ガールズレイプパーティ! 作:ノナメ
「ハァッ……ハァッ……うっ……!」
自らのモノから噴射された白濁液が目の前のモニターへとぶっかけられる。モニターにはターコイズブルーの長髪の少女があられもない姿をした絵が映し出されている。
俺はそれをオカズにして自慰行為に耽っていた。
『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』
それが俺が今一番ハマっているスマホアプリゲームの名称だった。
この作品は様々なメディアで展開しており、このスマホアプリゲームはその中の一つである。
元々俺はゲームが好きで、中でも音ゲーを好んでいたのでリズムゲームであるガルパ(バンドリ! ガールズバンドパーティ! の略称名)を始めたらいつの間にかハマっていたのだ。
特徴として登場するキャラクターがめちゃくちゃ可愛いというものがある。最初こそ「可愛いなあ、癒やされるなあ」くらいにしか思っていなかったが、いつしかその感情は豹変して「犯したい、レイプしたい」というものになっていた。
だが、所詮彼女らは二次元の人物。刑務所行きというリスクを負うのならば強姦するのは簡単だが、実在しないのではそのリスクを負うことすらできない。
そんなわけで、俺は同士によってネットに上げられている彼女たちのエロ画像を眺めながらオナニーをして欲望を満たしているのだ。
「ふぅ……クソ、まだ全然収まる気がしねえ……もう一発やるか……次は……」
我が息子は未使用であるのにも関わらず、元気だけは無駄にあった。いや、むしろ未使用だからこそ元気があるのかもしれない。
俺は次のオカズを探すべく、検索欄にガルパのキャラクターの名前を打ち込み検索をする。そして気に入った絵があったので、それでまた息子を扱き始める。
1分か2分、もしくはそれ未満くらいで再び絶頂しそうになり、射精の準備をする。
「ハァッハァッ……出る、出る……出すぞっ!」
俺は立ち上がり、モニターに映し出されている絵にぶっかけられるような体勢をとった。
そして――。
「うっ……くっ……!」
出す。
もう本日何度目かも分からない射精だというのに勢いが止まることなく出続ける。
「ふぅっ……ふぅっ……」
やがて出し切り、俺は達成感と虚無感に包まれる。
しかし、その複雑な感情は一瞬にして消え去り、次に俺を襲ったのは強烈な目眩と頭痛、そして心臓の痛みだった。
なんだ、これ……。
まさか、これってアレか……?
自身の身体に起こっている異変について心当たりがあると分かった瞬間、死が目前にまで迫ってきていることを察した。
もう立っていられない。バランスを崩した俺は後ろへと倒れ、追い打ちをかけるように頭を強く打った。これはもう駄目だろう。
まさか、こんな死因で人生の幕を閉じるなんて……。
せめて最後に……セックスがしたかった、なぁ……。
最後まで性欲に塗れた思考を抱きながら、俺の意識は途絶えた――。
眠りから覚めるように俺は目を開けた。
辺りは白い空間で何もない。
「ここは……?」
「目覚めたようじゃの」
「っ!?」
誰もいなかったはずなのに、何者かの声が聞こえてくる。そちらへ視線を向けると老人が立っていた。
「ここは死後の世界……お主は死んだのじゃ」
「ああ……そうだよな。確か――」
「オナニーのしすぎじゃな。俗に言うテクノブレイクっていうやつじゃ」
「言わないで! 恥ずかしいから!」
そう、俺はテクノブレイクで死を迎えたのだ。それは分かっている。だが、そんな恥ずかしい死に方をするなんて思ってもみなかった。まさか自分がそうなるとは人生どうなるか分からんな。
って、何故自分は死んだというのにこんなにも冷静なのだろうか。死んだ後にもこうして自我を持っているから? それとも目の前に立つ老人から不思議なチカラを感じるから?
「ふぉっふぉっふぉ。そう恥ずかしがることではない。相手になってくれる人もいない中、孤独の戦いというのは一瞬の快感と引き換えに直後の壮絶な虚無感が襲いかかってくる。でもお主はそれに負けることなく幾度となく戦った。これは称賛すべきことじゃ」
「いや、なんかただ彼女もいないからオナニーで性欲を満たしてただけなのに、そこまで褒められるとなんか変な感じがする……」
生きていた頃は童貞キモオタヒキニートと三拍子揃った現代社会の最底辺を彷徨う人間だった。そんな奴に交際相手なぞいるはずがない。
「そんなお主に、特別にもう一度だけ人生を歩ませてやろう」
「へ? そんなことできんの?」
「ワシは神じゃぞ。それくらい容易にできる」
「あ、やっぱりそんな感じだったのね」
実はここに来た時点で、俺がどうなるのかは薄々気づいていた。これは神様転生ってやつだ。しかし……。
「でも、どうせ生き返ったとしても前世みたいなクズ人間の人生を送ることになるだろうし……」
「それじゃ面白くないじゃろう。今度お主が生まれ変わる世界は、バンドリの世界じゃ」
「――! それは本当か!?」
「ああ。どうやら前世でも、死亡の原因にそれが関係しているらしいからの」
やべえ! この神様、見た目はそこら辺にいるただの老人にしか見えないが、俺からしてみれば正真正銘の神様にしか見えねえ!
あのバンドリの世界だぞ!? 美少女がたくさんいる、あの!
「じゃが、前世ではろくに異性と話したこともないお主じゃ、正当なお付き合いをするのは無謀じゃろうな」
「そ、それは……! 転生ボーナスってやつでなんとか……!」
「確かにワシの力でお主を強化することはできるが、根本的な精神だけはどうしようもない。以前のお主のままじゃ」
絶大的な容姿、コミュ力、身体能力を獲得すれば異性は近づいてくるだろう。だが、まともに異性と交際したことがない俺は所謂テンプレ通りの恋愛などできる自信がない。
「なら、俺はバンドリの世界で前みたいな生活を送れと……?」
「そうではない。恋愛などしなくても彼女たちの身体を好きなようにできる方法がある」
「それって……」
「そう、レイプじゃ」
同意もなしに女性と無理やり性交をすること。もちろん犯罪である。俺がバンドリのキャラクターたちに抱いていた願望だ。だが、それは彼女らが実在しないから言えたのであって、バンドリの世界に転生するというのならばそうは言えなくなってしまう。
「でもレイプなんてしたら……」
「そこでワシの力の出番じゃ。レイプとなればお主の精神の改変は必要ない。むしろ前世のような性欲に塗れている方がレイプ力は上がるじゃろう」
「レイプ力ってなんすか……」
「ならば後はレイプするにあたって、あると便利な能力をお主に付与するだけじゃ」
「なんかもう言ってることが鬼畜の極みだな……」
この神様は全女性の敵だろうな、とか呑気なことを考えた。自分は
神様が唸る。なんかこう俺のために選んでくれていると思うとちょっとだけ嬉しいな。これからやろうとすることは最低だが。
「よし! 決めた! 次にお主が目覚めた時には、力を持ってバンドリの世界に降り立っていることじゃろう」
「目覚めたらどうしたらいいんだ?」
「とりあえずお主はゲームに出てくる施設『CiRCLE』のスタッフという設定にしておいた。だからターゲットは向こうからやってくる。後は好きなタイミングでヤるだけじゃ」
「好きなタイミングって、レイプなんてバレたら即逮捕だからそう簡単にできるとは思えないけど」
「大丈夫大丈夫。そっちの対策もちゃんとしてある。読んで字の如く、好きな時にヤればいい」
本当だろうか。本当だとしたら、一体この神様は俺にどんな能力をくれたんだ。
「よし、もうそろそろ時間じゃ。お主に授けた能力の概要は、目覚めた時に直接脳内に流れるようにしておいたからの」
「なんか怖い!」
「それじゃ、レッツ、レイプライフじゃ!」
「最低最悪な響きだ!」
再び俺の視界は薄れていく。
曰く、次に目覚めたときは夢に見たバンドリの世界。そこで俺はガールズバンドたちとイチャイチャな関係を持つわけではなく、ただ理不尽に己の性欲のままに犯すのみ。
前世では喉から手が出るほどに望んでいたことだったが、いざその機会が目の前へとぶら下げられると萎縮してしまった。だが、今は再びヤる気に満ちていた。例え、合意の上で愛し合う和姦ではなく、強制的に欲望をぶつける強姦であったとしても、彼女たちと性行為ができるのだから。
ヤってやる。今まで溜めてきたモノ、全てをぶつけてやる。