ゾンビが蔓延る世界になったので旅をしながら可愛いゾンビっ娘とエッチしたいと思います。 作:EMO
パシュパシュ……ガシュガシュ
「ふわぁ〜凄いですっ!」
パシュパシュ……ガシュガシュ
撃ち出すパチンコ玉の指弾が五十メートル位先の缶を弾く。
す、凄い……本当に拳銃並の威力があるわ。
しかも、動体視力がかなり上がってるのかジロウが放り投げる的代わりのお皿がゆっくりに見えて確実に撃ち落とす事が出来る。
力も私が乗ってきた二百五十ccのバイクなら片手で持ち上がる。
本当にジロウは凄い……私なんかをこんなに強く出来るんだから。
土方司令が私に尾行任務を指示したのは女だから見つかっても許してくれるだろうと言う思惑があったから。
それは直ぐに証明されたけど、私のパワーアップは予想外だ。
なるべくならジロウのこの能力は秘密にしなければならない。
でも、私には報告の義務がある。
しかし気になるのは米子駐屯地に全く連絡が取れない事だ。
持参した衛星通信機は故障している訳では無い。秘密の任務だから別の駐屯地に連絡を頼む訳にもいかないし。
ちょうど広島市に入ったので私は一度米子へ帰る事にした。
ここから縦断したら直ぐに着く筈。バイクだから通れる道は沢山ある。
ジロウにその事を話したら引き留める事無く快く送り出してくれた。
少しは躊躇したり寂しがったりしろよっ!
存分にサヤカとイチャイチャ出来るから喜んでるし。
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「じゃあ気をつけて。
俺たちはこのまま海沿いを走る予定だから」
「はい、すぐに追いつきますよ。
毛が伸びたらまた剃って貰わないといけませんから」
「け……ゴホッゴホッ……わ、分かった」
ジロウが焦ってむせたわ。
ふふふっ、逃がさないんだから。
サヤカは私が一緒でも構わないって言ってくれた。ジロウを独り占めする気はないと……だけど、最後に帰ってくるのは自分だと言う。
私はジロウとサヤカの縁が何なのかは分からないけど、二人と仲良くやっていきたい。
「じゃあ行ってきます」
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北へ向かいしばらく走ると放置車両も減り走り易い道になった。
しかし、それも僅かだった。
道に車を横付けしてバリケード代わりにしている地域にきた。
見張りが二人いた。
しかも、一人は猟銃を持っている。
「おい、あんた何しにココへ来たんだ?」
「はい、私は自衛官で連絡業務で米子へ向かう途中です」
こう言う時は正直に言うに限る。
非常時だから各コミュニティでのやり方があるだろうから無理を通す事はしない。
「そ、そうか……しかし、ここを通るなら通行料を払わないといけないんだ」
「通行料?
おいくらですか?」
「ああ、今の世の中は金は価値が無い。
だから、女には身体で払って貰ってる」
なるほど、こいつらは下衆だ。
出立前にジロウは言ってた。下衆な奴は捻り潰して構わないと。
私の身体はジロウのモノだ。それ以外の誰にも触らせる気がない。
だから……。
「ふぅん……」
ライダースーツのファスナーを腰辺りまで下ろして肌を見せびらかすと、
「「ゴクッ」」
二人の男の喉が鳴る。
チラッと胸を見せると二人共に前のめりになりバリケードから出てきた。
パシュパシュ
「「ギャーッ!」」
二人の盛り上がった股間にパチンコ玉を打ち込んでやった。
かなり手加減したから潰れては無いだろう。
「私に触れていい男は一人だけなの。
残念でした」
足元に転がる二人を見下しながら嘯いた。
更にバイクを軽々担ぎバリケードを越える私を見た二人の顔は真っ青になっていた。
しかし、パチンコ玉の指弾は大したものだ。
パチンコ屋は至る所にあるから補充は簡単だし、私の小さな手でも一握りしたら十玉くらいは握れる。
それを撃ち出すのは指の力のみだから普通の人間にはまず分からない。
それに、銃のように威嚇出来ない分、相手から警戒され無いから不意打ちに向いてる。
バリケードを越えてからバイクを走らせていたら道の至る所に首無し遺体が放置されていて異臭が漂っていた。
このコミュニティはゾンビや人間をこうして排除しながら生き残ってきたんだろう。
私はそれを批判も賛同も出来ない。
でも私はその仲間にはなりたくない。
だから道行く私に向けられる視線に反応して振り向かない。
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幾つかのコミュニティを通過したが何処も似たり寄ったりの対応だった。
山間部に行けば行くほど女性が足りないのか男達からの好色な視線が増す。
そんな時に、ある都会からの避難民などが居るコミュニティに立ち寄った。
比較的まともなコミュニティらしく代表者が集会所に案内してくれお茶をご馳走してくれた。
「ありがとうございます。
こんなに美味しいお茶は久しぶりです」
爽やかな緑茶の香りが鼻腔を擽る。
「はははっ!
では我々のモノになりなさい」
まだ四十代だろう代表者の男が豹変した。
と、同時に周りに潜んでいた男達が現れた。
「そのお茶には毒が入ってたんですよ。
大人しく言う事を訊くなら解毒剤を」
「本当にバカな男達」
代表者の男の言葉を遮り睨む。
「ふんっ、どうせ子供を産む苗床にでもしようとしたんでしょ。
バカにしないで欲しいわね。
誰が好きでも無い男に抱かれるもんですか」
これまで通過してきたコミュニティで似たような事を言われた。
確かに女性にしか子供は産めないし、人口を増やしていかないといずれ人類は消滅するだろう。
だけど、それとこれとは次元が違う。
私は好きな男の子供以外は産む気は無い。
「な、何をっ!
子供は地域の宝なんだぞっ!
それを産むのを拒否するとはっ!
コイツには解毒剤はやらんっ!
その辺りで野垂れ死ぬがいいわっ!」
激昂した代表者が喚く。
本当に下衆な男。
自分の考えが受け入れられなかったら直ぐに周りが見えなくなるんだから。
私は、一口もお茶を飲んでいないのに。
毒が入ってるのは直ぐに分かっていたし、周りに潜んでいる男達の気配も知っていた。
それにこの男達は私がこの場に来れた意味を分かって無い。
雪の積もった道をバイクで来たんだ。
スリップするバイクを押さえ付けバランスを意識しながら運転して…….途中のガードレールは幾つか壊したけど……来たんだ。
これがどれだけの事かを想像出来ないバカ達。
「はははっ!
毒が回って死ぬまで時間がかかる。
それまで可愛がってやるぜ」
「そりゃいいや」
「俺も混ぜてくれや」
下衆な男達がいやらしい笑いを上げながら私を見る。
「本当に下らない男達ね。
殺しはしないけど二度と女を抱けない身体にはなって貰います」
パシュパシュパシュパシュパシュ
「「「「「ギャーッ」」」」」
全員の股間にパチンコ玉を撃ち込む。
揃いも揃ってズボンの前を膨らませていたから狙い易くて助かった。
これでアレは潰れただろうから女に不埒な事は出来ないだろう。
「じゃあね。
今度私が来た時も同じ事をしてたら命は無いと思いなさいよ」
そうしてこの胸くそ悪いコミュニティを出た。