アブラナの痴態を楽しんでいたら途中から風向きが怪しくなってきて、最後はガチ泣きされたでござる。
……俺はシリアス嫌いなんだよ! ハッピーエンドか淫乱エンドしか認めねぇからな!! 待ってろアブラナ、絶対助ける!!!!
「ちょ、ちょっと団長さん!? どうしたんですか急に速度を上げて!? 千里眼しながらだと動きにくいって言ってませんでしたっけ!?」
急に速度を上げた俺の様子にコスモスが慌てているが、こっちだって慌てているんだ。
とりあえずアブラナとの接続が完全に切れた。 念話も届かないし、千里眼でも見えなくなった。
割とマジでヤバい事になってそうだが、幸い巣の場所は分かっている。 千里眼が使えない? その分急げるようになったと思え!
事情を他のメンバーに説明すると、真っ先にイチゴが反応した。
「そんな、アブラナちゃんが……アブラナちゃん、今行くから!!」
凄まじいスピードアップを果たすイチゴ……だが、すぐにスピードを落として合流してきた。
……うん、大体の方向は伝えているが、細かい場所は千里眼で見ていた俺しか分からないもんな。
足を引っ張らない程度には俺も頑張るから許してくれ……。
そう思っていたら、横に移動してきたイチゴが突然俺を掴み、俵担ぎし始めた。 あの……ちょっと、イチゴさん?
「団長さんが頑張るよりこっちの方が早いです! それで、アブラナちゃんはどこですか!?」
いや、せめて一番小柄なイチゴではなく、コスモスあたりに担がれた方が良いのではないかt
「アブラナちゃんは!! どこですか!!??」
あっちです……。
結局最後までイチゴに担がれたまま、俺たちはアラクネの巣へとたどり着いた。
洞窟のようになっているそこに他の害虫の姿は無く、すぐさま中へ侵入しようとしたところ……
『あら、追いかけてきたの? 良くここが分かったわね? まぁ、探しに行く手間が省けたわ❤』
洞窟の中からアラクネが現れた。 アブラナの姿が見えないようだが、一体どこに居るのだろうか……
「アブラナちゃんはどこですか!? 早く返してください!!」
同じことを思ったのか、イチゴがアラクネに問いかける。 ついでに俺はその辺に放り投げられた。 ぐぇ。
『アブラナ……? あぁ、あの娘のことね? 心配しなくても会わせてあげるわよ。 ほら、出てきなさいな❤』
そんなアラクネの声と共に、洞窟の奥からアブラナが姿を現した。 だが……
「あ……アブラナちゃん……!?」
下半身が蛇のような……いや、良く見るとアレは芋虫か?
アラクネと同様、半人半蟲の姿になってしまったアブラナが現れた。
目は虚ろで、イチゴが呼びかけても反応は無い。
途中まで念話越しに「アラクネと同じ存在になる」という話が聞こえていたが、こういう事か……!
『呼びかけても無駄よ? まだこの子は"なり立て"だからね……私の言う事を聞くだけのお人形さん❤ さ、一緒に他の子たちも捕まえて……もっともーっと、餌を集めましょう❤』
身構えるアラクネに合わせ、アブラナも剣を構える。 ……魔力服は消えて裸になっているが、武器だけは現物だから残っているんだな。
「どうするんですか団長さん!? アブラナさん、敵になっちゃいましたよ!?」
「何とかしてあげたい……けど、私達じゃアラクネを相手するだけでも厳しそうなのに、アブラナも居るんじゃ正直難しいの」
コスモスとトリカブトが不安そうな声をあげるが、問題ない。 とりあえずアブラナは俺に任せて、あとの3人でアラクネの相手を頼む。
「団長さん……分かりました、アブラナちゃんをお願いします!」
任された。 ……どうでも良いけどイチゴ、流石にこの状況だと間延びしたような話し方はしないんだな。
「それ今言う事じゃないですよねぇ!? 本当に任せましたよ団長さん!?」
3人を見送り、アブラナと向き合う。 相変わらず目は虚ろで反応らしい反応を返さないが……アブラナはアブラナだ、待ってろ!
全速力でアブラナに向かってダッシュ。 アブラナも剣を構えて突っ込んでくるが気にしない。 ノーガードだ!
「団長さんっ!? 何まっすぐ突っ込んでるんですか!?」
そんな声が聞こえてくるが気にしない。 そのまままっすぐ突っ込み、アブラナの剣が俺の身体をまっすぐ貫いて……
ビリィィィッッ!!!
俺の衣服が吹き飛んだ。
そう、どんなにダメージを受けようがまずは服が犠牲になるこの世界、服があるうちはまっすぐ突っ込むのが最速だ!
そのままアブラナに密着すると、露わになっている双丘を遠慮なく鷲掴む!
「!?!?!?!?」
あ、流石にここまでされると驚いたような反応は返すのか。
だがやる事は変わらない。 おっぱいを鷲掴みにしたまま、人差し指で掠るように乳首を転がし……時折ぎゅっと押し込んで……更に口で吸いつく!
「あああぁぁぁぁぁんっっ❤❤ あっ❤ あっ❤ やっ❤ あああぁぁっっ❤❤」
たまらずといった様子でアブラナが甘い声をあげる。
ふはははは! エロ攻撃に弱いアブラナが敵に回った時の対処法など、これに決まっているだろう!!
その後も胸を責め続け、すっかり力が抜けきった状態でビクンビクンと体を跳ねさせるアブラナ。
「えぇ~……それで何とかなっちゃうんですか……?」
「やっぱり団長はピンク色なの。 私の目に狂いは無かったの」
アーアーキコエナーイ。 ……さて、アブラナはこのままおっぱいを弄り続ければ抑えておけるとして、後はアラクネの方だが……。
『くっ、そんな一瞬で無力化されるなんて……せめて何か着せてやるべきだったのかしら……』
いや、服の上から乳首を擦られるのもアブラナは大好きだから、隠してるくらいじゃ意味無いぞ。
で、アラクネの方だが……千里眼でアブラナの痴態を眺めていた時からゲージはかなり溜まっていてな?
それがここにきてアブラナを直でヤっているわけだろう?
普段アブラナといくらヤってもゲージは溜まらないんだが……何だろうな、戦闘中判定だからなのか?
『な、何が言いたいのよ……というか、その両手に溜めているのはナニ? 凄く嫌な予感がするのだけれど……』
要するにだな、300%フルチャージ済みなんだよ!! 吹っ飛べ!
『やめっ……ギャアアアァァァァァ!!!!!』
ピンク色の閃光に飲み込まれたアラクネは、体がぐずぐずと崩れるようにしながら……やがて普通の害虫と同じく、光の粒子となって消え去った。
……エロゲ風世界だし、人間部分だけが残ったりするかとも思ったんだが違うみたいだな。
まぁ良い。 アブラナをガチ泣きさせた奴に慈悲は無い。
「倒せた……って事で良いんですよね? それにしても絵面が……」
「アブラナのおっぱいビームで倒したみたいになったの」
アブラナの胸を揉みながら撃ったからな。 それにしても、これいつまで揉んでいれば良いんだろうか。 そのうち正気に戻るのか?
「あっ❤ んっ❤ あっ……れ、あたし……一体……んんんんっっ❤
ちょ、何これ、ふあぁんっ❤」
お、戻ったっぽい。 少し名残惜しいが、最後に両乳首をきゅっと摘まみ上げてから、手を放す。
「何で気を失ったと思ったらラティスにおっぱい揉まれてるのよ……あれからどうなったの?」
おっぱいを揉んでいたのは必要だったからだ。 他の団員に確認してくれても良いぞ。
とりあえずさっきのアラクネは倒した。 光の粒子に変わったし、害虫と同じ存在になっていたんだろうな。
で、アブラナが正気に戻るまで、暴れられたりしないように揉み続けていた感じだ。
「そっか……光に……」
何やら落ち込んだ様子のアブラナ。 どうした、あのアラクネに消えて欲しくなかったとかそう言う事か?
「……ううん、そうじゃないわ。 そうじゃなくて……私も、消えないといけないんだなーって」
……は? 何を言っているんだろうか? どうしてアブラナが消える必要があるんだ?
「見れば分かるでしょう? あたしも……アレと同じ、害虫になっちゃったのよ? 花騎士としての……アンタとの繋がりも無くして……。
これ以上……アンタに嫌われてまで生きていく意味なんて……っっ!!」
待て、ちょっと待て。 害虫になったっぽいのは分かる。 何か芋虫っぽいもんな。
花騎士としての繋がりが無くなったのも分かる。 実際念話も千里眼も繋がらなくなって慌てて駆け付けたんだからな。
だが最後のはどういう意味だ? 俺がアブラナを嫌う? ねーよ。
「どこがよ! アンタも今自分で言ったじゃない! この醜い芋虫の姿が見えていないとは言わせないわよ!」
ラミアっぽくてそれはそれで良いだろうが! そういう芋虫っぽい姿をした女の子、薄い本で見たことがあるぞ! それも俺の性癖内だ!!
だいたいその程度で俺がアブラナを嫌いになるとでも思っているのか!? 世界一好きな女の子だぞ、その程度で嫌いになるわけがない!!
この前、相手の事を好きな気持ちは自分の勝ちだって言ってたな? 残念だったな、これで俺の勝ちに決まりだな! 絶対お前を手放すもんか!!
「くっ……あ、あたしの勝ちって言ったでしょ! あたしの方が、世界で一番アンタのこと好きなんだから!!」
じゃあその好きなヤツの事を信じろよ! 絶対俺が何とかしてやるから!!
「!!! ……だって……でも……っ!!」
あーもう知らん! 勝手に何とかさせてもらう! だから消えるとかそう言うのは無し!
仮にアブラナが完全に害虫になって世界の敵になるって言うのなら、世界は俺の敵だ!!
「馬鹿…………馬鹿バカばかぁっ!!」
涙目で抱き着いてくるアブラナをぎゅっと抱きしめる。
……さて、感情の赴くままに啖呵を切ったが、アブラナを元に戻すにはどうすれば良いのやら。
別にこのまま戻らなくてもそれはそれで良い、というのも本当だが……。
「……団長、困っているのなら1つ解決法があるかもしれないの」
ふむ。 続けて、トリカブト。
「今朝も言ったけど、団長はえっちな魔法にかけては右に出る者がいない……という可能性を秘めているの。
アブラナがこうなった経緯は千里眼で見ていた団長からも聞いたけど……要するにえっちな事をされたのが原因なの。
それなら、団長なら……きっとこう、イイ感じに中和したり何なりして元に戻せるかもしれないの!!」
なるほど……害虫の毒で花騎士としての力を消されたのなら、毒を中和するのと同じ要領で……!
よしアブラナ、早速ヤるぞ! 幸い今は二人とも裸だ、このままここで……!
「ちょっ、馬鹿変態っ!! ここ外っ! みんな見てる!! せ、せめてそこの洞窟の中で……!」
……洞窟の中で、というのは受け入れよう。 だが、皆に見られて、という部分は譲れないぞ。
「えっ……嘘、アンタ露出趣味にまで目覚めたの?」
いや、そうではなくてだな。 慣れていない魔法を行使する以上ナニがあるか分からないんだぞ?
少なくともトリカブトには、できれば他のメンバーにも警戒しておいてもらう必要があるからな。
「うっ、思ってたよりまともな理由だった……。 し、仕方ないわね……」
こうして俺たちは洞窟に入り、他の団員たちが見ている前で治療行為(強弁)を開始することにしたのだった。
「……アンタの事変態だとは思ってたけど間違いだったみたいね。 ド変態よ!!」
そう言いながらも言う事を聞いてくれるアブラナが大好きです。
というわけで、折角ラミア風スタイルなのだからという事で、ロールミー! と言ってみた。
うむ、この密着感、イイね!
「うぅ、さっきはあんなに恰好イイこと言ってたのに、どうしてコイツは……あぁもう!
こうなったらアンタのチンポ、一滴残らず搾り取ってあげるから覚悟しなさいよね!」
こちらこそ、一滴残らず子宮に注ぎ込んで、害虫の毒なんぞ上書きしてやるから覚悟しておいてほしい。
「もぅ、馬鹿……❤ んっ、ちゅっ❤」
アブラナの下半身に巻き付かれて密着したまま、互いの愛を確かめ合うように口づける。
先程までの戦闘(?)で準備は整っていたのか、濡れているアブラナの秘部へ肉棒を押し入れる。
そう言えば性器の部分まではギリギリ人間のままなんだな。 別にここが害虫化していてもアブラナ相手なら喜んでヤることに変わりはないが。
「……アンタ本当にどういう頭してるわけ? 元があたしなら、蟲が相手でも良いとか……」
じゃあ逆に聞くが、もし俺が害虫にされたとして、蟲になった俺とするのは嫌か?
「……嫌じゃない」
ちっ、そこで嫌だと言ってくれれば俺の方がアブラナを好きだと決着がついたのに。
「ふんだ! 絶対負けないんだから!! ……んっ❤ それじゃ、動くわよ? アンタ、そのままじゃ腰も振れないでしょ?」
確かに、こうやって巻き付かれていると密着感は良いのだが、全く動けないのが困りものだな……。
「ふふっ、いいから大人しくしてなさ、いっ❤」
ぐちゅ、ずちゅと水音を立てながらアブラナが腰を振る。 あ、これヤバい。
さっきまでアブラナの胸を揉んで興奮していたところに、強烈な刺激と密着感ですぐに射精して……っ!
「あはっ❤ なに、もう射精しちゃったの? ……って、何これ、お腹、熱……っ!」
慌てて魔法を行使するイメージをしたが、何とか間に合ったらしい。
アブラナの胎内の毒を中和し、人間に戻すイメージ……1回では足りないようだが、このまま何回か続ければ……!
「何だろう、これ……美味しい? そっか、美味しいんだ……ねぇ、もっと沢山……❤」
どんどん腰の動きが早く、激しくなっていくアブラナ。
……あの、アブラナさん? 積極的に求めて貰えるのは嬉しいんですが、何だか様子が変じゃないですか?
これヤバくない? とコスモスやトリカブトの方に目を向ける。
ちなみにイチゴはアブラナの姿を見ながら夢中でオナっているので頼りにならない。
「えーっと……推測ではありますが……害虫って魔力が主な餌でしたよね?
で、団長さんの精液って魔力たっぷりなので、害虫化している今のアブラナさんからすると……極上料理?」
「多分それで合ってるの。 大丈夫、魔法を行使するためにもたっぷり注ぐ必要はあるんだからむしろ好都合なの」
くっ……だが、アブラナからここまで積極的に求められるのも初めての事。
良いだろう、満足するまでたっぷりとご馳走してやる……っ!!
……どれくらい時間が経っただろうか。 もはや数えきれないくらいアブラナのナカに注ぎ込んだのだが、いまだにアブラナは俺を貪っている。
途中からアブラナが絶頂と同時に母乳を撒き散らすようになったので、時折吸わせてもらって一息ついているが……何だろう、普段以上に粘ついてないか、これ?
撒き散らされて体にかかった母乳が、もはやべた付くどころか粘ついているレベルと言うか……。
半分ぼーっとしながら、アブラナの唇と乳首を往復するかのように口にしていたが、ふと周囲を見渡すと一面が真っ白になっていた。
何だこれ、精液……母乳……いや、繭?
「トリカブトさん、これ本当に大丈夫ですか? すっかり蛹になっちゃいましたよ?」
「保証はないけど……多分、大丈夫なの。 元が芋虫だったのなら、姿を変えるために蛹を経由するのは自然なの」
外から小さく声が聞こえてくる。 ……え、俺ってアブラナと一緒に蛹になったのか?
じゃあ何? あの撒き散らしていた母乳は口から吐く糸の代わりか? すげーなアブラナ、お前のおっぱい。
しかし蛹になったと言う事は、この後は……
と、そこまで考えたところで俺は異変に気が付いた。 体に巻き付いていたはずのアブラナの下半身……芋虫の部分がドロドロと溶けていっていることに。
そして俺の身体も足の先からドロドロとしたスープに溶けていき……ちょっとしたホラーだな、これ。
だが、このまま溶けてアブラナと1つに混ざり合うと言うのなら、それはそれで興味がある。
アレだな、LCLに溶けて1つになるってやつだな。 とても気持ちの良い事らしいし、オラワクワクしてくっぞ!
アブラナの方も体が溶けていっていることに気が付いたのか……それとも二人とも胸まで溶けて、もはや性交もできなくなったからなのか。
動きを止めると両手を恋人繋ぎで絡ませあい、顔を近づけて……
「……愛してる。 だから、このまま……1つになりましょう?」
そうして俺たちは完全に溶けあい、1つとなった。
アブラナの告白を受け、口づけ合った後……俺は誰かの記憶を追体験していた。 いや、誰かって、どう見てもアブラナなんだけどな。
アブラナがこの世に生まれ、育ち、今日にいたるまでの全ての記憶……心の中で考えていた事まで、全てが俺に伝わって来た。
……なんと言うか、思っていた以上に好かれていたんだな、俺。 好きという気持ちをこれでもかと浴びせられ、体験させられ、何だか恥ずかしくなってきた。
「どう? これで少しは伝わったかしら? あたしが世界で一番アンタを好きだって事が」
気が付くと真っ暗な世界に、裸のアブラナが立っていた。 えーっと……ここは精神世界と言うかなんと言うかな奴では? 何でアブラナが?
「魂まで完全に溶けあったんだもの。 精神世界でも二人一緒に決まってるじゃない。
それにしてもアンタ……あたしのエッチな絵でオナニーしすぎて死亡って何なのよ、馬鹿じゃないの!? ばあぁぁっかじゃないの!!?」
ちょ、待て、どうしてそれを!? え、もしかして前世まで見られたの!?
「うわ、やっぱりアレ、アンタの妄想とかじゃなくて前世なのね……。 ……ちょっと、今度は大丈夫なんでしょうね?
あたしとエッチしすぎて死んじゃうとか、絶対許さないわよ? ……エッチの回数、減らした方が良いのかしら……」
良しちょっと話し合おう。 あれはだな、運動不足の状態で何も考えずにヤり続けたせいで負荷がかかったのであって、鍛えている今生では問題ない!
というわけでエッチの回数減らすのは無しで! 絶対無しでお願いします!!!
「……まぁ、とりあえずはそれで良いわ。 あたしもできれば減らしたくないし。
あと……あたしが異種姦? されてるのに興奮するって言ってたのも本気なのね……」
うっ……だって良いじゃないか、触手とか蟲姦とか……。
とは言え、アブラナ自身はそういう行為によって身を汚されるような思いをしていて、正直快くは思っていなかった、というのを俺は知ってしまった。
やはりこれ以上の異種姦は諦めるしか……
「ちょっと、なんて顔してるのよ。 まったく……。
いい? あたしがそう言うのを嫌がってたのは……その……汚れた体をアンタに触らせるのが申し訳なかったと言うか、アンタが気にするんじゃないかと思ってたからで……。
……とにかく!! アンタが心の底から……それこそ前世からそう言うのが大好きだと分かった今! 別にそれくらい気にしないわよ!!」
……まじで?
「なんっでそうキラキラした目で……えぇ、マジよマジ!
アンタが望むんだったら、仕事に影響が出ない範囲でわざとヤられてあげても良いわよ! 分かった!?」
神は……いや、女神はここに居た……っ!!!!
「もう、本当ド変態なんだから……そ、それで……アンタがさっき考えてたことって、その……本当なの?」
ん? アブラナの触手シーンひゃっほう! ってこと?
「違う! その前!! あたしたちが1つになる直前に考えてたこと!」
あぁ……そう言えばちらっとだけ考えていたことがあったな。
このまま1つに溶け合って、そのまま一緒に過ごすことになっても良し。
だが、もし上手くいって元に戻れたらその時は……
「……二度とあたしを離さないように、帰ったらすぐに結婚する。 本当で……良いの?」
良いに決まっている。 ちょっと体が変わったくらいで逃げようとする相手だからな。
もうさっさと結婚して子供も作って、一生離さないと分からせてやるしか無いだろう?
「……子供、作れないかもしれないわよ? あんな体になっちゃったんだし……」
なぁに、その時は俺の魔法で何とかするから平気平気。 精液を注ぎ込んで発動させる魔法だぞ? 子供ぐらい一発だろ。
「……ふふっ、そうかもね。 それじゃあ、期待してるわよ? あなた❤」
ああ、それじゃあいつまでもこんな所に居ないで、さっさと元に戻らないとな?
「えぇ、これからも、絶対絶対、ずーっと一緒なんだから!!」
「あ、蛹にヒビが! トリカブトさん、中から何か出てきますよ!」
「念のため警戒。 流石に2人が融合した害虫になって出てくるとかは無いと思いたいの……」
「そう言う事言うと本当になっちゃいそうだから、言うの止めよぉよ!?」
……何か好き勝手言われている気がする。 大丈夫だ、ちゃんと俺もアブラナも別々で復活している……ぞ……?
「人のナカにチンポ突っ込んだまま何言ってるのよ、もう……」
そう、俺とアブラナはちゃんと二人別々に分かれてはいた……が、互いの性器が繋がったままになっていた。
……え、これ一生繋がったままとかじゃないよな? ……あ、抜けた。 良かった。
「まぁ、ヤりながら溶けあってたから、そのまま元に戻ると言うのも分からなくはないけど……って、ラティス、あたしの方を見てどうしたの?
もしかして、まだ害虫の身体のままなんじゃ……」
蛹から立ち上がったアブラナの姿は、殆ど人の状態に戻っていた。 違うのはその背中に蝶の羽が生えていた事だろう。
えーっと、これは……人に戻す魔法は成功……したのか? 何かちょっと微妙?
「あれだけピンク色をしていた団長でも、やっぱり覚えたてでは完治とはいかなかったみたいなの……。
かなり影響は薄れているみたいだけど、まだ花騎士としての力は取り戻せていないみたいなの」
ふむ、となると……あ、俺の荷物どこにある? 服は吹っ飛んだけど荷物はあるよね?
「荷物ですか? ここにありますけど……」
コスモスが差し出してくれた荷物を漁り……植木鉢と華霊石を取り出す。
そう、こんな事もあろうかと、今日は花騎士召喚セットを持ち歩いていたのだ!
で、これをアブラナに持たせて……
「え、ちょっと、華霊石ってもうトリカブトに使ったから殆ど残っていないんじゃ……?」
まだ6個くらい残ってるからセーフ! そしてアブラナの治療(?)に使えそうなら最優先で使うに決まってる!
というわけで華霊石を5個セットして……
アブラナに持たせた植木鉢が光る。銅に、銀に、金に……そして、虹色に。
強烈な光が植木鉢から放たれ、周囲を包み込み……光が消えたときには、新たな衣装に身を包んだアブラナが立っていた。
おっぱい見えなくなった……(すん)
「人の胸に目を向けて露骨に残念がるのはやめなさい!! ……戻れたわね、花騎士に。 こんな再契約みたいなのってアリなの?」
同一人物の衣装違いとかいくらでもあったんだしアリだろう。 まさか虹になるとは思わなかったけどな。
「……確かに、あたしの衣装違いは知らないけど、他の子は沢山居たわね」
「衣装違い? 何の事ですか?」
「あー、何でもないわよ。 団長との内輪話みたいなものだから」
「むぅ、気になりますが仕方ありませんね……それでアブラナさん、調子はどうですか? 蝶の羽も消えたみたいですが……」
「調子は悪くないわね。 羽の方は……んっ」
ちょっと力を込めてみました、といった様子と共に、ぽんっと音を立ててアブラナの背中に蝶の羽が現れる。
……何だろう、出し入れ自由になったとかそんな奴だろうか?
「そんな感じみたい。 この羽で飛べ……るみたいね。 うん、結構便利じゃない♪」
ひらひらと自由に宙を舞っているアブラナ。 蝶の羽を持った花騎士か……ブルーエルフィンとかも居たし、これくらいなら良くある範囲か?
花騎士としてのパスも復活している……というか、前よりも明らかに強くなっている。 虹鉢のお蔭か、はたまたそれ以外か……。
「えっとぉ……それじゃあ、完全復活って事で良いんですよねぇ? お帰りなさい、アブラナちゃんっ!」
そうだな、害虫は全部退治できたし、アブラナはパワーアップして復活。 めでたしめでたしだ!
そう言って町に戻ろうとしたところで……トリカブトがくいくいっと袖を引っ張って来た。
「ちょっと待って欲しいの。 私たちはさっきまでここで団長のあれそれを見張っていてとても興奮s……疲れているの。
ここで団長からご褒b……ねぎらってもらってもバチは当たらないの」
いや、あの、トリカブトさん? ここはめでたしめでたしでそのまま帰る流れなんじゃ……。
「問答無用なの。 文句は一人だけ全裸のままおちんちん勃起させてる団長自身に言うの」
いや、これは不可抗力というか……マテ、さっきまで散々アブラナに出した状態では……アッーーーーー!!
このあと めちゃくちゃ しぼりとられた
……あれから2年近く経っただろうか。
俺とアブラナは約束通り、戻ってからすぐに結婚した。
それから1年弱ほど、新婚生活としてラブラブな……いや、我ながら爛れ切った
「ふふっ、まさか私と同じ誕生日……誕生花になるなんてね?」
2月6日の今日、俺たちに第一子……長女が生まれた。
アブラナと同じ誕生日で、誕生花は勿論アブラナ。 そんな娘の名前は、"菜の花"から取って……
「よろしくね、
アブラナさんや、君俺の前世まで見たって事は白い魔王も知ってるよね?
「え~? 何の事かしら~? いいじゃない、ナノハナ、よりはナノハ、の方が可愛くて」
それは分からんでもないが……まぁ良いか、名前だけなら某魔王と一緒でも……。
そう思っていた俺の娘が、親から引き継いだバカ魔力と桜色の魔力光で砲撃をぶっぱしまくることになるとは、誰も思っていなかった……いや、やっぱちょっとだけ思っていたかなぁ。
ランタナ加入編やミズウォルムに吸い尽くされる編なんかも考えていたのですが、うまく書けそうになかったのでこれにて完結です。
最近銀キャラの虹Verが増えつつあるので、人気投票でアブラナの票も増えつつ、本当に虹アブラナが来たら良いな!