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所変わってイベントエリア、
流石に座っているのも飽きてきた
カエデは1本道をてくてく歩いてたのだが。
正面から大所帯。その数何と50人である。
パーティーを組む者は何度か見かけたが、
50人は流石に見たことがなかった。
その殆どが魔法使いのようで
カエデを視認してすぐ杖を掲げ魔法を放ってくる。
その動きには淀みがなく慣れが感じられる。
「大魔法で、吹き飛ばす!」
魔力結晶が溜まりすぎて
黒の大盾が赤の大盾になってしまっているのだ。
カエデとしてはそろそろ消費したいところである。
もう魔力結晶はいらないため、
50人近い魔法使いから放たれる魔法を素で受け止める。
相手の魔法が尽きた時。
カエデは腰の短刀を引き抜ききる。
最大威力の攻撃は刀身全てを見せて行うのである。
刀身から紫色の魔方陣が展開され、紫の光が溢れる。
「【毒竜】!」
三本の首を持ち、全身劇毒で出来た毒竜が、
大盾の魔力結晶全てと引き換えに
前方三方向を毒の海に変えていく。
魔法使いの集団の他に巻き添えを食った人もおり、
近くのプレイヤーはひっそりと吹き飛んでいた。
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295名前:名無しの観戦者
化けもんすぎんだろ
296名前:名無しの観戦者
おかしい所
防御系スキルの発動無しの【VIT】値で
魔法全てをノーダメで受けきるアホみたいな威力の魔法
あいつのステどーなってんの?
297名前:名無しの観戦者
魔法を受けたのは鎧がなんか
やばいスキル持ちなんじゃないの?
298名前:名無しの観戦者
大規模スキルは殆どがエフェクト付きだから
多分鎧が光ってないところを見るに何も無いと思う
絶対じゃないが
299名前:名無しの観戦者
うん
俺も今のところ何も無い...と思う
300名前:名無しの観戦者
マジ何あの歩く要塞w
301名前:名無しの観戦者
マジで歩く要塞で草生える
302名前:『雷霆皇帝』のヤイチ
すいません!内の者が!
自重するように言い聞かせます!
303名前:名無しの観戦者
すまないがそのように言ってくれ!
内の者が?あんたまさか!
304名前:名無しの観戦者
あの歩く要塞!の彼氏か!
305名前:『雷霆皇帝』のヤイチ
はい!そうです!ではまたどこかで
306名前:名無しの観戦者
おいおいマジかよ!今!彼氏が居たよ
307名前:名無しの観戦者
みんなに連絡をしないと
彼氏の名前がわかった事を
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残り時間は1時間となっていた。
ドラぞうからの連絡が
残っているプレイヤーに緊張感を与えた。
そんな緊張状態の中。
ドラぞうからカエデにとっても
大事な話が鳴り響いた。
「ガオォー!現在の1位はペインさん2位はドレッドさん
3位はカエデさんです!
これから1時間上位3人を倒した際、
得点の三割が譲渡されます!
3人位置はマップに表示されています!
それでは最後まで頑張って下さい!ドラ!」
「どうにも簡単には終わらせてくれないようだ」
危機感は感じていない様子のペイン。
「うぇーめんどくせーマジで?」
露骨にだるそうなドレッド。
「やった!私3位だ!」
喜ぶカエデ。
三者三様の反応を各地で見せる中、
イベントはクライマックスへと向かっていく。
3人の元へ我先にとその首を狙う
プレイヤー達が走り出す。
「わらわらと森から出て来るプレイヤー達。
カエデは、そんな彼らの【AGI】には、
敵わないので、迎え撃つことにした!
「私も、そう簡単には、やられないよ!」
その時!カエデのうなじにナイフが振り下ろされる。
しかし、その攻撃はカエデの【VIT】を越える
攻撃ではなかった!
「は?な、何で!?」
「チッチッチッ!私に、その攻撃は通じないよ!」
確実に仕留めたと思っていた敵プレイヤーが
次の行動に移る前に、大盾に食われてしまった。
その後も、次々とプレイヤーが大盾の餌食に。
「次は、私の番だね!」
「【致死毒の息】」
カエデが半分程抜くと鞘から濃い紫の霧が溢れ出す。
「【パラライズシャウト】」
パタパタと倒れていくプレイヤー達が
致死毒から逃げられず、大盾にやられていった。
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「終了!結果、1位から3位の
順位変動はありませんでした。
これから表彰式に移ります!」
カエデの目の前が白く染まったかと思うと
そこは最初の広場に戻っていた。
1位から3位までが壇上に登るように言われて
ペイン!ドレッド!カエデ!が登壇する。
カエデは、注目を浴びるのになれてたかった。
「次は、カエデさん!一言どうぞ!」
カエデは、緊張を解すために
「えっと、その、ヤ、ヤ、ヤイチ!3位になったよ~
褒めて褒めて!」
「カエデ!イベントの感想を言うんだ!」
「あっ!そうか!一杯耐えれてよかったでしゅ」
「ガオォー!カエデさん!記念品をどうぞ!」
「ありがとうございましゅ!」
「・・・!」
「恥ずかしいので、帰っても言いでしゅか!」
カエデは、盛大に噛んでしまい、恥ずかしくて、
記念品を受け取ると、そそくさと、
ヤイチとユナとイズとミィとミザリーを連れて、
宿の1室に戻っていった。
その夜。掲示板はカエデ可愛すぎスレと
カエデ強すぎスレと
カエデには彼氏が居るスレで大いに盛り上がった。
「ヤイチ!3位になれたよ!」
「凄いな!カエデ!」
「私は、4位だったよ!」チュッ
「ミィも、凄いな!」
「私は、ギリギリ、10位になれた!」
「ミザリーは、回りが前衛プレイヤーの中、
1人、回復系の中で、1位だから、たいしたものだ!」
「現実でも、お祝いをしたいけど、
ミィ!ミザリー!イズ!は、逢うことが出来そう?」
「私とミザリーは、住んでいる地域が
違うだけだから、予定を入れられるけど!」
「イズは、逢えるか?」
「今、住んでいるところは、多分、
夜一ちゃん達が住んでいる地域の近くだと思う!」
「わかった!平日は学校に行ってるから、
土曜日!駅前広場の大きな木の下で!」
「楽しみに待ってるから!」