今回は……まあ、タイトルの通りですが、本編『TSから(略)』の第101話の『召し上がれ』から朝チュンまでの間に何が起こったかを書いてみました。
……前に書いたIFと内容被らないようにするのが大変でした。
お気に召せば幸いです。どうぞ。
理性を失った、とは言いつつも……欲望はしっかり残っており、それによって緑谷の思考は、やけにクリアなまま保たれていた。
ただ、本能のままに体が、目の前にある女の柔肌を求めることを良しとしている。それだけのことだ。
すでに一糸まとわぬ姿をさらしている永久。隠そうともされずにさらけ出されたその体。
人の頭のように、あるいはそれよりも大きく、しかし同時にハリがあり、また柔らかそうな……見る男全てに情欲を抱かせるのではないかという、大きなバスト。
きゅっとくびれができ、艶めかしい体のラインを形作る一因となっている腰つき。そこから下にぷりん、と柔らかそうに肉がついている、ヒップや太もも。
シミ一つない肌。ベッドに振り乱されている黒髪……全てが、どうしようもないほどに色気を持って、緑谷を誘惑してくる。
そして最早、彼にそれをこらえる必要はない。
欲望のまま、したいようにしていいのだ。目の前のこの体は……たった今自分が言った通り、自分のものなのだから。
「ふぁ……っ!?」
少し驚いたような、あるいは少し痛かったのかもしれないが……声を漏らす永久。
緑谷がまずやったことは、至極単純というか、性に興味津々な少年にはありがちな欲望にそのまま従ったものだった。両手を伸ばし……目の前でたわわに実っている2つの果実を、むんずとつかみ……恐る恐るではあるが、握ってその感触を確かめる。
(うわ、や、柔らかい……女の人の胸って、こんなにも……!)
自分の手の中で、指を動かすままに、思うままに形を変える、永久の乳房。
女性らしさや母性の象徴として、そして男性にとってはその欲望ゆえに、ついつい目が行ってしまう見事な実り。
八百万に比肩する、あるいはそれ以上のサイズのそれに……学校の、いや、世の中の男達のどれだけが、これを好きにしたいと思ったことだろう。多分だが、数えるのも馬鹿らしくなるような数のはずだ。
それが今、文字通り手の中にある。
ぎゅっと握りしめれば、少し形が崩れて潰れ、指がずむずむと沈み込む。
いつまでも握っていたいような素晴らしい感触の中に……徐々にその一部分だけが硬くなってきているのを、緑谷は手のひらで感じ取り、片方を放してそれを確認した。
ぴん、と張って硬くなっているそれは、やはりというか、その胸の先端の部分だった。
露わになり、上を向いているそれに、緑谷はこれも『したいように』……ちゅっ、と吸い付いた。
汗の味だろうか、少しだけ塩からいように思えて……しかし、口と鼻から流れ込んでくる、それに勝る彼女の匂いが、ぞくぞくと興奮を掻き立て……ただ口に含んで少し吸っただけなのに、急激に緑谷の体が熱くなっていった。
同時に、唇にも感じた乳房の柔らかさを求めて、緑谷はそのまま体を永久に預けて倒れ込むようにし……乳首に吸いついたまま、顔をその胸に埋もれさせた。
顔全体に、極上のクッションのような感触と、人肌の温かさ……そして、先程にもましてどっと勢いよく流れ込んでくる女の匂い。鼻から口から入り込み、肺を満たし、脳に届いて……強烈に緑谷の『雄』を刺激する。
今までろくに考えもしなかったはずの、しかし本能が覚えている、雌の嬲り方というものが呼び起こされていく。
(匂いと、味……栄陽院さんのっ……! なんか……頭が、真っ白になる……!)
一心不乱に乳首に吸いつき、何もでないだろうに吸い上げる。味もしないのにねぶり、しゃぶり、もう唾液でべとべとだ。そしてもう片方の胸は、手でつかんで離さない。
吸いついている方の乳房も、横から握ったりなでるようにして感触を楽しんでいる。
口で、鼻で、目で、肌で、そして、永久の喘ぎ声を聞く耳で……五感すべてで堪能する。
もうここまでくると、既に戸惑いやためらいなど遥か彼方に消えて失せ、自分の欲望だけが緑谷の脳内に満ち溢れている状態だ。そしてそれを、永久も決して拒まない。
それも理解している緑谷は、やがて胸をもてあそぶだけでは足りなくなり……ぷは、と吸い付いていたそれから口を放した。唇と乳房の間に、とろりと唾液の糸が引く。
まだまだ胸を嬲りたりない気持ちはあるが、そろそろ緑谷の別の部分が限界だった。
先程から、ズボンとパンツに阻まれて窮屈そうにしている、彼の分身が……腰のところで激しく自己主張している。
これまで何度か、永久が……ハプニングも含めて目にする、あるいは押し付けられて感触を体感することのあったそれだが、そのどの時よりも、今の緑谷のペニスの怒張は激しいもので……服越しであるというのに、形が浮き出て見えるほどだ。
雌を求めて暴れ出さんとする、雄の獰猛さや色気というものが漂ってくるがごとき状態。
もう我慢できないとばかりに、緑谷は乱暴に下の服を脱ぎ捨て、押し込められていたそれを外気に……そして、永久の眼前にさらした。
そこにあったのは、やはりというか、これまで永久が目にしてきたどの時よりも……大きく、硬く、そして苦しそうに怒張している肉剣だった。赤黒く染まり、血管が浮き出て、ある種のグロテスクさすら感じさせるそれは……今か今かと、使われる時を待ちわびていた。
どちらかと言えば地味、あるいはかわいらしい部類に入るかもしれない、緑谷の風貌に、強烈なまでに似合わないその凶器は……天を突くほどに上を向いている。その切っ先からは、とろとろと透明で粘り気のある汁が零れ落ちていた。よくよく見ると、流れ出たそれらの我慢汁で、パンツにシミもできているようだ。
それに緑谷は手を添えて……迷うことなく、永久の体のある一点に狙いをつけた。
迷いは、ないわけではなかった。この肉剣を使って、どうこの極上の女体を楽しむのがいいか。
口に突っ込んで奉仕させるのもいい。今まで堪能していた乳房で挟んでもらうのもいいだろう。どちらもこの、猛々しい獣欲を大いに満たしてくれるに違いない。
色々と、やらせたいことは……それこそ、いくらでも出てくる。
しかし今は、何よりも本能が……男としての欲求が、強烈に後押しする。緑谷の脳裏で、獣のような欲望が叫び、たった1つの目標を指し示し、そこに向かわせる。
少年を男にするための、一番槍の行く先を。
この雌を、ものにしろ、と。
(栄陽院さんを……一生、僕だけのものにっ……!)
その先は……既にもう、彼女も準備万端、待ち望んでいるということなのだろう。
濡れぼそってとろりと蜜をたらしている、しかしぴたっと閉じた一本線。
全てを拒むように閉じているようで……その実、緑谷にこじ開けられ、貫かれるのを、今か今かと待っているそこに……ぴとっ、と切っ先が吸い付いた。
(う、すごい……ちょっとめり込ませただけで、熱くて……ぬるぬるしてて……堅いけど、柔らかい……不思議な感じっ……!)
ふと見れば……永久もまた、顔を赤くして、恥ずかしがるように……しかしよく見れば、その顔には隠しようもないくらいの喜色が浮かんでいる。1㎜、また1㎜……少しずつ緑谷が、欲望を自分の膣口から滑り込ませてくるのが、どうしようもなく喜ばしい。奥の奥まで貫かれるのが待ち遠しい。
貰ってほしい。早く、一刻も早く。自分の全てを、緑谷に奪ってほしい。
そんな雌の本能が……不思議と表情から感じ取れるようで、緑谷はそれを理解した瞬間……全ての躊躇いも戸惑いも放棄して、全神経を腰から前側に集中させる。
ぴったりと閉じていたそこに、亀頭の半分ほどももうめり込んでいる肉棒。それを一気に押し込み……抵抗する肉壁をかき分け、貫き……ずぐっ、と奥まで貫いた。
「っ……は……ぁああぁっ……!」
とうとう声を抑えきれなくなった永久が、悲鳴とも嬌声ともとれる声を口から漏らし……それに対して緑谷は、声を上げる余裕もない。
(こっ、これ、が……女の人の、中っ……!? 何だ、これ……手でするのと、全然違う……!)
ねっとりとしたねばついた湿り気が、ぎゅうっと締め付ける感触が、触れ合っている全ての方向から、緑谷の肉棒に……根元まで挿入された雄の肉剣に襲い掛かる。しかしそれらは決して抗うようなものではなく……むしろ、全身全霊で歓迎しようとしているかのようだった。
締め付け方やうごめき方も決して一定ではない。複雑なひだ構造になっている肉壁は、永久自身の興奮にそのまま答えるかのように、貪欲に緑谷の肉棒に絡みつき……それこそ、貪欲な雌の情欲を武器にして雄に食らいついている。
入っているのは緑谷の体のごくごく一部。20㎝にも満たない長さの肉棒であるが……まるで全身の神経がそこに集中しているかのような異常な快感が、局部だけでなく全身を襲っているのを、緑谷は感じ……快感と困惑で思考が働かなくなっていた。
奥に突き入れたまま、手が動かない、足に力が入らない。鍛え上げたはずの腹筋も背筋も、びりびりと痺れてろくに動かせず……緑谷の体は、ぼふっ、と永久の体の上に倒れ込むようになった。
最初と同じように、胸に顔をうずめ……体重を預けるような形になる。
体どころか呼吸も乱れ、はぁはぁと緑谷は息苦しさの中……懸命に呼吸をして酸素を取り込む。そして、胸に顔をうずめているその状況でそんなことをすれば、また永久の匂いが大量に取り込まれて……脳を痺れさせ、余計に彼から余裕を奪っていく。
(なんか、もう……わかんない。気持ちよすぎて、強烈過ぎて……ちんちんだけじゃなく、全部動かない……体中バカになってる! もっと……)
それでも……パニックで思考が滅茶苦茶になり、真っ白になっている頭の中に……確かに残っている欲望は、耐えず叫び続けていた。
(もっと、もっと味わいたいのに……僕の、僕のものになった、この……)
そこまで考えて、ふと緑谷は永久の顔を見る。
姿勢の関係上、上目遣いで見るような形になったその顔は、その目は……自分と同じか、それ以上に、みだらで情欲に狂ったそれだった。
しかし同時に、余裕もないようだ。
ふと気づけば、いつの間にか……永久の両手は、緑谷の体に回されて……彼を抱きしめ、あるいは抱き寄せるような形にされている。
愛情表現、もあるだろう。しかし、それだけで精一杯だとでもいうようなその表情は……恐らく、彼女も余裕がないのだ。
これからいくらでも欲望をぶつけるつもりでいたにもかかわらず、挿れただけで全ての余裕を持っていかれた自分と同じように……いくらでも受け止めるつもりでいた彼女もまた、挿れられただけでその余裕の全て、あるいは大半をはぎ取られている。
思わず縋るように回した手。それでもって、愛しい人を抱きしめるのが精いっぱい。
そんな、いつも強く凛々しい彼女の弱弱しい一面を、思いがけず目にして……再び、緑谷の中の獣に火がついた。
力が入らない……わけではない。ただ、力の入れ方が上手くいかないのだ。
こんな快感の中で、全く未知の至福の快楽の中で、動く余裕がない手足を叱咤して、徐々に力を込めて動かし……腰を浮かせる。
それで精一杯だ。胸元にうずもれている頭、ないし上半身をどうにかする余裕は、まだない。
だが、それでいい。今は、それでいい。
動きがあったことを悟って、『んっ……』と押し殺した声と共に、びくんと体を震わせる永久。
その膣口から、半分ほども肉棒を抜き取った緑谷は……名残惜しそうに、吸い付いてくる、その女の秘肉の感触の望むままに……再び、腰を前に突き出す。肉剣を押し込んで、水音を立てさせて肉壁をめくり上げる。
体の中からガツンと殴られたような衝撃に、びくん、と永久の体が震え……しかし、彼女の方はパニックはまだ抜けきらず、上手く動けない。なすがままだ。
構わず緑谷はさらに動く。再び腰を引き……突き出し、打ち付ける。
情欲が戸惑いを押しつぶす。緑谷の手足は、今や完全に彼のものとして戻ってきていて……そしてその欲望のままに、今までは何だったのかというくらいに、激しく動いて抉っていく。
腰と腰が打ち合わせられ、ぱん、ぱん、ぱちゅん、と、水音を含んだ快音を立てる。その音や、一瞬肌と肌がぶつかって吸い付き合う感触すら心地よく、いとおしい。
(深い……奥が、すごく……先っぽが、一番奥まで届かない……! 栄陽院さん、身長大きいから、ここも深いんだ……でも、それでもすごく気持ちいい……熱くて、きつくて、ぬるぬるでねっとりしてて……絡みついてくるみたいで、締め付けてきて……こんな、こんな気持ちいことがこの世界にあったなんて……! そして、これが……これがもう……)
途中から、こらえきれなくなった永久が、『んっ、ひっ……く、ぅんっ!』と押し殺した嬌声を響かせていることに、果たして気づいているのかいないのか。
一心不乱に腰を振る緑谷は、目の前の女体を嬲りつくすことだけに全身全霊を傾けていた。
(僕の……僕だけのものなんだ! あぁっ、こんな……いい匂いで、あったかくて、柔らかくて……気持ちよくて、気持ちよすぎて、どうにかなりそうな……こんなのが僕だけのもの……いくらでも僕は、これを楽しんでいいんだ。僕だけがこれを好きにできるんだ!)
ひょっとしたら、緑谷にはきちんと聞こえていたのかもしれない。
あるいは、肌を合わせ、肉穴を貫いてかき回しているその女が、この上なく悦んでいることを、何となく感じ取っていたのかもしれない。
最早緑谷にためらいも遠慮もない。微塵もなくなった。
目の前にある、栄陽院永久という少女の……世の多くの男性が憧れ、同時に欲情を覚えているであろう美少女を嬲り、汚し、自分のものにすることに、一切のためらいもない。
胸に顔をうずめ、自分も手を体の下から回して、永久の体に抱きついて密着し、
腰から下はそのまま激しく動かして、ばちゅん、ばちゅん、と音を立てて攻め立てる。
身長差ゆえに、必死で緑谷が永久にしがみついているような形になっているが、実際はその逆。余裕がある……かどうかはともかく、攻め立てているのは緑谷で、永久はなすがままだ。
振るわれる肉の槍を、ただひたすらに、無抵抗で受け止め続ける。2人が出した液体が混ざってドロドロになり、しずくが垂れてきている秘裂を必死で引き締めて……しかしそんなものは抵抗にはならず、かえって緑谷に快感を与え、腰を加速させる。
繰り返し腰を振って叩きつける中、緑谷は徐々に、自分の中で何かがせり上がってくるような、膨れ上がっていくような感触に気づき始めた。
それ自体は知っている。今までも何度か、自分1人でやった時に覚えていたものだ。
しかし、今自分の体の中にあるそれは、本当に同じものなのかと思ってしまうほどに……違う。違いすぎる。大きさも……質も……何もかも。
子孫を残そうという生物としての意思が、この雌を最後までむさぼりつくしたいという獣欲が、自分の全部で永久を汚しつくしてしまいたいという情欲が……それら全てが混ざって、最早何だかわからない何かが、腰のあたりで膨れ上がっていく。
体の中に本当に収まるのかと思えるほどの巨大な欲望は、今にも切っ先からあふれ出さんとしていた。それが何を意味するのか……当然、緑谷も理解している。
そして……理解してなお、
「も……出る……!」
「え……っ、み、緑、谷……!?」
「出す……もう、いくよ、栄陽院さ……っ! 僕の、全部……君の中に、一番奥にっ……!」
「っ、あ……あっ……!」
返事を待たず、緑谷は腰を思い切り突き出し、押し付け、抉り込み……届く限り一番奥までペニスを突き入れた。
同時に、まるで発火したかのような熱を持って、腰にあった欲望の塊は……尿道を通って駆け上っていき……突き入れられたその肉棒の切っ先から、射精という形で噴き出した。
陰嚢の中で作り出され、ここまでに湧き出た緑谷の欲望という欲望を吸い上げ、欲望そのものと言っていいほどに濃縮された白濁液が、1人の少女の肉壺の中にぶちまけられる。
今まで誰も立ち入ったことのない……それこそ、永久本人ですら、触れたことも見たこともない場所が……緑谷の子種汁によって汚されていく。女の体内に吐き出され、そこに根付いて成長し、1人の赤ん坊となって我が物顔で母体を占拠する……そのために作られた欲望の白濁が、脈打つように、どくん、どくん、と吐き出されていく。
そしてそのたびに……声も出ない快感と多幸感の中で、永久は何度も絶頂していた。
いや、絶頂し続けていた。注がれる精液が、びちゃびちゃと膣壁を打つたびに、あふれて奥まで流れ込み、熱い感触が隅から隅まで行きわたるのを楽しんでいた。
それを悟っているかどうかはわからないが、緑谷は腰を、体中をぴったりと密着させて離さず、最後の一滴まで精液を永久の膣内に吐き出しつくし、注ぎ込んだ。
そのまま、しばし膣内射精の余韻を楽しむ。くちゅ、くちゅ、と少し動くたびに快感が湧きあがり、びくびくと膣肉が震える感触を合わせて堪能する。
そして、ずるりと肉棒を抜き出して……そこで初めて上体を起こし、息も荒いままに横になっている永久を見下ろすようにする。
今まで自分がそこに突き込んでいたのだから当然なのだが、文字通り『股を開いて』力なく仰向けになっている永久。しっとりと肌は汗で濡れ、息は荒く、呼吸の旅に胸が上下し……形のいい乳房がふるふると動く。
その膣口は、今の今まで自分の怒張が突き刺さっていたからだろう。小さくはなっているが、完全には閉じず、こぽ、ごぽ……と、注ぎ込んだばかりの精液が漏れ出していた。
そんな、いつも見る凛々しい永久とは違いすぎる今の姿を、緑谷はどう表現していいのかわからない。艶めかしくもあり、生々しくもあり、少し下品にも見える……けれど、何よりも……嬉しい。
(すごい……すごく、えっちで、いやらしい……いつも力強くて、凛々しくて、男勝りで……あんなにも人気者の栄陽院さんが……こんな姿になって……無防備で……はしたなくて……)
ごくり、と喉が鳴る。
(僕が、汚した……汚しちゃった。汚してやった。あんなに強くて、凛々しくて、皆が憧れていると言ってもいいくらいに人気がある彼女を……『ダイナージャ』を! 栄陽院さんを! 永久を!)
吐き出したはずの欲望が、またむらむらと湧きあがってくる。腰の肉剣に、硬さが戻ってくる。
あろうことか、今こうして、力なく倒れている少女に対して……足りない、と獣が唸る。
(栄陽院さんのおまんこ……僕の精液でどろどろになってる……! もっとだ……もっとしたい! もっと汚したい! もっと彼女を……僕のものに! 僕が、僕で、滅茶苦茶にしたい!)
ぎらついた欲情が緑谷の目に戻ってきたころ、永久もふと目を開け……二人の目が合う。
永久の目には……流石に少しの疲れが見えるものの……最初と同じ光があった。
すなわち……全てを緑谷にゆだねる、差し出す……そんな、尽くす女の意思が。
それを見て……あるいは、それ以前から止まるつもりなどなかったかもしれないが……緑谷は、再び自分の中の劣情に全てを委ね、従った。
そしてそれは、紛れもなく……緑谷出久という雄として、栄陽院永久という雌を、残らず全て平らげると誓ったがゆえの、緑谷本人の意思でもあったのだ。
「栄陽院さん……」
「ん、あ……緑谷……? はぁ……なぁに……?」
「まだまだ、全然足りないんだ……ねえ、今度は……」
それから、夜も中程を過ぎるまで……2人は、思いつく限りのみだらな行為に及び……その全てを、緑谷は平らげつくした。
永久のたわわに実った2つの果実。それを使って、どろどろに汚れたペニスに奉仕させた。
挟んで、締め付けて、擦り上げ……そのまま口も使って、じゅるじゅると水音を立てていやらしく……
口に含ませて、射精した。溢れかえるほどの精液が、永久の口の中に吐き出され……その全てを永久は飲み込んで、腹に収めた。
それに続けて、胸の感触を楽しみながらもう1度。どぴゅっ、と勢いよく出た精液は……胸に吹き付け、顔にもかかった。垂れて流れて腹をも白く染めた。
精液で汚れた肉棒を、また口で、舌で、舐めて掃除させた。
四つん這いにした永久を、後ろから貫いた。
背中からのしかかり、抱きしめるように……動物の交尾のように、緑谷も四つん這いになって、後ろから抉るように腰を動かし続けた。
正面から入れるよりも、深くまで肉棒が突き刺さる。こつこつ、と、永久の一番奥……さっきは届かなかったそこで、肉同士が触れ合う心地よい感触を覚えさせた。
獣の交尾の姿勢で、まず一発吐き出した。先に1発出しているそこに、また上塗りで流し込まれ、余韻を楽しみながら肉棒が出し入れされるごとに、白濁が塗りたくられる。肉ひだの間に流れ込み、埋め尽くすように。べったり、どろぉり、刷り込まれる。
しかしそこで終わらず、今度は上体を起こし……挿入したまま、永久の背中を見下ろすような形になると、緑谷は永久の両腕をとって後ろに引っ張り……そのまま逃げられないように捕まえておいて、ガツンガツンと乱暴に腰を突き出して犯した。
はじめは戸惑いつつも、その感触や、ぶつけられる緑谷の欲望をもまた、永久は全て受け止めて喜んだ。
当然、その勢いのままに精液を吐き出され、3度目の膣内射精を受け止めた時も。
さらにもう1度、またしても抜き取ることなく……今度は永久をうつぶせの状態にして押し倒し、その上に体全体でのしかかり……腰を振って堪能した。
大柄な彼女の体を抱え上げ、正面から貫きながら――いわゆる『駅弁』になる――ガツンガツンと突き上げて、そのまま吐き出して。
結合部からどろりとこぼれ、床をよごす、精液と愛液のまざった汁。それに構わず……出なくなるまで突き上げ続ける。
緑谷の体も鍛えあげられている。大柄とはいえ、永久1人を持ちあげて、そのまま欲望のはけ口にしつくすくらいは朝飯前だった。そのまま、あろうことかさらに2発を吐き出し、足元の水たまりをまた大きくしていく。
永久が上になり、騎上位で交わる時には、普段の彼女には見られない、ぎこちなさや羞恥の感情がスパイスになり、全く揺るがぬ硬さのままで、肉棒が彼女を下から貫いていていた。
度重なる膣内射精、幾度となく叩き込まれた快感……がくがくと震える足腰に鞭打って、それでも緑谷に喜んでもらおうと腰を振り、こすりつける永久が健気で……結局途中から、緑谷は我慢ができなくなり、また自分で動いて突き上げる。
体の上で、大声であえぎながら、精液でどろりと汚れた形のいい胸を、ぶるんぶるんと揺らしながら悶える永久。
そんな彼女に容赦なく、もう何度目になるかもわからない欲望の奔流が流し込まれる。
(っ……まだ、まだだ……まだ全然足りない……もっと……! 僕の……僕の栄陽院さん……! 僕の、永久! もっと、したい……もっと気持ちよくなりたい。もっと汚してやりたい!)
休むことなく、何時間も続けられる情事。
緑谷も、永久も、なんとなく悟ってはいた。自分達がこれほどまでに長く、休みなく続けられている事実……その理由が、永久の『個性』に起因するということに。
ほぼ無意識にではあるが、永久は緑谷に『エネルギー』を供給し続け、彼の体力と精力を保たせ続けていた。もともと『精がつく食事』で高ぶっていたことも合わさって、かつてない活性化を見せていた緑谷の肉体は、次から次へ精液を増産し、無尽蔵の欲望と体力で、女の体を味わい続けた。
もっとも、そんな過程など、最早2人ともどうでもよかった。
そもそも、緑谷に全てを捧げると誓った永久だ。その『エネルギー』も例外ではない。
であるならば、こうして都度分け与えて、彼の欲望の限り延々と体を合わせ続けることに、何の問題があろうか。彼が求めるのなら、彼女もまた与え、応え続けるだけなのだから。
そして、そのエネルギーすら底をつきた頃。
とうとう力尽きて意識を失った永久は、膣内射精の合間合間に振りかけられた精液や、抱き合い、絡み合った際に交じった2人の汗、体の隅々まで味わいつくさんとした緑谷の唾液……色々な液体でどろどろに全身を汚していた。
最早どこを見ても情事の跡が垣間見える状態になってしまっている彼女を……その体を堪能しつくした緑谷は、さすがにこちらも体力が限界なのか、息を荒くして見下ろしていた。
欲望のまま、これ以上ないほど使い倒した雌肉を前に……ヒーローとしてはどうかと思うが、それでも、雄として、彼女の『主』として、いいようもない達成感が満ちていた。
「は、ははっ……すごいや、どろっどろだ……すごく、えっちで、いやらしいよ……栄陽院さん。僕が……したんだよな。こんな風にしちゃったんだよな」
「クラスで……学校で……ネットで……世間で……あんなに人気で、ファンもいっぱいいる栄陽院さんを……僕だけが、好きにできるんだ……! 僕だけが、こんな風に、ぐちゃぐちゃにして……汚しつくして……好きなようにしちゃえるんだ……それも、彼女に望まれて、求められて……!」
「彼女はもう……僕のものなんだ! 彼女の全部が、僕だけのものなんだ!」
(そう……僕のもの……だから、だからこそ僕は……! 僕ももっと……!)
もう、さすがに陰嚢の中身はすっからかんだ。体力もなく、肉棒も勃ちはしない。
それでも、心の中にある……この少女へのいとおしい思いそのままに、緑谷はその裸体に抱きつき……布団を引いて、自分達の体にかけた。
抱きつくことで、当然、お互いの体のべとべとした感触を感じるが、今はそれすら心地いい。
鼻を突く性臭の中で、情欲に任せて無視してきた疲労が、徐々に意識を蝕んでいく。
今度ばかりは抵抗せず、緑谷もうとうとと、眠気に身をゆだねていく。
その薄れゆく意識の中、性臭に交じって感じられる彼女の匂いを最後まで味わいながら、
「ありがとう、永久……君のおかげで……僕……」
「君から、全部をもらった……それに応えられるように……君にふさわしいヒーローに、なるから……今はまだまだだけど……いつか、絶対……」
「平和の、象徴に……だから、ずっと、君……と……」
欲望のまま、獣のように、彼女の体と快楽をむさぼるだけの一夜だった。
彼女が自分のものになったことが、自分の願いがかなったことが、ただ嬉しく思えた。
彼女に選んでもらえた自分が、こんな盛りのついたサルのようなことでいいいのかわからない。いや、多分だが、よくはないのだろう。
それでも、いつか。いつかきっと。この経験すら糧にして、火種にして。
選んでくれた永久のために、彼女にふさわしいヒーローに、男になってみせる。
そんな決意の中で、緑谷出久は……愛しい女との夜を、ようやく終えた。
童貞を捨て、男になったその経験が……どんな形で、どんな経過を経てであれ……確かに自分の自信につながり、また1つ自分を成長させたことに……今はまだ、気付かないまま。
その数時間後。朝日が差し込んで、緑谷が心地よい疲労感の中で目を覚ますまで……その部屋は、2人分の寝息だけが聞こえる、穏やかな静けさに支配された。