女将軍婦好(♀)と巫女軍師サク(♀)がヤっているだけです。
婦好戦記はいいぞ。
はじめて寝床をともにしてから、
何度目のことだったでしょうか。
わたしがすやすやと寝ていると、
隣で寝ていたはずの女性にいきなり抱き寄せられました。
「婦好、さま……?」
婦好さまはわたしの主人(あるじ)の名です。
幾夜かの添い寝を重ねておりましたが、
初めてのことにわたしは目をこすりながら聞きます。
「こんな夜中に、どうされましたか?」
「サク……すまない、身体が火照っていて鎮めて欲しいのだ。サクの、身体で」
耳元で囁く声は聞いたことのない色香が漂います。
闇夜に婦好さまは一糸纏わぬ姿で居たようでした。
主人(あるじ)は、わたしの夜着の帯と襟元を解きます。
返答する間もなく、唇を奪われました。
初めての口づけです。
「あ……っ、ふ……」
舌を絡ませる長い口づけに、ぴちゃぴちゃ、という音が闇に響きました。
それは意識が飛びそうなほど、気持ちがいいものです。
夢中で口づけるうちに、衣服がすべて剥ぎとられていました。
お互いの肌と肌が、触れ合います。
婦好さまは、ゆっくりと、わたしの首筋な肌を指で、舌で味わうように撫でます。
わたしの身体はびくん、と跳ねるように震えました。
「ひぁっ……ふ、こうさま。くすぐったいです」
「サク、可愛い」
冷たい空気に触れた胸の突起が、むずむずと、疼きます。
しかし、婦好さまはそこには触れてはくださいませんでした。
耳、首、手、腕、足。
味わうように舌を這わせております。
もっと、気持ちの良い場所があるのに……。
やり場のないもどかしさが全身に走ります。
こんな気持ちは初めてでした。
そんな状態だったので、わたしのほとんどふくらみのない乳房に婦好さまの手がたどり着いたときには、全身が悦びに溢れていたのです。
もっと、触ってほしい。弄ってほしい。その先端を。
しかし、婦好さまは疼いてもどかしい胸の飾りに触れることはありませんでした。
思わず、声を出します。
「婦好さま……。そこを、触って、ください……」
「そこ、とは?」
「胸の……こ、こを……」
わたしは主人の右手をとり、胸の先端に置きます。
「良いだろう」
婦好さまの指先が優しくふわりと触れただけでした。
身体がビクン、と跳ねます。
「ひ、あぁっ!」
焦らされ待たされたそこはかつてないほど敏感になっておりました。
主人はわたしの乳首を弄びます。
ふにふにと押し、くるんと指を走らせたあとに、つまみ上げる……。
「はぁっ、あんっ、ああっ、わたし、おかしいのです、ふ、こう、さま」
「可愛いな。思ったとおり、極上の感度だ」
ビクビクと震える先端を、婦好さまはぱくん、と咥えました。
ざらざらとした舌触りが、弱い部分を責め立てます。
「ひゃん! ひあっ、ああっ、あああ!」
乳首を舐めまわされて、頭が真っ白になりました。
まるで雷に打たれたように、びくびくと身体に快楽が走ったのです。
「ふふ。はじめての経験で、乳首だけで達するとは。サクは案外、淫乱なのだな」
美しい顔で、美しい形の乳房を目の前にして、そんなことを言われたら……。
わたしはとても恥ずかしく、すこし悔しくなりました。
「婦好さまの、せいです……」
顔は真っ赤だったと思います。
「わたしも、婦好さまの乳房に触れたいです」
「どうぞ」
婦好さまの裸身を見たくて、わたしは楼台に炎を灯しました。
炎は白く健康的な肌色と、豊かで美しい形の乳房、そして桃色の突起を彩ります。
思わずため息がでました。
「やはり、美しい……ですね。あなたは当世一の女性です……」
「褒めすぎだ」
婦好さまが先ほどわたしにそうしたように、焦らしながら乳房を丁寧に攻めてゆきます。
「気持ちいい、でしょうか?」
「……あ、ああ。いいぞ。サク。上手だ」
婦好さまの桃色の先端に触れたとき、同時にわたしの乳首も、きゅ、と摘まれました。
「ひゃん!」
「ははは。サクも触って欲しいだろう?」
「いじわるです。あ、ん……ん……」
お互いの乳首を抓り、擦り、咥える。舌で貪る……。
その度に快楽の波が押し寄せました。
「婦好さま……お体の火照りは、おさまりましたか?」
「サクが可愛いせいで、余計に火照ってしまったようだ」
「ん、ふぅんっ……」
口づけを交わすと、それが合図だったように、ずっともどかしくて、むずむずとしていた下半身に手が添えられました。
「サク……可愛い」
「そのようなところ、あっ……」
婦好の美しい指が、わたしの下半身の秘部に到達します。
「もう、こんなに濡れているのだな」
「濡れて……?」
そのとき、わたしはそれがどういうことか、理解しておりませんでした。
女性は生まれながらに、自分の身体のつくりはよくわからないものです。
特に、足の付け根については……。
ただ、下腹部が切ない。
この切なさを取り除くにはどうすればいいのかを、わたしは知りません。
「よく、見せて」
されるがままに、脚を開きました。
すると、足の間の未知なる部分を婦好さまは弄りだしました。
「あんっ!ああっ!」
触れられるたびに、もどかしい疼きが襲います。
「サク、よく覚えなさい。ここは女性の体で最も快楽を得やすい部分だ」
「ああっ!あっ!んんんんっ!ふぅぅっ……」
「こちらも、だ。指を挿れたことはあるか?深く侵入させて、奥の壁を押すと快楽が得られる」
「あっ、ああっ、変になってしまいます……そこ、気持ちいい、です……」
「自分の……はよく見えません……婦好さまのものを見せてくださいませんか?」
「良いだろう」
わたしは、生まれてはじめて、女性の陰部を見ました。
まるで牡丹の蕾。
どうすればいいかわからずに戸惑っていると、主人は手を取って誘導してくださいました。
「ここを優しく触って。ここに指が入るから」
「はい」
言われた場所に、愛撫を重ねます。
「気持ちいいですか、ふこうさま……」
婦好さまがわたしにしてくれたことと同じように、指を這わせます。
指の動きにあわせて、婦好さまの吐息が漏れました。
気持ち良くなっていただきたい。奉仕したい。
舌を出して花のような陰部をペロペロと舐めました。
「サク……すまない。我慢できそうにない」
婦好さまはそう言うなり、まるでふたつの蛇の頭のような木型を枕元から取り出しました。
「サクに、挿れても、いいか?」
「それはなんでしょうか」
「わたしとサクを繋ぐ道具だ。サクと、ひとつになりたい。だめだろうか」
そのように言われて、断れるわけはありませんでした。
「……だめでは、ないです……」
「悪いようにはしない」
優しい口づけが落ちました。
身体を委ねると、指が一本、二本と、ゆっくりと秘部に掻き分けて入ってきます。
「ああ、あんっ、あ……」
わたしの秘部を、三本目の指が時間をかけてほぐしました。
「そろそろ、か。いくぞ」
蛇のような木型がわたしの身体に侵入します。
「ひ、ぐっ……。い、痛いです。婦好さま」
みち、みち、とわたしのお腹の肉を掻き分ける感覚がありました。感じたことのない、鈍い痛み。
「すまない、サク」
ずん、と腰が重くなります。
「あっ、あっ……、あああっ!」
目の前がちかちかとして、何も考えられません。
「わたしの中にも迎えよう」
反対側の蛇の頭が、婦好さまのなかに入っていくのが見えました。
「ん……はぁ」
婦好さまは結合部分を固定したまま、腰を上下に振ります。
「サク……可愛い。これで、名実ともに、わたしのもの……だ」
ゆっくりだった運動は、徐々に速さと深さを増してゆきます。
「……あっ、あん、ああっ!んんん……!」
身体中が熱くなり、何も考えられません。
「はぁ……っ、ん」
ただ、ただ、主人の吐息と快楽に耐える美しい顔に、愛しくて、切なくて、胸が苦しくなりました。
どのくらいの時間が経ったでしょうか。
お互い裸身で、まるで獣のように、ただただ、お互いの快楽を求め合い、貪りました。
「あ、あん……っ。ふ、こう、さまぁっ! あっ、あああっ!」
朝。目覚めると裸身の美女がわたしを包み込むように抱きしめていました。
白い布地に、破瓜の鮮血が滴っております。
「サク。すまない。手を出すつもりはなかった。サクがあまりに可愛くて我慢ができなかった」
「謝らないでください。火照りは治ったでしょうか」
「ああ。サクのおかげだ」
「わたくしは、……嬉しいです」
わたしは婦好さまの胸元に潜り込みます。
「だって、目の前にこのように形のよい乳房があるのです」
「触るか?」
ふわん、とした乳房に顔を埋めます。
「最高の朝です」
ちょん、ちょん、と桃色の先端に指先で触れると、婦好さまは困ったように微笑みます。
わたしは上目遣いで主人を見上げました。
「大好きです、婦好さま」
ちゅ、と、柔らかな極上の唇を啄みます。
それが合図だったかのように、深く舌を絡ませます。
その口づけは、ひどく甘い蜜のようでした。
「また、身体が火照ってしまったようだ。サクのせいだ」
黒髪に口づけが落ちました。
「昨晩の続きをしようか」