【R-18版】カズマと名乗るのは恐れ多いのでカズヤと名乗ることにした 作:美味しいパンをクレメンス
隣を歩くカズヤさんに密着し、その体温を感じながら静かに尋ねる。
「......何処に、行くんですか?」
期待が膨れ上がったせいで、私は理性を保つのが精一杯だった。
街頭が少ない田舎の夜道。当然、周囲から聞こえてくる音は少なく、人通りは全くない。精々、海側からは穏やかな波の音が、反対側からは虫の鳴き声が聞こえてくる程度で、完全なる二人きりの状態。
都内ではなかなかお目にかかれない星々に見下ろされ、月明かりに照らされた私達は、あらゆるものから切り離された世界に閉じ込められたかのような錯覚に陥る。
「もうちょいで着くから」
答えになってない返答をしつつ、カズヤさんは苦笑した。
私は無言のまま頷き、彼に連れられて辿り着いた場所は──
「ここ、昼間に皆で遊んだ......」
そう。昼間に皆で遊んだビーチだ。政府保有の、関係者以外は立ち入り禁止となっているそこは、昼間とは打って変わって暗く、二人だけなのでさざ波の音がやけに耳に残る。
「ああ。だって、やり残したことがあんだろ」
「やり残したこと?」
カズヤさんは首を傾げる私の背後に回ると、あすなろ抱き──後ろから優しく抱き締めてきた。
「皆に内緒でちょっとエッチな特訓、できなかっただろ?」
耳元で囁かれ、ドクンッと心臓が跳ねると同時に子宮が疼き、下腹部が熱くなって女性器が切なくなる。
「か、カズヤさん...んん!?」
更に耳を甘噛みされ、私はそれだけで悶えた。
「するだろ、特訓...なあ、響」
「あ、ああん、します、特訓、したいです...!」
そのまま耳の中に舌を挿入されたり、首筋にキスされたり、うなじを舐め回されたりして、私は息も絶え絶えに返答するしかできない。
き、気持ち良い......!!
まだほんのちょっとしか愛撫されてないのに、しかも性感帯を触られた訳でもないのに、私の体は早くもダメになってしまっていた。
じっくりと焦らすように、カズヤさんの右手が私のお腹から下腹部にかけて這うように撫でてくれて、全身がゾクゾクする。
体を重なれば重ねるほど、どんどん敏感になって、感じやすくなっていく気がした。これは実は私だけじゃなく、他の皆もそうだ。
カズヤさんに抱かれると、次に抱かれた時に前より気持ち良くなれる。まるでセックスの度に自分とカズヤさんとの相性が良くなっていくかのようで、とてつもない歓喜が沸く。
やがて、カズヤさんの手が胸と股間に伸びて──
「ひゃあっ!」
夜の浜辺のど真ん中で、乳繰り合う。こんな時間のこんな場所に誰も来ないとは思うけど、もし誰か来たらという考えが頭を過り、それが更なる興奮を生み出す。
快感に喘ぎながら私が必死になって声を抑えようとすれば、後ろから無理やりキスされて口を塞がれる。
「ぷはっ......その、カ、ズヤ、さん、場所...」
「分かった」
か細い声で訴えれば、意図を察したカズヤさんが私をお姫様抱っこしてくれた。
「んん、あん、んうう! んちゅっ、んん」
昼間に未来とクリスちゃんに邪魔されなければカズヤさんを連れ込もうとした岩影にて、腰掛けるのに丁度良い形をした岩の上にカズヤさんが座り、その膝の上に座らせてもらいながら、私は首を後ろに巡らせ深く舌を絡ませ合うキスを繰り返す。
ここなら絶対に誰も来ない。そんな安心感がありながらも、外での性行為に興奮は最高潮に達し、
「スッゲー濡れてる」
「い、言わないでください」
最早お漏らしをしたんじゃないか、ってくらいに濡れてしまって、ショーツどころかショートパンツまで変色していた。
「ホラ見ろよ響」
「やだ...わ、わざわざ見せなくて、いいのに...」
私の顔の前まで掲げられたカズヤさんの右手は、粘液塗れだ。
処女を捧げてから自覚したけど、私ってとんでもないスケベだった。口ではダメとかイヤとか言ってる癖に、カズヤさんからこうして恥ずかしいことを言われたりされたりすると、益々興奮して濡らしてしまう。そもそもカズヤさんがしてくれることに、ダメとかイヤとかないのに。
「そうだな。早く続きをしてあげなくちゃな」
「あ、ん、そこ!」
愛撫が再開される。
タンクトップの中に突っ込まれた左手でブラジャーがずり上げられ、直接胸をやや強く揉まれ、乳首を摘ままれて引っ張られる。ショートパンツ及びショーツの中に突っ込まれた右手でクリトリスを指の腹でグリグリ押され、中指が膣内に侵入してきた。
「かじゅ、や、しゃん、んん、しょこ、しょこはぁ......!!」
キスされながらだから呂律がまともに回らない。
さっきからお尻の割れ目に、勃起したおちんちんが辛抱堪らんとばかりに押し当てられていた。
気持ち良い! もうイキそう!
前戯だけで一回私をイかせようという意思に気づいて、身を委ねる。
全身の筋肉から力を抜き、されるがままにもたらされる快楽を享受した。
「ところでこれって何の特訓なんだ?」
耳元で囁かれる心地いい声──唐突というか今更な質問に、私は荒い呼吸で返す。
「私が、カズヤさん、を、もっと気持ち良くして、あげられるように、なる、為の、特訓、で、ああああん!!」
「そうなのか? 俺が響をもっと気持ち良くしてあげられるようになる為じゃなくて?」
「私はもう、十分に、気持ち良いんです! だから、カズヤさんにも、いっぱい、気持ち良くなって欲しくて!!」
「そっか」
優しい口調とは裏腹に、膣内の指が激しく動く。
ビリッとした一際大きい快楽の波に耐えられず、カズヤさんの肩に首を預けるようにして、私は大きく仰け反った。
「んあ!? 来た! もうイク、イッちゃいますよぉ!」
「遠慮せずイッていいぞ。響がイク時のトロ顔、俺好きなんだよ」
耳をしゃぶられながらそんなこと言われたら、我慢できない。
「ふあ、ああああ、ん、んうううぅ!!」
全身を電気のように駆け巡る快感に、私の体は堪らず潮を吹き、ショートパンツがどんどん変色範囲を増やしていく。もしかしたら潮吹きだけじゃなく、本当に漏らしたかもしれない。濡れてない部分の方が圧倒的に面積が狭い。
「......あ、あああ、ああ、あぁ......ん、んん」
余韻に浸っていたらまたしてもキスされる。
「響がイクの見てたら、響の中に入りたくなっちまったよ」
下からお尻の割れ目に押し当てられるおちんちんがこれ以上ないほど主張してくれるので、私は脱力し切った体になんとか力を入れて、二人で座っている岩に手を突いて腰を浮かす。
膝下まで脱がされるショートパンツとショーツ。
「そのままゆっくり腰下ろして」
「...はい...」
言われるがままに従い、びしょ濡れの膣口に亀頭の先端が触れ合う。
背面座位でするなんてこれまで数え切れないほどしてきたから、私とカズヤさんは手間取ることなく挿入を果たす。
「響の中、熱くて、気持ち良いな」
「...私も、カズヤさんのおちんちん、あ、熱くて、あああ、また、イク...!」
カズヤさんの形が、くっきり感じ取れる...!
挿入しただけで軽く絶頂を迎え、襲いくる快楽に身震いする私を、カズヤさんは力強く抱き締めてくれる。
「ごめ、ごめんなさい......さっきから、私だけ気持ち良くなって...」
「いや、それは別にいいんだが」
「今度は、カズヤさんが気持ち良くなってください」
止めどなく迫る快感に負けないように腰を浮かせて、下ろす。私を貫くおちんちんを味わいながらひたすらそれを繰り返す。
「いつでも、イッて、いいですから......好きな時に射精、してください、我慢しちゃ、ダメ、なんですから、ね」
結合部から鳴る卑猥な水音と、パンパンという肉と肉がぶつかり合う音が徐々に大きく、速くなっていく。それにつられてもたらされる気持ち良さもどんどん強くなっていき、私は夢中になって腰を振った。
大好きな人と交わることで得られる快楽を貪る。今はもうこれ以外のことを考えられない。
「響...!!」
両手で胸を揉まれ、乳首をグニッと押された。その刺激に堪らずまたしても体重を預けるように仰け反ったところで、首筋を甘噛みされる。
「カズヤ、さん、気持ち、良い、ですか?」
「ああ、当然だろ」
「んふ、嬉しい......キスしてください」
「いくらでもしてやる」
愛する男の人と愛し合う。
背面座位という最も好みの体位で、互いの体を密着させ、おちんちんで子宮口をズンズン突かれながら、胸をこれでもかと揉まれ、乳首を弄くり回され、互いの口の中を舌で抉るようなディープキスをする。
なんて気持ち良くて、あたたかくて、幸せなんだろう。
これに勝るものは、きっとない。
「響、響...!」
名前を呼ばれる度に、自分の名前が好きになる。
だから私もカズヤさんの名を繰り返し声にする。
「カ、ズヤ、さん、カズヤさん!!」
「響、俺の可愛いお姫様」
「それを、言ったら、カズヤさんは、私の素敵な、王子様ですよ!」
「ハハッ、王子様とか柄じゃねぇけど、響が望むならそれでいい!!」
見つめ合い、笑い合ってからまた唇と唇を重ねた。
高まる性感がまもなく頂点に達しようとしている。
ピストン運動がこれまでで最も激しくなり、互いの限界が近いことを悟った。
「響、そろそろ」
「はい、いいですよ...このまま、中に、中に精液ください! カズヤさんとの中出しセックス大好き、おまんこでカズヤさんの精子飲むの、最高に、気持ち良いから!」
「お前はまた、そういうこと言って! このこのこのこの!!」
「ああああああああ!!!」
おまんこが壊れちゃうくらいにカズヤさんが激しく、乱暴に動き、それに伴って快楽も強くなる。
「出す、ぞ...!」
「いっぱい出してぇぇ! 私の中、精液で満たして! 私もイク、イクからぁぁっ!!」
「ぐ、おっ」
「んんんんんんんんん!!」
呻き声と共に熱い精液が奥に注がれたのを実感し、私は頭が真っ白になるほどの快感を全身で受け止めた。
出されてる......たくさん、たくさん膣内に射精されてる。それが嬉しくて、幸せで、気持ち良くて、あたたかくて、私の体は更に悦んでしまい、イッてる最中なのにまたイッてしまい、壊れた機械のように何度も何度もビクンッ、ビクンッ、って痙攣し続けた。
「あ、あ、う、あ...」
絶頂の余韻がなかなか収まらない。イキっぱなしになった体は、それでも貪欲にカズヤさんの精液を求めているというのが本能的に分かる。
「...響...大丈夫か?」
「へいき、へっちゃらですぅ......だから、このままもう一回、してください」
以前よりも快感の度合いが強いからか、たぶん、カズヤさんから見て私達の反応がこれまでより大きいと捉えられているのだろう。
それ故に心配してくれるカズヤさんに大丈夫だと伝えるようにおねだりすれば、まだ中で硬いままのおちんちんが力強く跳ねた。
「一回で済むのか?」
この問いに、私は首を横に二度三度振ってから、やや強引にカズヤさんの唇を奪い、
「...やっぱり朝まで、お願いします」
懇願しながら膣内の締め付けを強くし、おちんちんを抜くこともせず、体位も変えぬまま、勝手に腰を上下に振り始めた。
気がつけば空が白み始めてきたけど、私とカズヤさんは繋がったまま飽きることなく快楽に溺れ続けていた。
「はあ、はあ、カズヤさん、もっと、もっとぉ...」
「相変わらず欲しがりだな、響は」
「カズヤさんだってぇ、まだまだ元気じゃないですか......ん、あん!」
何度イッたか分からない。何度中出ししてもらったか数えてない。ただただ気持ち良くて、ずっとこのままこうしていたくて、私は繰り返し求め続けて、カズヤさんは嫌な顔一つせずに応えてくれる。
「うう、うあ、またイク......!」
「俺も......中に出すぞ?」
「はい!」
お互い流石に疲れてきたから動きは最初と比べてかなりゆっくりなものになってきたけど、これはこれで凄く良い。獣のような激しいセックスも好きだし、ひたすら優しいセックスも好き。
「ん! んんん! あはぁっ、お腹熱い、精液で赤ちゃんの部屋、パンパンですよ......本当に、気持ち良い......カズヤさん、好き、大好きぃ...」
「俺も響のこと、大好きだ」
「んふふふ」
満足感に支配されたまま、触れ合うだけの軽いキスをし、余韻が完全になくなるのを待ってから、私は漸くカズヤさんから離れ、立ち上がった。
膣からはポタポタと粘液が零れ落ち、足を伝って地面と砂浜を穢していく。
「朝になっちゃったし、お腹空いてきましたし、もうそろそろ戻りましょうか」
「......」
肩越しに振り返りそう促すけど、カズヤさんは精液で白濁に染まり汚れた私のお尻を見て、ごくりと喉を鳴らし、おずおずと「もう一回だけ、いいか?」と聞いてきた。
なので、私は快く頷き、お尻を突き出すように中腰になってから、
「はい、どうぞ」
両手で自らおまんこを広げ、挿入されるのを待ち構えた。
結局、もうすぐ朝食という時間になっても帰ってこない私達に痺れを切らした未来が、「いつまでやってんの!!」と通信機の位置情報を基に突撃してきて、そこで漸くカズヤさんとのお外での特訓は終わりを告げた。
オマケ
「響、とりあえずこれに着替えとかタオルとか諸々入ってるから、昨日使ったシャワールーム借りて汗を流してから着替えてきなさい」
未来にそう言われながら手渡されたバッグを片手に、ビーチに備え付けのシャワールームに飛び込む。
それなりにまだ朝の早い時間帯とはいえ、たとえ短い距離でも流石に全裸で移動する胆力もなければ羞恥心を失ってもいないので、タンクトップとぐしょぐしょに濡れたショートパンツを着ていくのは忘れない(下着の類いはバッグの中のビニール袋に叩き込んだ)。
「政府保有のビーチ......様々だよぉ」
シャワールームに入りさっさと服を脱ぎ捨て、さっさとシャワーを浴びてある程度体を綺麗にし、さっさと用意してもらった服を着て、さっさと未来とカズヤさんが待っているであろう岩影に向かう。
が──
「お待たせ二人と、も...」
「あ、ああん! カズヤさん素敵! 一晩中、響の相手してたのに、まだまだいけるじゃないですか! 流石カズヤさん、私達の旦那様!!」
仰向けに横になったカズヤさんの上に、白いロングのワンピースを着た未来がそのまま跨がり、好き勝手に腰を振ってる光景が展開していた。
「ちょ、ナニしてんのぉぉぉぉぉぉぉ!?」
「あれ? 響、もう戻ってきたんだ、ちょっと待ってて、今、すぐに行くし、イカせるし、イクから......!!」
「そうじゃなくて! なんで私とカズヤさんを迎えに来た未来がカズヤさんとセックスしてるの!?」
「だって、精液で汚れたおちんちん見てたら、つい......ミイラ取りがミイラになっちゃった、てへ☆」
腰の動きを激しくさせながら、淫らな雌の顔で舌を出して未来が妖艶に笑う。
しかもよく見たら、たくし上げられたスカートから覗く結合部は、未来はショーツを穿いたまま。おまけにそのショーツは、穿いたまま挿入し易いような作りになってるアダルティな、勝負下着かつプレイ用的なやつだった。
どう見ても、どう考えても確信犯だ!!
「ズルいよ未来!」
「何がズルいの? 響はさっきまで愉しんでたでしょ」
「私とカズヤさんを迎えに来たんでしょ!?」
「そうだよ、でもこれは、朝食前のつまみ食い的な、食事の前に、コップ一杯の、ミルクを飲むのと、一緒だよ、カズヤさんの、ミルクを搾るなんて、朝飯前なんだから!!」
「上手いこと言ったつもり!? とんでもない下ネタだからねそれ!」
二人を見下ろしながら憤慨する私と、快感を貪りながらのらりくらりと対応する未来。
その下で、
「......もう好きにしてくれ」
散々私に搾り取られたカズヤさんが、現在進行形で未来によって更に搾り取られながら、全てを諦めたように呟くのであった。
凹んでる愛しい女の子に元気出セックスしたら、徹夜明後にその親友が残り少ない体力を根こそぎ奪い取っていったというお話。
以前よりも敏感になってたり感度が上がってたり、快感の度合いが強いのは、ルル・アメルがアルター結晶体?に遺伝子的に近づいている結果であり、証拠。だから、それに応じて響達は性欲も強くなっています(シーッ、元々強いやんとか言わない)。
アプリ版的な言い方すると、イベントクエストで、そのイベントに対応してるキャラが強くなればなるほど、ボーナスポイントのもらえる量がどんどん増えて、交換アイテムをゲットし易くなる的なアレです。