※この作品はR-18です。

ゾンビが蔓延る世界になったので旅をしながら可愛いゾンビっ娘とエッチしたいと思います。   作:EMO

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十九話

 俺たちは今、鳥取県に入って海沿いの国道をゆっくりと走っている。

 

 途中にラブホがあったらチェックして綺麗ならば泊まっていった。

 

 

 比較的人口密度が低いからかゾンビが徘徊してるのを見る事が減った。

 ただ、街中になると結構いるが。

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「あんっ……あっ……ん……」

 ジムニーの助手席を倒して寝転ぶ俺の上に跨がり腰を振る全裸のサヤカ。

 

 

 

 途中の街で女子高生ゾンビを人間に戻してからサヤカの機嫌が悪かった。いや、それ以前からか……。

 やきもちを妬いているとは思うけど……原因が分からない。

 だから国道の脇に待避所があったからそこにジムニーを停めてからサヤカに謝った。

「ごめん……サヤカの気に触る事したみたいで……」

 サヤカは静かに首を横に振りながら、

「…………ジロウは私の事……捨てない?

 いつも一緒にいてくれる?」

 何を当たり前のことを言ってるんだろうと思ったらサヤカが涙を流し始めた。

 

「サ、サヤカ……俺がサヤカを捨てる事なんかあり得ないだろ……どうしたんだ?」

「あ、あの日に男達に乱暴され掛けて……もしジロウが来なかったらって思ったらなんか……」

 また泣き出したサヤカをそっと引き寄せて抱きしめた。

 確かに怖かっただろう……退屈な道程をみていて思い出したんだろう。

 

「ひっぐ……ひっぐ……私があの男達に犯されてたらジロウに捨てられると思ったら……」

 泣きながら今まで不安に思っていた事を吐き出した。

 

「……サヤカ……俺はサヤカが一番なんだ……たとえサヤカが犯されようともそれは変わらないし、そんな事はさせない……でも……万が一そう言う場面にあってもそれを跳ね除けられる力を付けよう。

 サヤカは俺とエッチしたらしただけ力が強くなってるだろう?」

 サヤカがコクンッと頷く。

「だから……今からパワーアップようっ!」

 サヤカに覆い被さり助手席のシートを倒しキスしながら服を脱がせた。

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 いつもの自信満々のサヤカに戻ってくれてしばらくは走らせると米子市の看板が見えた。

 米子市に入って少ししたら至る所にバリケードが張ってあり国道にも通行出来ない箇所が幾つかあった。

 仕方なく迂回しようとしたら自衛隊の人らしき集団に囲まれて連行されてしまった。

 

 連れて行かれたのは米子駐屯地だそうだ。

 一応と言うかちゃんと組織として機能しているのは流石だ。

 

 俺たちが連れて来られた理由は単純に保護が目的だそうだ。

 

 駐屯地内にはゾンビが存在せずに普通に生活出来る。

 電気も独自の発電施設があり、水も豊富にあるから不自由は無い。

 そして、何より規律が守られているので女性が無理矢理犯されたりは無いのだ。

 

 本当にこんな普通の事が当たり前でない世界になってしまって……ほんの少し前の俺には想像も出来なかっただろう。

 

 

 俺たちは自衛隊名物のテント風呂にやってきた。

 もちろん男女別々だが、思っていたより広くて気持ちいい。

 舞鶴の別荘でお風呂に入って以来だから久しぶりのお風呂だ。

 

「君か、彼女と旅をしてるって言う物好きは」

 湯船で温まってから一休みに洗い場で一休みしているといきなり湯船の中から声を掛けられた。

 

 よく見ると筋肉隆々な角刈りの人が俺の方を向いていた。いつの間に入って来たのだろう。

 年は五十くらいかな?

 だが、そこいらのオヤジ連中とは違い全く無駄な脂肪の無い引き締まった身体をしている。

 

 

「は、はい、すみません」

「はははっ、別に責めてる訳ではない。

 若いっていいなって事だ」

「は、はあ……」

「ところで何人殺(や)った?」

 いきなり物騒な事を聞いてきた。しかもお茶でもどうだとかと同じ調子で。

 軽く、そして有無を言わさない口調で。

 

「は、はい……覚えていません」

 この人には嘘をつけない……無言の圧力がある。

 

「そうか……あまり無茶はするなよ」

 ふっと圧力がなくなり、その人が湯船から出ていった。

 

「はぁはぁ……こっわぁ……」

 風呂で掻く汗ではない種類の汗が頬を滴り落ちた。

 

 温まった身体が一気に冷めたのでもう一度湯船に浸かった。

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「遅かったわね」

「う、うん……」

 テント風呂の外に設置された足風呂に浸かりながら待っていたサヤカに中での経緯を説明した。

「ふぅん、でもジロウは気に病む事はないわよ。

 今は法が崩壊した世界なのよ。

 自分の身どころか周りにいる女の子の身を守ったジロウを責められる人間は誰一人としていないわ、もしジロウを責める人が来たら私は全力で戦うわ」

 サヤカが俺を抱きしめてからキスした。

 

「ありがとう……でもな……俺は人を殺しても罪悪感がないんだ……それをあの人に見透かされたようで怖かった……」

「ふふっ、本当にジロウは子供よね。

 あなた、あの王と対峙した時の事を忘れたの?

 あなたの弱点は経験の無さよ。

 力の使い所は経験だけがものを言うわ、それは演技の世界でも同じなの。

 私は自分の限界を嫌って程実感しながら芸能にしがみ付いた。

 でもね、この崩壊した世界で一番キラキラしてるのはジロウなのよ。

 ジロウは自分を信用しなさい」

「分かった。

 サヤカの言う事を信じる。

 サヤカとの経験は豊富なのにな」

 サヤカを抱き寄せ唇を重ねて舌を絡ませる。

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 その日は官舎の近くに建てた仮設住宅の一室を借りて寝た。

 いや……サヤカとイチャイチャしてたから寝たのは朝方だった。

 

 翌日からは避難した住民の中でグループ分けしてあるうちの一つの農作業するグループに入り手伝った。

 

 自衛隊の敷地内では幾つかのグループに分けられていて、海に出て漁をするグループ、農作業をするグループ、衣類などを修理やリフォームするグループ、建築などを手がけるグループ、学業を担当するグループなどだ。

 俺は今更だから一番人手がいる農作業をする事にしたんだ。

 

 そんな事をしながら数日が過ぎたある日、例の角刈りの人に呼び出された。

 この人はこの駐屯地の責任者だそうで土方(ひじかた)さんと言う。

 

 階級は俺たちには分からないだろうと名前呼びで良いと言ってくれている。

 

 確かに一般市民の俺たちからしたら自衛官ってだけで特別感がある。

 

 

 駐屯地の建物の中にある応接室みたいな部屋に案内された俺とサヤカはソファを勧められて素直に座った。

 

「単刀直入に言おう。

 君たちはゾンビに噛まてもゾンビにならなかった人達だね?」

 土方さんの鋭い目線が俺たち二人を見据える。




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