第3回イベントで手に入れるスキル名は、
ライトノベルと違います。
赤い牛追いを辞めて横道にそれ手に入れるスキル、
スキル『地獄の使者』
【邪悪なる者】【滅ぼす者】【黒魔神】
運営側
1人目、龍三《ドラぞう》
2人目、虎郎《コろう》
3人目、狼四《ロウし》
4人目、獅次《シじ》
5人目、蝶娘《チョウこ》
~~~夜一の教室~~~
夜一が、彼女たちとおしゃべりをしていると
教室の扉を開いて雷切が入ってくる。
「お兄様。お聞きしたいのですが、宜しいですか?」
「初等部で何かあったのか?雷切」
「何かあったかではありません!こちらの......あれ?」
雷切が促した場所には誰もいてなかった。
雷切が周りを見渡して、
「こちらの、こころさんがお兄様に会いたいというので
連れてきました。僕はこれで失礼します」
雷切は、こころを置いて初等部に帰っていった。
「あの....弟がすみません」
「いえ。わたくしが夜一お兄様に御礼がしたいと言うと
高等部まで連れてきてくれたのです」
「それで、俺に御礼がしたいというのは?」
「はい♪夜一様♪」
~~~噴水広場前~~~
こころが御礼がしたいというので、オンラインゲーム・VRMMO《NewWorld Online》を一緒に大型電器店に買いに行ってから、僕は先にログインして、いつもの噴水広場前で待っている。
~~~VRMMOの初期設定~~~
「夜一様たちは、本名だと言っていたので、わたくしも、アバターの名前をココロにしてっと」
次は、初期装備と空中にパネルが浮かんでいる!
「剣......細剣.,....双剣....大剣....短剣&大盾....槍.....短弓.....弓.....長弓.....双拳....わたくしには近接での戦いは荷が思いので......:弓しかありません」
わたくしが初期装備の選択が終わると、次にステータス画面へと移行していく。
振り分けるポイントは、100。
振り分けが終わると、第1層に移動。
~~~噴水広場前~~~
わたくしは、ヤイチたちが使っていた宿の1室でステータス確認をすることにした。
ココロ Lv 1
【HP 40】
【MP 10】
【STR 10〈+20〉】
【VIT 0】
【AGI 10】
【DEX 40】
【INT 40】
装備
頭【空欄】
体【空欄】
手【初心者の弓〈+20〉】
足【空欄】
装飾品
【空欄】
【空欄】
【空欄】
2週間の時間が過ぎていった。
~~~第3回イベント・第2層・ギルドホーム~~~
第3回イベントが始まる3時間前にみんなには、
第2層のギルドホームに来てもらっている。
ここ2週間の報告をしてもらう為である。
Lv 50にミィとミザリーとクロとシャオとトウカと
ショウとユウキ。
Lv 40に僕とカエデとユナとイズとカスミとミオ。
Lv 30にマイとユイ。
Lv 20にコオとヨアケとアイカとライカにヒヨリと
ココロとミスミスにシスベル、レミアさんがなっていた。
自分を入れて24人が俺たちのギルドメンバー。
~~~第3回イベント~~~
ギルドホームを出て、第3回イベントが始まり数時間。
「イベントが始まったね!」
カエデがワクワクした様子でヤイチに話しかける。
「まだ始まって5時間だけど凄いな?トップはもう5桁。
こっちは、数で押していけばトップに食い込めるから、
カエデも自分の欲しいスキルがもらえるまで、集めたら
後は、自由にしてたらいいよ♪」
「ありがとうヤイチ♪」
「俺たちのメンバーは自分も入れて24人いてるから、
上位に食い込めるから♪」
俺は、先に行く♪
カエデたちは、ヤイチを見送ってから、出ていこうと
したがイズさんに呼び止められた。
イズさんはカエデとユナ、ミィにミザリー、自分にクロと
女性メンバー全員にこの前手に入れた羊毛の装備を渡す。
「羊毛で作った装備よ。この前の羊毛狩りで大量の羊毛が
手に入ったから、女性全員分の羊毛装備を作ったの。
羊毛の量によって今回のアイテムのドロップ数が上がる
らしいのよ♪」
羊毛装備を着たメンバーがカエデに続いてギルドホームを
散り散りに出ていった。
カエデは樹亀もみじに乗って移動しながら様々な報酬に
必要な個数について青いパネルで見ていた。
対象のモンスターの見た目も表示されていて、それは赤色
の牛だった。
「私の移動速度だとこのイベントと相性が悪いなぁ....」
『樹亀』もみじに乗ってもヤイチやユナには遠く及ばない。
カエデは欲しい個人報酬がある個数を目標にイベントを
楽しむことにする。
「あのスキルまでは個数を稼がないとね」
カエデはとあるスキルに目をつけた後でパネルを閉じて
下を確認する。そこにはちょうど赤い牛が見えた。
「【毒竜】!」
カエデは『樹亀』もみじの端から毒竜を放つと、
地面に降りてアイテムを回収する。モンスターの
索敵範囲外からの攻撃のため逃げられる心配はなかった。
カエデの攻撃には当てることができれば問題なく倒せる。
「そういえば.....レベル40になっていたけど私が覚える
為には絶対防御が邪魔をして大盾スキルが手に入りにくい
から難しいね?どうしたものか?このイベントが終わったら
ヨイチに聞いてみようかな♪装備にもう1つスキルを付ける
事ができるようになったからね♪」
この辺りには、赤い牛が見当たらないので、他はプレイヤー
が行かないところで『樹亀』もみじに乗って移動
する事30分。しかし、赤い牛は中々見当たらないので、
「牛探しは後にして『樹亀』もみじと散歩もいいかも....
最近はクエストばかりでのんびりしてなかったし」
カエデは少しだけ考えてから、今日は牛探しは程々にして
『樹亀』もみじと空中散歩をしょうも結論を出した。
~~~電脳空間~~~
その頃運営陣はイベントに不具合が出ないか確認しつつ、
あることについて話していた。
「カエデは定期的に何か理解の範疇を越えることをする為
注目度が高いプレイヤーだ」と、
ドラぞうが仲間の4人に問いかける。それにロウしが、
「ああ、そうだな」
運営はカエデの弱体化を考えていたが、その周りにも、
異常なプレイヤーが集まっていることにも、触れる。
「カエデもそうだが、あの雷の羽織を羽織ったヨイチや
ドレスで戦闘を立ち回るユナもどうするか?」と、
シじが唸り、チョウこが、
「立ち回りがいいのは、司令塔の役割をしている、あの、
ヤイチ、いや、今や、『雷霆』と言った方がいいね」
「しかし....もういいかな....と」
ドラぞうが振り返り、
「理由は?」
「カエデにユナ、そこに『雷霆』ヤイチがこのゲームの
看板プレイヤー的扱いをあちこちで話が上がってくる」
そのため、運営は『雷霆』ヤイチ、カエデ、ユナの3人を
あのままにしておくことにした。
「3層はカエデの『樹亀』、雷霆の『雷凰』、
ミオの『蒼龍』、この3つのテイムモンスターは、
飛行能力を殺さずにイベントを壊さないように調整した」
「これからは手を出さない感じか?」と、
ロウしが言うと、チョウこが、
「ああ、見守ろうよ。ほら.....無理に弱体化を考えると
あのギルドメンバー全員を弄らないといけないしね?」
「それもそうだが?」
シじは唸り続けた結果、
「【絶対防御】の入手は調整する。カエデみたいなのが
溢れかえることはない」
~~~第3回イベント~~~
カエデはしばらくの間空中散歩を楽しんでいたが、そこで
急にメッセージの通知音が鳴った。
「ん....?誰だろう?」
カエデが差出人を確認すると、全部で3つのメッセージが
届いていた。それぞれ、ヤイチ、ユナ、ミィからの
メッセージである。
どのメッセージも今回のところはイベントに力を注ごうと
いった内容だった。
「見つけ次第倒しているんだけど.....速度が足りないね」
カエデは3人に頑張りますと返信して空を飛んでいく。
「平原以外にもいるらしいし、あっちに見える山の方に
行ってみようかな」
カエデは遠くに見える山の方に向かって進んでいった。
~~~第3回イベント・ヤイチ側~~~
ヤイチは『雷凰』エルレールに乗って、空を飛び回って、
雷を落として、次々と赤い牛を倒していき、アイテムを
回収して個人報酬にまで届いているが、ギルド報酬には
ほど遠いと思い、また、空を飛んでいく。
~~~第3回イベント・ギルドメンバー~~~
ユナは『優熊』ゆるきゅうに跨がって走りながら赤い牛を
倒していき、アイテムを回収して個人報酬にまで届いた。
後は、ギルド報酬の為に赤い牛を狩りまくる。
ミオは『蒼龍』ヴァンに跨がって、空を舞い水魔法で
赤い牛の逃げ道を塞ぎ陸で津波が赤い牛を押し潰した。
アイテムを回収して個人報酬にまで届き、次に狙うは、
ギルド報酬の赤い牛を狩りまくる。
ミィとミザリーの1組で赤い牛を倒していき、個人報酬に
届き、後は、ギルド報酬の為に赤い牛を狩っていく。
イズとクロの1組でクロが赤い牛の行く手を塞ぎ、イズの
ギルドのお金を使った爆弾で潰していき、個人報酬に届き
ギルドのお金を使った分、ギルド報酬の為に赤い牛を次々
狩りまくっていく。
シャオ、トウカ、ショウ、ユウキの4人組で次々と罠に
嵌めていき、シャオとトウカとユウキが止めをさして、
個人報酬にまで届き、次に、ギルド報酬の為に赤い牛を
狩りまくる。
Lv20のコオ、ヨアケにアイカ、ライカにヒヨリ、
ココロ、ミスミスにシスベル、レミアの9人は、赤い牛を
誘導していき、倒していく。この戦法でギリギリ個人報酬
には届いた。
~~~第3回イベント・カエデ側~~~
カエデは遠くに見えていた岩山にたどり着いたので、
『樹亀』もみじを指輪に戻して1人山を登りつつ牛を狩り
アイテムを回収して、登り、狩り、アイテム回収、しつつ
マイペースにアイテムを回収していると、カエデは足元の
岩がぐらついて、
「あっ!」と、
そのままカエデがバランスを崩して、近くにある木を掴む
しかし、それも長くは持たなくて斜面を転がり落ちる。
「うあ、と、止まってえええっ!」
しばらく急斜面を転がったカエデは、大きな岩にぶつかる
「うぅ、目が回る...【VIT】に振っててよかった.....
気をつかないと」
【VIT】に極振りしていなければ今頃は町に強制送還。
しかし転がっている内に【悪食】を使いきっていた。と、
カエデが気づいたときには大樹にぶつかって止まった。
自分の周りを見てみると、大きなクレーターが。いや、
【悪食】最後の犠牲者になってくれて助かり、
「ご、ごめんなさい!」と、
カエデが大樹に何度も謝っていると、大樹の陰に何か?を
見つけたので覗き込むとそこで、1つの新しい歯車が、
「アイテム名....【変わりゆく夢】?」を、手に入れた。
カエデは、大樹に何度も謝罪をしたので、この森を出て、
ログアウトすることに。
その頃、イズと回っていたクロが、急に足を止めた。
「どうしたの、クロ?」
「いや、今.....ただならぬ嫌な感じがしたんだよね?」
「嫌な感じ.....?それって、カエデちゃんかな?」
「もしかしたら......そうでないと.....いいのだけどね」