キャプチャー・アプリ 作:Mr.ハナニラ
私の好きな物を詰めに詰めた作品となっておりますが、楽しんでいただけると幸いです
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そのアプリを見つけたのは偶然だった。
大学をサボって何か暇つぶしになるアプリは無いかと探していた時、ピンク色の背景に首輪がついた鎖のアプリを見つけたのだ。
その名前は【キャプチャー・アプリ】。
俺は見慣れないこれに対して興味を覚え、このアプリについての説明を読もうとした。しかし、いくら探しても説明は一文字もなかった。
十中八九、ウイルスだろう。
俺はそう思って、別のアプリを見ようと思った。だが、どうにもさっきのアプリが気になって頭から離れない。
結局、好奇心に負けた俺はアプリをダウンロードし、起動させた。
『ダウンロード、ありがとうございます。では早速、初期設定を開始します。名前を入力してください。なお、設定はゲーム開始後も変更できます』
俺はその指示に従って、適当にマリカと入力する。
『マリカ様ですね。これから、あなたの好みを記憶致しますので、画面中心の円を押してください』
スマホの中央に現れた泡のような円形をタップした。すると、それは触れた瞬間に弾けて無くなり、画面に登録完了。と言う文字が現れた。
『モンスターのレア度を説明します。
LR(レジェンドレア)凄く好み 90〜100点
UR(ウルトラレア)とても好み 80〜89点
SR(スーパーレア)好み 70〜79点
R(レア)普通 40〜69点
N(ノーマル)嫌い 1〜39点
初期設定は以上です。では、よい日々を』
その瞬間、画面が切り替わる。
それは、ここら辺の地図を3Dにしたかのようなものだ。
俺は暫くの間、地図を弄っていたが画面の端にプレイヤーと書かれているのを見つけ、タップした。
レベル:1
名前:マリカ
捕獲経験:0
モンスター:0
捕獲の鎖:5
これは俺のステータスみたいなものらしい。
他にも、ヘルプを見てば色々な情報を手に入れることが出来た。
どうやら、このゲームはモンスターを発見して捕獲の鎖で捕まえる、今流行りのゲームシステムらしい。
俺は暇なのだから、このゲームに少し付き合ってやろうと思い、街へ繰り出すことにした。
一応、RやらNやらの反応はよくあるが、そんなのを捕まえても面白くは無い。探すならLRだ!
そう思いながら、小一時間程度だろうか。街中を歩いていると、スマートフォンにLRの反応があった。
俺は、やや早足にそこに向かうと長い黒髪の女がそこに居るのが見える。
実際に居る人をモンスター扱いとは、どうなんだ。なんて思いながら、画面上の彼女をタップして3D画面から実画像に切り替え、勢いに任せて鎖を女性目掛けて滑らせた。
『捕獲に失敗しました』
やはり最高レア、一筋縄ではいかないか。
俺は負けじと次の鎖を投げつける。
しかし、それも失敗に終わりやがて俺は全ての鎖を使い切ってしまった。
「くそっ!なんて日だ!」
俺は悪態を吐いて、モンスターを捕まえるのを諦めた。だが、ここまで労力をかけたのだからモンスターの一匹くらいは捕まえたかった。
だから俺はスマホの画面を弄って課金の文字をタップして5つの捕獲の鎖と、捕獲率をアップする怪しいクスリも買う。
次に、アプリの検索機能を用いてLRではなくSSRを探すことにした。
『モンスター反応あり』
俺はその言葉を聞いて、逃すまいと駆け出した。幸い、モンスターは近くの本店の中に居るらしく動くことは無かったため、簡単に発見出来た。
「よし、絶対に捕まえてやる!」
最初に怪しいクスリを使い、よく狙ってからモンスターに向かって鎖を滑らせると、相手の身体が縛られるような映像が流れ、スマホに捕獲しました。の文字が現れた。
アイテムのおかげか、今度は一度目で捕まえられたらしい。俺はその場で小さなガッツポーズを決めた。
スマホの画面に捕まえたモンスターがミニキャラとして表示される。
モンスターをタップすると、連絡・情報・設定の三つの項目が現れたため、俺は情報を選んだ。
更識簪
UR 86点
年齢:15
レベル:1
好感度:無関心
キス経験:無し
性交経験:無し
被捕獲経験:1
更に詳細を読めば、電話番号から住所。趣味嗜好にスリーサイズまでが書かれている。その作り込みに一瞬、風俗かなにかかと思ったがこのモンスターは未成年。明らかに違法だ。
行きつけの店でも、こういった事には気を使っているのにポッと出の店なんかが出来る訳がないのだが。
「まぁ、いい。とりあえずゲームを楽しむか」
俺は全く訳が分からなかったが、深く考えずにこのアプリを遊ぶことにした。
設定では好感度などを操作出来るようだが、プレゼントや時間経過。相手に性的な満足感などを与えなければならないらしく、現時点では弄れなそうだ。
最後に、連絡。
文字からして相手と通話。もしくはメールで接触を試みるようなものらしいが、本当に繋がるのだろうか?
そんな疑念を感じつつも、このゲームへの好奇心に後押しされた俺は通話と書かれた方のボタンを押した。
トゥルルルル。
電話のコール音がスマホから流れる。そして、三コール程で電話が繋がった。
「もしもし」
「えっと、マリカです。君は本屋に居た女の子でいいかな?」
「はい、更識簪と言います…」
見れば、店内に居た少女がスマホを耳に当てて話している。
「えっと、右手を上げてくれないか?」
「こ、こうですか?」
店の中の少女が、見知らぬ俺の指示に従って右手を上げる。
もしかしたら、本当に現実の女性を捕まえるアプリなのかもしれない。
その予想で俺の背に悪寒が走る。
だが、それと同時に胸の中にドロドロとした感情が生まれ、だんだんと口角が上がっていくのを俺は感じていた。
「この後、時間はあるかい?」
「えっと、はい…門限までは余裕があります」
「なら、一緒に来てくれないか?」
その言葉と共に通話を切る。
そして、店頭に目をやれば青い髪の少女が現れ、周囲を見渡した後に俺の前に進んできた。
「よく俺だって分かったね」
「なんとなく……マリカさんはあなただって思ったんです」
「本当にこれは。いや、それよりも早く向かおう。誰が見てるか分からないしね」
俺は彼女を連れて家に向かい、このアプリが本物だと言う確信を持ったのだった。
キャラクターの行為中のセリフに❤︎は必要ですか?
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いる
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いらない