とある日のこと。
カルデアの自室にて、マスター――藤丸立香は書物で調べものをしていた。
調べものの内容は、先日カルデアに迎え入れたサーヴァントについて。名前はよく知っていたし、ある程度の知識もあったが……せっかく仲間になったのだから、彼女のことをもっと深く知りたかった。
「意外と知らないことがあるもんだなぁ……」
彼女のちょっとしたエピソードなどを見つけるたびに、こんな側面もあるのかと驚かされる。
参考になる文章に付箋を貼りながらページをめくっていると、
「ヤンヤンヤヤ~ン♪ ヤンユゥファーン♪」
廊下から楽しげな鼻唄が聞こえてきた。この時点ですでに可愛い。
とてとてという足音が立香の部屋の前で止まり、控えめなノックがされる。
「マスタ~? いらっしゃいますか~?」
「うん、どうぞ」
「えへへ、失礼しまーす」
はにかみながら入ってきたサーヴァント――楊貴妃の笑顔に、立香は頬をゆるめた。今日も頭にちょこんとふたつ乗ったお団子頭が愛くるしい。
「ユゥユゥ、どうしたの?」
楊貴妃という呼び方しか知らなかったが、本人としてはユゥユゥと呼んでほしいとのことだった。可愛らしい彼女の姿によく似合っているな、と思う。
「えへへ~……今日は……じゃん!」
後ろに隠していたのは、籐かごにめいっぱい詰め込まれた紅色の果実だった。
「ライチか……またたくさんあるね」
「キッチンのお手伝いをしたらいっぱいもらっちゃいました!」
(可愛すぎか)
愛嬌の塊とも言えるユゥユゥに手伝ってもらったら、自分なら肩たたきだけでも金一封を差し出してしまいそうだ。
ハッと気付く。
(これが、国が傾く前兆なのか……!?)
もし自分が国を治めるもので、なおかつユゥユゥに入れ込んだら……本当に財政が大変なことになるかもしれない。ウルクの王だったらとりあえず宝物庫を全開放しそう。
「たくさんいただいちゃいましたし、せっかくだからマスターと食べたいなって……どうでしょうか?」
両手でかごを持ち、上目遣いで見つめてくる。ほのかに潤んだ瞳。これはわざとか。無意識か。どちらでもいい。とにかく可愛い。
「……もちろん。いっしょに食べよう」
「! わーい!」
ユゥユゥがぴょんぴょんと飛び跳ねる。心の宝物庫が開いた。妄想兼たわごとがひどい。
ふたり並んでソファに座る。ライチの入った籐かごはふたりのあいだに置けばいいかと思ったが、ユゥユゥはごく自然に立香にぴったりくっつき、ふたりの太ももにまたがるようにしてかごを置いた。あざとい。わざとなのか無意識なのか。どちらでもいい。とにかく可愛い。
(最近、よく懐いてくれてるよなぁ)
隣でにこにこと笑うユゥユゥを見て思う。絆レベルが5を超えた頃から、ユゥユゥから頻繁に話しかけてくれるようになった。バレンタインデーもチョコをくれたし、こうやって自室にもちょこちょこと遊びに来る。
ただし今日のようにある程度しっかり居座る意思を見せるのは初めてだ。
(色々とまずい……)
ユゥユゥは、再臨後にぐっと露出が増した。もともと露わになっていた二の腕がふにふにと心地よく、慎ましくも悩ましい谷間はすごく柔らかそうで、ミニスカになったことでむっちりした太ももが暴力的なまでの魅力を振りまいている。そして頭を揺らすたびに信じられないくらい良い匂いが香ってくる。女性サーヴァントで露出の多い人は多いが、ユゥユゥのように少女然とした姿だとなんだか妙な背徳感がある。
「マスター、どうしたんですか? さっきからきょろきょろして」
「え!? ああ、いや、なんでもない、なんでもないから」
「? ふーん……わかりました」
ユゥユゥがふにっと笑う。あらゆる常識や倫理を無視して抱きしめてもいいだろうか。
「それじゃ、マスターもいっぱい食べてくださいね! いただきま~す」
ユゥユゥがライチをつまんで口に含む。ちゅぷりと溢れた果汁に、ユゥユゥがちろりと舌なめずりをした。瑞々しい唇が艶めかしい光を帯びる。見てはいけないものを見てしまった気がした。
「ん~! おいひぃです~」
「そうかそうか、ぜんぶお食べ」
「ぜ、全部はさすがに太っちゃいます~!」
頬をゆるめて笑みを浮かべるユゥユゥがあまりにも可愛すぎて、思わず口走った言葉だった。
それじゃあ自分も……とかごに手を伸ばすと、目の前にライチが差し出された。顔を上げる。ユゥユゥが笑顔だ。それはもうまぶしすぎるくらいの笑顔だ。
「はい、マスター。あーん」
「…………」
顔が熱い。ユゥユゥは引き続き笑顔だ。
「はい、マスター。あーん」
「…………」
引き下がるでもなく、かといってプレッシャーを与えるでもなく、ひたすらにこにこ笑顔。他の女性サーヴァントにはない、逃れられない何かを感じる。クラススキルをあらためて確認しておかなければ。
「あ、あーん……」
致し方なく口を開くと、紅色の果実がひょいと口に入れられた。控えめな酸味と強い甘味が口の中に広がるが、それ以上に……唇にかすかに触れた、ユゥユゥの細指の感触に意識が向いてしまい、心臓の早鐘がいっこうに収まらない。
「ふふ……マスター、どうしたのですか? お顔が赤いですよ?」
「い、いや、なんでもない……」
ごまかそうと連続でライチを口に放り込む。口内を満たす甘さがえげつないことになった。ユゥユゥがなぜか「おぉ~……」と感心してちぱちぱと拍手をする。どこに敬意を払う要素があったのだろうか。
山盛りになっていたライチも、ふたりで食べているとあっという間になくなった。
「マスターは……先ほどまで何をされていたのですか?」
かごをローテーブルに置いたユゥユゥがふたたび腰を下ろす。もうかごを置く必要はないのに、二の腕や太ももはぴったりとくっついたまま。艶やかな黒髪からふわりと香る匂いにライチの甘い匂いが混じり、頭がくらくらする。
「えっと……ユゥユゥのことについて調べものをしてたんだ」
「へ? 私の……ですか?」
「そうそう」
立ち上がってデスクから書物を持ってくる。ちょっと距離を置いて座ると、ユゥユゥがすかさずぴったりとくっついてきた。これはハニートラップか。だとしたらカメラはどこに?
「わわ……タイトルが『楊貴妃』って……なんだか照れちゃいますね」
ユゥユゥがふにゃっと頬をゆるめる。立香は目次をさらりと見せた。
「ユゥユゥのエピソードがたくさん書いてあって勉強になるんだよ」
「はー、懐かしいです……」
ぺらぺらとページをめくると、ユゥユゥがほう……とため息をついた。
「でも、調べものをせずとも私に聞いてくださればよかったのではないですか?」
細指が立香の太ももにそっと添えられる。本当に隠しカメラはないかと植木鉢を注意深く見てしまった。
「それもアリだと思ったんだけど、色んな角度でユゥユゥを知りたくて」
頬をぽりぽりと掻いて答えると、ユゥユゥが両頬に手を当ててぷるぷると顔を振った。
「はぅぅ……ちょっと恥ずかしいけど、でも……とっても嬉しいです」
唇をふにゃふにゃさせていたユゥユゥが、腰に手を当ててえへんと胸を張る。
「マスターの願いとあらば、私は何でもお答えしますので!」
「な、何でも……」
女性、とくに可愛らしい少女や美女の言う「何でも」という単語は、本人に一切合切他意がなくとも、こう、猛烈にクるものがある。
「? マスター? いかがされました?」
「ごめん、何でもないよ……本当にごめん、僕は邪な人間です……」
「マスターが『だぁくさいど』に!?」
慌てるユゥユゥも可愛かった。
何から聞こうかな……と思っていると、ユゥユゥがずいと身を乗り出し、立香をじっと見つめてきた。
(うわ、うわ……っ)
つぶらな瞳に見つめられて息を呑む。顔の美しさは情報の少なさだ、という言葉を聞いたことがある。シミやそばかすとは無縁で、目鼻立ちの整ったどこまでも美しい顔。ユゥユゥの美貌は『情報の少ない顔』を体現していると言える。
立香がのけぞり、びたりと固まっていると、
「マスター……お疲れではないですか?」
「……へ?」
ユゥユゥが、至極真面目な顔で尋ねた。
× × ×
「えっと……俺が疲れてるかって?」
「はい」
のけぞる立香にずいと顔を寄せたままでユゥユゥがうなずく。太ももに手を添えられ、胸板に当たった柔らかな乳肉がふにゅりとひしゃげている。なめらかな乳肉の谷間がくにゃりと深まっているさまは絶景の一言に尽きる。
「あー……たしかに、今朝のバイタルチェックのときダ・ヴィンチちゃんに『お疲れ気味だね』って言われたな」
「やはりそうなのですね!」
ユゥユゥがますます顔を寄せてくる。鼻先が触れ合いそうで理性その他諸々が爆発しそう。
「でも、スタッフの皆さんの目の下にばっちりクマができてたから、その人たちと比べると……」
「お、おう? そ、それはそれ、これはこれです!」
ユゥユゥは一瞬ひるんだが、両手でしゅぱしゅぱと「それはそれ、これはこれ」のジェスチャーをする。鬼のように可愛い。
「マスター。私、マッサージをたしなんでるんです。よろしければどうですか?」
「え……っと、それ、は……肩たたきとか?」
「いえいえ、全身くまなくです!」
「おうふ……」
ウブな可愛さと女性的な肉感を合わせ持つ、絶世の美少女による全身マッサージ。
色々と越えてはならない領域に踏み込む予感しかしない。
「足裏だけ、とかではダメ?」
「足裏もできますが、それだけでは足りないです。せっかくですから全身をくまなく! マッサージを! させていただけませんか!」
「うぐぅ……」
両手を握られ、キラキラとした顔をずずずいと寄せられる。立香が少し近付けばキスができるほどの距離。これはなんだ、隠しカメラが3つはあるのか。複数のカメラワークで自分が惑い篭絡されるさまを撮影しているのか。誰だそんな性格の悪いヤツは。
「私は……マスターの御身が心配なのです……。マッサージ、させていただけませんか……?」
両手を握ったまま、雨の日の捨て犬のような上目遣いで見つめてくる。ずるい。これはずるい。
「わ、わかったよ……お願いしていい?」
「! はい!」
今にも泣きだしそうだったユゥユゥの顔が、一転してひまわりの百輪咲きのごとき笑顔に変わる。純真なのは間違いないだろうが、同時に女優だな、とも思った。
(大丈夫、だよな……うん、これはマッサージ、ただのマッサージ……)
べつにサーヴァントとねんごろになってはいけない、というルールがあるわけではない。それでも、迂闊に本能が暴走しないように……と、楽しげに手をにぎにぎされながら立香は己に何度も言い聞かせた。
× × ×
ユゥユゥの指定により、薄手のバスローブ一枚だけ羽織った。この時点ですでに危機感が尋常でないけれど、ここまで来たら身をゆだねるしかない。
「それではマスター、うつ伏せになっていただけますか?」
「あ、ああ、わかった」
ベッドにうつ伏せになった立花の腰にユゥユゥがまたがった。ふんすと気合を入れる声は愛らしいが、超がつくミニスカートで脚を開いていて極めてきわどいポーズになっているはずだ。枕に顔をうずめたまま無心、無心、無心。
「マッサージはどれくらい経験があるの?」
「本格的に学んだ……というわけではありませんが、後宮で侍女たちに教わっていました。練習として侍女にマッサージをしていたんですけど、中々好評だったんですよ?」
立香の背中を柔らかな手で撫でながら、どこかいたずらっぽい声で囁く。
「こちらに召喚されてからも、様々な動画で学ばせていただきました」
「え、んん? 動画? そ、そうなんだ……」
マッサージ動画というフレーズからいかがわしい方に思考が向いてしまう。具体的にどんな動画を見ているのかを聞きたくて仕方がなかった。
「それでは行きますね!」
「は、はい、よろしくお願いします」
なぜか敬語になってしまった。ユゥユゥがくすくすと楽しそうに笑い、立香の背中に両手のひらをそっと乗せる。
「おふぅ……っ」
ゆっくりと体重をかけられ、気の抜けた声が漏れた。
「日頃からマスターにはお世話になっているのですから、じっくりと恩返しさせていただきますね……」
どこか艶っぽい声に心臓が淡く波打つ。
(う……っ)
立香の尻にユゥユゥの腰が乗った。スカートの中の生温かい感触が伝わり、下腹部に甘い熱が生じる。
「うんしょ、うんしょ」
ユゥユゥのマッサージそのものはオーソドックスだった。手のひらや親指を使い、肩甲骨周りからゆっくりと下っていく。たしかに専門的な技術があるとは言い難いが、どこまでも心を込めて行なってくれているのがわかる。侍女――今は火の玉になって副音声的な囁きをしている彼女たちも、当時は大喜びだっただろう。
ユゥユゥが徐々に後ろに下がっていき、立香のひざ裏にまたがる。尾てい骨を軽く押されると、反射的に身体が跳ねた。
「マスター、大丈夫ですか? くすぐったかったり痛かったりしませんか……?」
「あ、ああ、大丈夫だよ。うん、そりゃもうぜんぜんへーきです……」
大丈夫な人が発する言葉ではなかった。
「そうですか、それなら良かったです……」
少女然とした可愛らしい声に、どこか大人びた艶っぽい声が混ざる。尾てい骨をもう何度かくにくにと押し、立香のお尻を揉んでいく。
「ぉ……ぁ……っ」
くすぐったくて気持ちいいような、複雑な感覚。首だけ振り向くと、ユゥユゥがにこりと微笑む。けれどその笑みはやはりどこか色っぽくて、心臓がどくどく、どくどくとせわしなく鳴る。
「マスター、気持ち良いですか……?」
「へ? あ、えっと、気持ち良いの定義は……」
「へ?」
「あ、いや、なんでもない。気持ち良い。気持ち良いよふわおぉっ!?」
尻の谷間を親指でなぞられ、腰がびくりと上がってしまった。しかも黒歴史に残るレベルの奇声を上げてしまった。
「ふふ、マスターはとっても良い反応をしてくれますね……」
跳ね上がったままの尻の谷間を細指がつっ、つつっと撫でてゆく。あと少しで玉袋の触れてしまうのでは……というすんでのところで指が離れ、太もも、ひざ裏、ふくらはぎと揉んでいく。危機は過ぎ去ったとはいえ、それはそれでなんだか寂しいと思ってしまった。
(まずい、完全に勃ってる……)
色香をまとった美少女にたっぷりとマッサージを受け、自身も知らなかった敏感な場所を責められ、うつ伏せになるのがつらいほどに勃起してしまっている。
「それではマスター、仰向けになっていただけますか?」
「え、あ、ちょっとそれは……」
「? どうされたのですか?」
「いや、うーん、男の生理現象は時に難しいというか、めんどくさいというか……」
「……むー」
やたらめったらに可愛らしい拗ねた声。ユゥユゥが立香の背中にまたがり、ぐっとかがんで立香の耳に唇を寄せた。
「だめですよー、マスター。私はマスターにできることなら何でもしたいんですから」
「な、何でも……」
先ほど聞いたものと同じフレーズではあるが、破壊力が格段に上がっている。
「マスター、仰向けになってください」
「うぐ……い、いや、今はほんとに……」
背中に当たる極上の柔らかさ。鼻腔を浸す甘い香り。時間経過とともに収まってくれることを期待したのだが、ユゥユゥに密着されているため事態は悪化するばかりだ。
「マスター……本当に、だめなのですか?」
「うぐ……っ」
ちらりと横を見ると、頬がくっつきそうな距離でユゥユゥが見つめている。マッサージ中とはいえこの体勢はあまりにもまずい。
(ええい、ままよ)
このあと訪れるであろうあらゆる事態は、数時間後の自分に任せることにした。
「ユゥユゥ、その……何を見ても引かない、って約束してくれる?」
「もちろんです! 私はマスターのすべてを受け入れますから」
満面の笑みを浮かべつつさらに密着してくる。ユゥユゥ抱き枕があったら恐ろしいくらいに売れそうだ。
「それじゃあ……わかったよ」
「はい!」
ユゥユゥが立香から離れ、立香がごろりと仰向けになる。
「へ……? わっ、わわっ!?」
バスローブにこんもりと浮き上がった膨らみに、ユゥユゥが両手を口に当てて目を白黒させた。
「……正直に言いますと」
「……正直に言いますと?」
立香のつぶやきを、ユゥユゥがぽしょぽしょと繰り返す。立香の顔と股間の膨らみをせわしなく視線が往復するのが愛らしい。
「ユゥユゥは可愛すぎるわけでして」
「はぅっ。は、はい……ありがとうございます」
「それでいてスキンシップもどんどん積極的になっていますし」
「はぅぅ……そ、そう、ですね、そういえば最近、どんどんマスターに触れたくなってしまって……きゃっ、ぴ、ぴくってしましたぁ……」
「そんな嬉しいことを言われて反応しないわけがないって……」
ユゥユゥの顔が股間の膨らみに近付いている。顔を真っ赤にしているにも関わらず積極的とはこれいかに。
「可愛く思ってるだけならまだ何とかなるかなと思ったんだけど……ユゥユゥはこう、なんていうか……声とか所作の端々ににじむ色っぽさがあると言いますか」
「そ、そう、なんですか……?」
「そうそう。しかも良い匂いがするし、柔らかいし、笑顔が可愛いし、マッサージが丁寧で愛情いっぱいって感じだし。そりゃこうなるよね!」
「マスターが急に饒舌になりました!?」
居直り開き直り自暴自棄、といった感じだった。
「……まあ、こんな状態なんで、マッサージは厳しいかと思われ……ユゥユゥ?」
ユゥユゥが立香の脚を開いて股座に腰を下ろし、勃起にますます顔を近付ける。今にも鼻先が触れそうだ。
「マ、マスターも、お年頃ですものね……これは致し方ないかと思われます」
「え、あ、そ、そうか……な……っ!?」
バスローブ越しに、細指が肉竿に巻きついた。下腹部に甘ったるい電流が走り抜け、腰がびくりと震える。
「マスター、痛くないですか……?」
陶酔したような表情で、ユゥユゥがゆっくりと肉竿を撫でさする。10本の指がかろうじて触れる程度のタッチで竿の根本から先端にかけて触れていくだけで、頭が爆発してしまいそうなほどの興奮に包まれる。
「い、痛くない、というか、このままだとまずいんだけど……」
与えられている刺激は、自慰をしているときに比べたらはるかに弱い。なのに尋常でないほどに気持ちが良い。うっとりと頬を紅潮させた絶世の美少女に見つめられている、という要素も大きいのだろう。
「よろしければ……マスターがご満足するお手伝いを、私にさせていただけませんか?」
「え……っ。そ、それって、つまり……」
ユゥユゥがきゅっと唇を引き結び、こくりとうなずく。ライチを持って部屋に入ってきたときの表情とはあまりにもかけ離れた艶っぽい顔。本当に同一人物なのかと疑ってしまうほどだ。
「マスター……いかがでしょうか?」
立香の下腹部に顔をうずめ、細指を波打たせて肉竿を愛でながら囁く。溢れる劣情で理性が焼け、紙のように引きちぎれた。
「……わかった。お願いできる?」
「……はい、精一杯やらせていただきますね」
ユゥユゥが身体を起こし、バスローブの帯を外す。立香の胸板に直接触れ、果物の薄皮を剥くようにゆっくりと両手でバスローブをはだけさせ、張り詰めた肉槍を露わにした。
「はぁぁ……す、すごい……こんなにたくましいのですね……っ」
肉茎はみちみちと張り詰め、血管が浮かび上がっていた。玉袋は昨日の自慰を忘れたかのように重くなっている。
細指が肉竿に巻きつき、愛おしむように竿肌を撫でていく。
「うぁ……あ……ぁ……っ」
柔らかくな指がかすかに触れる程度の強さで竿を撫でる。それだけで立香の腰がびくびくと跳ね、鈴口からカウパー液がどろりと溢れた。
「はぁぁ……すごいです……こんなに興奮していただけて、嬉しいです……っ」
ユゥユゥの指が亀頭に触れる。ひときわ敏感な部分を触られただけで我慢汁がふたたび溢れる。細指が透明な粘液を掬いとり、亀頭全体に塗りたくっていく。
「ふふ……気持ち良いですか、マスター……?」
「ぉ……ぁ……っ」
気持ち良い、と答える余裕すらなくただただ頷く。ユゥユゥは嬉しそうに目を細め、カリ首の裏側を親指でにゅりにゅりとこする。粘液でたっぷりと潤んだ亀頭を撫でまわされると、脳が焼き切れそうなほどに気持ちが良い。
「マスター、もっと気持ち良くなってもらいたいんですが……ちょっと道具を持ってきても良いですか?」
「へ? あ、うーん、それは良いんだけど……」
道具を持ってくるということは、この細指が離れてしまうということだろう。名残惜しく思っていると、ユゥユゥがぽしょぽしょと何かを囁いた。聞き馴染みのない言語だ。
「うぉっ!?」
ユゥユゥの周りにぼぅっといくつもの火の玉が現れる。バレンタインのときも現れた、火の精となった侍女たちだ。ユゥユゥは彼女たちに指示を出したようで、火の玉がドアを開けて廊下に消える。火の玉というと幽霊をイメージしがちだが、普通にドアを利用するというところに妙な人間味を感じた。
「あの子たちが戻ってくるまで、しばらく楽しみましょうね……」
ユゥユゥが肉竿を掴んだまま、立香の隣にそっと寝転がる。
「マスター……」
横向きになったユゥユゥがうっとりと目を細め、唇をついと差し出す。何を求めているのかは一目瞭然だ。無防備な美貌にぐびりと喉を鳴らし、唇を重ねる。
ユゥユゥの唇は、信じられないくらいに柔らかく、瑞々しかった。
「ん……ふっ、んふぅぅ……っ」
甘えるように唇を密着させ、肉竿をゆるくしごいてくる。まつ毛が驚くほど長い。ユゥユゥがかすかに目を開けると、立香と目が合って目をぱちくりとさせ、照れるように閉じた。いじらしい仕草に胸が高鳴る。
「ちゅっ、ちゅぴっ、マスター……んっ、ふぅぅ……っ」
唇の隙間から小さな舌が入り込んでくる。舌と舌が絡み合い、唾液がぴちゃぴちゃといやらしい水音を立てる。
このまま何時間でも浸っていられそうだな……と思っていると、ドアが開いて火の玉侍女たちが戻ってきた。淡い色合いの液体が入った瓶を持っている。ユゥユゥは名残惜しそうにちゅっとキスをすると、火の玉たちに聞き慣れない言語でおそらく「ありがとう」と言った。
「マスター、これでもっともーっと気持ち良くしちゃいますね……?」
ユゥユゥが瓶のふたを開け、中身の液体を肉竿に垂らす。
「おっ、おぉ……っ」
液体はひんやりとしてねばついていた。咥えて果実の甘い匂いがする。まるでデコレーションをするかのように亀頭から竿を伝った。ユゥユゥが瓶をベッドに置くと、火の精たちが器用に蓋を締めてローテーブルに置き、ふっと姿を消した。
粘液をまとった細指が、亀頭から竿の根本、さらに玉袋まで濡らしていく。
「う……く……ぁ……っ」
ぬめりを増した竿を波打つ10本指がゆっくりと行きかう。相変わらず激しさはないにも関わらず、確実に射精へと近付いていく感覚がした。
「マスター、お好きな場所はどこですか……?」
「じ、自分ではあんまりわからないけど……おわっ!?」
人差し指と親指で作った輪でカリ首を締められたとたん、カウパー液がびゅるりと溢れだした。
「うふふ、ここがお好きなんですね……?」
カリ首をふにふにと締めつけたかと思えば、指で作った輪をゆっくり回してカリ首に摩擦による快感を与えてくる。そのうえもう片方の手で竿の根本をにゅこにゅことしごかれ、立香はたまらずシーツを掴んでのけぞった。
「ユ、ユゥユゥ……だ、めだ……それ、気持ち、良すぎ……っ」
「良いですよ、出したくなったらいつでも出してください……っ」
にゅろにゅろと竿をしごきながら、ユゥユゥがまるで女神のような慈愛に満ちた笑みを浮かべる。内ももが強張る。首に筋が浮かぶ。シーツのしわが広がる。
「マスター、ぴくぴくしてますよぉ……? 可愛いです……」
カリ首の裏にちゅっと口づけされた瞬間、重ねに重ねた我慢が決壊した。狭い尿道を我先にと駆けあがった白濁が、蕩けた美貌の目の前で勢いよく噴き出す。
「きゃっ!? あっ、はぁぁ……すご、すごいです……っ」
噴水のごとき勢いで飛び出す精液に、ユゥユゥは目を白黒させつつも興奮する。片手で玉袋を撫でさすりながら、もう片方の手で竿をにゅごにゅごとしごく。
「ぐ……あぁ……っ!」
視界が白むほどの感覚に打ち震える。魂ごと引き抜かれるのではと思うほどの強烈な脈動。次々と噴き出す白濁は立香の腹にびたびたと重たげに墜落し、粘度を保ってぷるりと揺れている。
「ユ、ユゥユゥ、もう出ないよ……ぉあ……っ」
脈動が止まってもゆったりとしごかれ、情けなく腰をひくつかせながら訴えかけると、
「ほんとですかぁ……? ……あむっ」
ユゥユゥが小さな口を開き、亀頭をぱくりと咥え込んだ。ねろねろと丹念に舐め上げ、白濁も果実の匂いのする粘液もいっしょくたに啜り上げる。
「んっ、ぢゅるっ、んふぅぅ……っ」
「あっ、おぁっ、あぁぁ……っ」
このまま死ぬ、と言われても違和感がないほどの極楽。背すじを反り返らせ、敏感な部位を温かな口内でひくつかせながら、立香は陶然とした心地に包まれていた。
「マスターのお腹にかかっちゃいましたぁ……」
ユゥユゥが瞼を半分下ろした顔でつぶやき、立香の腹にかかった精液をねろりと舐め、啜り、それらすべてを嚥下していく。そのあいだも肉竿を愛おしむようにまさぐられ、たっぷりと射精したにも関わらずいっこうに勃起が収まらない。
「マスター、どうしましょう……? 私のせいで元気になってしまいましたのに、まだまだとってもお元気ですよ……?」
立香の乳首をねろりと舐め上げ、猫撫で声で囁く。
「ああもう、エロすぎるんだよ……っ!」
起き上がり、互いにひざ立ちの体勢で唇を重ねる。
「んふぅぅ……へぅ、マスタァ……んちゅっ、んむふぅぅ……っ」
舌を絡めながらも、ユゥユゥが立香のバスローブを脱がせる。裸になった立香の身体を、ユゥユゥは隅々まで味わうようにまさぐってくる。
衣服越しにユゥユゥの乳房の膨らみに触れた。
「あんっ! あっ、はぁうぅ……っ」
「やわらかい……」
「やぁん……あっ、ふっ、んふぅぅ……っ」
手にすっぽりと収まる乳肉をふにふにと触ると、ユゥユゥは唇を引き結んで喘ぎをこらえた。先ほどのお返しにと丹念に刺激すると、立香の唇を咥えて「うー」と可愛らしく唸る。
「ユゥユゥ……脱いでもらってもいい?」
スリットから覗く太ももを撫でながら囁くと、ユゥユゥが肉感的な肢体をぶるりと震わせた。
「は、はい……っ」
露出の多いチャイナドレスをするりと脱ぐ。
「う……わ……っ」
ユゥユゥはブラは着けておらず、ショーツはTバックを穿いていた。ふっくらとした乳房の先端は綺麗な桜色で、興奮を示すようにぷっくりと膨らんでいた。
「ど、どうですか……?」
ユゥユゥの問いかけにハッとする。いつの間にか、華奢な肩をつかんでまじまじと見つめてしまっていた。
「……すごく綺麗だ。……その、下着って……」
「あ、えっと、上はパッドがついているのです。下はスリットがあるので、見えないようにと自然ときわどくなってしまいまして……。こ、こういうのは、おいやですか……?」
「そんなことない。むしろ礼賛するよ」
「そ、そこまで……?」
真顔で言ってしまった。
「下も、エロすぎるって……」
下腹部に食い込んだTバックに触れると、「ひんっ!」という可愛らしい嬌声が漏れた。
「はっ、うぅぅ……っ。……もし、マスターがお望みなら、今度から穿かないでおきますか?」
「………………………………いいの?」
「マスターの逡巡が透けて見えるようでした……」
ユゥユゥがくすくすと笑い、肉槍を愛おしげにまさぐる。
「良かったです、マスターのお気に召していただけて……。……下も、脱ぎますね?」
こくりとうなずく。ユゥユゥがTバックの結び目をほどくと、極薄の布がはらりと落ちた。
布地の面積の狭さからある程度予想はしていたが、ユゥユゥの陰部はつるりと剥き卵のようにすべすべだった。
「うふふ……マスター、目がすっごくギラギラしてますよぉ……?」
「そんなことは……ある……かも。うぁ……っ?」
ユゥユゥが立香の乳首に吸い付き、もう片方の乳首を指でこすりながら肉竿をしごいてくる。
「ああもう……エロすぎるんだってば……っ!」
お返しに、立香はユゥユゥの耳に舌を這わせ、ぷっくりと膨らんだ乳頭をつまむ。そろりと触れた淫裂はじっとりと潤んでおり、くちゅくちゅといやらしい水音が鳴る。
「んんっ、ふっ、んっく、はぁぁ……マ、マスター、気持ち、良いです……っ」
ユゥユゥが立香の胸板に顔をうずめて身をゆだねる。小柄ながらむっちりした肢体を震わせるさまはあまりにも淫靡で。淫裂をまさぐっていた指を膣口にあてがい、そのままぬるりと挿れた。
「ユゥユゥの中、すごく熱い……」
「やっ、あぁっ、はぁぁ……っ」
膣肉は熱く、柔らかかった。膣ヒダをくにくにと押すと小さな身体が跳ねる。お腹の裏側に当たる場所がひときわ柔らかく、そこを丹念に押す。
「うぁうぅぅぅ……マスタァァ……っ」
立香の二の腕を掴み、ぶるぶると痙攣する。溢れ出した愛液が手首まで伝った。
「ユゥユゥは感じやすいんだね」
「うぅ……マスターだってそうですよ……っ?」
乳首に吸い付かれ、細指に包まれた肉竿がびくんと跳ねる。
「マスター……わがままを言ってもいいですか?」
「ん、どうぞ」
「マスターのこれ、ほしいです」
背すじにぞくりと愉悦が走り、嗜虐心が湧き上がった。
「……これ、じゃあちょっとわからないな」
「あぅ……」
ユゥユゥが頬を赤らめながらも肉竿をまさぐる。恥ずかしそうに上目遣いで立香を見つめ、肉竿を流し見て、また立香を見つめる。
「……マスターのおちんちんが、欲しいです」
牡としての本能を最大限に高める、とびきりのおねだり。全身の細胞が歓喜した気がした。
「……わかった。しようか。どうやってしたい?」
ユゥユゥが返事代わりに立香を押し倒す。
「私が上になってよろしいですか……?」
「ん、どうぞ。正直に言うと、慣れてないからそのほうが助かる」
「ふふ、素直なマスターも好きですよ……」
ユゥユゥがM字に足を開く。つるりとした陰部が開き、薄紅色の粘膜が露わになった。数十分前までからは想像もつかないいやらしい姿と、劣情に潤んだ表情。肉槍は早く入りたいとがなりたてるように張り詰めている。
「それではいきますね……」
人差し指と中指を鉤状に曲げて肉竿を挟み、膣口にあてがう。亀頭で感じる花びらの熱は、指で触れたとき以上だった。
ユゥユゥがゆっくりと腰を下ろす。ぬらついた蜜肉が亀頭を咥え、入口を広げ、ゆっくりと呑み込んでいく。
「あっ……はぁぁ……っ」
血管の浮いた肉茎がゆっくりと呑み込まれていく。ユゥユゥの中は信じられないほど熱く、柔らかい。指が入るのかさえ不安だった膣口は、極太の肉槍を美味しそうに呑み込み、咀嚼してくる。
「あはぁぁ……マスター、ぜんぶ、入りましたぁ……っ」
ユゥユゥが立香の腹に手を添え、まるでカエルのようなポーズで微笑む。かすかな震え、目尻に浮かぶ涙、白皙にじわりと浮かんだ汗。ひとつひとつが暴力的なまでに劣情を刺激する。
「ユゥユゥ……本当に、綺麗だ……」
小刻みに震える乳房に手を添え、さわさわと撫でる。
「あっ、やぁん……あっ、はぅっ、きもち、いぃ……っ」
ユゥユゥの眉が色っぽくひそめられる。膣肉がきゅむきゅむと締めつけてきて、我慢汁がびゅるりと溢れる。
「マスター……マスター……っ」
濡れた瞳をしながら、ウブな少女のような声で囁く。矛盾した魅力に脳が焼かれる。
ユゥユゥがゆっくりと腰を上げる。張り詰めた肉槍は愛液でてらてらと濡れ光っていた。
「あぅぅん」
一気に腰を落とし、肉幹を根本まで咥え込む。むっちりした肉尻がたぱんっと音を立てた。ユゥユゥがまた腰を上げ、落とす。味わうように腰を上げ、貪るように落とす。
「くっ、あっ、おぁ……っ」
あまりに柔らかくほぐれた膣肉による徹底的な愛撫。カウパー液がエサを目の前にした大型犬のよだれのように次々とあふれ出る。
「はぁぁ、マスター……私もぉ、とっても、気持ち、いいですぅ……っ」
ユゥユゥが息を荒らげ、ちろりと舌なめずりをする。捕食者という言葉が浮かび、背すじがぞくりとした。
「マスターはぁ……? いかがですか? 気持ちいいですか?」
「ぐっ、ぁっ、ちょっ、ちょっと、ユゥユゥ……激し……ぉあ……っ」
「ええ~……? ちゃんと答えてくださらないとわかりませんよぉ……」
ユゥユゥが倒れ込み、立香の顔をしっとりと汗ばんだ乳肉にぱふっとうずめる。
「むぐ……っ」
「ほらぁ……いかがですか、マスター? 気持ちいいですかぁ……?」
いたずらっぽい声音。ユゥユゥは立香に答えさせることなく、勃起肉を根本まで咥え込んだまま肉尻をグラインドさせはじめた。ぬちゃぬちゃと鳴るいやらしい肉ずれ音が、ユゥユゥの荒らげた呼吸音が耳朶を焼く。ほんのりと甘い汗の匂いに頭がくらくらする。すべすべの背中や肉尻を夢中で撫でさする。
ユゥユゥの腰振りに合わせ、立香も斜め上に突き上げた。
「あんっ! あっ、はぁぁ、それぇっ、気持ちいいですぅ……あっ、あぅっ、はぁっ、はぁぁぁ……っ」
ぬちゅっ、ぐちゅっ、ぐぱん。
肉尻との打擲音と、結合部のねばついた水音がいやらしく混ざり合う。膣ヒダの中で肉槍がぐりぐりとこすられ、抗いようのない射精欲求が込み上げてくる。
「ユゥユゥ……もう、出そう……っ」
「はぁぁぁ、出してぇ、出してくださいませ……私の中に、マスターの子種をたくさん……っ」
ユゥユゥの腰遣いが激しくなる。牡の精を限界まで搾りとろうとするかのような貪欲な腰振り。歯を食いしばって腰を振り、ユゥユゥの膣奥をぐりぐりとこする。
「んくぅぅ……あっ、はぁぁっ、私っ、も、イキます、イク、イっ、く……うぅぅぅぅ」
汗ばんだ女体がびくん、とひときわ大きく痙攣し、肉槍がみぢりと締め付けられる。
「ぉあ……出る、出る、出る……っ」
膣奥にこすりつけた亀頭の割れ目から、大量の白濁がどぶどぶと勢い良く噴き出した。
「はぁぁうぅぅ……あつっ、あつ、い、ですぅぅ……あっ、あっ、あっ、あはぁぁ……っ」
遠慮のない量の精液が膣内を満たす。ユゥユゥは立香にきつく抱きついていた。蜜ヒダがうねうねと蠕動し、肉槍の根本から先端にかけて幾度もいやらしく締め付けてくる。
尿道に一滴も残すことなく射精を終える。ユゥユゥが汗ばんだ身体をひくつかせながら、立香の胸板におでこをこすりつけ、猫のように甘えてくる。
「はぁぁ……マスターに、たくさん注いでいただいちゃいましたぁ……」
蕩けた声で可愛らしくつぶやき、ちゅっ、ちゅっと唇を重ねてくる。
「ユゥユゥがまさかこんなにエロかったなんて……」
「そうですかぁ……? んっ、ふっ、んふぅぅ……っ」
立香の唇をはむはむと咥えながら、ゆっくりと肉尻が円を描く。根本まで咥え込まれたままの肉槍が柔らかな刺激を受け、むくむくと膨らんでくる。
「マスター……どうしましょう。マスターの、お、おちんちん……まだおっきいままですよ?」
「ん? ごめん、よく聞こえなかった」
「マ、マスターのぉ……おちんちんがぁ……あ、ぴくってしました」
顔を真っ赤にしたユゥユゥの顔に反応してしまった。
「ごめんごめん。……最後まで付き合ってくれる?」
「もちろんです。マスターがお望みになることはなんでも!」
「言ったね?」
「え、マ、マスター? なんでそんなに目がギラギラしているのですかぁ……?」
あわあわと慌てる仕草が、可愛らしくて仕方がなかった。
× × ×
翌日。
「マスター」
ユゥユゥがノックもなしに立香の自室に入ってくる。集中したいときは予め言うから、それ以外のときはノックなしで入っていいよと伝えていた。
「ユゥユゥ。いらっしゃい」
「えへへー」
ソファに座る立香の股座にぽすんと収まり、猫のようにころころと甘えてくる。気絶しそうなくらい可愛い。
「マスター、ちょっとおててをお借りしますね」
手首をつままれ、ユゥユゥの太ももに置かれる。どきりとして何か言うよりも先に、その手がミニスカートの中にすべり込む。内もも、鼠径部ときわどいにも程がある場所に触れ、ショーツに触れるかと思いきや……その感触がない。
「ユゥユゥ……まさか、穿いてない?」
「えへへ……このほうがマスターが喜ぶかなーと。……いかがですか?」
「最高です。押し倒していいでしょうか」
「なんなりとどうぞ……あんっ」
乳房と陰部に同時に触れると、ユゥユゥがおとがいを上げ、瑞々しい唇を震わせた。
「マスター、今日はお疲れではありませんか? マッサージはいかがです?」
「んー、今日は一方的に攻めたいかも」
「ド、ドSなマスターを拝見できるのですね……!」
「なんでそんなに目がキラキラしてるの……」
立香の愛撫に身をよじらせながら、ぱたぱたと両脚を揺らして楽しそうにはしゃぐユゥユゥにますます愛おしさが湧いた。
ユゥユゥのお話はもう何本か書いて、次回のコミケで出したいなーと考えています。
その他のヒロイン候補としては
①エレシュキガル
②刑部姫
③ニトクリス
辺りを考えています。ひとりひとり深堀りしてネタを考えていきたいなーと。
それでは、今回もお読みいただきありがとうございました(^^)!!