※この作品はR-18です。

ゾンビが蔓延る世界になったので旅をしながら可愛いゾンビっ娘とエッチしたいと思います。   作:EMO

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十二話

「ほう、殊勝にも逃がした女も連れてきたか、褒めてつかわす」

 王の前に連れて行かれた。

 やはり、目の前に王が居るとあの恐怖心を思い出す。

 

「な、なぜあの爺さんを殺したんですか?」

「なぜ?

 我に背いた者を処分るすのに理由などいらん」

 虫ケラでも潰したような感覚で言い放つと周りの取り巻き連中も笑い出す。

 

「それに死んだ人間を放っておくと直ぐにゾンビになってしまうから首を落とすのは常識だ」

 確かに人が死んだら死因は関係なくゾンビになる。だからゾンビにならないように首を刎ねるのだが、それを平気でやり尚且つ笑っていられる神経は異常だ。

 

 こいつら遂に人間を辞めやがった……サヤカをチラッと見ると明らかに軽蔑したような目をして王を見ている。

 

「あなた、そんなに裸の王様をして恥ずかしくないの?

 そんなの誰も付いて来ないわよ」

 サヤカが王に言い放つと、

「ふはははっ!

 威勢のいい娘だ、我の愛妾に相応しい。

 おい、カスミよ裸になり我のチンポを舐めよ」

 汚いチンコをさらけ出す。

 

「なっ……」

 顔を背けるサヤカ。

 

「出来なければそこの女達をゾンビの中に放り出す」

 犬用のリードと首輪をつけられた裸の女性たちが恐怖に顔を歪めながら王の周りを取り囲んでいる。

 

「まあ、試しにゾンビの餌にしてみるか……そしたら大人しくなるだろう……おい……」

 

「いやぁぁぁぁっ……助けてぇぇぇぇ……」

 王がアゴで幹部に指図し嫌がる一人の女性のリードを掴んで引きずり外に出す。

 

「これで分かったろう?

 我は嘘はつかん」

「ふんっ!」

 サヤカがそっぽを向く。

 

「なかなか強情な娘だ。

 仕方ない……おい……」

 

「キャーッ……な、なんでもします……あ、あんたぁ王様に逆らわないでぇ……た、助けてぇぇぇぇ……」

 別の幹部に指示して更に一人の女性を外に連れ出す。

 

 そして、

「ギャーッ、ゾ、ゾンビがぁー」

 最初に女性たちを連れ出した幹部が駆け込んできた。

 

「何を慌てておる、外ににはゾンビが居るのは当たり前だ」

「い、いえっ!

 な、中に入ってきたんですっ!」

「なっ、何故だっ!

 ワシの結界は完璧だぞっ!」

 王が喚きだす。

 

 そんな中にゾンビが数人ノソノソやって来た。

 

「ば、馬鹿なっ!ゾンビが何故だっ!

 イ、イチロウよっ!

 そなたがゾンビを撃退するのだっ!

 出来ればカスミを払い下げてやってもよい」

 王が俺に命令する。

 

「……はい、分かりました」

 そう言うと近づく女(・)性(・)ゾ(・)ン(・)ビ(・)達の側に寄ると俺に群がり……キスしてきた。

 

 俺もそれを受け入れてゾンビの頭を抱きながら強くキスする。

 このゾンビは天河さんが仮装したものだ。天河さんの提案で元ゾンビっ娘全員が仮装して乗り込む。そうすればゾンビを寄せ付けない能力にあぐらをかいて油断している王や幹部が慌てる筈で、そこを突いて王を処分しようと言う作戦だ。

 

「なっ、お前っなにしてるっ!

 ゾンビなどとっ!」

「俺の能力はゾンビを自由に操れるんだ……のこのこ戻ってサヤカを差し出すと思ったか……行けっ!」

 王や幹部連中に向けて指を差し向ける。

 

 仮装ゾンビが動きだすと、

「うわぁぁーっ!」

 キツネ顔の奴らを始め幹部連中がパニックになり逃げ惑う。

 

 この場にはポツンと残された王と犬用リードに繋がれた裸の女性達だけだ。

 その王は裸の女性たちの後ろに隠れて震えていた。

 

 俺はこんなに情け無い男に恐怖を覚えていたのか?

 なんか憑物が落ちた様な感じだ。

 ・

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 ・

 ・

 ****sideサチ****

 

 あの男が逃げた……星咲さんの脚に釘を撃ちつけた男が。

 今でも星咲さんの断末魔が耳にこびりついている。それもこれもコイツのせいだ。

 

 私は星咲さんが好きだった……吊り橋効果かもしれないけど、あのビルから逃げて来てからずっと私を守ってくれた。

 一緒に寄り添って寝た事もあったのに私には手を出さなかった。

 結構積極的にアピールしてたけど子供扱いしてきたっけ。

 そんな星咲さんが殺された。同じ人間にだ。

 直接はゾンビだけど笑いながら星咲さんに釘を撃ち込んだコイツだけは許せない。

 

 最初は何故だか超人になったジロウに任せて仇を討って貰うつもりだったけど、ジロウに抱かれた私が力を授かったのでコイツだけは私自身が仇を討つ事にした。だから無理を言って一緒に連れて来て貰った。

 

 パシュ

「ギャーッ!」

 ジロウに教えて貰った指弾で弾くパチンコ玉がヤツの脚を撃ち抜く。

 パシュ

「ギャーッ!」

 片足を引き摺りながらも逃げるヤツの残りの脚も撃ち抜いた。

 

「もう、やめてくれ……そこまでゾンビが来てるんだぞ……お前もゾンビに喰われるぞ……っ!」

 私の直ぐ後ろにナタを持った仮装ゾンビが現れた。

 が、横に並び止まった。

 

「お、お前ゾンビと……」

「そう、私の仲間よ……お前を殺す為に協力してくれてる……」

 そう言うと男を引き摺りホームセンターから外に出て本(・)物(・)のゾンビがウヨウヨいるエリアまで行きその中心にヤツを放置した。

「ま、待ってくれ……このままじゃ……」

「あなたは星咲さんに同じ事をしたじゃない……同じ目に遭うのは覚悟してる筈よね。

 喰べられるか噛まれてゾンビになるかは運次第だから頑張ってね」

「まっ、待ってくれっ!

 謝るから……」

 ヤツを無視してその場を去ると遠巻きににしていたゾンビ達がヤツに群がり、

「ギャァァァ……ぐわれるぅぅ……」

 ヤツの断末魔が耳に届くが心には届かなかった。

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 ・

 ****sideサヤカ****

 

 キツネ顔の男と幹部とか言う男達が逃げるのを追った。

 ジロウに貰った力をがあるから簡単に追える。

 ホームセンターの隅にある木工部屋に逃げ込んだ。

 中にはオノやナタなど武器になる様な物が沢山あり武装して反撃する予定だろう。

 

 いくらパワーアップした私でもオノで切りつけられたらひとたまりも無い。

 だから遠距離攻撃に徹するつもり。

 パシュパシュパシュパシュ

 パチンコ玉を指弾で連続して撃ち出し二人の両肩を撃ち抜く。身体能力が向上してからは指先の僅かな感覚もコントロール出来るようになっていて指弾の命中率も破格なのよ。

 

「「ぎゃっ!」」

 二人同時にオノとナタを落としたので二人の前に姿を表すとビックリした顔をされた。

 

 何かを言いたそうにしている二人を無視して、

「ふふふっ……いいざま……」

 

 パシュパシュ

 次に二人の股間を撃ち抜く。

「「ギャァァァ!」」

 股間から血を滲ませてうずくまる。

「ふふふっ……これはあなた達が散々いたぶった女達のぶんね」

 パシュパシュ

 二人同時に右脚を撃ち抜き、

「これはジロウをバカにした分」

 パシュパシュ

「これは私をいやらしい目で見た罰。

 私をいやらしい目で見ていいのはジロウだけなの……分かった?」

 更に左脚を撃ち抜くが、

「あら、気絶してしまったわ……どうしましょう……」

 パンッ

 いい考えが浮かんだわ。

「ゾンビさんに任せます」

 二人の首根っこを持ち引き摺りゾンビが徘徊してる側まで行きその場に放置した。

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 ・

 ****sideジロウ****

 

 裸の女性達の後ろで情けなく震えている王を見ながら、

(どうしますか?)

 ゾンビに変装した天河さんに尋ねる。

(うーん、こんなに情け無いヤツだとは思わなかったけどあの晒し首は許せないわ)

 そうだよな、俺もあの爺さんの生首を見たら嫌悪感しかなくなった。

 

 部下の誰かにやらせたのだろうが、やらせた事実は変わらない。

 

 パシュパシュパシュ

「ギャァァァッ!」

 肉壁にしている女性たちの隙間から王の身体にパチンコ玉を撃ち込む。

 

「くっ、くそっ!」

 一人の女性のリードを引っ張り人質にしようとするが、

 パシュパシュ

 王の手の平を狙い撃ち抜く。

「グッ!」

 王が手を離した隙に、

 パシュパシュパシュパシュパシュパシュ

 裸の女性のリードを全てパチンコ玉で撃ち抜き解放して素早く天河さん達仮装ゾンビ隊に女性を保護して貰った。

 

「グッ……イチロウめ……ワシを殺したらこの一帯がゾンビに汚染されるんだぞ……覚悟出来てるんだろうな……今ならまだ許してやる……ワシの下に付け」

 王と言うおっさんが何やら言うが無駄だ。こいつに対しての恐怖心はもうない。

 

「あんたらはやり過ぎた。

 人の支配とかは分からないから、とやかくは言うつもりはない、だけどな女性を集団で犯したり無抵抗な人を殺したりはやり過ぎだ。

 それにサヤカを差し出せって一番言ったら駄目な事を言ったんだ。

 だからあんた……死ね」

 パシュ

 言い訳をしようと口を開けた王の眉間に問答無用でパチンコ玉を撃ち込み、その後ナタで首を落とした。

 

 俺も充分に人間を辞めていると思う。

 王の首を落とす事に何の戸惑いも無かったから。

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 ・

 

 この日の晩は何時に無く乱暴にサヤカを抱いてしまった。が、サヤカもそれに応えるように激しく求めてきた。

 お互いに思う事があったようだが何も言わずにただ貪りあった。

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 ・

 

「それじゃ後はお願いします。

 たまに寄りますから」

「じゃあね、サヤカも頑張ってね」

「ジロウさん、あなたのお帰りを待ってます」

「「「「「いってらっしゃいませご主人様」」」」」

 俺とサヤカの旅立ちの日にサチや天河さん達元ゾンビっ娘、助けた女性達が見送りに来てくれた。

 

 因みに天河さんに再度精子を五百cc追加で搾取された。

 

 そして、なんと星咲さんがゾンビになっていたのを発見したのだ。

 しかも近寄っても逃げないタイプだった。

 男に対しての復活方法は分からないので製薬会社の地下二階の冷凍施設で冷凍保管して復活方法を探る事になった。

 その為サチは残る。

 良かった、サチの目標が出来て。

 復讐が終えてからのサチは少し寂しそうだったから。

 

 ゾンビ達も俺やサヤカ、天河さん、元ゾンビっ娘、更にサチには決して近づかない事が分かったので徐々にゾンビ達を追いやり街からゾンビを駆除することに成功した。

 それらを確認してから俺とサヤカは旅立つ事にしたんだ。

 いくあてはない、気ままに旅する予定だ。

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 ・

 ・

 ある噂が広がっていた。

 ある所にアマゾネスが支配する街がある。

 そこは女性達の楽園で、ゾンビが存在しない不思議な街だ。そこへ邪な考えを持った男が近づくとたちまち捕えられ殺される。

 しかしアマゾネス達は数年に一度現れるご主人様と言う男を待っていてその男が現れた時はアマゾネス達が女になるそうだ。

 その男の名は……。

 




お読みいただきありがとうございます。
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これにて第一部は終了です。
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