ありふれた職業で世界最強~出会いと帰還への道のり~ 作:リュウコウ
~~~アンカジ公国の駐屯所~~~
夜一たちは、ビィズの案内で、迷わずに、
アンカジ公国まで、グリューエン大砂漠を疾走していた。
「父上!」
「ビィズ!そちらの方たちは、旅の方かな?」
「いえ、父上!こちらの夜一さんたちが、
オアシスと患者達を診てくれる、
元神の使徒様です!」
「ビィズ!信用しても、いいんだな!」
「はい!私も助けていただきました。」
「私は、領主のランズィです!
夜一さん!オアシスと患者達を頼みます。」
領主ランズィの許可が出たので、
香織に患者達を治して貰うため、護衛に
愛子とリリィとアイリスとユナとシアとソーナを付けて、
夜一はミュウを肩車して桜と鈴と優花とユエと
ミレディと雫とティオ連れて、
オアシスの調査に向かった。
夜一がオアシスを眺めていると、
魔眼石に反応があった一点を凝視したのを、
桜が気付き、夜一に訪ねる!
(夜一!オアシスに異変があるの?)
鈴は夜一が診ている一点を見つめ、
夜一に。
(毒性が発生してるのかも!)
「ランズィさん!調査チームは程度調べたんだ?」
「資料ではオアシスとそこから流れる川、
各所井戸の水質検査と地下水脈の調査を
行ったようだ。」
「オアシスのそこに、異物かアーティファクトの
反応があるのだが?」
「オアシスの警備と管理には、アーティファクトを
使われているが、それは、地上に置いてある、
結界系のアーティファクトで、
今までオアシスが汚染されたことなど
1度もなかった。」
ランズィが言うアーティファクトとは、
『真意の裁断』といい、このアンカジを
守っている光のドームのことだ。
夜一とミュウが異物の反応がある場所に向け、
ドンナーを撃ち続け、
桜は、ラミエルを異物の反応がある場所に、撃ち続け、
鈴には、俺とミュウと桜を魔物から守って、
ユエと雫には、ランズィとビィズを
守って貰っている?
「ミュウ!俺が撃ち込む所に、撃ってくれ。」
「わかったなの、パパ!」
「鈴!結界を張ってくれ!」
「わかったよ、夜一!『護れ!鳳扇花』!」
優花とミレディとティオには、攻撃体制を
取ってもらい、夜一とミュウが撃ち続けていると、
オアシスのそこから現れたのは、体長10メートル、
無数の触手をウネウネとくねらせ、
赤く輝く魔石を持っている、体長1メートルの
スライム型の魔物が現れたのを見て、
ビィズは驚いていた。
「なんだ......この魔物はいったいなんなんだ?
バチュラム......なのか?」
呆然とランズィがそんなことを呟く。
「まぁ、こいつが、オアシスが汚染された原因だろ?
大方毒素を出す固有魔法でも
持っているんじゃないか?」
「......確かに、そう考えるのが妥当か。」
夜一とランズィが会話している間も、
スライムは攻撃を仕掛けているが、
優花が『吹き荒れろ!向日葵!』
ミレディは、『黒玉』『禍天』
ティオは、切り裂け『風刃』
それに続き、
夜一は、ドンナーとシュラークで迎撃し、
ミュウは、ドンナーを撃ち込み、
桜は、ラミエルとトゥルエノで迎撃し
スライムの魔物バチュラムを倒した!
ランズィが恐る恐る、夜一に。
「魔物を倒したのか、夜一氏?」
「あぁ!魔物の反応は失くなったな!」
ランズィの部下の1人が水質の鑑定を行った。
「どうだ?」
「......いえ、汚染されたままです」
バチュラムを倒されても、汚染されてたから、
ランズィとビィズ、ランズィの部下に
落胆の色が隠せない。
「まぁ、気を落とすでない。元凶がいなくなった以上、
これ以上汚染が進むことはない。
上手く汚染水を排出してやれば、そう遠くないうちに
元のオアシスを取り戻せよう」
ティオが慰めるように言う。
「......しかし、あのバチュラムらしき魔物は、
いったいなんだったのか......新種の魔物が
地下水脈から流れ込んできたのだろうか?」
「恐らくだが......魔人族の仕業じゃないか?」
「夜一殿、桜殿、鈴殿、優花殿、ユエ殿、
ミレディ殿、雫殿、ティオ殿、ミュウちゃん、
ありがとうございます。
これから、昼御飯にしましょう。」