エリスお嬢様のおトイレ 作:とくめいきぼう
ロキシーから手紙が来た。
その返事を書くついでに、彼女について俺が知っていることを纏めておこうと思う。
だが、真面目な情報ばかりでは面白くない。後々読み返してみて、これは貴重な情報だ、と思えるようなものがいい。
なので先ずは、彼女の知られざる秘密について個人的に調査した結果を書き記しておこうと思う。
間違えちゃった作戦No.1。
ロキシーは魔族だ。ミグルド族という種族で、熟練の冒険者にして水聖級魔術師であるというのに、その見た目はまるで少女のように見える。
素晴らしい種族だ。合法ロリの称号を進呈しよう。
ところで、彼女の容姿を見て一つ気になることがある。見た目は女子中学生くらいだが、その身体は実際、どうなっているのかと。
普通、人間の女であれば中学生の頃には生え始めているもの。そう、アソコの毛だ。
ロキシーにはアソコの毛が生えているのだろうか。生えていたとして、何色なのか。やはり髪の毛の色と同じ色なのだろうか。気になる。すごく気になった。
幸い、今の俺は五歳だ。
生前であれば通報間違いなしの行為も、五歳児であれば笑って許してもらえるに違いない。赤ん坊の頃はパンツを被っていてもゼニスには怪しまれなかったし、間違いないだろう。
なので俺は、間違えたフリをして、ロキシーが入ったばかりのトイレに突撃した。
扉を開けた先、ロキシーはこちらに背を向けてしゃがみこんでいた。
下着は既に下ろされていて、スッポンポンのお尻が丸見えになっている。
「な、は、えっ、ル、ルディ!?」
扉が開く音に振り返ったロキシーが、俺の存在に気付いて慌てて立ち上がろうとするが、少し遅かった。
緩めに緩められた膀胱の栓が決壊し……タイミングよく、放尿が始まった。
狭い個室では隠しようもない音が、トイレの中に響き渡る。
「〜〜〜〜〜〜っ!!」
五歳児相手でも、恥ずかしいものは恥ずかしいらしい。
もはや追求の言葉もなく、ロキシーは顔を真っ赤にして俯いた。
おお、と思わず声が出そうになる。
ロキシーにしては珍しい、初心な反応だ。
最悪、ジト目で呆れられ、そのまま追い出されるケースを想定していたので、好都合だ。
彼女の視線が外れている間に、ゆっくりと毛の有無を確認させて頂こう。
その場でしゃがみ、ロキシーの尻に目線を合わせる。
いざ、放水音の源へ。
俺は少し頭を下げ、下から覗き込むように……ロキシーのアソコを検分した。
綺麗な尻の穴と、その先の割れ目から放出される尿の軌跡。水圧で開かれた陰唇はチラリとその奥の秘口を覗かせ、土手の手前で膨らんだ小さな突起は皮に優しく包まれていた。
まるで新しい摂理を見つけた科学者になったような気持ちで、その光景を眺める。
ロキシーのアソコはツルツルだった。
そのロリロリしい身体にふさわしい、パイパンのおま◯こだった。
ふぅ。ありがとう。ロキシー師匠。これでまた一つ、俺は賢くなれた。
清々しい笑顔で頷いて、俺はゆっくりとトイレの外に出た。
未だ悶絶したままのロキシーを置いて、扉を閉める。
それから、そうだと思い出して、一言告げる。
「あ、いっけない。家のドアと間違えちゃった」
「そんな言い訳、通用しませんよ!?」
その後、ロキシーからめちゃくちゃ怒られた。
間違えちゃった作戦No.2。
ロキシーのアソコの毛は生えていない。
一つ目の疑問点は解消できた。だが、疑問とは一つまた一つと湧き出て尽きぬもの。
あれからしばらく経ったある日、俺は無性にロキシーの乳首の色が気になっていた。
乳首の色。
若い女性は比較的、色素の薄い色をしているイメージがある。
白人系の容姿が主流のこの世界では尚更のことだろう。
そこに来て、ロキシーはどうだろう。
魔術を習う傍らその表情を盗み見るが、見た目はやはり、女子中学生相当。安定のロリ顔だ。
その顔に似合う色はやはり、薄い桃色一択だろう。
だがしかし、その正体は熟練の冒険者でもある。
すなわち、ある程度は歳を重ねていると言うこと。
そして、歳を重ねていると言うことは、それだけ沢山のオナニーをして来たという事でもある。
一説によれば、オナニーのしすぎは乳首の黒化を招くと言う。
パウロとゼニスの盛りを壁越しにオナニーしていたロキシーならば、もしかすると、もしかするかも知れない。
参考情報として、ロキシーのアソコは色素の薄いままだった。
だが……。
シュレディンガーのなんちゃらという言葉もある。
観測しなければ事実は確定しないとかなんとか。
要は、ロキシーの乳首の色は、俺が確認して初めて薄ピンクなのか、どす黒い色合いなのか、はたまた、魔族的な特性で青色なのか、確定すると言うことだ。
なにか違う気もするが、大体合っていると思う。
なので俺は、間違えたフリをして、ロキシーが水桶を持って入っていったばかりの部屋へと突撃した。
「……ルディ、またですか」
今度はちゃんと予想通りのクールな表情で、ロキシーは俺を出迎えた。
特に隠すという意図はないのか、生まれたままの姿で、身体に濡れたタオルを押し当てている。
その乳首の色は……美しい。
なんと表現しようか。まるで降り積もった処女雪を掻き分け、その先で満開の桜の花弁を見つけたような……そんな、息を呑むような美しさがあった。
「どうしたのですか、黙って立ち尽くして。部屋を間違えたのなら早く出て行ってください」
ロキシーの声はいつもと変わらない。だが俺は、果たしていつもと同じ表情ができているだろうか。
「う、うん……そう、部屋を、間違えた。直ぐに、出て行くよ」
言葉とは裏腹に、俺の足はその場から動きそうもない。
ロキシーの身体に目を奪われていた。
「ルディ?」
怪訝そうなロキシーの声に、ハッとする。
ダメだダメだ。今の俺は五歳児。良い雰囲気もへったくれもありはしない。
せめてあと十年。
大人になってから出直すのだ。
後ろ髪を引かれる思いで、俺はロキシーの部屋を出た。
待ってろよ、と心の中で呟く。
いつかきっと、その身体をもらいに行く。