運営を5人とも、キャラクターにしているので。
1人目は、龍三《ドラぞう》!
2人目は、虎郎《コろう》!
3人目は、狼四《ロウし》!
4人目は、獅次《シじ》!
5人目は、蝶娘《チョウこ》!
です。
~~~運営~~~
加速したゲーム内、プレイヤーが
立ち入ることのできない電脳空間。
そこではゲームを運営する者達がイベントを
管理していた。
そんなとき、唐突にドラぞうが叫び声が上がる。
「ああぁあぁあああ!!【氷雪鳥】がやられた!」
その声に電脳空間にいた全員が反応する。
チョウこが、
「なんて?【氷雪鳥】?あれはプレイヤーが
倒せるような設定じゃ無いじゃないの?」
その声に、ロウしが、
「ああ!殺傷能力の高いスキルを詰め込んだし、
【HP】を高く、【MP】を高く、
【ステータス】を高く。俺達の悪意の塊だ」
コろうが続き、
「誰だ?誰にやられた?」
ドラぞうが、
「今映像を出す......」
ドラぞうがいじると映像が浮かび上がる。
白く輝く翼の氷雪鳥。
相対するは黄の紋付き袴の男と、黒の鎧の少女と、
白く綺麗なドレスの少女の3人組である。
シじが反応した!
「カエデ!?マジか!?おいおい、
流石に【氷雪鳥】は無理なはずだろ!?」
コろうが?
「機動力が足りない筈だ!【大地竜】
相手なら分かるが......」
ありえない、ありえないという言葉が
飛び交う中で戦闘が始まった。
コろうが!
「礫は......まぁそうだろうな」
チョウこが!
「相変わらず尋常じゃない防御力だね」
電脳空間の中の全員が、イベントを管理しつつも
その映像をチラチラと見る。
しばらくして問題のシーンが流れる。
ドラぞうが、
「こいつが問題だ!この黄の侍と純白ドレスの少女が
カエデの機動力になっている!」
映像には【カバームーブ】を使い、
侍男とドレス少女とを高速移動する
カエデが映っている。
それは流石に想定外だったようだ。
全員で食い入るように映像を見る。
ドラぞうが答える!
「【黄の侍】そいつは【ヤイチ】、
【AGI】は100も要ってないが、
スキルの重ね掛けができ、『雷霆皇帝』の
称号を持っている。」
「【純白ドレス】その娘は【ユナ】、
この娘も【AGI】は低いが、
【身体強化】のスキル持ちで、
カエデは、この素早い2人の間を、
【カバームーブⅤ】で高速移動しているからな!」
シじが、
「カエデに続き、2人とも異常じゃないか?」
ロウしが、
「何なんだ!この3人組は!」
そう言って苦笑いを溢す。
コろうが声を荒らげる!
「おいおい、これはどういうことだ!
【ヤイチ】と【ユナ】が攻撃をスレスレで、
何気ないように、交わしていくぞ!」
チョウこが、
「この2人って、予知系スキルは
持ってないんだよね!?」
ドラぞうが答える!
「いや!3人とも、装備は【ユニーク シリーズ】で、
【ヤイチ】は、『雷霆皇帝』の称号と共に、
スキル『双鈴龍鳴【気配感知】』を持っていて、
【ユナ】の装備にも、
スキル【気配感知】があるからな!」
チョウこが疑問を投げ掛けてくる!
「この3人、1人1人が、単独初戦闘で、
第1層のダンジョンを、攻略したってことなの?」
ロウしが、
「とんでもない、3人組が現れたな!
これは、映像を見ている時間はないぞ!
第2回イベントで手に入るスキルを
もう一度、確認した方が良さそうだぞ!」
そこで、全員が映像から目を離すときに、
1人の男が叫んだ!
シじが汗を拭っていた。
「やべぇ!【幻獣の卵】が持ってかれるってことか!?」
コろうが
「中身はどうなる!?」
シじが、
「鳥と亀と熊だ。」
チョウこが、
「なんて事なの!亀はまだしも、鳥と熊が......」
ロウしが、
「龍は?」
ドラぞうが、
「【暴蒼龍】の所だ。あいつらは彼処《あそこ》からしか
出ない様にしてある......まぁ、
あれは大丈夫だろ......」
コろうが、
「ギミックなしではさすがに無理だろうしな......」
シじが、
「......もう、あいつらがラスボスで
いいかもしれん......」
ロウしが、
「ああ......かもな」
その声には疲れが色濃く出ていた。
この出来事を
ヤイチとカエデとユナが知ることはないのだった。
~~~廃墟~~~
ヤイチとカエデとユナは、これからの事について、
【ステータス】を確認していた。
ヤイチが2人に話しかけた。
「カエデ、ユナ!もうすぐで、3日目に入るぞ。」
「わかったよ!ヤイチ!」
「わかったわ!ヤイチ!」
日付が代わるのを3人ともがそわそわと待っていた。
~~~3日目~~~
日付が代わると同時に廃墟から3人組が
竹林へと足を踏み入れていた。
竹林の奥へ行くと、3本の竹が輝いていた!
「割ってみようか、ヤイチ!」
「私も、割ってみたい、ヤイチ!」
「わかった、丁度3人分あるしな!」
3本とも割ってみたら、銀のメダルが1枚づつ
中に入っていた。
「これで、1人【6枚】だな。」
「そうだね、ヤイチ!」
「順調だね、ヤイチ!」
カエデは、氷雪鳥の所で見つけた卵の事を思い出す。
「ヤイチ、ユナ!この竹林の奥で、卵を温めてみない?」
「そうだな。温めてみよう。」
「卵から、どんな、テイムモンスターが
生まれてくるかな?楽しみっ!」
3人とも、2時間近く温めてから、
インベントリにしまう。
温め終わったときに、周りの茂みがガサガサと
音を立て始め、長い角の生えた兎さん達が
次々に飛び出してきた。
「月の兎さんかな?」
「かぐや姫を迎えに来たのかな?」
「竹林だから、どっちもあり得るな!」
カエデは、【闇夜ノ写:悪食】は勿体ないので、
真っ白い【白雪】を構えていた。
ヤイチ達にとって、【氷雪鳥】を倒した、
3人には、月の兎さんたちは、物足りなかった。
飛び出してきた月の兎さんは、
次々と光になって、消えていった。
倒したあと、ヤイチが『双鈴龍鳴【気配感知】』を
使って、調べていると、
ヤイチたちを狙っているプレイヤーの気配と、
ヤイチたちが進む先に、渓谷で休憩している
パーティーがいた!
「(カエデ!後ろからついてきている
プレイヤーをさくっと倒したいから、
いつものを頼む)」
「(わかったよ!【パラライズシャウト】)」
静かな森にキィンと澄んだ納刀音が響いていく。
背後の茂みを覗き込むと、
6人のプレイヤーが動けずにいた。
「御愁傷様!」止めを、
ヤイチが一瞬にして6人のプレイヤーが
光となって、消えていった。
銀のメダルを落とさなかった。
「さて!渓谷で休憩しているプレイヤーも、
倒しておこう。先に行ってるから、
ゆっくり来てくれ!」
スキル『超神速・雷』を使い、渓谷に居てる、
プレイヤー6人が光となって消えていった。
メダルを落とさずに!
カエデ、ユナ、来たか!
上流へ行くか?下流へ行くか?
どうする!
カエデが、下流へ行きたいって言うので、
川沿いを歩いていると、
霧が濃くなっていき、そのまま歩いていると。
霧の排出先に、大きな壺を見つけ、中を覗き込むと、
3人は、その壺へと、吸い込まれていった。
ヤイチが辿り着いた先にも、霧が立ち込めていたが、
次第に、霧が晴れていくと、
そこに現れたのは、気配からして、
カエデの模写みたいだった。
模写のカエデが、始めに動いた。
短刀を抜き放ち、毒竜が襲いかかってきた。
それを、『超神速・雷』を使い、一瞬にして、
模写カエデの後ろを取り、
半分くらいダメージエフェクトが飛び散ったが、
そこへ、【闇夜ノ写:悪食】を振り抜かれたが、
ヤイチは、居なくて、空を切っただけだった。
空振りをして体制を崩した所へ止めを指し、
模写カエデが霧となって、散っていった。
後に残ったのは、小さな宝箱があり、
中には、1枚だけ、銀のメダルが入っていた。
気が付くと大きな壺の横で瞑想していた。
カエデが辿り着いた先に、現れたのは、
ユナの模写だった。
模写ユナが【身体強化】を使い、『炎ノ熊Ⅹ』
『氷ノ熊Ⅹ』『雷ノ熊Ⅹ』『風ノ熊Ⅹ』『水ノ熊Ⅹ』が
模写ユナと共に、襲いかかってきた。それを、
【新月:毒竜】を抜き放ち、模写ユナ達に、
毒竜が反対に襲いかかり、毒を喰らった模写ユナへ、
止めを指すために、【パラライズシャウト】をしてから、
動けなくなったところへ、毒竜を叩き込んだ。
模写ユナが霧となって、散っていった。
後に残ったのは、小さな宝箱があり、
中には、1枚だけ、銀のメダルが入っていた。
気が付くと大きな壺の横で瞑想をしていた。
ユナが辿り着いた先に、現れたのは、
ヤイチの模写だった。
模写ヨイチが『超神速・雷』で一瞬にして、
目の前に現れたが、ユナも【身体強化】をしているので、
簡単によけて、『連撃Ⅹ』を使い、
殴り続けて、半分ほど、ダメージエフェクトを散らし、
残りを、『炎刃拳Ⅹ』『氷刃拳Ⅹ』『雷刃拳Ⅹ』
『風刃拳Ⅹ』『水刃拳Ⅹ』『閃光拳Ⅹ』『闇黒拳Ⅹ』
『獣刃拳Ⅹ』『鋼刃拳Ⅹ』を繰り出して、
残りの半分に止めを指し、
ダメージエフェクトを散らしていき、
模写ヤイチが霧となって、散っていった。
後に残ったのは、小さな宝箱があり、
中には、1枚だけ、銀のメダルが入っていた。
気が付くと大きな壺の横で瞑想をしていた。
「これで、1人【7枚】だな!
あとは、途中で見つけた、洞窟で、
卵の孵化をしようか。」
~~~洞窟内~~~
ヤイチとカエデとユナが、
一所懸命に、卵を温めていると、
ピキピキっと、ヒビが入り始め、
大きく卵が震え、中から、テイムモンスターが
可愛らしく床に降り立った。
カエデの卵からは、亀のモンスターが現れた!
卵のからが、緑の指輪に変わっていった。
ヤイチの卵からは、雷凰のモンスターが現れ、
卵のからが、黄の指輪に変わっていった。
ユナの卵からは、熊のモンスターが現れた!
卵のからが、茶の指輪に変わっていった。
3人は、現れた指輪を手に取ってみると、
「アイテム名は.....【絆の架け橋】。を
装飾品として、左手の薬指に、
3人ともはめてから、亀と雷凰と熊に、
名前がないのに気付いた。」
「カエデが名前に悩みながら、......もみじかな?
もみじとつけられた亀が喜んでいた。」
「ヤイチの卵から現れた雷凰に名前を考え、
悩みに悩んで、雷凰にエルレールと名付け、
雷凰が喜んでヤイチの肩に止まっている。」
「ユナが名前に悩みながら、凶暴感を無くすため、
可愛らしい名前、ゆるきゅうと名付けられ、
凶暴感が無くなり、喜んで熊さんがユナに飛びついた。」
カエデの
テイムモンスター・もみじと【ステータス】は、
『樹亀』《キキ》もみじ Lv1
【HP 250】
【MP 30】
【STR 30】
【VIT150】
【AGI 15】
【DEX 10】
【INT 20】
スキル
【喰らいつき】
『雷凰』《ライオウ》エルレール Lv1
【HP 100】
【MP 100】
【STR 50】
【VIT 50】
【AGI250】
【DEX100】
【INT 50】
スキル
【神雷】
『優熊』《ユウユウ》ゆるきゅう Lv1
【HP 150】
【MP 50】
【STR 250】
【VIT 100】
【AGI 50】
【DEX 50】
【INT 150】
スキル
【風爪】
3日目は、テイムモンスターのレベル上げをするため、
銀のメダル集めは、4日目に回した。