※この作品はR-18です。

ありふれた職業で世界最強~出会いと帰還への道のり~   作:リュウコウ

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47 アンカジ公国1日目 医療院側

~~~医療院~~~

 

香織がリリィとアイリスとユナとシアとソーナを

伴い、獅子奮迅の活躍を見せていた。

緊急性の高い患者から魔力を一斉に抜き取っては

魔晶石にストックし、半径10メートル以内に

集めた患者の病の進行を一斉に遅らせ、

同時に衰弱を回復魔法を行使している。

 

ユナは、メイドの役割をソーナと領主のアイリーに、

給仕をして寛ぎ、

ソーナには、アイリーの遊び相手になって、

気分を和らいでいる。

 

リリィは、医療院を結界「舞い踊れ!羽衣!」で、

守っていて、

アイリスは、香織の護衛として、傍らに!

 

シアは、動けない患者達を、その剛力をもって

一気に運んでいた。馬車を走らせるのではなく、

馬車に乗せた患者達を馬車ごと持ち上げて、

建物の上を通ってショートカットしつつ

他の施設を行ったり来たりしている。

 

医療院の職員達は、上級魔法を連発したり、

複数の回復魔法を当たり前のように

同時行使する香織の姿に、驚愕を通り越すと

深い尊敬の念を抱いたようで、今や、

香織の指示のもと患者達の治癒に当たっていた。

 

香織を中心とした彼等のもとに、

夜一達が帰って来た。医療院のスタッフや患者達が、

一緒にやって来たランズィに頭を垂れようとした。

それを手で制止しながら、

 

「皆の者、聞け!たった今、オアシスを

汚染していた原因が排除された!

時間はかかるかもしれないが、

我等のオアシスが戻ってくるぞ!

加えて、水の確保も成った!

救援が来るまで、十分に持つ量だ。

更に、ここにいる金ランクの冒険者達が、

静因石の採取依頼を引き受けてくれた!

あと数日だ。踏ん張れ!気力を奮い立たせ、

この難局を共に乗り切ろう!」

 

耳に心地よいランズィのバリトンボイスが響く。

 

次の瞬間、建物が震えるほどの大歓声が上がった。

多くの人が亡くなり、

砂漠の真ん中で安全な水も確保できず、

絶望に包まれていた人達が笑顔を取り戻し始める。

患者やその家族達は互いに抱き合い、安堵に涙を流し、

医療院のスタッフは仲間と肩を叩き合い、

幾人もの人達が、ハジメ達の協力に感謝を捧げた。

そのとき、ランズィがチラリとハジメを見た。

視線に気がついた夜一は、その意図を察して

 

「領主、あんた......」

「そう気にしないでくれ。なに、

夜一殿が帰って来なければ、

ちょっと絶望するだけだ」

「ランズィ、あんたが頼み込んだら、

2つ返事で、引き受けているんだ!

俺の1番の先生が自分の手の届く範囲で、

この世界の人達を助けるようにと、

まぁ!あとは、話を交わして俺が決めるが!」

「夜一!」ポッ

「あとは、俺達の目的地、グリューエン大火山組と

アンカジ公国を守る組に。」

「グリューエン組は、俺と桜と鈴と優花とミレディと

ティオ!」

「アンカジ公国組は、リリィとアイリスとユエとユナと

シアとソーナと香織と雫!」

「ミュウは、俺達が帰ってくるのを待っていてくれ!」

「.....ミ、ミュウも、パパに付いて行ったらダメなの?」

「火山の中に静因石を取りに行く、水気はなく、

熱気が尋常じゃないからな?」

「.....おとなしく、パパが帰ってくるのを待ってるから、

パパ!ミュウにチューして欲しいなの!」

「.....わかったよ!ミュウ!

パパは、必ず帰ってくるから、

待っていてくれ!」チュッ

「ありがとう、パパ!ミュウ!待ってるなの!」

 

夜一達は、グリューエン大火山もとい、

グリューエン大迷宮へと向かった!

 

 

 

 

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