ありふれた職業で世界最強~出会いと帰還への道のり~ 作:リュウコウ
投稿後、雫の氷鏡でのやり取りを細かく書きます
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視界を染め上げる輝きが収まっていく中、周囲から気配が消えていることに気付いた。
「......分断されたか。まぁ、予想はしていた」
夜一は周囲に巡らせる。
「一本道...か」
2メートル四方の氷鏡でできた通路だった。退路なし。
上下左右に、幾重にも重なった自分の姿が映っていて、夜一の動きに追従している。
暫く歩いていると、ドーム状の大広間に出た。先ほどから響いていた囁き声がはっきりと聞こえてくる。
『よぉ。俺』
「...やっとお出ましか?俺たちがこの氷雪洞窟に入ってから、錯乱させる
『つれないない言い方だな。俺』
鏡の中の自分が話しかけてきた。
『ちなみに、コンセプトってなは?』
「いや、言わなくてもだいたいわかる。.....この大迷宮のコンセプトは、『自分に打ち勝つこと』だ。己の負、目を逸らしてきた汚い心、認め難い現実からの逃避、矛盾する感情.....そういったものに打ち勝てるか否か」
夜一は、僅かに視線を上へと、天上の世界を。
「強い力があっても、心が弱ければ意味がない。......神につけ込まれないための試練なんだろ」
『
色の反転。そう表現すべき現象が起きた。
抜き手も見せない、殺気すらない、夜一と虚像が同時に神速の抜き撃ちを。
夜一の黒いドンナーの閃光。
虚像の白いドンナーからは、ヘドロのようなどす黒い閃光。
『ははっ、やっぱり分かるよな。タイミング、思考、技を
ニヤニヤと
『さぁ、
どこまでも会わせ鏡のように、放つ口撃。
「死ね」
『死ね』
全く同じで、
「どんな未来だろうがーーー
夜一は振り返らず、新たな道へ踏み込んだ。
~~~氷鏡の心迷宮・
しぼむようにして消えた視界の中の光。
雫は何度か瞬きをして周囲に素早く視線を巡らせた。
「......夜一?」
光の門を
ーーー
「ッ」
ゾッと、背筋に襲いかかる。雫は慌てて周囲を見渡すが、視線を返してくれるのは、氷鏡の中の自分だけ。
その
『お久しぶり。
私は、氷鏡から現れた
「貴女は、私の影?」
『影っていうか、心の奥に抑え込んだ、
「それは、できない相談ね。
『....このオーラのこと?私も抑えたいのだけれど、どうしても抑えられないのよ♪貴女が夜一に竹刀を振るうより、可愛いものが好きって言ってなさそうだから、貴女に変わって夜一と仲良くなろうかなって』
「お
『やっと決心がついたのね。親友の思い人のことが好きなこと。それでも、遅すぎね。
「わ....私が...そんな事は....させ....ない」
『その震えた手で何が出来るの?貴女、私のこと怖いんでしょ?貴女の本音を暴露される......』
「う....うるさい」
『やっと絞り出したのが、それだけ?