けれども、その行為は、足音が遠退くに従って、すうと頭から抜け出して消えて仕舞った。
そうして眼が覚めた。
エロシーンにしか興味がない、という方は1000文字くらい飛ばして◇から読み進めるといいぞ。
あれは、暗い暗い……けれど全く寂しくもない帰り道だった。
彼女と会った、初めての日を思い出す。
石を拾って磨いたりしていた僕が、それ以外の楽しみを見つけた日を。
『うぉっ、大丈夫かよ……ほらこれ着ろ。風邪ひくぞ?』
釣りをしている彼女と出会って、転んで水浸しになって、服を脱がされて。
あれよあれよという間に彼女の着替えを着せられた。
今より起伏のない体の服はそれなりに苦労せず着ることが出来た……その時なら僕と身長はほとんど同じだったし。
『どーせなら釣った魚一緒に食おうぜ? 家の炭で焼いてやら』
『い、いやいいよ……ちょっ引っ張らないでって!』
『遠慮すんなって!』
日が沈みかけ、大漁の証の魚籠を片手に彼女──テオは、本当に楽しそうに笑い僕の手を引く。
彼女の家だという酒場に連れられて、彼女のお父さんに焼いてもらった塩焼きは格別の味がした。思い出せばただの淡泊な魚だったし、塩加減もかなり強かった。
でも美味しかった。
帰り道でお土産と言われ持たされた時、目を輝かせ喜んだほどに。
そこから、君はよく僕の前に現れて遊ぶようになった。
暑くなれば虫取りや魚釣りに出かけた。
君は川に服を着たまま飛び込んで、なんでか僕も一緒に怒られた。
寒くなれば雪で遊んで、家でのんびりとしていた。
体の芯からあったかくなるらしいと甘酒を渡されて、こっそり君は濁り酒を飲んでいた。なんでか僕も一緒に怒られた。
……いつも君が馬鹿をやって、僕が転んで、楽しかった。
ずっと、こんな風に遊んでいけたらなと思っていた。
『……え、テオ。女の子、だったの……?!』
だから君が10歳の時、祝い事で……女性の服を着ていた君を見て、混乱した。
男友達だと思い込んでいた君がいなくなってしまうような気がして、胸がぽっかりと空いてしまうかと思えた。
『あ? まぁーなー……ああにしても動きづらくって仕方がねー……おいヤシド、後で俺んち集合な』
『え、う、うん……なんで?』
『? 決まってんだろ。今日は祝い事だぞ……大人共の目をかいくぐって酒と飯をいただくの──あいでっ! ……お、親父!? い、いや今のは言葉のあやというかなんというか……あ、こら逃げんなヤシド!』
全く変わっていなかった。
むしろ歳を重ねるにつれ、彼女はどんどんと男勝りになっていった。
それを見て笑いを重ねた。
15歳になった夜、僕は聖剣に選ばれた勇者となった。
君は変わらず、悪友のテオとして盾を担ぎ、僕の旅についてきてくれた。
この関係性は永遠に変わらないものなんだろうと、どこか安心する自分がいたんだ。
◇
「これは、医療行為。だから、何のぉ、もんだいもぉ……ないっ」
──数瞬、彼女の吐息が……服の下にかかった。
自分の両足から逃げていく、逃がされる下着の感触。
夜の冷えた森の空気に当てられてなお、少し心地がいいと思うほど膨張し震える下腹部。
「で、でか……やべぇ……」
そんな彼女が、今僕に跨りお尻をこちらに向けている。
ほんの少し首を起こせば鼻が付いてしまう距離に、彼女の腰がある。
全身から漂う、酒と、彼女本人の……ほのかな甘い香り。引き締める様に、スパイスとしてある煙草の匂い。
三つが合わさって、脳を犯す。もっと嗅ぎたい、嗅いでいたいと思ってしまうほどの魔性の匂いが出来上がっている。
──全身の血が、更に下腹部へ流れ意識が薄れていく。
まずい、匂いのこと以外を考えろと自分に指令を出す。
嗅覚の次は、視覚か。
色気もなく安心すると評していた、グレーの下着が丸出しになって、倒れている僕の視界を大半を埋めている。
肉が僅かに弛緩し、重力に従っている。胸に乗る接地面で歪んでいた。
けれど、そうではない他の肌は皺ひとつなく、触れば……触れば、どれほど手ごたえを返してくるのだろう。
「さ、さわるぞぉ……?」
ああ僕も触りたい、不意に出そうになった言葉を食いしばり殺す。
テオは振り向かず、ただ声を駆けてくる。
乗じて僅かに動く彼女のお尻が、下着の皺となり動き、その下を僕に想像させた。
分からない。
跳ね返されたと思うほどの張りがあるのだろうか。
それとも、沈みこみ包んでくれるような柔らかさがあるのだろうか。
『俺の女の好みぃ? そりゃあ、姫様みたいに胸もあってデカケツで……あとエロいのにウブな子とか!?』
『そのうち本当に不敬罪でつかまるんじゃないのテオ……?』
『ハハハ! ちがいねぇ!』
ジョッキを呷り口に髭を作っていた彼女が思い浮かんだ。
そうだこれは、お尻なんて上品な言い方をしていいものじゃない。
……そう、ケツ。ケツなのだ。
今僕の視界は、彼女のデカケツで埋め尽くされている。
視線を横に、上に、下に、ずらしても全て彼女のケツ。焚火の明かりで照らされ変わる影の形を見て、ただただ圧迫感に押しつぶされ──、
いやまて、僕は何を考えている?
目を覚ませ勇者ヤシド。お前は聖剣に選ばれた男なんだ。
そもそも毒キノコを食べてから思考がおかしく……仲間でこんなことを考えてはいけないし、その毒を抜いてもらうためとはいえテオの手を煩わせるわけにはいかない。
早く起き上がって説得──、
「──ぅ、あっ……ぁ!?」
ぴちゃり。
彼女の、濡れた手が男性器に触れた。……違う、濡れていたのは僕の一物だったのだ。
聞いたことがある、大人の男というのは、興奮が頂点に達している時……女性器にスムーズに入れるため、透明な液が出てくることがあると。
僕は、つまり……興奮して、無意識のうちにそれを垂れ流しにしていたのだ。
「しゃわ──さ、触ったぞ……!」
報告が、下と上両方の僕に届いた。
血が集まり過ぎて意識が朦朧としているのに、どんな形の手が、どんな握り方で僕を掴んでいるのか。彼女の谷越しでも分かる。
僕の根元に、頭のすぐ下の襟首に、普段盾を持っているとは思えない柔肌が触れていた。
吸い付く様に込められた力が、彼女の形を確かにしてくれている。
冷たい、けれどじんわりと人の熱が伝わって、更に力が入る。
「よ、よぅし……うごかす、からにゃ……」
酒に酔っているのか、混乱しているのか、呂律の回らぬ声で彼女は逐一報告してくれる。
それが、普段の下ネタで大笑いする彼女の真実のように思えて、酷く興奮した。
……やがて、手が動き始めた。
彼女の左手が根元を支え、右手ゆっくりと上下する。
ちゅり……ちゅこ、ちゅこ、ちゅこ。
濡れた剣を落とさぬよう抱える左手の指先が時折、僅かに揺れる玉に当たり……撫でる。
握られた右手が、襟首に当たっては下に戻っていく。ゆっくり、ゆっくりと繰り返し動いて……回数を重ねる度に、速度が上がっていっている気がした。
「ぁぁっ……て、てお……!」
「へ、へんな声出すなよ……! 」
肺から空気が漏れる。
その度に、目の前にある彼女の匂いが取り込まれていく。
脳が、肺が、僕が、テオに犯されていく。
全てが溶けてしまうかのような快感、けれど怒張は強くなっていく。
ちゅりちゅり、ちゅこちゅこちゅこ。
今、目の前にある大きな桃の向こう側で、彼女はどんな顔をしているのだろうか。
吐息が聞こえない。息が当たらない。
きっと、喋る時以外は息を止めているんだ。口を締め、ただ一心に僕を……。
「そ、そろそろでる……よ、な……?」
恐る恐る聞く、彼女の声の向きが……一瞬だけ、変わった。
向こう側に向けられていた口が、ほんの少し振り返り、僕を見たのだ。
「ぁ、ぁぁあ……!」
見えただろうか、僕が、親友の手の良さに口を開いて受けていれていたという事を。
恥ずかしくなった。血の気が引いて、更に下に集まって──
「あっ──」
全身から快感が走り抜けこみ上げ、噴出した。
絶頂。自分の全てが出て行ってしまうかのような勢いに引っ張られ、腰が浮く。
「っ、っ!? え、な、なんだこのりょっ、ちょ」
出る、射精る、出続けて、記憶の中の彼女が汚されていく。
親友として君が、悪友としての君が、全て、女性に変わっていってしまう。
だが止められない。
仰け反り強張り、下半身へ向かったはずの力が全て、より強い快感となり、じんわりと染み込んでいく。
僕に、快感の味を教えていく。病みつきになるしかないだろうこんなもの。
どう抗えばいいんだ。
「……んべ、好きにぶっかけやがって……」
何秒僕は撃ち出し続けていたのだろう。
出し切ったと言わんばかりに体が地面に沈み、全身の強張りが抜けた。
そこで、ようやく彼女が跨るのをやめ、視界が開ける。
悪夢から、長い長い淫夢から覚めた気分になった。
……そうだ、こんなことをしてはいけない! 不意に、ようやく勇者としての僕が返ってきた。
早く起き上がり、テオに謝罪しなければならない。そう心が訴えかける。
「て、てお──!」
だが、選択肢を間違えた。
僕は今、彼女を見てはいけなかった。
「あ~? なんだぁやしどぉ…………くっさ」
そこに、僕の知る
顔についた白濁とした液を手で拭きとり、時折手を鼻に持っていき嗅いでは笑う彼女は……酒の力で、赤く火照った顔を浮かべる彼女は、
一仕事終えたと口を開け、眠そうに片目を薄める彼女は、その小さい胸を覆う下着に精液が乗り、染みになり始めている彼女は、
焚火と、月明りで照らされた彼女は、
「──ッ」
今まで出会った来た女性の中で、一番、艶めかしく見えた。
帰ってきた理性が、勇者がどこかに旅へ出る。残りかけたほんのわずかな希望を蹴り飛ばす。
再び、剣がいきり立つ。
次を期待して、来てくれと誘う様に、血が集まる。
聖剣の光が誘蛾灯になってくれと、蝶を誘う。
「……まだ立つのかよ」
それを見て、君はうんざりとした表情を浮かべる。
「──じゃあ、しゃあねぇよなぁ……♡」
口角を吊り上げて、歯を見せ笑う君は、誰よりも可愛かった。
◇
ずりゅ、ずちゅぬちゃぐちゅ。
また、目の前にはケツがある。
あれから二度の絶頂を越え、もう体は完全に快感を受け入れていた。
次第も彼方も調子が乗ってきたようで、しきりに「初めてがおれでざんねんだったなぁ……ふひひ」とか「胸でもありゃあはさんでやれんくもなかったがなぁ……」と言ってくるのだ。
そんなことはない、君でよかったと、何度口にしようとしても丁度良く刺激が走り殺される。
精液で塗りたくられた剣の手入れに余念がなく、指先で頭の割れ目をいじったり、首筋をなぞったり。
玉を触ると情けない声を出すのが気に入ったのか、定期的に揉んでは掌で転がす。
「はは、ははは……ゆうしゃがざまぁない……ぜ」
自分が優位なのが嬉しいらしい、偶に僕の顔を見てはテオは悦に浸る。
その度に魅入って、僕は剣を固くした。
でもそろそろ、終わりの時が近づいている。そんな気がした。
後一度、大きな快感を吐き出せば収まる。そんな確信がどこか……力が戻り始めた、腕の感覚からもある。
「ふぅ……ふぅ、手ぇ疲れてきた……」
テオの方も限界が近いらしい。肌に汗が滲み月で照らされ、月露のように輝いていた。
彼女の灰色の下着もじっとりと濡れて、より形が鮮明に……綺麗な縦筋が浮き出し始めている。
その中でも一段と膨らむ、奇妙な蕾があった。
下着を押し、立て筋の先にとあるそれは……土をかき分けられ、芽吹くのを待っているかのように。
知識として知っている、それは……テオの陰核だ。
テオが、毒キノコの本を読んでいた時のことを思い出す。
『男性が摂取した時、性欲増進作用はより強く働き、作られた血が聖剣に集まる特徴をコイツは持ってる。
そうして作られすぎた血が聖剣に集まってぇ……ぷふふ』
女性が摂取した時は大した毒にならないのだろう。彼女の態度が語っていた。
だけど、似たようなことが起きていてもおかしくないんじゃないのだろうか。
例えば、彼女の蕾は今……血が集まり固く膨らんでいる、とか。
「……や、流石に舌はな……うん、だめだ」
触りたい。
丁度良く、下の刺激が収まっていた。そろそろ出そうだったからこそ、寸止めの様なもどかしさを覚えたが、好都合だと思えた。
僕は、何か呟いているテオに気が付かれないよう……そっと、右手を持ち上げる。
触りたい。
そのケツを、太ももを、つま先まで一片残らず。
でも、一番触りたいのは……テオの……女性の、隠された部分。
「で、でも……かるく、はぁ~って息吹きかけるのは……あり、だよな?」
僕が散々触られたのだから、僕も触らないと不公平だろう。
悪魔の囁きが、僕の右手を導いていた。
手を細め、人差し指だけをのばし……近づける。
針孔に糸を通す時のように震える指で──
「よ、よぅし……かくごしろヤシドぉ……んぁ──ッ!?」
かつてない程、熱がこもった吐息がかかるのと、僕が蕾を弾くのはほぼ同時だった。
「ンッ?! ングゥ……!?」
彼女は、腰を仰け反らせ揺らした。
そうして、視界が晴れた僕は見た。下半身で起きる、一瞬の出来事を。
──広げられたテオの口が、勢い付けて僕の剣を咥えたのだ。
熱い、手から伝わるものと比べてはならないほどの蕩けた粘膜が覆いかぶさる。小さい口では行き場がすぐなくなり、半分も飲み込めずに止まる。
意識外からの攻撃で気が動転した彼女が、事態を理解しようと口の中の異物に舌をやったらしい。
這いずり回り、喉奥を打ち付ける剣を押し出そうとしてきた。
力が上手く入らないのだろう両手で剣を掴もうとして、精液で滑り、何度も繰り返して……とてつもない刺激となった。
僕は──四度目の絶頂を迎えた。
「ンブッ!? ンー! ンンーッ!!」
もはや馴染んだ動作として腰を突き出して、彼女の喉奥にこれでもかと流し込んだ。
その日一番の快感、出すたびに膨張する一物を、喉奥と必死な手が締め付ける。
精液を押し止めようとする舌が裏筋を舐め上げる。
その間もずっと、浮いた腰は痙攣し……下着の奥で、濡れていく。
出しているはずなのに、その場で新しい白濁液が作られていくような光景。
僕はただ……吐き出し続けた。
過去の幼馴染を、今のテオを、ずっと、ずっと……僕のだとマーキングするように。
それから、
ただ、射精し続けた。
花屋の店先が赤かった。売出しの旗も赤かった。信号が赤かった。赤ペンキの看板がそれから、それへと続いた。
仕舞には世の中が真赤になった。そうして、作者の頭を中心としてくるりと焔の息を吹いて回転した。
作者は自分の頭が焼け尽きる迄卑猥な妄想に乗って書こうと決心した。
俺にエロ絵を描く力があれば、そう悩んだ時もあった。
だが、俺にはこうしてエロシチュを文にするしかできないのだ。(意訳:ドチャシコな挿絵が欲しい)
そして、読者たちのどぎついエロへの思いが欲しい(意訳:ドチャシコな感想が欲しい)
~オリキャラ紹介~
・ヤシド 24.5cm→24cm
献身的な医療行為(意味深)のおかげで無事毒が抜けきった。
その代わりと言ってはなんだが、彼は男になった。
女を知った。
行為中さんざんテオの匂いをかがされたため、若干パブロフの犬の如き状態になりつつある。
匂いフェチ
・テオ
私が負けました(わからせ)
盾役の癖にヘイト能力はともかく、防御が紙過ぎる。
精禁茸(別名勇者茸)の毒でビンビンになっていた陰核を弾かれただけで快感に身もだえ、とどめに精液を食道に流し込まれた。
まぁ、勇者のあれだし、多分健康にいいんじゃないっすか?(適当)
・リバユラ姫
出番はまだない。
どれだけ堕ちようが、最後にこのリバユラのものとなればいい剛の者。
・???
出番はまだない。
今作品における、肉体的おねショタ担当である。
・挿絵(4/9 追記)
まさか一回の更新でここまでみなさん読んでくれるとは思わず感謝感激雨あられです!
→
【挿絵表示】
(卑猥絵注意)
というわけで、お礼も兼ねて……skimaにてナカイザード様(https://skima.jp/profile?id=37785)にご依頼し今回のシーンを挿絵を作っていただきました!
寄せてBカップありそうに見えたり素晴らしいお尻の線だったりもう素敵です!
・宣伝
バリ茶先生のありがてえ二次創作「TS 盾役従者は勇者(その他諸々)に勝てるのか?
もオススメだぞ!
https://syosetu.org/novel/214695/