キャプチャー・アプリ 作:Mr.ハナニラ
「マリカ……これは?」
布団の上でユエが疑問の声を上げた。
今の彼女の格好は昨日と同様、アイテムで拘束されて大の字になっているが、一つ違うのはアイマスクの存在だった。簪に用意されたそれは小顔なユエにもピッタリなサイズで、僅かな隙間も作ることなく彼女の視界を覆い隠している。
「アイマスク……目隠しだよ。ほら、暴れた時に媚薬とかが目に入ったらいけないだろ?昨日、ユエは散々暴れたんだから。その対策みたいなものさ」
「そう、なんだ」
適当に吐いた言葉であったがユエは割と簡単に納得してくれ、小さく頷くと脱力して身を委ねてくる。
「それじゃ、そろそろ行くぞー」
「ん。来て、マリカ」
彼女の許しが出ると、俺は懐から便利アイテムの『甘美なる媚薬』と一本の細筆を取り出した。そして、蓋を開けた小瓶に筆の先を突っ込んで媚薬を浸らせ、責めを今か今かと待ち侘びるユエの身体に手を落とした。
「ひゃっ……⁉︎」
まず初めに筆が走ったのは臍だった。引き締まったウエストの窪みであるそこへ毛が触れて、皺の一本一本をしっかりと撫で上げていく。
てっきり指やバイブで責められると思っていたのだろう。ユエは予想外の柔らかな刺激に困惑しながら、くすぐったさに身を捩っている。
「そら、チクチクとしてて良いだろう?次は脇だ。じっくり薬を塗ってやるよ」
「んふふっ、やめっ、くすぐったっ……!」
臍の塗りを終えたら、次は脇腹から肋骨を伝って上に向かって上っていき、拘束によって開け放たれた脇に筆を伸ばす。今度はただ筆でくすぐってやるのではなく左を筆で、右を舌で責める二点攻撃で虐める。
たまらずユエは身体を転がすものの、大の字に固められた身体では大して動くことはできない。精々数センチ横に離れた程度では俺の腕からは逃れられず、ユエは喘ぎにも似た色気のある笑い声を出した。
「次はどこにしよう。リクエストとかはあったりするか?」
「んふふっ、ちょっと待ってっ、これ違うっ、くすぐったいっ……」
「無いのか?ほら、言ってみろよ」
更に上にある掌、そして指と指の間に媚薬の線を描く。途中彼女はくすぐったそうに拳を固めるも、その時には筆は下へは逃れており、手首を何度か撫でてから一度手を止めるとユエの身体はすっかりテカテカになっていた。
「ふぅ、ふぅ、これっ、嫌いっ……」
「そうかい?俺は好きな方だな」
少し拗ねた風にユエが言った。
多分だが、彼女はただ快感を受けるならともかく、昨日の焦らしやこういうじわじわとした責めが弱点なのだろう。今も『甘美なる媚薬』によって敏感にさせられた身体にくすぐられた時の余韻でユエの脚がピクリと小さく跳ねているのが分かる。
「ま、弱点を責めない理由は無いよな」
「マリカ、まだやるの……?」
「もちろんやるさ。ほら、力抜けよ」
恐る恐るユエが尋ね、それをノータイムで肯首する。
さっきは上半身だったから、今度は下半身にしよう。そう考え、俺は焦らすように数十秒程間を開けて責めを再開した。
「うんっ、んっんん」
「おっ。足の裏、好きなのか。それなら踵から土踏まず、指の間に爪の隙間までしっかりやってやるよ」
「んんんっ!」
抗議じみた悲鳴は聞こえないフリをして、バタバタ動き回る脚を脇に挟んで固定して、ゆっくり丹念に筆を走らせる。中でも反応の良かった指の付け根はサービスして一本の指につき筆を三周もさせてやった。
「続けて上に参りますよっと」
「ふぅっ⁉︎」
喜んでくれたのかユエが動きを止めている隙に俺は身体を反転させると左の内股に筆を落とす。それから違う部位をくすぐられて驚きの声を漏らした彼女の股関節を回って恥骨に上り、腰へ。右の膝を経由して裏手に走り、ユエが身を捩って腰を持ち上げた間に尻の割れ目に沿って媚薬を塗った。
「どうだ。一箇所を集中的に責められるのも良いが、こうやって次々身体を這い回られるのも良いだろう?」
ツルツルした秘所を囲むように素早く手首を回しながら俺は言った。が、しかし返答は返ってこない。何事かと思いユエの顔を覗き込めば、どうやら喋る余裕も無くなってきたらしい。くすぐったさに少しでも耐えてようと唇を血が滲む程に噛み締めていた。
「なんだよ、反応がなきゃ面白くないってのに」
俺は苦々しい顔で小さく舌打ちをする。
何か口に噛ませても良いが、それでは何も話せなくなる。ユエに悪気は無いとは言え、これじゃダメだ。
「……ここは一つ、もっと強く責めてやるべきかな」
一旦筆を動かす手を止めて、俺は指を鳴らした。
すると数秒もしないうちに忙しく動く音がして、奥の方から昨日からここに泊まっていた簪が顔を出し、トコトコと人懐っこい小動物が寄ってくるような可愛らしい小走りで隣に来て腰を落とした。
「ごめんね、少し待たせちゃった」
「いいや、このくらい大丈夫だ」
俺の言葉を聞いて安心した風に大きく息を吐く簪の頬にキスをすると、予備の二本の筆を渡した。
「説明はいるか?」
「大丈夫。マリカさんの思ってること、全部分かるから」
「流石だな。この前、お姉ちゃんを虐めてやった時みたいに頼むぞ」
「うっ、それは忘れてよ……」
先日のことを思い出して恥ずかしがる簪を笑い飛ばす一方で、ユエの尻穴と秘所の間に小さく円を描く。
時折、筆の先端から媚薬の雫が滴り落ちて尻穴に流れたのに反応してユエは上半身と下半身が分たれんばかりに身体を捻り、追撃に加わった簪が両手で器用に乳輪をなぞったことでそれは中断される。
「んふふっ、ふふっ、うっ……」
「中々の責めだな。もしかして、ソッチに興味があったりするのか?」
「ち、違うよ。お姉ちゃんの時からただマリカさんの役に立てるように練習してるだけで……」
「へっ、もっ、むりっ……んんっ」
「努力家だな簪は。嬉しいぞ、ありがとう」
「そ、そう?えへへ」
「はっあ、とめて……、おねがい……」
悲鳴をバックに褒められて嬉しそうにする簪だったが、その手は少しも止まることなく、また一度も頂点部を掠らせていない。
負けてはいられないと思った俺はより集中して秘所。特に充血して膨らんできた小さな芽の周りを重点的に媚薬漬けにした。
そうして数分。昨日以上に敏感になった身体を震わせると限界を迎えたユエは気絶してしまい、興が削がれた俺たちは仕方なく手を止めて責めるのを止めた。
「もうかよ、だらしない。千花なら後三十分は耐えるぞ」
簪の頭を撫でて褒めてやりながら、俺は呟く。
「でもまぁ、これじゃあ今日はもうユエを相手にするのは無理だな」
一応、好感度を確認すればかなり上がっているし、レベリングにも成功している。不完全燃焼で終わってしまったが、最低限は熟せたとして後は全部簪にぶつけよう。
「んじゃ、簪。ヤろうか」
「うん、すぐ用意してくるね」
そう言えば、簪は奥の方に引っ込んでユエに占領されているベッドの代わりに布団を出し始める。そのうちに俺は物置から電動吸引クリップを三つ取り出すと、マグロになったユエの両乳首とクリトリスに吸いつけた後、電源を入れて放置して奥の部屋に向かうのだった。
「んおっ⁉︎おっ、おっ、おっ」
「よーし、やるか」
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