初投稿です。よろしくお願いします。
朝の日差しがカーテンの隙間から木漏れ日のように部屋を薄らと照らす。
まだ早朝ということもあり未だ薄暗いが、それでもおおよそは見てわかる。
部屋の中は気位の高い人物が使用するが如く贅を尽くした内装。
装飾が施された扉。
煌びやかな照明器具。
希少な布を用いられたカーテン。
豪華なアンティーク調のデスク。
壁面には稀代の芸術家が描いたとされる風景画。
そして室内の半分以上の面積を占めるキングサイズを超えたベッド。
そのベッドの中には膨らみ──と言っても、大の大人1人よりも小さい分──有り体に言ってしまえば、年端もいかない少年がすやすやと寝息を立てていた。
明らかにこの豪華絢爛な部屋には似つかわしくないが、少年こそがこの部屋──ひいてはこの屋敷の主。
別段、少年に特筆すべきようなことはない。
年相応な体型。
年相応な知識。
年相応な顔立ち。
特別な能力がある訳でも、絶世の美男子という訳でもない。
平均。平凡。凡庸。
そういった言葉があてられるだろう。
この屋敷の主人としては全くと言っていいほど似合わないことも事実。
何故少年がこの屋敷の主人であるか。
それは少年本人も知らない。
ただ、生まれた時からこの屋敷で過ごしてきた。
父も母も。
兄も姉も。
弟も妹も。
親族と呼べる存在すら居ないこの屋敷で、少年は生を送ってきたのだ。
このことについて少年は何も疑問に思わない。
こうあるべきものだと、彼を育ててきた6人のメイドがそう言うのだから、少年はそういうものだと思っているのだ。
少年は6人のメイドのことを信頼しているし、親愛している。
対して6人のメイドも少年のことを実の子のように──もしくは○や●、正しい意味での□□や誤った意味での□□、酷い場合は△や▲もあるかもしれないが、少年のことを溺愛していることに変わりはない。
少年のおはようからおやすみ、揺籠から墓場まで、メイドらは誠心誠意尽くすつもりだ。
現に今も、主人である少年を起こさぬようにと、1人のメイドが物音1つ立てぬ技術で静かに扉を開け、部屋へ侵入──訪問。
何十年もの時間をかけて磨かれた技術はドアノブの金属音はおろか、木製扉の軋む音すら全く出さず、完璧な消音を維持したままベッドで眠る少年へ忍び寄る──歩み寄る。
当然、少年はそんな暗殺者めいた消音技術で迫り来るメイドに気付くハズがない。
未だに健やかな寝息を立て、天使のような寝顔のまま。
当の侵入者──メイドは、少年が眠るベッド脇まで近づくと、その愛らしい寝顔を見て微笑む。
そして起こすために優しい声色で語りかけようと──しない。
それも当然。少年の起床時刻は現在時刻より1時間以上も後。
何せ今の時刻は日が昇り始めた直後であり、一般の人間が起床する時間よりもかなり早い。
では何故侍女が少年の部屋に来たか?
至極単純な答えだ──
(あぁ……流石はご主人様。寝顔も完璧でいらっしゃいます。すぅすぅと寝息を立てながら眠るお姿のなんと愛らしいことでしょう。まさしく天使──いえ、これは天使の顔を被った悪魔。ご主人様はこのあどけない表情で一体何度私共を誑かしているのでしょうか。お眠りになっている今もそうですが、お食事中に口元にソースを付けた時など、人畜無害な顔をして誘っていたとしか思えません。あの時配膳していたパルラとティルルは生唾を飲み、酷く昂っていたのですよ? まぁ私が拭って差し上げましたが。もちろんその時のナプキンは真空パックに入れて私室に大事に保管していますとも。それと一昨年に起き掛けに
──少年の寝顔を堪能しつつ、妄想に耽りたいからだ。
その表情は幼子を見守る母親のように慈愛に満ちて。
その心情は幼子を見て酷く昂り性的な興奮に満ちて。
屋敷を取り仕切るパーフェクトな、眼鏡の似合う痴的──知的なメイド。
ドラゴンメイド・ハスキーの、こんな日課から少年の1日は始まる。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「おはようございますご主人様。先ずはお顔を洗いに行きましょうか」
たっぷりどっぷり1時間は少年の寝顔を堪能したハスキーは、いつものように柔らかな笑みを少年に向ける。
当の少年はふわぁと可愛らしいアクビをしながら、もぞもぞとベッドから降り、ぺたぺたと裸足で洗面所へと向かう。
その間、ハスキーは自身の眼鏡に仕込んでいた超々高性能3000万画素の盗撮用カメラで忘れずに少年のアクビ顔、半覚醒状態でよちよちと歩く姿をしっかりと録画。
当然これはハスキーの朝ごはん兼昼ごはん兼夜のオカズとなる。
ぺったんぺったんと仔ペンギンのように歩く少年のすぐ後ろをストーカーのようにぴったりとくっつく。
少年がドアの前まで来ればすかさずドアを開けて歩行をサポート。
少年がタンスの角に足の小指をぶつけかける時は、亜音速の速度でタンスを排除。
ふらふらと覚束ない足取りで転びそうになれば、即座に少年を
流石はメイドの総監督たるハスキー。
サポートもセクシャルハラスメントも超一流だ。
「おはようございますご主人様ぁ」
「お、おはようございますっご主人様っ」
そんな主人とむっつり眼鏡メイド長の前に人影2つ。
片や雪のようなふんわりした髪に、同じ雪色の肌を(性的に)紅潮させたメイド、チェイム。
片や空色の髪に、着せられている感のあるエプロンドレスが似合う幼いメイド、ラドリー。
2人は模範的なお辞儀で主人たる少年に頭を下げ、にっこりと満面の笑みを浮かべる。
それに釣られるように、少年もやや寝ぼけながら、砕けた笑みで挨拶を返す。
少年の寝ぼけながら──それも涎付き──の笑顔で返された2人はピンッと尻尾が張る。
「…ぁ……はぁ…! コホン、それではこれから私とラドリーでお部屋を整えさせて頂きますねぇ」
「…んぅ…! せ、精一杯やらせて頂きますっ!」
あくまでも凡人である少年の寝ぼけながらの挨拶だが、それだけでもこの2人──いや、この屋敷で働いているメイド達にとっては最高の
主人である少年の笑顔が見られれば1日24時間365日不眠不休で働ける。
それどころか、今なら伝説と呼ばれるドラゴンを相手にしても勝てるだろう。
「あぁ、それではよろしくお願いしますね。チェイム、ラドリー」
「は、はいっ! お任せ下さいっ!」
「もちろん、ご主人様の寝具は隅から隅までくまなく全て完璧かつ完全に整えますからご心配なく──あらぁ?」
そんな2人に少年との僅かな間の廊下デート(だと思い込んでる)を邪魔されたハスキーはいつもの笑みに、内心ではドス黒い憎悪の炎を盛らせる。
ハスキーの威圧感にラドリーは僅かにたじろぐも、純粋素直腹黒な彼女は両手で拳を作り、それを強く握って負けじと対抗。
チェイムは慣れているのか、ハスキーの眼鏡越しのやべー眼圧をさらりと流し、少年の寝汗と吐息の香りが詰まったシーツを早く回収しようと歩を進めかけ、止まる。
彼女の視線は主人たる少年へ──より正確に言えば、少年の下半身。
より詳しく言えば足と足の間。
直接的に言えば股間を普段の優雅な眼差しで──それでいて目の裏側は血管が破裂せんばかりに力を入れて凝視。
よく。よく見てみると、少年の寝巻の股間部分が薄らと湿り気を帯びている。
すんすんとハスキーとラドリーに聞こえないように鼻を鳴らす。
閉口し。
目を閉じ。
雑音を断ち。
体を完全静止。
五感の内、臭いだけを最大限に嗅げるように感覚を研ぎ澄ませ、ドラゴン族特有のスペックの高さを遺憾なく発揮し、臭いの正体を探る。
(──これは久方ぶりの
※思考時間0.0001秒
刹那にも満たない時間でチェイムは確信にして真相へと至る。
それに気づいた瞬間、胸の奥が熱くなり。
それ以上にへそ下辺りがきゅんきゅんと疼きだした。
「どうしたのですかチェイム? どこか具合でも──っ!?」
チェイムの様子を訝しんだハスキーが声をかけたと同時に、やっとハスキーもそこで気付いた。
普段から少年の顔と背後からの視姦ばかりしており、寝室に居た時も妄想で鼻血が出かけたために臭いに気付かなかったが、眼前のチェイムの反応。
そしてやっと収まった鼻血により臭気を正しく感じ取れるようになることで気付いたのだ。
少年が、少年でなくなったことに。
内心でハスキーは歓喜の雄叫びを上げた。
次いで最初に気付けなかったことに落ち込んだ。
まさか、まさかこのタイミングで先にチェイムに気付かされるなど、毎日の起床係をやっている身からすれば万死に値するほどの失態だ。
先に気付けていれば、朝から少年とリンク(意味深)できたハズだった。
もしくは互いの身体をオーバーレイ(意味深)。
それかシンクロ(意味深)。
最終的に融合(意味深)。
他のメイド達よりも早く。誰よりも早くそのチャンスが訪れたというのに、そのチャンスをハスキーは棒に振ってしまったのだ。
少年がチェイムとラドリーに顔を向けていることを良いことに、ハスキーは淑女──というより、女性がしてはいけない表情になっていた。
その顔にラドリーは顔を強張らせるが、同時にそのお陰でチェイムの謎の発情とハスキーの憤怒の原因に気付く。
──となれば、彼女が取る手は1つだ。
「ご、ご主人様っお召し物が汚れているようですので、先に着替えましょう! そうしましょう! えっ、顔を洗ってからで良い? だ、ダメです! 最初に着替えないと
ラドリーは恥ずかしがっている少年の行先を洗面所から脱衣所へ強引に変更。
鬼や悪魔よりも怖い光と闇のメイドが今明かされた衝撃の真実に身悶えている間にできることをしなければならない。
本当ならば少年の寝汗と吐息が詰まったシーツも欲しいが、今はそれよりも少年の寝巻だ。
しかも初モノだ。
これを入手しない手はないとばかりに、そそくさと脱衣所へと連行する。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「ふわぁ…! これがご主人様の……雄の味…!」
少年を脱衣所に連れて行き、身包みを剥がしてすっぽんぽんにして浴室へとぶん投げたラドリーは、少年が着ていた寝巻──正しくは下着──を顔に押し当てるどころか、一番湿っていた部分をもぐもぐと口に含んでいた。
元以上に湿り気どころか濡れ濡れになっている下着を、ラドリーは実に幸せそうな笑顔で頬張る。
好物のトリシューラプリンを食べているような天使のような笑み──とは天地ほども遠い、卑猥で淫らな、蕩けた牝の顔。
少年の下着を咥え、その初々しくも、濃厚な雄の味を舌先で味わう。
口内から鼻腔へと突き抜ける若々しい臭いも良い。
自分の涎と少年の体液が混ざり、ぐじゅぐじゅと咀嚼する音は下品かつ淫靡。
舌と。
鼻と。
耳と。
五感の視覚と触覚を閉ざして味わう少年の味はラドリーにとって至高のものだ。
先に少年の精通に気付いておきながら、明かされた衝撃の真実に動揺している光と闇の先輩メイドとは違う。
欲するモノは何が何でも、先に手に入れるのだ。
本音を言えば、少年自身を味わいたかったが、流石にそれをいきなりやってしまうと少年に嫌われるかもしれない。
それ故、今はこうして少年の衣類で楽しむのだ。
出したて脱ぎたてホカホカの少年の下着は何と美味なことか。
扉1枚を隔てた向こう側では少年が沐浴しており、いつ戻るかもわからない状況だが、むしろ壁1枚向こうに少年が居るというだけでラドリーの興奮はさらに昂る。
はぁはぁと息を荒げ、少年の雄の臭いと味が染みこんだ下着を咥えながら、ゆっくりと自分のスカートへと手を伸ばす。もぞもぞとスカートを捲り上げ、恐る恐る自分の下着へ触れると、そこは漏らしたよりも酷い状況になっていた。
指先で軽く触れただけで全身に電気が走り、それを眼前に持ってくると僅かな滑り気と共に濡れている。この事実に思わず顔から火が出るほど熱くなってしまうが、これは少年が少年じゃなくなった所為だと、自分に言い聞かせてもう1度指をスカートの中へ。
下着の上から指で自分の秘所を上下にゆっくりと擦る。
くちゅくちゅと淫らな水音が脱衣所に響き、それが余計にラドリーを興奮させた。
「ぁ、はぁ…!」
指で擦るだけでは飽き足らないのか、ラドリーは這い蹲るように床へ顔を埋める。
顔面は完全に床と接しているが、少年の下着はしっかりと咥え、尻を上げた状態ではむはむと下着を味わう。
そして指で上下に擦るのはもちろん、自ずと腰も前後に動き一層動きに激しさが増す。
「んぅっ…! ふぅっ、ぁ、はっ──んんっ」
下半身から溢れ出る淫液は太ももを伝うばかりか、ぴちゃぴちゃと脱衣所の床に大粒の水滴を落としていく。脱衣所が汚れることなどお構いなしにラドリーは指と腰の動きを加速させ、さらには嬌声さえも大きくなった。
より興奮が高まったラドリーはとうとう擦るだけでは飽き足らず、下着を横へとずらして直接自分の秘所へ指を這わせる。途中、にちゃあと下着が糸を引いていたが、尻を上げた四つん這いのラドリーには確認する術がない。
「あっ、い、これっ、あ、あぁっ、はぁっ!」
それどころか、下着越しでは感じられなかった快感に没頭。
指でなぞるだけのつもりが、いつの間にか秘所の中へ指を入れて抜き差し。
ぐちゅぐちゅと先ほどよりも大きな水音が響き、耳の中まで快楽に染まっていく。
「あはぁっ、あっ、んぁっ! あ、あんっ! んんっ!」
ここまで来れば歯止めなど不要、とラドリーは秘所に入れた指を1本から2本へ。
さらには抽挿も加速し、もはやピストン運動と同じ速度で指を出し入れ。
蕩けきった顔は普段のあどけない頑張り屋な彼女の顔ではなく、ただの1匹の雌竜。
咥えていた少年の下着はいつしか口から離れ、顔全体をそれに押し付ける。
少年の雄の体液と自身の涎が混ざったそれは、まるで一体化しているような錯覚さえ覚え、ラドリーの興奮は天井知らずにさらに昂っていく。
「んはっ、あっ、はぁん!」
ぐっちゅぐっちゅと秘所へ入れた指に慎重さや優しさは皆無。
今はただ快楽に溺れるために激しい抽挿が続き、その度にラドリーの身体が跳ね、尻尾がピンと伸びる。
幾度となく絶頂に達しているが、どうせなら最後は盛大に。
それでも最高潮に激しいもので果てたい。
「ん──くぅっ! ……あっ、はぁ、んんっ!」
そうラドリーが頭で考えていたら、既に身体が行動していた。
入れていた指が2本から3本に増え、先ほどよりも暴力的なピストンで快楽へ没頭。
既にラドリーの中で少年に見つかるかもしれないという不安は完全に意識外。
今はただ、貪るようにこの快楽を堪能するだけだ。
「あ、はっ、んっ、はっ、あっ」
それまでに昂っていたお陰か、指を3本に増やして数分とせずにラドリーはより強い波が来ることを直感。
来るべき大波に備え、喘ぎ声は小さく細かく。
へそ下辺りから風船が膨らんでいくように悦楽が大きくなっていき、それに期待するようにラドリーは汚くも淫らな雌顔を晒す。
ぐちゅぐちゅと抽挿する指の動きはより激しさを増し、ラドリー自身が最も感じるところを重点的に弄る。
押し寄せる快楽の波に昂り、涎を垂らす。
そして、その瞬間に合わせるようにラドリーは一気に4本の指を束ねて秘所へ突き挿し──
「んっ、あっ──はぁああああぁっ!!」
──果てた。
秘所からは壊れた蛇口のように淫液が噴き出し、辺りには水飛沫。
直下にはちょっとした水たまりさえできていた。
脱衣所には淫らな雌の臭いがこれでもかというほどに満ち、自ずと淫靡な雰囲気を醸し出す。
「はぁ…はぁ…はぁ……」
すっかりと快楽に堕ち、乱れた息を必死に整えるラドリー。
あまりの興奮に足腰が生まれたての小鹿のようにプルプルと震えているが、それもこの快楽の余韻と考えればまた一興。
(あぁ…すごかったです……ご主人様の精通したての下着でやるのがこんなに良いなんて……これはもう病みつきになっちゃいます…)
ある程度呼吸が整ってきたところで、ラドリーはふぅ、とゆっくりと立ち上がる。
予め用意していた雑巾で自分の不始末を手早く消去。
淫靡な雌の臭いについては、強い香りの香水を室内にこれでもかと撒き散らして消臭。
少年の下着は孕んだ子を大事にするように、衣服の内側へと仕舞い込む。
後でこれは鍵付きクローゼットに大事に保管するのだと、ホクホクした笑顔で今夜も捗りそうだと期待に胸を膨らませる。
そんな時、丁度浴室の扉が開き──
「あっ、上がられましたかご主人様。新しいお召し物を用意するので、少々お待ち……を…」
「あらあら、ありがとうラドリーちゃん」
──少年を横抱きに抱えた、全裸のナサリーが現れた。
独断と偏見なキャラ設定
ハスキー:むっつり
チェイム:万年発情期
ティルル:ツンデレ
パルラ :ギャル
ナサリー:お姉さん
ラドリー:素直ロリ
解釈違いは管轄外