郊外の林の中、プレハブ小屋のような見た目のくせに入り口に鍵だけではなくパスカードと指紋認証を必要とするロックのかかったやたら厳重な施設があった。強化硝子と分厚い壁でそのへんのカラオケよりよっぽど防音処理の施された室内の様子を外から窺うことは到底かなわないだろう。
「んっ・・・・・・あっ・・・・・・んぐっ」
中には男性の股に顔を埋め性器を頬張る少女がいた。研究室のように様々な薬品や器具が揃えられた部屋の奥に無造作に置かれた白い布団の淫らな染みは彼女が発情した姿をこの男に見せるのが今日初めてではないことを表していた。
「ん・・・・・・んんっ」
既に着衣のまま何度か犯されたのだろう。ズレたホットパンツと下着の奥から布団に精液を垂らす細い身体は、右腕を男の腰にまわし、左腕でシーツを掴み、太く逞しい肉棒に口内を弄ばれる快感と、男が気まぐれに喉奥に亀頭を押しつけてくる時の癖になる屈辱を求めた。
「あんっ・・・・・・プロ・・・・・・デューサー」
唐突に少女の口から引き抜かれた男性器。少女は新鮮な空気で呼吸するかわりに猫のようなその瞳で媚びるように男を見た。まだ十代の若い身体は仕込まれた性行為の悦楽を思い起こして無意識に腰をくねらせる。唇を舐めていた少女はだされることのなかった精液の変わりにその予兆のはずだった透明な粘液を愛おしそうに舌でころがした。匂いに敏感な彼女はそこに含まれる自分の愛液の味から発情期の雌猫を連想して頬を赤らめる。
「ほら、手ぇついて尻だせ」
「はぁ・・・・・・うん、犯して、めちゃくちゃにして・・・・・・したい、もっとセックスしたい」
布団に四つん這いになり、肛門をみられる恥辱もいとわず腰を突き出した少女は、男の手が腰にかけられただけで子宮をふるわせた。少女はプロデューサーと呼ばれたその男のものしか雄をしらなかった。しかし腕のように太くながいそれは処女を捧げた目の前の男に心だけでなく身体まで屈服するのに充分だった。男と少女は心を恋愛と信頼で結び、身体を強姦にも似た激しい調教によって結んでいた。それも彼女の放浪癖のせいだったが、少女はもうどこかにいっても男の「帰ってこないとしばらく抱いてやらないぞ」という一言で帰ってくる。
「んっ・・・・・・んっ、んうっ」
身体の奥へ肉棒がすすむ快感に裂くようにシーツを掴み唾液をこぼす少女。女性器からもポタポタと水滴が垂れる。
「相変わらずいい締まりだな」
「んふっ、あん・・・・・・レッスン、してるからね、あっ、はぁ、はぁ」
少女の奥に到達した男性器はまだ長さに余裕を残して彼女のポルチオを圧迫する。しかし男は動かず、少女の髪を鷲掴みにすると顎を上げさせ、耳元でつぶやいた。
「ほお、この前のレッスン、また失踪してサボったって聞いたけどな?」
「えっ」
淫靡な空気が一瞬にしてコミカルなものに変わる。男の怒りより揶揄うような、楽しげな語調に少女は焦り目を泳がせる。それは少女の頭の中にこれからされる仕置きが思い浮かんだからだ。
「休んだぶん、しっかり鍛えないとな?」
「待って、待って、いまだめ、優しく・・・・・・」
少女の腰を持った男の手に力が入り肉棒がギリギリまで引かれる。それを一息に奥にいれられれば少女はなす術なく絶頂するだろう。だが後背位はその状態で男性が女性を何度も突き上げる体位だ。挿入られただけで矯声をあげる少女はイキ狂うことになる。
「お前の好きな実験だな、クソガキは何回トバされれば反省するのか」
少女は答えなかった。怯えと疼きに身体を震わせながら、快楽に壊れてしまわないように全身に力を入れ、背中に浮きでた汗を男に舐められる感覚に可愛らしい声をあげると、もうこの際できるだけ男を愉しませようと肉棒を締めつけ尻をたかくあげた。