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ヤイチたちは、草原のど真ん中に転移させられた。
ここは、見渡しの良い草原では、他のプレイヤーに、狙われるのは、必然である。
空には浮遊する島々、遠くの方には山岳地帯が見え、澄み渡る大空を竜が優雅に飛ぶ姿が見える。
運営が用意したフィールドは、自然豊かな、モンスターさんたちの理想郷であった。
「おおー!綺麗だね!ヤイチ」
「そうだな!現実では、なかなか観られないな!」
「ヤイチ!ヤイチ!遠くの方に見える山々だけど、頂上付近は雪が積もっているみたい。」
「じゃあ、最初の目的地は雪山を目指そうか、カエデ!ユナ!」
「私、現実で雪山は危険だから、ゲームの中なら、危なくないから、行って見よー。」
「私も賛成、雪山楽しみだね!ヤイチ!カエデ!」
ヤイチとカエデとユナは、景色を楽しみながら、雪山へと歩いていると、草むらを掻き分けて、5匹のゴブリンが襲いかかってきた。
「カエデ!ゴブリン相手に、【悪食】を使うなよ!1日10回しか使えないから、【白雪】を使え。」
カエデは、案の定戸惑っていた。モンスターさんの攻撃に慣れてきたとはいえ、
「わかったよ!ヤイチ!【白雪】をしておくね。」
「俺が、3匹迎え撃つ!ユナ!後の2匹を頼む!」
俺は、スキル『超神速・雷』を使いこなして、3匹のゴブリンに気づかれない速さで、切り刻まれていく。
ユナは、2匹のゴブリンが相手なので、2頭の熊向かわせていた。
「いっくよー!『黒熊召喚Ⅹ』『白熊召喚Ⅹ』」
ユナが召喚した、黒熊と白熊の攻撃で黒熊・白熊と対峙していた、2匹のゴブリンは、呆気なく、倒されていた。
「ヤイチ!ゴブリンさんは弱いのかな?」
「まぁ、転移して、すぐに、強いモンスターは!」
現れないだろうな!」
「弱いモンスターだと、メダルは落とさないね。」
ヤイチとカエデとユナは、雪山へと歩きながら、襲いかかってくる、ゴブリンさんを倒していると。
カエデが急に消えてしまった。
「カエデ!どこに行った?『双鈴龍鳴【気配感知】』」
「ユナ!その場所から前方に3歩の所の下に、カエデの気配を捕えた!」
「わかったわ!行ってみるね」
ヤイチに言われた通りの所に行くと、地面に空間の歪みがあり、地下へと延びる階段があったのである。
「ヤイチ!カエデが地下でゴブリンに迫られてる!」
「ユナ!助けに行くぞ!」
ヤイチとユナは、空間の歪みに飛び込んだ!
「カエデ!大丈夫か?ユナ!ゴブリンを一掃するぞ!」
「わかったわ!ヤイチ!」
ヤイチは、ゴブリンを切り刻み、
ユナは、ゴブリンを殴り倒していく。
「カエデ!ユナ!地下迷路を進んでいこう」
「わかったよ!ヤイチ!」
「わかったわ!ヤイチ!」
目的が決まったので、迷路を右に左に進んでいき、襲ってくるモンスターを倒しながら、大きな扉の前までたどり着いた!
「多分、ボスの部屋だよね?ヤイチ!」
「確実にそうだな!」
「私は、【闇夜の写:悪食】に換えとくね」
「頼む!カエデ!」
目の前の、大きな扉を開けると、部屋の奥にある、玉座には、ゴブリンロードが鎮座し、その周りに、ゴブリンジェネラルが2体、残るは、ゴブリンチャンピオンが5体と、ゴブリン30体。
「ゴブリンロードは、俺が相手をする!
カエデは、ゴブリン30体を相手してくれ!」
「わかったよ!ヤイチ!」
「ユナは、残りの、ゴブリンジェネラル2体と、ゴブリンチャンピオン5体を相手してくれ!」
「わかったわ!ヤイチ!」
「それじゃあ、行くぞ!」
ヤイチが、相手にしている。ゴブリンロードは、攻撃力と防御力が凄すぎるので、スキルを駆使して、戦っている。
カエデとユナを見てみると、カエデは、【闇夜の写:悪食】と【新月:毒竜】を使って、ゴブリン30体と戦っていた。ユナはと言うと、ゴブリンジェネラル2体に、『黒熊』『白熊』を向かわせ、ゴブリンチャンピオン5体に、『炎ノ熊Ⅹ』『氷ノ熊Ⅹ』『雷ノ熊Ⅹ』『風ノ熊Ⅹ』『水ノ熊Ⅹ』を向け、5体の属性熊を操っていた。
30分戦いは続いた。
~~~30分後~~~
「やっと倒せたな!カエデとユナ!」
「ヤイチ!【悪食】を使うのを、最小限に抑えて、あと、7回残ったけど、温存しないとね。大盾を【白雪】に換えてっと」
「ヤイチ!転移して、初めてのダンジョンで、【MP】消費が激しかったから、30分休憩したら、全回復するんだけど?」
「あぁ!カエデとユナ!休憩していてくれ!俺は、宝箱を確認してくる」
ヤイチは一際大きな宝箱を確認していた!
銀のメダルが【6枚】か!
じゃあ!1人【2枚】ずつだな。
「カエデ!ユナ!銀のメダルを1人【2枚】ずつな!」
カエデは、喜んでいた。
「やったね。あと、1人【8枚】だね。」
「ヤイチ!カエデ!あと少しで、全回復だからね。」
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「ヤイチ!カエデ!全回復したよ。」
「じゃあ、雪山へ出発。」
「「お~~~。」
ヤイチとカエデとユナは、ボスを倒した時の話をしながら、1時間程歩いた。
~~~1時間後~~~
雪山の麓の森林地帯にたどり着いた。
「ヤイチ!この森林を抜けたら、雪山なんだね!」
「そうだな。」
「ヤ、ヤ、ヤイチ!お化けは、ダメなんだ。」
「ユナ!心配しなくても、俺が居てるから大丈夫!行くよ!」
森林に入って30分後。
~~~30分後~~~
目の前に貴族の御屋敷が現れた!
「ヤ、ヤイチ!目の前の御屋敷は、大丈夫なの?」
「森の中よりは、御屋敷の中の方が安全だよ!」
「わかったよ!」
ヤイチたちは、中に入ると森の中より
御屋敷の中は、綺麗なものだった。
「ヤイチが言うように、御屋敷の中は、安全だね」
御屋敷の応接室で、寛いでいると、叫び声が、どこからか聞こえてくる。
そんな中、カエデはソファーで寝ていた。
「ヤイチ!何か聞こえたね?」
「この、叫び声は、どこか、篭ってるね。御屋敷に地下でもあるのかもな」
「カエデ、起きて!女の子が叫んでいるの!助けに行かない!」
「ヤイチ、ユナ、助けに行こう!」
御屋敷の階段の影に隠れて地下への扉があった!
「この扉から聞こえてくるね!ヤイチ」
「早く助けてあげないとな!」
「ユナ!怖くないか?」
「助けを求めているのにビビっていられないよ!」
地下への扉を開けて、階段を降りていくと、直線の廊下が1本だけあり、その先の部屋から、叫び声が聞こえるので、その部屋の扉を開けた。
中に入っていくと、椅子に縛られた女の子がいた。
「なんて惨いことを、早く助けないとな!」
ヤイチが近付いて、女の子の体を見てみたら、あちらこちらが、傷だらけだった!
「ユナ!女の子に、治癒魔法をかけてくれ!」
「わかったわ!ヤイチ!」
ユナが治癒魔法をかけて、女の子を治し終わると、女の子が、この御屋敷に取り付いている魔物を退治して欲しいと、御願いをしてきた!
「ヤイチ!女の子が困っているから、助けてもいい?」
「ユナ!俺に聞かなくても、女の子が困っていたら、助けるのが、夜桜お母さんの教育方針だからな!あと、女の子は、困っている顔より、笑顔の方が、断然良いからな!」
「カエデ!お化け退治をしに行くぞ!」
助けた女の子が言うには、この御屋敷に、女の子が取り付いているらしい。名前は、メアリーか。
「メアリーの宝物を探さないといけないな!」
「それを、見つけたら、取り付くのを止めてくれるんだね!ヤイチ」
「まず始めに探す場所は、メアリーの部屋だな!」
1階は、応接室に、調理場、食堂、御風呂場、メイドさんの部屋が5部屋、メイド長の部屋が1部屋、御手洗い1つ、がある。
2階は、大きな書斎が3部屋、御手洗いが1つ、ある。
3階は、主人夫妻の大きな部屋があり、男の子の部屋が3部屋、御手洗いが1つあるが、女の子の部屋が見つからない!
ユナがヤイチに思ったことを聞いてみた。
「メアリーの部屋だけ、無いなんて、あり得ない!これって、もしかして、ヤイチ!」
「これは、女の子が初めから、望まれてなかったな!」
「隠し部屋があるのかな!ヤイチ!」
「カエデ!貴族の家には、よくある話だからな!隠し部屋があるとしたら、誰にも見つからない、屋根裏しかないな!」
ヤイチたちは、隠し部屋を見つけたので、中に入ると、そこに居たのは、地下にいた女の子だった!
「もしかして、君がメアリーだったのか?」
「そうだよ、お兄ちゃん!私の部屋を見つけてくれて、とても嬉しいの!ありがとう」
「この【ロケット〈メアリー〉】が、私の宝物なんだ!お兄ちゃん受け取ってくれる?」
「これを、装備してたら、私がヤイチお兄ちゃんと共に、戦うことが、出来るようになるの!」
「俺が、肌身離さず、装備しているから、一緒に戦おう!」
「カエデお姉ちゃんには、この【命の指輪〈HP+100〉】を装備すると、【HP】が上がるの」
「私、この指輪を、大事にするよ!」
「私の傷を治してくれた、ユナお姉ちゃんには、光魔法と対の闇魔法の、2属性を貰って欲しいの!」
「ありがとう。メアリー!これで、『光ノ熊』と『闇ノ熊』を覚えることが出来る」
「3人のお役に立てて良かったよ!」
「ヤイチお兄ちゃん!騙すようなことをしてごめんね。優しいお兄ちゃんお姉ちゃんなのは、地下で助けてくれたときにわかっていたけど、隠し部屋まで、来てくれるとは思わなかったの!」
「俺はな、メアリー!困っている女の子を、見て見ぬふりは、しないんだ!だから、助けることを躊躇わない!」
「ありがとう!ヨイチお兄ちゃん!私も、ヤイチお兄ちゃんを助けるからね!」
「ヤイチお兄ちゃん!この大きな宝箱も受け取って!」
「ありがとう、メアリー!」
「メアリーは、【ロケット:メアリー】のスキルだけど、言っておくな!俺たちは、雪山の頂上を目指しているからな」
「うん、わかったよ、ヤイチお兄ちゃん!」
ヤイチが大きな宝箱を確認すると、銀のメダルが【6枚】入っていた!
このメダルも、1人【2枚】ずつだな!
「カエデ、ユナ、今回も、銀のメダルが【6枚】入っていたから、1人【2枚】ずつだな!」
「今、1人【4枚】持っているんだね!」
ユナが
「順調だね、ヤイチ!」
「私は、外が暗くなってるから、出たくない!」
「仕方ないか!メアリー、泊まってもいいか?」
「いいよ!ヤイチお兄ちゃん!」
「じゃあ、私も一緒に寝てもいい?」
「メアリー!今まで寂しかっただろ?俺と一緒に寝ような!」
「ありがとう!ヤイチお兄ちゃん、お休み!」
「メアリー、お休み!」
「カエデ、ユナ、お休み!」
「「お休み、ヤイチ!」」