※この作品はR-18です。

ゾンビが蔓延る世界になったので旅をしながら可愛いゾンビっ娘とエッチしたいと思います。   作:EMO

34 / 40
三十一話

「どう言う事なんだ?」

 嶋崎さんを始めとして集まった能力者たちが話し合っている。

 多数のゴブリンが現れて三宮の街を支配し始めたのだ。

 ゾンビはノロノロと彷徨い歩くだけだったがゴブリンは街の商店街の中に入り残されていた食料などを食べ尽くし、様子を見に来た女性能力者を犯そうと襲い掛かってきた。

 なんとか撃退して逃げたが、彼女はそのショックから引きこもってしまった。

 

「俺たちも旅してる時にあんなゴブリンに襲われた経験があります。

 結構素早く動きますから注意が必要です」

 俺たちが広島の手前でゴブリンに襲われた経験を話し、パチンコ玉の指弾で頭か心臓を撃ち抜くと死ぬ事を伝えた。

 

「なるほど、パチンコ玉を指弾で撃ち出すか……パチンコ玉はパチンコ屋に行けば直ぐに手に入るからな。

 よしっ、全員指弾の練習をしよう」

 嶋崎さんの指示の元指弾の練習が始まった。

 

 俺とサヤカが指弾の弾き方を教えて的に当てるコツを伝えると皆直ぐに上達していった。

 サクラコも指弾を覚えて拳銃並の威力を出していた。

 

 嶋崎さん達の能力者よりサヤカとサクラコの方が力が強く、スピードも速い。

 やっぱり俺の特殊能力が関係してるかもしれない。

 サクラコとも朝晩関係なくセックスしてるし。

 でも、他の能力者の女性と試す訳にもいかないしな。

 ・

 ・

 ・

 ・

「ざっけんなよっ!

 全部アンタのせいだろうがっ!」

 指弾の練習をしているグラウンドの隅で嶋崎さんが金髪に染めた能力者の男に胸ぐらを掴まれていた。

 

「アンタの能力で使役したゾンビだけがゴブリンになってるんだぞっ!

 どうしてくれるんだっ!」

「し、しかし……それは僕にも……」

 それ以上言えずに黙り込む嶋崎さん。

 

 確かに嶋崎さんが使役していたゾンビからゴブリンが生まれた。

 しかし、それが全てなのか?

 俺たちは既にゴブリンに遭遇している。

 ゴブリンが生まれる条件とか法則があるんじゃないのか?

 

「あの……嶋崎さん……使役したゾンビは全て女性なんでしょうか?」

「あ、ああ……殆どが女性ゾンビだ」

「それで女性ゾンビが他のゾンビに攻撃した時って全て共喰いさせてたんですか?」

「ああ、ゾンビの攻撃方法自体がそれしか無いからな」

 俺は考える。

 

「お、おい。

 さっきから何を言ってるんだ?

 コイツのかたを持つのか?」

 金髪君が俺の方に来る。

 

「いえ……俺たちはここに来る前にもゴブリンに襲われてたって言ったでしょう。

 でも、それからしばらくゴブリンには出会わなかった。

 そしたらいきなりゾンビの腹からゴブリンが生まれたって……何かしらの法則があってゴブリンが生まれるのかなって……だったらゴブリンが生まれないようにする方法もあるんじゃないかと」

「そうよね。

 確かに興味深い話しよね」

 いつの間にかサヤカとサクラコが俺の隣に来ていた。

 

「ねぇ嶋崎さんが使役したゾンビって放置しても人は襲わないんでしょ?

 それなら他のゾンビからは襲われないの?」

 サクラコがコテンと首を傾げながら嶋崎さんに聞く。

 ちょっとあざとい……。

 

「いや、それは分からない。

 なにせゾンビだから使役した後は基本的に放置して用がある時だけ利用していたから」

「ふぅん……全部で何体のゾンビを使役したの?」

 そう言えば何体いるんだろうか?

 

「よく覚えていないが、五十体ほどかな」

「まあまあの数ね。

 そのゾンビ全部が女性な訳ね」

「い、いや全部とは……かもしれない……」

 それだと五十体のゴブリンがいる訳か……。

 ん?

 もしかして……ゾンビを食べたゾンビからゴブリンが生まれるのかも……女性は子供を産む事が出来るからゾンビになってしまってからはゴブリンを生むように変化したのか?

 

 やっぱりよく分からないから検証は偉い人達に任せて俺たちはゴブリンに専念した方がいいかもしれない。

 

「なぁ、嶋崎さんの能力が原因なら前にジロウ達が遭遇したゴブリンはどっから来たん?

 全て嶋崎さんのせいにするんは自分勝手過ぎひん?」

 サクラコが金髪君を睨む。

 

「あ、あぁそれはすまない……俺も苛立ってた……嶋崎さん、すまなかった」

「い、いや……僕も調子に乗って使役ゾンビを作りまくってたから……僕の方こそすまなかった」

 意外と金髪君は人間性が出来た人みたいだ。

 最初はヤンキーみたいな人かと思ってたんだけど。

 

「でも、モノは考えようよ。

 ゾンビは首を落とさないといけないけど、ゴブリンはパチンコ玉一発で倒せるから楽になったんじゃない?」

 サヤカがパチンコ玉をパシュパシュと遠くの的を撃ち抜く。

 

「い、いや……それが出来るのは君たちくらいだよ。

 僕達がいくら頑張っても一発では仕留められない、しかも素早く動くゴブリンに対してあそこまで正確に頭を狙えるなんて、君たち何処かの国の特殊部隊にいたのか?」

 いえ、俺とセックス三昧したおかげです。

 とは言えず、

「は、ははは……」

 笑って誤魔化した。

 ・

 ・

 ・

 ・

 翌日、俺たちと能力者はチームを組んで三宮の街に向かった。

 嶋崎さんの使役ゾンビ全てがゴブリン化しているのかを調べる為と多少でも駆除して街を取り戻す為に。

 

「やっぱり使役ゾンビは全てゴブリン化してますね。

 すみません」

 嶋崎さんが肩を落とす。

 

「でも、あきらかに数がおかしいですよ。

 ゴブリンはそれ以上に居るみたいですね」

 俺は周りの気配を探ると俺たちの周りだけでも二十体ほどのゴブリンが様子見している。

 街全体ならこの数倍は居るだろう。

 

「なら、やっぱり嶋崎さんだけのせいじゃない訳やね」

「そうだな、共喰いがきっかけの一つだろうけど使役したから共喰いをしたんじゃ無くてゾンビ同士も何処かで共喰いしてるんだろうな」

 サクラコが言うように使役ゾンビだけじゃない。そう言えば米子でもゾンビの共喰いを見た。

 もしかしたら米子にもゴブリンが現れてるかも……カズハは大丈夫だろうか……。

 まあ、カズハともいっぱいセックスしたから大分強くなってるからゴブリンくらいはパチンコ玉でなんとかなるかな?

 

 

「ジロウ来たわよっ!」

 サヤカが警戒する。

 

 さっきから周りを取り囲んでいたゴブリン達が包囲を狭めて姿を現す。

 

 パシュパシュパシュパシュパシュパシュパシュパシュパシュパシュパシュパシュパシュパシュパシュパシュパシュパシュパシュパシュパシュパシュパシュパシュパシュパシュパシュ

 俺とサヤカとサクラコが背中合わせになりゴブリン達に向けパチンコ玉を連射して、

『『『『『『『グギァーッ』』』』』』』

 この場のゴブリン達を全滅させた。

 

「…………き、君たち……無茶苦茶過ぎないか……」

 呆然としている能力者の中から嶋崎さんが最初に復活してきた。

 

「ま、まあ毎日鍛錬(セックス)してますから……」

 嘘は言ってないよ。

「そ、そうやなぁ。

 毎日朝晩(セックス)してたら強うなったんよ」

「そうね、絶えず毎日(セックス)してたからね」

 サクラコとサヤカも同意してくれた。

 

「な、なるほど……陰でそんなに鍛錬してたのか……我々もまだまだ練習をしなければならないな、いや勉強になった。

 ありがとう」

 嶋崎さんが律儀に礼をずれる姿を見て心が少し痛かった。

 




お読みいただきありがとうございます。
出来れば評価もお願い致します。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。