとう、愛子!」チュッ
「エヘヘ。私も、ありがとう!」
「リリィ!おいで!」
「ヨシヨシ!ありがとう、リリィ!」チュッ
「エヘヘ。ミュウちゃんも守れて良かったよ!」
「今日はもう疲れたから、寝ようか!」
「ミュウ!おいで、一緒に寝よう!」
「ハイなの!パパ!」
「おやすみ!」
「お休みなの!」