それからしばらくして……。
「はぁ……疲れたなぁ」
深夜、眠っていたグランは喉が乾いたので、水を飲むため布団から這い出た。足音を立てないようそっと歩き、同じ部屋で寝ているユイシスたちを起こさないようにして……。
「あれ? ユイシスがいない。こっちにも……」
彼女の姿がないことを知り、隣の和室に移る。ここにもおらず、心がザワつく。ユイシスの身に何かあったのではないかと……。とはいえスジモノばかりのこの旅館で誘拐されるとは思えない。
きちんと瞼を擦って改めて部屋の奥を見やると縁側で一人、静かに月を見ながら何かを飲む、彼女の背中を見つけた。
「やぁユイシス。眠れないんだ? それ、中身はお酒?」
「あっ、頭。ふふっ、中身は水よ。頭も眠れないの?」
「喉が乾いたんだ。温泉に入りすぎて、汗をかきすぎたかな」
「あはは……。私たちが頭から搾り取っちゃったみたいね……」
頬を赤く染めながらコップの淵に口をつけ、ちびちびと飲んでいくユイシス。月明かりを浴びるユカタヴィラ姿の彼女は、とても綺麗で絵画のよう。その姿に美人薄命なんて言葉が脳裏をよぎるが、縁起でもないと頭をぶんぶん振って思考を飛ばす。
それほどまでに彼女は美人なんだと……ドキドキさせられつつも横に座る。そして手にしていたコップに、徳利から水を注いでもらった。
「ふぅ……。今日は月が綺麗ね……」
「うん……んく……」
共に見上げて、グランもごくりと一口。カラカラに渇いた身体にはただの水でも効き目が抜群で、五臓六腑に染み渡り欠乏していた水分を補うと、喉の渇きも治まっていく。寝汗もタオルで拭いて落ち着いたところで、彼の方から口を開く。
「そういえば、組は良くなったのかな? ユイシスがいなくても大丈夫だった?」
「ええ。これもエルのお陰ね……私がいなくても、全然問題ないんだもの」
「そんなことないよ。僕もユイシスに助けられてるし、エルさんだって同じだよ」
「ふーん……エルさん、ねぇ……」
ユイシスが自分を見てニヤニヤとしているので、今度はグランが頬を染めて咳払いをする。
地雷を踏んでしまったかな、と。温泉で言われたのでそうしたのだが……ユイシスにとっては面白くないだろう。
「……この呼び方、あんまり良くなかったりするのかな?」
「そんなことないわ。エルが頭と仲良くしてくれるのは、私だって嬉しいもの」
「それならいいんだけど……」
「あ。私を捨ててエルと付き合うってなったら、話は別ね」
「あはは、僕はエルさんに好かれてないって。温泉から出るときにも、まだまだ貴方は子供すぎるわって言われたし」
自虐的に笑ってみせるグランだが、ユイシスは少し心配だ。何せ彼はモテるのだから。今でこそツンツンしているエルがあっさり惚れて……なんて考えたところで、ぶんぶんと頭を振って邪念を捨てる。
どちらにせよ本当の家族となると、生涯に渡って付き合っていくのだから、嬉しいことしかない。でもできれば、やはり伴侶として側にいて欲しい。うん、やはり我が儘で面倒だ……などと、自分が女であることを再確認する。
「さてと……そろそろ寝ようかな」
「待って。もう少し、頭とお話していたいの」
「ん、それなら僕も付き合うよ」
「えっ? 早く寝ないと明日が辛いよって、そう言われると思っていたのに」
意外な返答に目を丸くしつつ、グランの握るコップにお酌していくユイシス。徳利の中身が水なのは少し残念だが、二人っきりで呑んでいるような気分が味わえてテンションは高い。
「んくっ……ふー……。こうしてのんびりしていると、この前までの争いが嘘みたいだね」
「確かに……」
「ユイシスもエイレアさんも倒れたときは、本当にどうしようかと思ったよ」
「ごめんなさい。でも、私たちを担いで逃げられるなんて今でも信じられないわ……エルのお陰とも聞いたけど」
「さすがに二人は重かったかなぁ」
何度か聞いた当時の様子をまたグランから聞いていく。その度に彼が安心する素振りを見せるので、本気で自分は心配されているのだと、その度に認識することができるのだ。
「身体の傷は大丈夫?」
「さっき全身を見たじゃない。あ……それとも、まだシ足りないんだ……? 頭ってその……絶倫なの……?」
「エイレアさんも言ってたけど、若いからじゃないかな……た、多分……」
「ふーん……こうされると、ムラムラしちゃう?」
ユイシスは四つん這いになるや否や、立ち上がれない赤子のようにはいはいをして接近していく。暑くてユカタヴィラの首元を少しズラしていたせいか、鎖骨や胸の谷間なども見えて、グランの視線がそちらに向いているのもすぐ分かった。
「ねぇ頭……えっち、しましょ?」
「……いいの? 僕はしたいけど」
「もちろん。それじゃ、そこの部屋に布団を敷きましょ」
二人はテーブルをズラして押し入れから取り出した布団を敷き、添い寝をして見つめ合う。どうせ暑くなるからと分厚い掛け布団は敷かず、明かりは月だけでは足りないので、蝋燭を離れた位置に設置した。
「ドキドキしてる?」
「そりゃあね……」
彼女の手が心臓に伸びてきて、鼓動する音を読み取られる。バクバクはしていないが身体を重ねてもなお、至近距離でいると、緊張と興奮とで高鳴ってしまうのだ。
「脱がせてあげるから、じっとして」
「ん……次は僕がするよ」
しばらくしてから、お互いのユカタヴィラの帯を緩めて下着を脱ぎ捨て、太ももや胸筋などそれぞれオスとメスの特徴的な部分を露出させていく。視線が向かうのもまた、自分にはないものだ。
「頭のおちんちん、まだこんなに元気いっぱいなのね……」
「うん。ユイシスも興奮してる? 乳首硬くなってるよ」
「あんっ♥️ もう、いきなりつねるのは禁止。変な声出ちゃうし、エルたちが起きちゃうわ」
確かに、とグランも言って口を閉ざす。静かにするため……余計なことを喋りそうな口は他のことに使おうと、ゆっくり唇を近づけていく。
「「んふっ……ちゅ……ちゅむ……。んん……んむぅ……ぢゅ……ちゅむぅ……」」
ユイシスの方から抱きつきベロをじっくりと絡めていくと、グランも彼女の頭と耳をあやすように撫でる。唾液の水音と荒い呼吸などが気になると、漏れないようにぴったりと合わせ、静かにベロチューキスを堪能していく。
「とりあえず、私が上の方がいいわよね……んちゅ、ちゅぅ……」
体温が上がっていき我慢しきれなくなったユイシスはグランのお腹に乗り、覆い被さってから唇を重ねる。体勢が少し変わっただけで、快楽を求めた濃厚なキスはまだまだ終わらない。
彼も柔らかく大きいお尻にスッと腕を伸ばすと、ユカタヴィラの上から遠慮なく揉み込んでいく。ズラせば生で触れるが、布地の上から触るのもまた違った良さがある。
「ちゅ……。かひら……好きよ……♥️ 大好き……んむっ……ちゅぷ……。愛、してる……れぇぇ……♥️」
「んひぁっ……」
グランの首筋の汗を舐め取りこくんと飲み込む様子を見せるユイシス。飢えた愛を満たしていくと、今度は彼のたじろぐ様子を見て、意地悪したい気持ちがわいてくる。
「ふふっ……。ねぇ頭……おちんちん、シコシコして欲しい?」
「うん……」
「しょうがないんだから……♥️ その代わり、頭もいーっぱい、精子を作ること……いーい?♥️」
ユイシスは身体を起こして右手をチンポへと伸ばし、左手はキンタマをモミモミしていく。とっくに片手では収まりきらないサイズになっている勃起チンポは、我慢汁をとろとろ溢して彼女の指を汚していく。握っているだけで自分で興奮してくれているのが感じ取れるので、どんどん嬉しくなってニヤけそうになってしまう。むしろもっともっと劣情を自分にぶつけて、私だけでおちんちんを大きくして欲しいと伝えることにする。
「もっとおちんちんを硬くしなさい♥️ 私がシゴいてあげるのよ?♥」
「は、ぃ……っ……」
ぬちゅっ、ぬちゅっ、ぬちゅっ♥️
「温泉ではもっと硬かったわよ? ほーら、がんばって♥️ あ。でもあんまり音を立てちゃうとバレちゃうわね……しこしこしこ……♥️」
「う、ぐぅぅっ……」
くちゅくちゅくちゅ……♥️
上下に緩急をつけてシゴいたりカリ首を指の輪で攻めたりと、手慣れた様子のユイシス。いつもと違うのは、すぐ近くでエルシーネとエイレアが寝ており、いつバレてもおかしくないということ。
「こんなにえっちな音を出してたら、エルも姐さんも起きちゃうわよ?♥️」
「……っぁ……」
ぬちゅっ、ぐちゅっ、ぢゅちゅっ♥️
わざと激しくして音を響かせ、それを伝えた瞬間に亀頭がビクンと反応し、グランの顔色が快楽で苦痛そうに歪んでいく。
「まだイったらだーめ♥️ すぅぅ……♥️ ふふっ、頭のおちんちんの臭い、好きよ……すんすん……♥️」
焦らしている間に陰嚢や先っぽに鼻先を近づけ彼の臭いを堪能する。そしてチンポは握ったまま、彼の汗ばんだ太ももに頬擦りをして舐めていくと、やはり手中のモノはビクンと脈動して気持ちよくなっていることが分かった。
「そろそろ速くしちゃおうかしら?」
ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ……♥️
「うぐっ……ぐぅぅっ……」
イかせようと思って加速させたのだが、我慢しようとしているらしい。お腹に力を込めて射精しないように耐えているグランを見ていると、ユイシスはますます性的にいじめたくなって舌舐めずりをする。
「だめよ頭、我慢しないでぴゅっぴゅっしなさい♥️ おちんちん苦しいんでしょ? ほーら、イきなさい♥️ 先っぽからびゅーびゅーしちゃいなさい♥️」
ぬぢゅぐちゅにゅちゅぶちゅ……♥️
「うあっ、あっ、あ、ぐぅうっ……!」
ビュルルルルルルルッ♥️
「よくできました♥️ 最後まで頑張ってぴゅっぴゅしちゃいましょうね♥️ ほーら、ぴゅっ、ぴゅっ♥️」
「んひぁっ、ユイシス、あっ、まっ……」
射精のタイミングを測ってティッシュを被せた瞬間、グランのチンポは決壊して白濁液を吹き出していく。猫なで声で甘やかしてあげると射精の勢いは強まり、重ねているティッシュを突き破りそうなほどになっている。イキ顔を見られたくないからか、目元を腕で覆っているくらいなのだ。
それほどまでに気持ちよかったのだろうと、彼の性癖や射精のタイミングなどを把握してきたユイシスも、完璧なオナニーサポートができたと自負し、精液を包んだティッシュを丸める。鼻先に近づけなくとも分かる、新鮮な精液の臭い。鼻腔を突き抜けるそれはあまり良い香りではないが、癖になるような臭さで嫌いになれない。
「お疲れ様、頭♥️ 頭のおちんちんもよく頑張りました♥️ すー……ふふっ、この精液はさっき作ったばかりなのかしら?♥️」
それから労いの言葉をかけつつチンポを拭き終えると、何度かグランの臭いが染み込んだそれを嗅いで、ゴミ箱に捨てたのであった。
「ユイシス……んっ……」
「んんっ……♥️ んふぅ……ふぅ……。ぢゅむっ、んむっ、ぢゅぅぅ……♥️」
その二分後には、今度はグランの方からユイシスに覆い被さり、濃厚なキスを施していた。小さくなったチンポをにゅるんと挿入し、おまんこの中で大きくさせようとしているのだ。
ユカタヴィラはすっくり着崩れており、繋がっている性器やおっぱいも丸見え。今エルシーネたちに襖を開かれたら、子作りをしているところをバッチリ見られてしまう状態だ。そんな状況だからこそ、彼らはお互いに汗だくで、濃厚なフェロモンと性臭を発し、吸い込みまくって頭が沸騰しそうなほどに逆上せている。
「ぷあっ……頭のおちんちん、膣内で大きくなってきたみたい……んぁっ♥️」
「うん。今度は僕が気持ちよくさせてあげるから、ユイシスは声を抑えてね」
「ふふっ、消耗した頭が相手なら負けな……い゛ぁっ♥️」
彼女はイラつかせたチンポにごりゅっとGスポをエグられ、獣のような声を発してしまう。咄嗟に口を覆ったが、明らかにバレてもおかしくない声量。二人は黙って襖の向こうに耳を傾け……エルシーネがウンウン呻きながら、ごろんと寝返りをした音を聞いた。
「……今の、バレてもおかしくなかったような……」
「か、頭がいきなり私を気持ちよくさせるからじゃない……!」
「油断していたのはユイシスだと思うけど……変な声出さないように塞ぐね? ……んっ」
「~~~ッ♥️ ん゛……ふ、ぅぅ……♥️」
グランが再びキスをして口元を覆ってあげると、ユイシスは鼻から大量の息を漏らしていく。ちょうど息を吐いて酸素を欲している状態でのキス。ねちねちと舌の先っちょだけをしつこく絡ませ唾液を送り、彼女は空気の混じったそれをこくんと飲み込んでいく。
「ふぅ、このままずっとこうしていたいなぁ……。ユイシスもそう思わない?」
「そうしたいのは山々だけど……朝になったらバレちゃうわ。いいの、バレても? エルが怒るわよ?」
「それは嫌かなぁ……っと」
ぐりぐりと腰を動かしひねってチンポを膨らませていくと、再び柔らかい膣肉が包み込んでいく。ユイシスも興奮し、先ほどからグランの胸板と密着させているおっぱいの先っぽを硬くして擦りつける。
「んっ……♥️ はっ……♥️ ぁあっ♥️ 今の私たちを見たら……ひぁ……っ♥️ エルたちは止めてくれるかしら……んぁっ♥️」
「子作りだと思われて邪魔されないのかな……実はもう起きてたりして。ユイシスのえっちな姿を見て、オナニーしているかも? ユイシスは変態だなぁって」
「そん、な……ぁあっ♥️ 手を離して……っ♥️ だめっ、声が漏れちゃう……♥️ ふあぁっ♥️」
先ほどの仕返しとばかりに言葉攻めすると、じっくりカリ首でほぐしたつぶつぶの肉襞がきゅうぅぅ……♥️ とひしめき合ってチンポを固定させようとしてくる。もちろん彼は止まらず強引にピストンを再開し、窮屈になったユイシスのおまんこをじっくり味わっていく。
すでに汗だくの身体はさらに火照っていき、結合部はそれにカウパーと愛液が混ざりぐちゃぐちゃだ。音を抑えようにも卑猥な音が鳴り響いて抑えられない。
「ユイシス、妊娠して僕の子供を産んで」
「っっ……♥️ そんなっ、急に言われ……っ♥️ てもっ……ぉっ♥️ あっ、だめだめだめっ♥️ もうイク……っ♥️ 頭のおちんちんでイっちゃう……♥️ ~~~っっっ♥️♥️♥️」
マンコがきゅうきゅう締まっているのを感じたグランは、イっているユイシスの顔をじっくりと眺める。一瞬止まったがすぐに再開する荒い呼吸、上気する頬、ピンと立つエルーンの耳。全てに欲情させられ、先ほど意地悪された分をしっかりやり返すつもりだ。
「ちゃんと僕の目を見ながらイかないとだめだよ、ユイシス」
「ひぁっ!? あっあっ、だめっ……♥️ そんな奥ばっかり攻められたらだめ……っ♥️ ちゃ、ちゃんと見るから許して頭っ♥️」
慌てて目を合わせるユイシスだったが、見られてしまう恥ずかしさに、ただでさえ汗びっしょりの身体がさらに濡れていく。見つめ合っているだけでつぶらな瞳がとろんと堕ちていき、いじめてくださいと訴えかけている。
「ユイシスのここ、すっごいよ? 僕のを咥えて離さないね」
「だ、だって……んぁっ♥️ 頭のおちんちんがすごいから……んむぐっ……♥️ んんっ……んふっ、んうぅ……♥️」
ぱんっ♥️ ぱんっ♥️ ぱんっ♥️
クリをつねられたかと思うとより体重をかけてのしかかられ、口を塞がれて本気で種付けをする気のピストンが始まる。とんとんと力強くも優しく子宮口をノックされ、今から射精をするから受け止めろと、そう伝わってきた。
「っ……んぐっ……♥️」
びゅるるるるっ♥️ びゅぐぐっ♥️
酸欠を起こしそうなほどベロチューキスをしていたユイシスは最後までグランを見つめ続け、きちんと彼がイったのをビクビク跳ねるチンポと、お腹に注がれる温かい精液の感覚で、理解したのだった。
「ふぅ……ごめんユイシス、ちょっと意地悪しすぎた?」
「大丈夫よ。だって……」
「うわっ!?」
そしてぐったりしているグランの身体をごろんと転がし上下を逆転させると、にんまりと微笑んだ。
「今度は私が、頭に意地悪する番だから♥️」
「ええっ!? さっき僕はやられたんだけど……」
「だったら、またやり返して欲しいわ」
「いやぁ、もう打ち止めに近いんだけど……しかもこれいつまで経っても終わらないような……んむぐっ」
反論は許さないとばかりにユイシスは口づけし、結合部から逃げようとするチンポを掴んで中に押し戻し始めた。
「ほら、おちんちんから新しい精液を出しなさい♥️」
「いやいや、連戦は……五分でいいから休ませて……」
「仕方ないわね……んちゅっ♥️ ちゅっ♥️ ぢゅ~……♥️」
グランの首筋に吸いつき吸血鬼の真似事をするユイシス。キスマークを付けているだけなのだろうかと思ったが……。
「私もヴァンピィみたいに吸血鬼だったら、頭の血を吸って……眷属にしてあげられるのに♥️」
「えっと……僕とは家族になるんじゃ……」
などと口にし、彼を困らせた。
「ふふっ、冗談よ。でも、早くおちんちんを大きくしないと、もっと痕が残るようにしちゃうんだから……ぢゅうぅぅぅ……♥️」
グランはくすぐったさを感じつつもユイシスのお尻を撫で回し、すっからかんになっているキンタマから無理やり精液を運んでいく。
ぼんやりしてくる脳みその片隅で今は何時なのだろうと、頭だけを仰け反らせて月がだいぶ傾いているのが確認できる。蝋燭も半分くらい溶かされており、朝までコースかもしれないが……ユイシスに付き合おうと、気合いを入れ直した。
「よし、脱ごっか」
「ん? あはは……そういえばもう、ユカタヴィラを着ている意味なんかなかったわね……」
手始めに腕に通されているだけの状態のユカタヴィラを脱いでいき、お互いに全裸になってから、コップにとぷとぷと水を注いでいく。一杯飲んで、また一杯。たっぷり汗をかいた身体は三杯目を要求してきており、彼らは顔を合わせて微笑み合って……。
「「んむっ……んくっ……んくっ……♥️ ぷぁっ……。んふっ……んぐ……んぐ……。ちゅっ、ぢゅむぅっ……」」
当然のように、口移しで水分を補給していった。ユイシスが口に含んではびちゃびちゃこぼしながら送り込み、グランが含んでは同じように、床にこぼしながら飲ませていく。彼がおっぱいに指を沈ませ揉んであげると、彼女もまた性器や睾丸を弄り始める。
二人の火照った身体にはちょうどいい水のぬるさで、目が冴えていった。
「……ふぅ……。だいぶ回復したかな」
「本当……頭のおちんちん、バッキバキね……♥️ でも頭は疲れてるだろうし、今度は私が上になってあげるから……んんっ……」
ユイシスはグランを押し倒すなりチンポをずぷんと挿入し、お尻を打ち下ろしてパンパンと小気味良い音を鳴らす。もう隣の部屋に聞こえようがお構い無しだ。彼の上で踊るように全身でピストンをして、昇ってくる快楽を追求していた。手を後ろに着けて繋がっている部分をしっかり見せつけて、自分からGスポットに亀頭を押しつけていく。
「あぁっ♥️ はあっ♥️ はぁっ♥️ 頭のおちんちん奥に刺さってる……♥️ はう゛っ♥️ あ゛っ♥️ あっ♥️ イクっ♥️ イクイクイク……っ♥️」
ぶしゅっ……ぷしゃぁぁぁ……♥️
「うわっ、お漏らししたみたいに出るね……」
「い、言わないで……ぁあっ♥️」
シーツを濡らすだけでは飽きたらず、絶頂して仰け反ると脚を開脚させて、グランの身体に潮をぶっかける。悪いことだと分かっているのだろうが気持ちいいのか遠慮しない。もっとも、彼がこんなことで怒るはずがないからだが。
「んく……ユイシスの味がする……」
「やっ……!? の、飲まないで……♥️」
「そうだったの? 顔まで届いたから飲んで欲しいのかなって……」
「か、頭が飲みたいならいいけれど……。はぁ……私も疲れちゃったかも……れろ……」
「んひゃあ!? ちょ、ユイシス……」
グランに胸を押しつけべったり倒れ込むユイシスも、何時間も性交をしたせいかへとへとになっている。これでもかと彼と密着し、ヒューマン特有の耳をれろれろと舐めて攻めていく。
「あら? こんなところを舐められておちんちんをびくんびくんさせちゃうなんて、頭は変態ね……♥️」
「いやぁ、今のはくすぐったかというか……んひゃはぁ!」
「脇腹をつんつんしただけなのに……えいっ」
「んひゅっ……! この……お返しだ、こちょこちょこちょ」
「んはぁっ♥️ あははははっ、いやはははっ!」
全裸で、しかも繋がったままいちゃいちゃいちゃいちゃと、それはもう幸せしかないバカップルのように振る舞う二人。エルシーネとエイレアが起きないかどうかはすでに気にしてはいない。彼女たちも疲れているので、起きることはないのだろうと。
「はぁ……ちょっとお水飲み過ぎちゃったかしら……トイレに行こうっと……」
「僕もいこっかな。あ、このまま行こうか」
「ええっ!? せめてユカタヴィラを羽織って……きゃっ♥️」
ユイシスの手を引きトイレへと向かう二人。すぐ近くにあるのでそんな問題はないが、明かりを点灯すると、お互いの裸がそれはもう隅々まで見えるので恥ずかし……くもなくなっていた。深夜テンションでヤりまくっており、もう大抵のことは笑って見過ごせる自信があった。
「おしっこするところが見たいだなんて、頭は変態ね……私以外には頼んじゃだめよ?」
「しないよ」
「それならいいけど……。はふぅ……んっ……」
便座に座ったユイシスは脚を軽く開きながら、少し黄色くなっている液体を排出していくところを見せて、拭いていく。すっきりしたところでグランと交代すると、彼の真横に立つことにした。
「男の子はおちんちんを掴みながらするのよね……便利だわ」
「そうだね……というか、見られてると出しにくいね……座っていい?」
「人のは見ておきながら自分のは見せないの? くすぐっちゃうわよ?」
「んひっ……! いやいや、勃起してると出なくて……ちょ!?」
ユイシスはそっとグランのチンポを掴むと、悪戯するときの悪い顔を見せて、陰茎をシゴき始めた。
「ほーら、頭、しーしーしましょうねー♥️」
「いやこれ違っ……う゛っ……」
ユイシスは用意したティッシュにびゅるびゅると精液を吐き捨てさせ、さっさと流していく。それから小さくなったチンポを掴んで男が放尿する感覚を楽しむと、二人で備え付けの風呂場に向かい、お互いの性器をシャワーで軽く洗った。
「ふー……ん。このまま、ちょっと外に出よっか」
「へ!? いやいや、いくらなんでもそれは……頭……!?」
グランが縁側に向かいサンダルだけを履いて広々とした庭に出ると、ユイシスもこっそりついてくる。あるのは小さな池と花壇と、倉庫だけ。旅館の敷地との境界である生垣の向こうは、旅館の入り口に繋がる普通の道だ。深夜でなければ、いつ誰が通ってもおかしくない。
二人が五メートルほど歩いて月明かりを眺めていると穏やかな風が吹き、乳首や太ももの隙間を流れてぴくんと身体が揺れてしまう。
「う、うわぁ……これはその……。私たち、とんでもない変態ね……」
「このままえっちしよっか」
「それはいくらなんでも……あっ……♥️」
近寄られて亀頭を下腹部に押し当てられると、ユイシスはその熱さと硬さを知ってすりすりと撫で回してしまう。まだ今日は射精していなかったのではないかと思えるほどにガチガチで、孕ませたがっている。自分もまた、とろとろと愛液を太ももに何本も垂らしており、この特殊なプレイに興奮しているのは確かだった。
「そこの壁に手を着いて、脚を上げて……」
「あんっ♥️ もう、強引なんだから……。それにしても……野外でセックスするなんて、動物みたいで……」
「興奮する?」
ぬちゅぬちゅぬちゅ……ぬるんっ♥️
「んぁっ……♥️ か、頭とのえっちなら、興奮しちゃうわ……」
「僕も……っと、ちょっと待って」
「? どうし……むぐっ」
せっかく挿入したのにと思ったが、ユイシスは口元を覆われてしまう。ただ、何かあったのかと察して耳を済ませ……。
「そろそろ交代の時間か……」
「ああ。にしても、ここ最近は平和でいいもんだな」
「だな。頭とあの団長さんに感謝しねぇとな」
「確かに。あんな若いのにすげぇ実力者だもんな」
すぐ近くの生垣を越えた向こうから、二人の男の足音と話し声とが聞こえてくるのが分かった。もちろんこんな状態じゃ会えるわけもない。声を抑えてバレないようにしないと幻滅されちゃう……そうなったところで……。
「よっと……っ」
ぬちゅんっ……♥️
「っっっ!?♥️ んふぁっ……♥️」
グランが腰を軽く動かし始め、ユイシスは感じてしまい声を漏らした。
「……ん? 今、なんか声がしなかったか?」
「んなわけないだろ。今頃は俺たち以外ぐっすりだよ」
「だよな。ははっ、頭と団長さんがしっぽりやってるのかと思ったぜ」
「ないない……って言いたいが、逢い引きしてたんだったか?」
「へぇ……まぁ頭だっていつまでも女の子じゃないしな。お嬢と呼んでた頃が懐かしいぜ。頭もあと何年かしたら、エイレアの姐さんみたいになんのかねぇ……」
そこまで言ったところで、話し声は聞こえなくなった。身体を強張らせていたユイシスだったが、安心して弛緩させる。その間、グランは彼女のうねるおまんこにチンポを圧迫されていて、いつ射精してもおかしくない状態だった。
「頭のばかっ……。バレたら私たち……ひぁっ♥️」
「オトシマエをつけることになるかな? 大丈夫だよ、一部の男の人なら理解してくれるから」
「そんなこと……あっ……♥️ い、言われても……ぉっ♥️ あっ、んっ、んぁっ♥️」
ユイシスの片足を抱えながらグランはチンポを出し入れさせ、射精へと向かっていく。彼女の膣内からマン汁を掻き出しぽたぽたと足元に垂らし、太ももから足首までをも伝い落ちてびしょびしょに濡らしつつある。また後でシャワーを浴びる必要があるが、今は気にせずに野外交尾を楽しんでいた。
「キスしよ、ユイシス」
「んえ……れろ、れろ……♥️ ちゅむ、んちゅ、ちゅうぅ♥️」
もう何度したか分からないキスを繰り返し、ユイシスのおまんこに肉の槍をズポズポと突き入れる。ツンと硬くなった乳首をおっぱいごとぷるぷると揺らす彼女に、グランのキンタマは激しく収縮していった。
「ユイシス、そろそろ……」
「んぉっ♥️ もっ、もうっ♥️ 声を出しちゃっても、いいわよね……ぉっ♥️ いくっ♥️ いくっ♥️ イックぅ……っ♥️」
びゅるるるるるるるる♥️♥️ びゅるるっ♥️ びゅっ、びゅっ♥️
「んはぁあああ……♥️ んくっ、あっ、んぁあああっ♥️」
ピタリと腰の動きが止まり、ユイシスの身体を支配するようにドクドクと子種が注がれていく。デキても構わないとばかりに遠慮なく種付けをする表情に、余裕はない。無防備な姿をこれでもかと晒す彼を、ユイシスは必死に壁にしがみつきながら膣奥で受け入れていく。
ぬぽっと引き抜くと、明らかに無理して射精したのか、さらさらとした精液が膣口から垂れ落ちて、太ももから足首までゆっくり濡らしていった。
「ふー……。ごめんユイシス、変なプレイに付き合わせちゃって……」
「そうね……こんなに楽しくていやらしいえっちを教えられちゃったんだもの……頭にはきちんと、オトシマエをつけてもらわないとね♥」
ユイシスはグランの鼻先を指でツンとつつき、もう一度一緒にお風呂に入ってから、布団に戻って寝るのであった。
翌朝。
「あ゛~……おはよう、ユイシス……」
「あら……? ふふっ、ようやく起きたのね。エルったらお寝坊さんなんだから。頭と姐さんはもう朝の稽古をしてるわよ」
「あ゛なたたちが夜通しヤってるからでじょうがぁ……」
「えっ? バレて……」
「バレないわけないでしょうがぁぁ……」
目の下に真っ黒なクマを作っているエルシーネに文句を言われ、苦笑いするしかないユイシスなのであった。