夕立と時雨と提督、3人の思春期な日々 作:dn88k
とある日の夕刻を過ぎた時間帯。ここは時雨の私室である。その部屋で粘り気のある音とともに女の子と男の子が体を重ねている。
「あ、気持ち良い!」
当然、女の子とは部屋の主である時雨の事だ。彼女は松葉崩しの体勢のまま、この部屋を訪れた提督の剛直を悦楽に浸った表情で受け入れていた。それからしばらくして、
「っ! 出るっ!!」
と提督が呻くように言い、時雨に身体を密着させた。
「あっ……! あああ……」
時雨も快感に浸った顔で提督の絶頂を受け入れる。
射精が収まった後、すぐに提督はそのペニスを時雨の膣から引き抜いた。確かに気持ちは良かったが、今回はやけにあっさりしていると感じた時雨は、
「ねえ、もう一度はしないのかい……?」
と聞いてみるが、
「いや、もう今日はここまでにしとこうよ」
と、提督はそう返してくる。
「え?だって提督のってまだ硬いまま……」
「いいんだ。とりあえず、今日はこれだけにさせて」
有無を言わさないという雰囲気の提督を前に時雨は二の句を継げなかった。
そんな事が数日続いたある日、時雨と夕立は今日の訓練が終わった事から自分達の寮へと向かっていた。特に言葉を交わす事もないが、お互いに気になっている事は分かる。どうも最近の提督が淡白になってきているような気がする、と言う点についてである。時雨が口に出すかどうかを迷っていた時、夕立が突然、
「あ!」
とだけ言った。
「どうしたの?」
それに対して、時雨が聞く。聞かれた夕立は不安そうにこう言った。
「コンドームって、まだ残りの数、余裕あったっけ?」
「ああ、そういえば……」
把握している限り、自分達のペースを考えると、確かにそう遠くないうちに切れてもおかしくなさそうな数ではあった。
実は以前、三人でしていた時に、いざ挿入という段階になってコンドームを使い切っている事が分かり、テンションが一気に下がってしまったという事があったのである。ひとまずその時は手や口でお互いに愛撫をする事で誤魔化したが、三人ともが挿入までいくものと思い込んでいた為に、いかにも不完全燃焼で終わってしまった。そして翌日余裕のある時間を見つけ、三人急いで鎮守府外のドラッグストアへ向かうという、ほんの少しばかりマヌケな行動に出る羽目になった。それ以来、コンドームのストックがあるかどうかを、三人それぞれが出来る限り把握するようにしているのである。
「うー、あたしはそのままして欲しいけど、その方が気持ち良いんでしょ?」
しょんぼりしたように夕立は言う。どうやら彼女は提督との生セックスというものに魅力を感じているらしい。時雨もそれについては同じようで、
「そうだね。付けてない方が提督だって気持ち良いはずだし、出される感覚って知ってみたいし……」
と言う。
「でも、それだと妊娠しちゃうし、ううん、妊娠はしたいけど、提督さんに迷惑かけちゃう……」
そんな夕立の沈みきった、辛そうな呟きを聞きつつ、何やら難しそうな表情で考え込んでいた時雨であったが、突然、
「夕立、それでなんだけどさ」
と、語りかけた。
「ん?」
とだけ言って、夕立は時雨の方を見る。
「実は避妊の方法ってコンドームだけじゃないらしいんだ」
この時雨の発言に夕立は大きく目を開いて意外そうな顔をする。
「え? どういう事?」
「うん、それなんだけどね……」
時雨が夕立にポソポソと耳打ちする。それを聞き終わった夕立は少しばかり赤面して困ったような表情を浮かべた。
「さ、産婦人科!? そ、それ、恥ずかしいっぽい……」
「確かに恥ずかしいよ。だけど考えてごらん? 提督の精子を僕達の一番奥に直接かけてもらえるんだよ?」
「……っ!! お、おおお……」
確かにその通り、と思い、今までよりも一歩進んだ形で子作りを疑似体験出来るかもしれないという事が分かって思わずテンションが上がる夕立。
「や、やっぱり行こ! レッツ! 提督さんと生エッチ!!」
夕立はそう言って時雨の手を握り、ブンブンと振る。
「あはは、夕立も現金だなあ」
「最初に言いだしたのは時雨でしょー?」
「ん、まあ、そうなんだけどね。一応、病院も調べてあってさ……」
と、先程の雰囲気と一変して楽しそうに話す時雨と夕立。その周囲にはこの二人の会話の意味を理解出来る者はおろか、人そのものがほとんどいなかったので、その健気と言おうか、可愛げと言おうか、大人び過ぎていると言おうか、そんな企みがバレる事はなかった。
「そろそろなんだけどなあ……」
提督は一人、苦い顔をしながら自室でそう呟いた。コンドームの数が残り少なくなっているのである。
律儀にコンドームを付けるのは相手の事を考えればむしろ推奨されるべき事であるが、提督にとって問題なのは、性行為に直結するそんな代物をわざわざ購入するに際して、一々恥ずかしい思いをしなければならないという事である。これがある程度年齢を重ねた人間であれば恥じる事なく普通に購入出来てしまうのかもしれない。しかし、提督は少年と呼ぶ他にない、性というものを覚えたての年齢なのである。そんな人間がすんなりドラッグストアなどでコンドームを購入出来るかどうかと問われれば、普通は羞恥心が邪魔をしてしまう事であろう。
実際、提督はそれもあってなかなか一人で購入する事に踏み出せないのであった。しかも、彼の場合は夕立と時雨という二人と身体を重ねて今に至っているから、必要量は単純に計算してしまえば他人の倍である。だから、彼女達のいずれかに同行してもらい、それとなく付き合っている雰囲気を出しつつ、たくさんの日用品に混ぜて購入しているのであった。それも、一度購入した店へはある程度のインターバルを置いてから向かう事で、出来るだけ顔を覚えられないようにするという念の入れようである。これは、ドラッグストアで購入した場合には、コンドームだけ中身がバレないようにと店員が配慮して、個別に不透明な袋に入れてくれる事も多いものの、それはそれで地味に心が痛かったりするというのもある。
もしかしたら、通販でも良かったのかも知れないが、これもまた提督にとっては怖かった。夕立や時雨は良いとして、他の艦娘にバレないようにする為には直接自分で受け取る必要がある。それに、配達員に中身がバレていないとは限らないし、サイトに自分の個人情報が残ってしまう事もどうしても気になってしまう。
ついでに言うと、鎮守府の酒保にストックを頼むなど論外である。ここにいる男性など提督しかいない。だったら、それを使用する人間も彼しかいないわけで、誰が相手なのかと噂が広まってしまう可能性が極めて高い。
どうしようも無い羞恥心がある。が、大切な人の事を考えれば避けて通れない。そんな葛藤の中、最近の提督は出来る限り夕立や時雨とのセックスの回数を減らす事で、次にコンドームを購入するまでの期間を引き延ばす作戦に出ていたのである。
確かに、本来の提督からすれば、回数を減らすのは辛い。しかし、恥じらいが先行してしまうという意味で、彼の中での葛藤は欲求の方が敗北してしまい、一人で寂しく慰めるという事が増えていた。
「でも、そろそろ買いに行かなきゃダメかあ……」
諦めたかのようにまたも一人、提督は呟く。
と、そんな時、自室のインターホンが鳴った。モニターを確認すれば、玄関前にいたのは夕立と時雨の二人であった。
それを見て、提督は自室の玄関のドアを開け、彼女達を室内に通す。もはやこの三人にとっては慣れきったプロセスであると言っていい。
それから、しばらくは雑談をしたり、ゲームをして遊んだりしているとその内、微妙な雰囲気になってくる。それを察した三人が誰からともなく衣服を脱ぎ始め、性行為に及ぶというのがここ最近のパターンになっていた。
今日も当初はそんなノリであったが、夕立と時雨にとって解せないのは、提督がいつまでも自身の欲求に関する雰囲気を一切見せないという事であった。なんでもない風を装っているが、どこかで我慢しているような気がしているのである。
夕立と時雨は顔を見合わせた。今日の提督は明らかにおかしいと目配せをした。提督はそれに気づく事なく、一人ビデオゲームに夢中になっていた。別に一人がゲームをプレイしているのを、他の二人がコメントしながらただ眺めているというのも珍しくはないが、今日ばかりは提督だけその雰囲気が異様である。
コトン、という音を立ててゲーム機のコントローラーが床に落ちた。焦ったような表情の提督はゲーム画面とは全く別の、自身の一方の肩の方向を向いていた。そこには提督の体にもたれかかっている夕立の姿があった。
「え、と。夕立、どうしたの……?」
ドギマギとしながら提督が聞く。夕立は提督の肩に自身の顎をのせて、
「んー?今日の提督さん、なんだか変なんだもん」
とだけ言う。
「べ、別に僕は普段通りで……!」
と、提督が言いかけたところ、
「普段通りな訳ないよね?」
と、今度は反対側から時雨がそう言いながら提督の体にもたれかかってきた。もはや提督は固まったまま身動きが取れなくなってしまった。
「い、いや?僕は全然そんな事ないけど?」
と言いつつ提督の声は上ずっていた。実際、普段通りでは全く無い、しかも、自身の左右両方から好きな女の子達に寄りかかられて、心拍数が上がらないはずはない。更に言えば、股間もがその状況に耐え切れず、提督の意思に反して膨らみ始めていた。
「あたし達、そろそろしたいんだけど?」
夕立がそう言った。提督の心臓がドクンと跳ねる。
「男の提督がこの中で一番我慢してるって、なんか不自然じゃないかな?」
そう言いながら艶かしく、ますます体を寄せてくる時雨。実際のところ、すっかり肉体を持て余してしまっているのは三人とも同じなのだ。
提督はしばらく沈黙していたが、やがて、
「ああもう!」
と、大きな声で言った。驚いた夕立と時雨は一瞬だけ提督から離れる。そして提督は立ち上がり、自分の机に向かって早足で歩き、その引き出しを開けてコンドームの箱を取り出した。
「もう、少ないけど…」
と小さな声で呟きながら、その一つを切り離して取り出す提督。
途端、そのコンドームは時雨によって横から奪い取られてしまった。提督は当然抗議する。
「ちょっと! ゴム取り上げてどうするのさ!?」
「必要無いからだよ。僕達、もう生でしても良いからね?」
そう言う時雨の表情は涼やかである。
「えっ!? そんな事したら妊娠しちゃうだろ!?」
提督にしてみれば当然の疑問であったろう。そこへ時雨の後ろからひょこっと顔を出した夕立が、こう言った。
「それがしないの。あたし達、ピル飲んでるもん」
一瞬だけ唖然としたかのような表情を見せた提督であるが、すぐに事情が飲み込めたのか、こう聞いた。
「ピルって、もしかして飲んで避妊が出来るってやつ?」
人為的にホルモンバランスを調整して排卵そのものを抑制する薬である。きちんと服用を続けていれば、よほどの事がない限り卵子が子宮内部に存在する事などありえない訳だから、結果として妊娠も起こらなくなるという寸法である。
「そう。生でエッチ出来る上にコンドームよりも妊娠の可能性は低いんだってさ」
「でも、副作用とかは?」
時雨が言った事に対して提督は不安そうに聞く。彼としては彼女達の体調が何よりも心配だ。
「一応、処方される時に色々言われたけど、今の所はそういうのは特に無いかなあ。むしろ、あの日とかも楽になってるから任務とかも助かってるよ」
そう時雨言った後、夕立も「あたしも問題無し!」と明るい表情で続いた。
「ああ、女の子ってそういうの大変そうだもんね」
程度の差こそあれ、生理が辛いものであるらしい事は提督も何となく知っていた。だから、ナイーブな問題であり、男から直接口には出しづらいものの、そういう時期で辛いという事であれば遠慮なく休んで良いといった旨を、鎮守府の艦娘達にはそれとなく伝えてある。
夕立や時雨と体の関係を結ぶようになって、そういった女性の体に起こる現象も身近になっていた。二人はそういう時期も結構明るく振舞っているのだが、時折辛そうな表情をする事もあり、それが心苦しかったのである。
「来るたびに結構憂鬱になったりはしてたんだけどね。その辺りが無くなってて割と気楽なんだ」
「そっか。それは良かった」
時雨にそう言われて提督もホッとする。男の自分ではどうにも出来ない、大切な恋人達の悩みが軽くなったのは朗報であろう。
「で、提督さん? 夕立達と生でエッチするの、興味あるでしょ?」
「う、うん。それは、すごく……」
夕立の問いに対して提督は素直に答える。というより、これだけお膳立てを整えられた上で、夕立と、そして時雨の熱情を帯びた表情を見ていたら我慢出来そうになかった。
「それなら、うん……ゴムの数、少なくなってたからさ……」
と、提督は気まずそうに言った。それに対して、
「ああ、それで我慢してたんだ」
得心がいったという表情で時雨が応じ、
「確かに買うの恥ずかしいもんね」
と、夕立も同情するかのような表情で言った。
「でも、お薬もらうのだって恥ずかしいだろ?」
と不思議そうな表情で提督が聞いたところ、夕立が、
「んー、でも行ってみて、『生理が辛い』って言ったら普通に処方してくれたのよねえ。こういうのって、あんまり珍しい事じゃないっぽい」
と、宙を見て思い出すように言い、それに続いて、
「だからさ、一石二鳥って事」
と、笑顔で時雨が言った。
「そんなもんかなあ?」
と呟く提督は内心で首を傾げていた。もしかしたら、女の子の方がこう言った方面でも実はタフなのではないか、ついそんな事を考えてしまう。
しかし、なんだかんだと言いつつ体は正直なものである。そんな体がまだまだ覚えたてでスケベ心全開の提督の思考をひっくり返す事など造作もあるまい。
(僕、ついに生エッチを……!)
と提督は思いつつ、自分がいかに緊張しているかを改めて認識する。心臓がハイビートで脈打っており、自分はこれから新しい領域に踏み込んでしまうのだという、そんな怖さもあった。しかし、今日は何物にも覆われる事もないその男根は期待しかしていないらしく、既に力強くいきり立っている。硬くなりすぎて辛い、早く脱がなきゃ、などと思っていたそんな時、
「提督さぁんっ!!」
と、夕立が提督に飛びついてきた。
「うわっ! びっくりしたあ……な、何?」
そう提督は聞く。
「とぼけちゃダメでしょ〜? 今日はあたしからだからね?」
そう言いながら顔を提督に近づけてくる夕立の極めて扇情的な表情。提督の内心と同じで我慢出来なくなってきているのか。ふと、提督は時雨の方を見た。彼女もすっかり欲情したような雰囲気を醸し出していたが、
「別に僕は後でいいよ。ただ、僕にもちゃんと膣内射精はしてもらうからね?」
と念押しをするように言われてしまった。
提督は赤面しきった顔のまま、コクン、とうなずくだけだ。
ベッドの上で膝立ちのまま、提督は夕立に対する愛撫を開始する。
「はあっ……はあっ……」
二人とも荒い息を繰り返している。提督の私室にいる場合、普段はまず服を脱ぐところから始める事も多いが、今日は興奮のせいかその過程が飛ばされ、片手で服の上から夕立の胸を揉み、もう片方の手で彼女のショーツの上より女陰を捏ねるというところから始まってしまった。いささか乱暴にも見えるが、それでも夕立にとっては心地の良いものであるらしく、
「あふぅ、くうぅん……!」
と喘ぎながらその表情をとろけさせていた。提督はそんな夕立の首筋や顔のあちこちにキスの雨を降らせる。強烈な性感を覚えているだろうにも関わらず、夕立はとても嬉しそうな顔をしている。そして、そののち、提督は彼女の唇に自身の唇を重ね、一気に舌を捻り込ませた。
「んふうっ!? ん、んうう……」
一瞬驚いたような表情をした夕立であるが、すぐに先程の欲情しきった表情に戻り、提督の舌と自身の舌を絡め合わせる。チュプ、チュプ、という音が二人の唇から聞こえるが、その間も提督の夕立に対する愛撫は続行され、彼女の性感はますます昂ぶっていく。
「っ! ねえ、キスは、もう、いいよおっ!!」
赤面しつつ大きく目を開いた夕立は顔を離して言った。ギブアップである。挿れて欲しいというおねだりの宣言である。
「わ、分かったっ!!」
提督はそう言って速やかに夕立を解放し、自身のズボンとパンツを一気に脱ぎ捨てた。一方その間、夕立ももどかしそうに自身のショーツを脱ぎ捨てて提督の侵入に備える。そのクロッチ部分は興奮に伴う愛液でベトベトになってしまっていた。
次の瞬間、提督が夕立にしがみついてきて押し倒す。夕立が顔を上げるとそこにいるのはいつになく真剣で、かつ欲情しきった表情の提督である。
「い、挿れるよっ!? もう挿れるからね!?」
自身のペニスを夕立の膣口にあてながら提督は強い口調で言う。夕立も待ってはいられなくなっているので、冷静さを失ったような表情と共に、
「い、いいからあっ!! 早く挿れ……」
と言いかけたところで一気に膣肉が押し広げられ、その奥に衝撃が走った。夕立の言葉が終わる前に提督がその剛直を叩き込んでしまったのである。
「……っ! ……っ!」
予想外の感覚で夕立は声にならない声をあげた。そして彼女の膣は微妙に痙攣を起こしている。どうやら軽い絶頂に至ってしまったらしい。
「うわ、凄い……」
提督が目を細め、俯きながらそう呟いた。
「えへへ、そんなに良いの?」
絶頂が収まった事で、思考に多少の余裕が出来たらしい夕立は、とろけきった表情で聞く。
「うん、上手く言えないんだけど、本当、気持ち良くて……」
そう言って、後の言葉が続かない提督に対し、
「そのまま、一杯出して良いんだからね?」
と夕立は言う。提督は顔を上げて、
「本当に、いいんだね?」
と聞くと、夕立も、
「当たり前、でしょ? 中に出してもらわなきゃ、意味が無いじゃない……」
と言いながら、提督の背中に両足を回してホールドし、彼が離れないようにしてしまった。もはや、膣内射精以外は許さない、とでも言いたげである。
「ん、分かった……」
そう言って提督はおもむろに腰を振り始める。最近は彼もピストン運動の刺激にようやく慣れてきた。
「あ、やっぱりオチンチン、いい……」
いかにも気持ち良さげに目をつむった夕立は提督を抱きしめながらそう言っているが、ここで彼は上半身を持ち上げた。
(……?)
上体が離れてしまった事に違和感を覚えた夕立は再度提督を見上げる。提督はと言えば、荒い息遣いを繰り返しながら夕立の上着の裾に手をかけていた。
(もしかして……!)
と夕立は思ったがもう遅かった。提督は彼女の服をめくり上げる。
夕立は時雨と同様、同年代の女の子と比べても、かなりバストサイズが大きい方に区分けされるタイプと思われるが、ここの感度も非常に良いようだ。ここをまさぐった場合の反応も提督を刺激してやまない部分がある。
提督は服をめくり上げ、更にはブラをもずらして、ブルンと、飛び出たその乳房を刺激し始めた。
「ちょっと、待って! 待ってえっ!!」
焦った夕立はそう言うが、それで今の提督が止まる訳がない。その柔らかい感触を優しく揉み解すようにして楽しんでいるだけで、夕立には快感が発生してしまう。
「だからぁ、オッパイ、ダメなのおっ!」
夕立は抗議するが、甘ったるい声で言われても説得力は無い。彼女の両手は一見、自分の乳房をつかむ提督の両腕を引き離そうとしているように見えるが、実際には力など入っておらず、単に添えられているだけなのである。だから提督は彼女の乳房に対して快楽による攻撃を継続した。
(提督さん、なんかすっごくイジワルっぽいーっ!!)
夕立は甘美な感覚に包まれ、喘ぎ声をあげつつも、そんなことを思う。はっきり言って、今の夕立にとっては、そのバストは性的な意味で重大な弱点の一つなのだ。ここを提督に刺激されるだけで腰が砕けそうになることすらあるくらいだ。そんなことになった原因はと言えばたった一つ、提督がセックスのたびにバストを刺激し、結果的に性感帯として開発されてしまった事なのである。もっとも、まだまだ回数をこなしている訳でもない夕立が、この短期間でここまで敏感になってしまったのは、やはりその体質に素養があったと考えた方がいいだろう。
「はっ……! ひっ……!」
提督のたくましいペニスによって膣肉をこねられ、両手で乳房をもこねられ続ける夕立は意識が朦朧としてしまう。更に提督はいまだ攻撃を実施していない乳房の本丸である、乳首に対する刺激をもとうとう開始した。
「きゃうううんっ!!」
夕立は思わずのけぞった。その強烈な快感が身体に反射的な反応を引き起こしたのである。腰を中心とした甘く気怠い性感は、乳房を中心とする刺激との両面攻撃によってすみやかに全身へと広がっていく。
(あたし、本当に、おかしく、なるうっ……!!)
もはや息も絶え絶えな夕立。とろけきった表情であるが、別に一方的にやられている訳でもなかった。というのも提督のペニスはその名器によって強烈な攻撃を受け続けていたからだ。一気に射精感が込み上げてくる。しかし、ここまでくれば最後まで突っ走るまでである。
(ああ、提督も夕立も、とっても素敵だよ……)
時雨は二人の激しい生セックスを見つめながら、そんな事を思っていた。ショーツを脱ぎ去り、ブラのフロントホックを外して、片方の手で淫らな粘液を垂らして疼く自分のスジ目をまさぐりつつ、もう片方の手で自身の乳房を揉みしだいていた。
愛し合う二人の姿は時雨にとって極めて官能的に映り、彼女にとって自慰行為の格好のオカズとなっていた。
そんな時雨を横目に、提督と夕立は最終段階へと邁進して行く。何物にも保護されていないペニスが、女の膣に挿し込まれたまま絶頂に達するのである。興奮と快感を除いてしまえば、今の提督にあるのはもはやそれに対する期待だけ。そして、夕立もまた、提督の射精を直接自分の子宮で受け止めるという、その期待で興奮がいつも以上に焚きつけられていた。
「ねえっ!! 夕立ぃ!! 出るっ!!」
提督がそう言った瞬間、一気に射精が開始された。ドクドク、という脈動とともに、何やら熱いものが自身の胎内に流し込まれていくのを感じ、夕立もまた絶頂する。
「あっはあっ!! 提督さんのが膣内で出てるう!!」
「出しちゃってるう!! 僕、夕立の膣内に出しちゃってるよお!!」
激しく痙攣しつつも、そんな言葉を交わす二人。夕立が相変わらず足で提督の体を固定している一方で、提督もまた夕立の体を抱きしめ、離そうとしないのであった。
時雨もまた、自慰行為でグッタリとなっていた。オナニーだけであれほどの快感を得たのは初めてである。それは夕立が膣内射精をされている姿が、自分のそれに置き換えられたせいなのかも知れない。薬も服用せずに、完全に無防備になった子宮に、大好きな男の子の精液を流し込まれる感覚はどんなものなのだろうか、そんな事を想像しつつ、彼女は絶頂に至っていたのである。
次の瞬間、ふと顔を上げた時雨はハッとなった。夕立がベッドに寝そべり、荒い息を繰り返しているその傍らで、これまでに無いほど欲望に満ち溢れたかのような表情を浮かべた提督が、自分を見つめていたのである。
「えっと、提督。どうしたの、かな?」
時雨だって答えは分かっているはずだが、こう言わずにはいられなかった。そこにあるのは、ちょっとした恐怖感。今の状態の提督は自我を失っているのではないか、そんな事を考え、一方的に犯される自分の姿を思い浮かべた。
ゆっくりと提督が時雨に近づいてくる。期待感と恐怖感がその内面で渦巻いてしまっている時雨は、少しずつ後ろへと下がり、
「て、提督、落ち着いてっ! と、とりあえずさ、ちょっと時間を……置い、てえぇ!!」
そう言いながら体を反転させて四つ足で逃げようとした時雨は、後方から襲いかかってきた提督に捕まり、いきなりその女陰にペニスをぶち込まれてしまった。
(さ、刺さってるう……! 提督の生オチンチン、僕の奥までえっ!!)
狩りの中でハンターたる提督に仕留められたと言ってもいいような状態がむしろ功を奏したのだろうか、時雨の心を多少なりとも支配していた恐怖感は何故か何処かへと吹き飛んでしまい、残ったのは安堵感と、そして提督に犯されている事による圧倒的な愉悦であった。後背位で半ば強引に結合に及んでいる。しかもコンドームは装着されていないから、本来であればそれだけで妊娠するかもしれない状態だ。まさに今の二人はケダモノでしかない。そんな状態に時雨は陶酔した。
「時雨の中も、すごいぃ……!」
提督はそう言いながら腰を振っていた。ズンズンと膣奥に叩きつけられるその感覚が、それまで以上に時雨の下半身を興奮させる甘美なものとして彼女自身を大いに悦ばせた。
(僕、犯されちゃってるうっ……!提督にぃ、後ろからぁ……!)
これだけでもどうにかなりそうなのに、提督はその両腕で、時雨の既に露出された二つの乳房を掴み、彼女の体を持ち上げた。これで、膝立ちでお尻を突き出したまま、上半身を斜め前に出している時雨と、それを後方に強引に引っ張りながら、硬度を維持し続ける剛直を時雨の女陰に捻じ込んでいる提督という体勢になる。
更に、提督は夕立の時と同様、時雨の乳房に対する愛撫も忘れていなかった、激しく揉みしだき、興奮でプックリと膨れきってしまった乳首への攻撃も決してやめようとしない。
(上も、下も、提督があ、犯しちゃって……!)
もはや時雨にもいつもの冷静さなど微塵も残っていない。あるのはこの上ない快感と、愛する男の子の欲望の吐け口になっているという悦楽だけである。
「ねえ提督っ!! キスしてっ!! キスぅ!!」
我を失ったかのような表情をした時雨が振り返ってそう叫ぶと、すぐに提督が唇を重ねてきた。その直後に時雨が舌を口外に伸ばしてきたから、キスと言うよりは、お互いの舌を絡め合わせる形になったが。
そしてそれが終わると、提督はゆっくりと上体を前へと倒し、時雨の体が床に着いたのを見届けてようやく彼女の乳房を解放する。と、今度は、彼女のお尻を両側から掴み、自身は覆いかぶさるようにして激しく腰を振り始めた。
「あは!時雨ってばすっごく気持ち良さそう!」
ベッドの上でグッタリしていたはずの夕立は既に復帰していたらしく、二人の側方から楽しげに眺めていた。時雨は顔を床の上に乗せ、お尻だけを上へと突き出す形で提督に犯されている。夕立の声も時雨の脳内ではまるで遠くから聞こえているように感じられた。まるでレイプそのものであるかのようなセックスによる快感は、容赦無く大いに時雨の性感を刺激し、急激に高まるそれによってオーガズムまでいくばくも無いことを時雨にも自覚させる。
「アアーーッ!! 僕ぅ、イクウウッーーー!!」
時雨がついに叫ぶように言う。
「出すからあ!! 僕、時雨に出すからあ!!」
提督も声を上げた。
そして、時雨の蜜道は絶頂に達し、本格的に提督のペニスから精液を絞り出すべく激しい収縮を開始した。それに呼応して提督の剛直もまた、先程の夕立の時と変わらないレベルの量と濃さの精液を噴射し始める。
「止まんない!! 時雨の膣内に出すの止まんないよお!!」
「どんどん出して!! 本当だったら、妊娠しちゃうような量、出して!!」
提督の悲鳴に近い声に応じて、精液を求める時雨。とその時、
「妊娠してっ!!」
提督が突然叫んだ。
(えっ……!?)
夕立が自分の耳を疑い、時雨もまた、今にも飛んでしまいそうな朦朧とした意識の中、その言葉だけは敏感にキャッチした。
「本当だったら孕んで欲しいのにいっ!! 夕立もっ! 時雨もっ! 僕の子供、産んでよおっ!!」
時雨に膣内射精を続ける提督は、彼女に覆いかぶさるようにしてそう叫んでいた。彼のその表情が一見快感に浸っているようでいて、どこか悔しそうなのは気のせいではあるまい。提督が背後から強く抱きしめているせいで、これ以上なく彼と密着している時雨。その二人の下半身は、ドクン、ドクン、と痙攣を続けていた。
「提督さん、さっきの言葉、本当?」
ひとまず落ち着いた後、夕立が聞いた。その時点で三人とも服はすっかり脱ぎ去って全裸であり、夕立と時雨は複数回の膣内射精を経て、その陰唇からは提督由来の白い粘液がこぼれ出していた。
「え、何が?」
と、提督が聞いたところ、時雨が、
「とぼけないでよ。『僕の子供産んで』って言葉だよ」
と言ってきた。その事をここでようやく思い出した提督は、しばらく俯いて黙り込んでいたが、やがて顔を上げて、言った。
「それは、本当。今はその、無理だけど……二人には僕の子供産んでほしいなって……。もしかして、ワガママかな?」
いかにも不安そうにそう言う提督。それに対して時雨と夕立が即答する。
「ワガママじゃ無いよ! 僕だって提督の子供なら産みたいもん!」
「夕立も同じ!」
その迷いのない回答ぶりにホッとしたのか、
「何人欲しいとか、ある?」
と、更に踏み込んだ質問を提督はしてみた。それに対してまずは夕立が、
「それは、産めるだけっ!!」
と言い、更には時雨が、
「同じくっ!!」
と力強く続いた。それを聞いた提督は微妙に顔面をひくつかせつつ、
「う、産めるだけ、かあ……」
と答えるのが精一杯である。せいぜい二、三人といった、具体的な数字が返って来るものと思っていたのに、お二方からはどえらいリクエストが来てしまった。果たして自分達は将来どれだけの子沢山になってしまうのかと、そんな事を考える。
「野球チームが作れるくらいなら結構良さそうじゃない?」
と楽しそうに時雨が言えば、
「そんなのヌルいっぽい! やっぱりサッカーチーム作りたい!」
と夕立がはしゃいでいる。そんなやりとりを見ていて提督は、
「ははっ、二人とも本当に積極的だね……」
とだけ言った。何だか暴走してしまっているようにも見えるこの二人だが、そんな姿を見せるのは提督の前だけだ。それだけ自分の事を好きでいてくれているのが分かるだけに、精一杯その期待に応えなきゃと、改めて提督は強くそう思ったのである。