ライトノベルと違います
名を狐姫闇(ダキア)
ライトノベルとストーリーが違います
防御力に
~~~初等部と中等部の間にある中庭・昼休み~~~
今、僕がなぜ、ここにいるのかというと、こころが教室にまで足を運んでくれ、勇気を振り絞り、2人でお昼ごはんを食べたいと誘いに来てくれたから。
そして、僕とこころがお昼ごはんを食べていると、女の子がこころに話しかけてくる。
「コロ助~~~!最近、アストルムのギルドに顔を出さないから、みんなが心配していたんだからね。アタシは攻撃魔法は得意だけど回復魔法が
「?.....これはこれは、キャル様♪ご心配をお掛けしまして、すみませんでした」
「それで、あんたはもう、アストルムをしなくても、友達ができたの?」
「はい♪
「あ.....あのね、そのゲームをしたいの。
「オンラインゲームをしたことがあるなら、VRMMOのゲームも大丈夫と思うよ♪」
「やったぁ♪じゃあ、早速、今日の放課後にVR機器と《NewWorld Online》を買わないとねっ♪」
「あぁ、そうだな」
「
「わかったよ」
「はいっ、
~~~~~第4回イベントが終わって数日後~~~~~
~~~第1層・深奥の大教会~~~
僕は、あーちゃんのステータスを確認してから、
目的の大教会への
「やーちゃん。ここに何かあるの?」
「ここは、ユニークシリーズが手に入る新しい隠しイベントがあるんだ」
僕とあーちゃんは、深奥の大教会の前に立っている。
そして、あーちゃんが試練を受ける為、1人で大教会の扉を開けて、入っていく。
~~~30分後~~~
あーちゃんが、大教会から出てきた。
僕は、あーちゃんのステータスを見せてもらう。
『
【HP 60〈+500〉】
【MP 52〈+500〉】
【STR 10】
【VIT 0〈+1000〉】
【AGI 10〈+1000〉】
【DEX 30〈+500〉】
【INT 30〈+500〉】
頭【
【破壊不可】スキル〈
体【
【破壊不可】スキル〈
背中【
【破壊不可】スキル〈
手
右手【
【破壊不可】スキル〈
左手【
【破壊不可】スキル〈
足【
【破壊不可】スキル〈
説明
〈エンジェルキュア〉ギルドの仲間1人を回復
〈エンジェルキッス〉ギルドの仲間5人を回復
〈エンジェルアニマ〉ギルドの仲間10人を回復
〈エンジェルヒール〉ギルドの仲間20人を回復
〈エンジェルハート〉ギルド仲間全員を回復
〈フリューゲルシールド〉ギルド仲間全員の〈VIT+1000〉
あーちゃんには、ログアウトしてもらい、俺は、この第1層の町の中央にある、噴水広場に向かう。
と、いうのも、こころの友達で、俺の彼女になった
~~~VRMMOの初期設定~~~
「確か、
次は、初期装備と空中にパネルが浮かんでいる!
「剣.....大剣.....細剣....違う。弓....槍.....大盾....これも違うね」
「後は、ステータスの振り分けね♪......これで、よしっ♪」
~~~
集う聖剣の主力が4人が、黙ったまま、テーブルを囲んでいた。
そして、しびれを切らした、ドラグがフレデリカに
「おい、フレデリカ!お前が俺たち3人に、話があるって言うから、集まったのに、
「ドラグ。そう、
俺が、そう言うと、ドレッドとドラグが驚いていた。
「実は、そうなんだ。......どうして?ペインは、知っていたの?」
「いや、本人から直接、俺に話があるって、呼び出されたんだ。あのヤイチという男に」
「えっ?ちーちゃんから?」
「あぁ。それで、ヤイチが頭を下げてきた。俺はそれを了承した。だから、俺たちの事は、気にしなくていい」
思考が停止していたドレッドが話し出す。
「おい、ペイン。それでいいのかよ!俺たちのギルドは?」
「ドレッド。ギルドマスターの俺が、いいと言っているんだ。
「い....いや、.....わかったよ」
「すまない。相談をせずに、俺1人で決めてしまって。だから、フレデリカ。今日、この時から、俺たちのギルドから脱退な」
「....ありがとう、ペイン。...ごめんね、ドレッド、ドラグ。そして、今まで、ありがとう」
フレデリカが
ペインたちは、フレデリカが抜けた後の事で、話し合っていた。
「どうするんだよペイン?俺たちのギルド?」
ドラグは、黙ったまま、話を聞いていた。
「その事なら、俺の
「.......わかった。俺も、
「俺も、
俺たち、3人はログアウトして30分後に、集まることにした。
~~~30分後・第1層・噴水広場前~~~
俺たち3人は、第1層・はじまりの町にある、噴水広場前へと向かう。
「
「
「わたくしは、元気な
「まぁね。現実じゃあ、できないけど」
俺たちが、はじまりの町にある、噴水広場前に行くと、ヒカル、ウミ、フウの3人が楽しそうに笑っていた。
「ウミ。今、初期設定を終えたのか?」
海が振り返ると、そこには、ペインたちがいた。
「えっ?どちら様?.....もしかして、
「あぁ、俺だ。海」
「よっ、風ちゃん?」
「あなたが、
「そうだよ♪」
「来てくれたか、光」
「
「おう!お前の
ペインたちは、今の状況を
「そんなことに、なっていたんだ。海騎士兄ちゃん」
「それとな、ウミ。ゲーム内での名前を変えていて、俺がペイン。で、風真がドレッド。光次がドラグだ」
「わかった、ペイン。私はマーレ♪」
「そうなの、風真君?怪我は、してない?」
「ああ、怪我はしていない、フウ。だから、俺を呼ぶ時は、ドレッドで頼む」
「わかったわ、風真君....。違うね?ドレッド♪わたくしは、ヴェント♪」
「だから、私たちが呼ばれたの。光次お兄ちゃん?わかったよ。わたし、頑張るね♪」
「話が早くて助かる。俺は、ドラグな」
「わたしは、ルーチェだからね。ドラグ♪」
「わかったよ、ルーチェ♪」
光たち3人は、相談をして、答える。
「「「私(わたし、わたくし)たちが、[
~~~噴水広場前~~~
集う聖剣が自分たちのギルドに戻って行って、数分後、
「初めに、
「いいわよ♪これが、アタシのステータスだよ♪」
キルヤ Lv 1
【HP 40】
【MP 60〈+20〉】
【STR 0】
【VIT 0】
【AGI 0】
【DEX 20〈+20〉】
【INT 20〈+20〉】
装備
頭【初心者のフード〈INT+20〉】
体【初心者のローブ〈DEX+20〉】
右手【初心者の杖〈MP+20〉】
左手【空欄】
足【空欄】
靴【空欄】
「ありがとう、キルヤ♪では、魔法の洋館に行こうか」
「魔法の洋館?そこに、何があるの?」
「キルヤにぴったりの装備を見つけていたんだ♪こころと話していた時に、言ってたでしょ、オンラインゲームで魔法使いだったって?」
僕とキルヤは、大森林にあるという、
~~~
今、僕たちは、その洋館の前にいる。
そして、その洋館の前には、黒猫がいた。と言うか、俺たちを待っていたみたいだ。
『
「僕たちが訪問することが、わかっていたのですか、
『えぇ、もちろん。雷霆様の気配で。
「話が早くて助かる。急な、お願いだが、頼めるか?」
僕は、頭を下げる。
『頼めるか....とは、
『闇豹』 キルヤ Lv 10
【HP 40】
【MP 70〈+1000〉】
【STR 0〈+100〉】
【VIT 0】
【AGI 0〈+100〉】
【DEX 30〈+1000〉】
【INT 30〈+1000〉】
装備
頭【闇豹のハット〈INT+1000〉】
【破壊不可】スキル
体【闇豹のローブ〈DEX+1000〉】
【破壊不可】スキル
手【闇豹のグローブ〈STR+100〉】
【破壊不可】スキル
右手【闇豹の杖〈MP+1000〉】
【破壊不可】スキル
靴【闇豹のブーツ〈AGI+100〉】
【破壊不可】スキル
スキル
『アビスバースト』敵全体 魔法ダメージ大+恐慌
『オーバーロードバースト』敵全体 魔法ダメージ中+恐慌中×ダメージ3
『アビスエンドバースト』敵1人 魔法ダメージ極大+凍結
『ユニオンバースト』敵1人 魔法ダメージ特大+麻痺
確認を終えて、僕たちは第3層へ向かうために、1層のボス部屋へ。
~~~第1層・エリアボス部屋前~~~
僕とキルヤは、すぐ、ボス部屋に着き、扉を開け、中に入り、サクッと倒して、第2層、エリアボスの所へ。
~~~第2層・エリアボス部屋前~~~
僕とキルヤ、第2層のエリアボスをサクッと倒して、第3層のギルドホームへ向かう。
~~~第4回イベントが終わって1ヶ月と少し~~~
10月に入ったある日。
この日は《NewWorld Online》に、多くのプレイヤーが待ち望んでいた4層が追加される日だった。
ヤイチたち、みんなでギルドホームに行き、
ヤイチが『雷凰』エルレールに巨大化してもらい、ギルドメンバー全員を背に乗せて、ダンジョンへと空を
ダンジョン内のモンスターを
「みんな、着いたぞ」
カエデ、ユナと、次々とエルレールから、ボス
結果から言うと、俺たちの勝利。
大多数対鋼のゴーレム1体。多勢に無勢?.....これは、仕方がないのだよ♪
仲間の命には、代えられない。
第4層は
星の
今までで最も大きなこの町は全ての建物が木造であり和よ
町中を水路が走り、
町の中心に見える
「探索する前に、とりあえずギルドホームへ行こうか」
ギルドホームは保管したアイテムをどの階層でも取り出せるだけではなく、1度足を踏み入れることで、各階層の町のギルドホームに移動できるようになる。
そのため、新しい階層に来たらまず行っておかなければならない場所なのだ。
ヤイチたちはギルドホームへと向かう。
第4層にある、僕たちのギルドホームに着き、登録を終える。
そして、
~~~
カエデは1人、道を歩いてはキョロキョロと何があるかを見ていた。
そして道を歩いていると漢字で〈
カエデがその下を
「んーと........通っても大丈夫だよね?」
カエデはゆっくりと足だけを伸ばして何も起こらないことを確認するとぴょんと一気に鳥居を
「そっか。通行許可証を持っているもんね。どこまで行けるのかな?」
前回のイベント上位に入っているため、すでに通行許可証のランクが高いカエデは再び、先を目指して歩き出した。
そう。4層の町では、鳥居を越えて町の中央へと向かうために通行許可証が必要なのである。
そのため、元々通行証を持っていないプレイヤーは、先へ進むためにまずクエストをクリアしなくてはならない。すぐに探索できるのは、イベント上位者の特典というわけだ。
しかも奥へ行けば行くほど、良い装備や良いスキルに
NPCに代金を渡すことで、決められた位置まで運んでもらえる
「はやーい!快適、快適!」
カエデが歩くよりも
カエデから人力車から降りたのは〈
カエデがその鳥居を潜ろうとすると薄く光る壁に
「あー.......あの高い塔まではまだまだ遠いなあ.......通行証のランクってどこで上げられるのかな?」
カエデは
「お邪魔しまーす......おお、和服がいっぱい!」
そこにはヤイチが着ている男性物と、カスミが着ているような服がたくさん飾られていた。
「
結局カエデは服装をガラッと変えた。戦闘に向かう前に変えればいいだけなので大盾と短刀も外して完全に観光モードである。
得意技である【
「次は
カエデは
次にカエデが向かったのは家具アイテムが並ぶ店だった。
奥に店主である男性NPCが1人座っている。
古めかしい
ギルドホームの部屋の見た目を変えることが出来るアイテムである。
「すごく良いものなのかな?値段は高いけど......分からない」
品定めしてみたものの、こういった家具にはそこまで興味のないカエデは、今回はいいかとお店を出ようとした。
すると、奥で座っていた老人の店主がカエデに声をかけてきた。
「お嬢ちゃん.....もう1つ壺を見ていかないかね」
「私?.....うーん、どうしようかな」
興味はないが、
「こっちな来なさい......」
店主は奥の扉を開けて、商品が展示されていないスペースへとカエデを招く。
カエデがそれについていくと、そこで手のひらに乗るほどの大きさの小さな
「これ?んー.....いらないかな」
そう言っていたカエデの前に青いパネルが出現する。
「ん?クエスト!?」
クエストたなれば話は別である。
防御極振りなステータスのせいでクエストにあまり出会えないカエデにとって、受けない選択肢はない。
カエデはクエスト名もよく確認しないままにクエストを受ける。
「それでは.....最後の1匹になってもらおうかね」
「.....はへっ!?」
店主が壺の蓋を取るとカエデの体は壺の中に吸い込まれていった。
「えっ!最後の.....1匹?.....わっ!?」
カエデはクエスト名を思い出そうとしたももの。
「私.....クエスト名、見ずにクエストを受けちゃった....てへっ」
一瞬の浮遊感の後カエデは
「っとと!こ.....ここは?」
カエデが辺りを見渡す。
そこは薄暗く、平らなフィールドだった。見上げても真っ暗で、高いことは分かっても出口らしきものはない。
カエデが端から端まで歩こうとは思えないほどの広いフィールドである。
「......ん?何か来る?」
カエデが額に手を当てて目を細めて遠くを見ると、
「ふふーん、あれを倒せばいい訳だね!分かってきたよ!」
カエデが腰に手をやって短刀を抜こうとする。
「あっ!?観光モードのままだった。装備変更【全武装展開】!」
ガシャンと音を立てて、カエデから【機械神】の兵器が伸びる。
「【攻撃開始】」
次々と放たれた攻撃がモンスター達に当たってはその甲殻に弾かれる。
「うえっ!?魔法じゃないとダメかな.....でも毒はもっとダメだよね......」
全てのモンスターが紫色の甲殻に覆われているのである。
「硬い......大変だからよくないよ!そういうの!」
カエデの攻撃に【邪悪なる者】の攻撃も合わさって目の前にいた蠍に最も多く攻撃が入っていた。
その結果、カエデの目の前で紫色の甲殻が砕け散り、柔らかそうな部分がむき出しになった。
「良かった!思ったよりすぐ壊れるっ、【滅ぼす者】!」
カエデがそこに化物の口を放つと蠍は光となって消えていった。
常に【邪悪なる者】は攻撃を受けており、全てを倒すには時間がかかるだろう。
「そうだ!......【邪悪なる者】は戻して......」
カエデは2匹のお供を戻すと銃口と砲口を地面へと向け、遥か上空へと吹き飛んだ。
「もみじ!」
カエデは空中でもみじを呼び出すと即座に巨大化させ浮き上がらせた。
もみじよりも高い場所まで飛んだカエデは真下に配置したもみじの背中に落ちた。
「えへへ、ありがとうもみじ」
きっちり受け止めてくれたもみじの甲羅を
「えっと、
もみじは素直にカエデよ足を
よーしよーし」
「
カエデは地面と水平に浮かせていたもみじを今度は地面に垂直に、する。
逆さ
「【攻撃開始】!まずは全部のモンスターの甲殻を砕く!」
空から地面へレーザーと銃弾の雨が降る。
「クレーンゲームみたい」
カエデは【
地面を見ることが出来ているため、目立ちやすい紫の甲殻が壊れているかを確認し続けられ、撃ち漏らしなく攻撃は進んでいった。
「よし......後は地面に降りて直接倒そっと!」
空中にいる必要がなくなったカエデはもみじを指輪に戻し、姿勢を整えると足から地面に降り立った。
「次は仕留めちゃうからねー......覚悟してよねー!」
モンスター達の消えゆく
カエデの攻撃は甲殻を失ったモンスター達にしっかりとダメージを与えることが出来た。
モンスター達はカエデにダメージを与えることが出来ないために、あっさりと戦闘はカエデの勝利で終わりを迎えることとなった。
「よっし!最後の1匹!」
カエデの銃弾が最後のモンスターを仕留めた所でカエデの視界は暗転し、気付けば元いたお店の中へと戻っていた。
「お店の人.....いない?おっと!」
カエデの目の前にクエスト達成のパネルが現れる。
カエデが得たものは1つのスキル。
「【
【蠱毒の呪法】
毒系統の攻撃に10%の即死効果を付与する。
この効果は毒耐性スキルの影響を受けない。
「おー......おー?なるほど.....ってことは【毒無効】をを無視できるんだね」
【毒無効】や【毒耐性】を備えたプレイヤーやモンスターが増えてきているために使い辛くなっていた【
「そのうち試してみようかな.....今はとりあえず.....」
カエデは店主がいなくなったお店を出ると、軽いとは言えない足取りで1つのお店へと向かった。
「うう.....買い直さないと」
カエデは溶かされた着物を
「満喫するからいいもん、いいもん!」
~~~〈
~~~
九連の鳥居を抜けた先の神社に、
カスミは、導かれるように九連神社を訪れる。
そして、カスミは妖刀・
~~~第4層・ギルドホーム~~~
カスミは、手に入れた妖刀・
『艶狐徳妃』カスミ Lv 40
【HP 70〈+1100〉】
【MP 12〈+1100〉】
【STR 90〈+1100〉】
【VIT 10〈+1100〉】
【AGI 50〈+1100〉】
【DEX 20〈+1100〉】
【INT 20〈+1100〉】
装備
頭【
【破壊不可】スキル〈聴覚強化・狐の耳が出現〉
体
上部【
【破壊不可】スキル〈嗅覚強化・狐の鼻が出現〉
下部【
【破壊不可】スキル〈触覚強化・狐の尾(九尾)が出現〉
右手【
【破壊不可】スキル〈
左手【
【破壊不可】
スキル
『
『
『
『
『
『
『
『
『
狐姫闇を使用後、
固有スキル
【自己再生】
鞘に納めていると、自己再生してくれる
足【
【破壊不可】スキル〈超神速〉
カスミは刀を手に入れてからは再び通行許可証のランクを上げることに専念し始めた。
一方それからさらに1週間
「ヤーイーチーィー.......通行許可証のランクが上がらないよー.......」
カエデが向かいの椅子に座っているヤイチに話しかける。
「まあ、カエデはAGIがゼロだから、時間はかかるね」
と言うのも、通行許可証をランクアップさせるためには、町の中から外からとにかく走り回っておつかいイベントをこなさなければならないからだ。
そしてイベントの内容は採取から討伐まで
カスミの早さが異常なだけで、本来はかなりの時間を要するのだ。
カエデは防御力と引き換えに色々と投げ捨ててしまっているために、普通よりもさらにスピードが落ちてしまっている。
ヤイチの通行許可証の文字は〈
「早く奥まで行ってみたいなぁ......」
カエデがそう
「な....なに?」
「分からない......?」
ヤイチとカエデに同時に運営からの通知が届く。
2人がそれぞれメッセージを開いて確認する。
【プレイヤーが初めて〈
「ヤイチ!ちょっと出てみよう!」
「そうだな、見てみよう」
2人がギルドから出ると明らかに変わっている点があった。
「おお.......?あれは......」
「んー.....ん?見た感じ.....鬼だね」
そこには人ならざる者、ぱっと見て分かるような鬼などを始めとした
4層は妖怪と呪術の町だった。
「到達したのってカスミか?カエデ」
「すっごい進んでいるみたいだったもんね、ヤイチ♪」
2人はここにいないカスミのことを思い浮かべる。
そしてその予想は当たっていた。
〈玖〉と書かれた鳥居を潜った先でカスミは座り込んでいた。
カスミが鳥居を潜った途端に、目の前に広がったまちまちから紫の煙が吹き出し、響く何かの詠唱に
カスミの元にも運営からのメッセージが届いてカスミは事態を把握した。
「なるほどな.......よっと......ふぅ」
カスミは立ち上がると改めて新しい区域を見渡す。
「次の鳥居は近いな」
今潜った鳥居から伸びる道は一本だけである。
妖怪達が歩く大通り、両側にお店が構えられたその通りを最奥まで進むと遠くからも見えていた一際高い塔の前に
その建物の入口の前に〈
そしてその鳥居の隣なは立て札があった。
【
立て札を読んだカスミは自分が集めてきた数多くのアイテムのことを思い出す。
「今まで買うことが出来たアイテムなはなかったな......アイテムも増えているようだし再探索といくか」
カスミは3つのアイテムの情報を集めるのも兼ねて、何かアイテムが追加されていないかと心躍らせてお店を回り始めた。
そしてそれはどのプレイヤーも同じだった。一斉に探索を始めるプレイヤー達とNPCの妖怪達で、今まで静かだった町は
人間だった店主は狐の
「化けてたってことかな?」
「そうだな」
2人は新しい商品を見て回る。
「見てくれカエデ、これ」
そう言ってヤイチが手に取ったのは
ヤイチは左手には白い御札。右手には黒い御札を持っている。
「2つは違う効果?」
「そうだ。黒い方は3分間、対象のスキルをランダムで使用不能にする。白い方は事前にスキルを選んでおいてそのスキルが『封印』される時に身代わりになってくれる」
ヤイチはどちらも枚数分、つまり3回使えると付け加えた。
「ほほー.....なるほど」
「黒白1セットずつしか持てないけどな」
「......とりあえず、買っとこうかな?」
「それがいい、どこかで使うタイミングがある」
買ってあいても損はないアイテムだったため2人は御札を2色とも購入することにした。
「ヤイチ!ヤイチ!こんなものもあるよ」
そう言ってカエデが見ているのは付け角や付け耳である。
「試しに1つ付けてみたら?カエデに似合うと思うぞ?」
試着可能の表示を見たヤイチがカエデに提案する。
「そ...そうかな、私に似合う。んー.....あっ!じゃあこれ!」
カエデが付けたのはくるりと巻いた角である。
「んー......」
「羊になった時に似合うかなって!」
「じゃあヤイチはこれとか!」
「え?俺は別に......」
カエデが渡したのは
「
「そうだな......って、まぁ、エルレールと同じになるのは、良いな♪」
「でしょう♪」
ヤイチは、用事があるもいうので、カエデは町中を歩いていると、ミィを発見した。
「ミィさん♪これから、
「えっと....
と、ミィに紹介された場所は、
【ふわふわふれあいルーム】であった。
「カエデ♪一緒に入ってみよ?」
「いいよ。たまには、ヤイチ抜きにして、楽しもう♪」
カエデとミィは、その扉を開けて中へと入って、受付の人に代金を支払って奥へと進む。
2人は、動物に癒されている。
「この後、ちょっとモンスターを倒しに行こうね♪」
「うん♪」
カエデは、ミィと一緒に町の外へ向かっていく。
「私、足が遅いから、【
「....手に、の....乗るよ?」
ミィは、
ミィは、手で
「おっけー、しゅっぱーつ!」
ぐんと加速して駆け出した化物は、フィールドにいるモンスターよりもモンスターらしかった。
そうして暫く走った所で2人は目的地に
「よっ......と。【炎帝】!」
ミィはカエデから降り、スキルを発動させた。
それを合図とするように空中に青い人魂が次々と現れる。それらは2人に向かって炎で攻撃しようとするが、それよりも早くミィの業火に焼かれていく。ただ、モンスターも炎を使うだけあって火耐性が高く、ミィにも炎が次々に飛んでくる。ある程度は仕方がないとダメージをできるだけ減らすようにミィが、私に
「【聖天使の慈愛】っ」
カエデが発動したスキルは完全にミィを守りきる。
ミィは防御行動を取る必要が全くなくなった。
カエデが横にいてくれさえすれば、モンスターのHPを削ることを考えるだけでいいのだ。
「ミィ?このクエストを1人で攻略するつもりだったの?」
「.....ギルドホームに、誰も居なかったから」
カエデとミィが、町へと歩いていると、2人はぐっと上へと引っ張られる感覚を覚え、それぞれに反応する。
「な...何?」
「んん?」
2人は重力の鎖を引きちぎってふわりと浮かび、湖の真上までふわふわと飛んでいった。
「カエデ、ど...どうなっているの!?」
「私も、分からないよ。ミィ!」
湖の真上についたらそのまま空へ向かって上昇していく。
「これは.....イベント?」
「どうだろう?もし落ちても私が守れるから大丈夫だけど.....」
2人が水面から10メートル程上昇した所で湖の水が柱のように伸びて2人を包み込む。
それも一瞬のことで、光に包まれた2人は、次の瞬間、別の場所にいた。
「ここ、どこ?」
「カエデ.....えっと、雲の上?」
カエデが今、踏みしめているのは土ではなかった。
ふんわりと柔らかい雲たった。
足元を確認したカエデは今度は空を見上げる。
「すごい星......」
星々が
「うん、
2人はしばし夜空を眺めていた。
カエデは夜空を眺めているうちに目が
「......どうする?とりあえず進んでみる?もう1度くる方法もよく分からないし.....」
カエデの提案にミィも乗って、2人はなんとか乗り越えられそうな少し低い雲の壁の向こうへと進む。
そうして進んでいくと夜空の中をまっすぐ伸びる雲の道に辿り着いた。それは遠くまで伸びており、その先に何かがありそうだと思わせる。
2人はギリギリ横に並べるくらいの幅に足を踏み出した。
「ん?カエデ!上!」
「上?......【聖天使の慈愛】!」
カエデは1度は解除した【聖天使の慈愛】を再度使用し、ミィを守る。
直後、空から光る物体が道に降り注ぐ。
カエデはそれを浴びつつバックし、避難する。
すると、雨のように降り注いでいたそれは
2人は降ってきたものに当たりをつけることができていた。
「ミィの言う通り、星降る夜だった......」
「物理的に降ってくるなんて思わないって.....」
「どれくらいの威力なのかは分からないけど、私なら耐えられるから進めそうかな」
カエデはミィと共に歩き出した。
降り注いだ星がカエデに当たっては跳ねて落ちていく。
「ヤイチなら全部避けちゃうかな?」
「ヤイチは、チート級装備を幾つか所持し、それのお陰で速度もチート級だから、......行けるかも!」
「あぁ、第2回イベント・6日目の夜のことね♪」
「そう♪」
カエデとミィは、道なりに進むことにした。
進んでいるうちに道の終わりが近づいてきた。
「結構大きい星も降ってきているけど......」
そう言っているうちに大きな星がカエデに直撃した。
長い道を進んだ先には雲の壁、そしてそこにできた横穴があった。
ここまで来て入らないという訳にもいかないので2人はそこを慎重に進んでいく。
横穴はそこまで長くはなく、すぐに終着点がやってきた。
そこには
静かに、糸のように伸びる光。
それが天から雲で出来た器へと続いている。
「おお.....」
「これ.....」
2人はうっかりに近づいて、
何かを触った感覚はなかつまたが、2人はそれぞれ、ある1つのアイテムを手に入れた。
「【天の
「使い道は......ちょっと分からないみたい。素材とかかも」
「ミィはここで手に入るのはこれだけだと思う?」
<多分。一本道で
確かにとカエデも納得して、2人はここで探索を終えることにした。
「じゃあ、これで終わりだね!ヤイチには、明日、ログインした時にこのことを話そう」
「うん、そうだね。私もそうしたい。ヤイチの驚く顔が楽しみ♪」
「だな♪」
それぞれがログアウトをした。
翌日。
カエデとミィはヤイチに、手に入れた【天の雫】について話をしている。
「俺がログアウトした後、そんなに楽しいことがあったのか。それでそれが【天の雫】.....何かのキーアイテムかもしれないから、残しておいたらいい」
「あと、そろそろ通行許可証のレベル上げもしないと」
今までで最もやることが多い階層に毎日がイベント期間と言っても過言ではないくらいだった。
「俺も早く〈拾〉にしないと。先に最奥で待っている」
「うん、絶対追いつく!」
最初はカスミ、そしてそれに続く形で次々〈玖〉の鳥居を越えていく。
そしてそのうちの1人が情報を公開したことで、11月初めにこの町の最終目的は明らかになった。
そう、3つのキーアイテムを集めることだ。
既にその内の1つーーー【天の雫】を手に入れている【皇帝の彼女達】のカエデとミィ。
数日が
情報も出回っており、調べれば3つのキーアイテムや守るモンスターの詳細を知ることは容易である。
ソロでなければいけないという訳でもないが、それでも難易度は高く現状ではクリア出来るプレイヤーの方が少数派だった。
「んー......今はいいか、皆のスケジュールを合わせて、挑もう♪」
今日、ヤイチはフレデリカと一緒に通行許可証のレベル上げだ。
「では、通行許可証のレベル上げに行こうか、フレデリカ?」
「やった~、ヤイチとデート♪」
~~~1時間後~~~
俺とフレデリカのモンスター討伐をクリアした。
討伐を終わり、ステータスを確認すると、そこには新しいスキルが表示されていた。
【
1日に1度、致死ダメージを無効化する。
1分間【AGI】50%上昇。
レベル40までノーダメージであることを条件に
カエデは通行許可証の為にクエストをこなす。
4層はやることが多く。多くのプレイヤーが町とフィールドを駆け回っていた。
【皇帝の彼女達】の面々も例外ではなく、特にトップを走る者達はそれぞれに目的を持って忙しく行動していた。
【皇帝の彼女達】全員で龍退治に向かうことに決まったのである。
全員が
ヤイチが集めた情報を元に【龍の
「ユイ、イズ、カスミ、マイ、クロの5人とミオ、ヨアケ、ミィ、カエデ、コオの5人で龍の継続ダメージを、そして、ユナ、ミザリー、アイカの3人で仲間のステータス上昇を頼む。ライカ、ヒヨリ、ココロの3人で後方支援を、攻撃はシャオ、トウカ、ショウ、ユウキ、ミスミス、シスベル、レミア、アイ、フレデリカ、キルヤの10人。
俺の提案に、彼女達が応える。
「「「「「おー!」」」」」
「「「「「おー!」」」」」
「「「おー!」」」
「「「「「おー!」」」」」
「「「「「おー!」」」」」
【皇帝の彼女達】の一行は、龍のいる場所に続く魔法陣がある山頂へと向かい、山を登っていた。
「到着!」
「うん、あの魔法陣だな」
目の前には
それに乗れば、即、戦闘フィールドだ。
「じゃあ、ヤイチの作戦通りに」
カエデの発言を最後に全員が魔法陣の光に包まれてその場から消えていった。
到着したのは以前カエデが悪魔と戦った場所のような荒野だった。
高みから龍はバチバチと音を立てて白く輝く
が、この作戦には影響はない。
一瞬で、倒してしまえた。ギルドメンバー全員分の【龍の逆鱗】を手に入れることに成功した。
この攻略速度を上回るものは現れることはなく、多くのプレイヤーにとっては龍はきっちり強力なボスで在り続けたのだったが。
【皇帝の彼女達】の面々は魔法陣で元の山頂へと戻り龍退治は終わりを迎えた。
全員でエルレールに乗って山を下りていく。
「このまま移動して鬼退治も行かないかな?」
クロの言う鬼とは最後のキーアイテムを持っているボスのことである。
「私も行けるよ!大丈夫!」
「行こうか!
本来予定していた時間を大幅に短縮した結果生まれた空き時間をそのまま次のボスにあてるというクロの提案は満場一致で可決された。
それは、全員でスケジュールを合わせるのが現実世界で、難しいからだ。大学生に高校生、中学生に小学生と、色々大変なのだ。
こうして、鬼退治に向かった我々のギルドにとって、凶悪な鬼だろうが、可愛いもので、一瞬だった。
3つのアイテムを手に入れることに成功したヤイチとカスミは、ギルドメンバーと分かれて、〈拾〉の鳥居へと向かった。
「やっと、ヤイチとデート♪」
「この先に何が出るかわからないから、気を付けないと、カスミ」
「ごめんなさい、ヤイチ。気を引き締める」
まだ情報は出ていない。
2人は塔の中に足を踏み入れた。
「取り敢えず上まで行ってみるか、カスミ?」
「油断は、しないよ。ヤイチ」
紫の炎に照らされた廊下も階段を上へ上へと進んでいく。
これといって入れる
「よっと.....何も、いないな」
階段を
何かがあるとすればその先だろう。
ヤイチとカスミは1つ深呼吸をすると襖を開いた。
中は畳が
その1番奥に、真っ白い
特徴としては鬼に最も近いがほんの少し前に瞬殺した4メートル近い筋骨粒々の鬼とはまた違った人に近しい見た目である。
ヤイチとカスミはこの建物の入口で見た立札にあった、
「おぉ....?まさか人間が2人も来るとはな」
主はそう言うと立ち上がり、ヤイチとカスミの方へ歩いてくる。
2メートルはあるだろう身長が威圧感を強めている。
「持ってるか、ならついて来い」
ヤイチとカスミは3つのキーアイテムを持っていることを確認すると、主はヤイチとカスミに背を向けて元いた場所へと戻っていき、地面に魔法陣を描き、光となって消えていった。
「行くか。カスミ」
「はい。ヤイチ」
気を引き締めて魔法陣に乗ったヤイチとカスミが辿り着いたのは、龍退治の時を思い出させるような荒野だった。周りを確認しても木1本、大岩1つ見当たらない。
先に転移していた主も少し離れた場所に立っている。
「さて、人が来るとは思わなかった。人の身で主となるにふさわしい力があるのか試させてもらう。2人が相手か?それとも......」
「ソロ限定と言うことなので、私、1人です」
「そうだったね」
カスミは驚くこともなく
主の右手から白い光が
主の手に握られたのは刀だった。
「受けて立つ!」
戦闘モードに入ったカスミが主の方へと距離を詰めていく。
主はカスミとの距離がまだ離れているにも
「なっ.....!?」
その刀身がぐんと伸びカスミを深く切り裂いていく。
驚きに目を見開くカスミのHPが一撃でゼロになり、
思わず足を止めてしまったことが敗因だった。カスミは消えていくことを確認して目を閉じた。
町に死に戻ったカスミはまずキーアイテムが減っていないことを確認し、安心する。挑戦権は失われていない。
そして、あの主との再戦について思いを
「むぅ......攻撃力が高いな......とりあえず試行回数を重ねるか。さっきのは避けられるだろうしな」
~~~塔の最上階・
ヤイチと白髪鬼が、
「.........」
「..............、参った。降参だ!俺じゃあ、あんたを倒せない。だから、帰らせてもらう」
「賢明な判断だな!」
俺は、白髪鬼の二振りの剣閃に散った。
~~~1週間後~~~
ヤイチとカスミはギルドホームの机に突っ伏していた。
「クロさん?ヤイチ、カスミ、どうしたの?」
「最奥のボスキャラがどうしても倒せないらしいね、1人だけど
「うん!聞きたい!」
元気のいい返事にクロさんはボスについて話し始めた。
「ボスの部屋に、何人で辿り着いても、1対1がそのボスを倒す決まりみたいなのよ。
「クロさんも私と一緒で行けないんだね?」
「そうね、私と
そうだよね。私とクロさんでは、戦いかたが違う。
「でも、ヤイチも遠距離ならあったはず?」
「そう、ヤイチちゃんの遠距離攻撃では、傷をつけることはできる、がそれだけなの」
「私、そのボスを倒すために、通行許可証を上げるのに専念する」
「それがいいな。カエデちゃんなら倒せるかも。私はこの町で他のクエストを攻略するよ」
「通行許可証を上げるのはこの町を探索してからかな♪」
カエデは羊の角を頭に付けて着物に着替えると、町へと出ていった。
「どうしようかな?うーん
カエデは腕を組ながら適当に町を歩き回る。
何をしようか考えながらふらふらと歩き回っていると武具屋が目に入った。
「そういえば.......こういう所はほとんど入ってない」
カエデはユニークシリーズがイズさんに作ってもらった装備かの
「お邪魔しまーす.....」
カエデは店の中に入ると市販の装備を見て回る。
見た目が
「お金に余裕はあるし.....何か買おうかな?作ってもらう方がいいのかな」
結局何かを買うことなく、広めの店内をぐるっと回る。店員のいるカウンターの前に来た時、店員の後ろの壁に貼り付けられたポスターに装備を5点以上ご購入の方に特典と大きな文字で書かれていることにカエデは気付いた。
「なら買ってみようかな」
カエデは適当に安い装備を5点購入すると、店員から1つの巻物を受け取った。
「【クイックチェンジ】?」
誰でも使えて、既に情報も広まりつつあるスキルである。
【皇帝の彼女達】では各個人が
(ヤイチもこの町に来て、手に入れていたはず)
【クイックチェンジ】
セットしておいた装備を変更する。
もう1度使うことで元の装備に戻る。
「なるほど、なるほど。じゃあ私はもう1つの装備をセット.....」
細かい所の改善が出来るスキルを身につけてカエデは店を出て行った。
カエデはその後しばらく町をうろうろと歩き回り、さらに何か新しいものを手に入れることもなくギルドホームに戻った。
入口の扉を開け中に入ったカエデ。まだ、誰も帰ってきてきていない。
その頃、マイとユイはヤイチと一緒に幽霊退治クエストへ。
ヤイチとマイちゃんとユイちゃんは目的地まで
「2体の幽霊相手に私達の連携だけでは、倒せなかったので、ヤイチさんが足止めをしてくれれば、1人1体を倒せます」
「どうか、お願いします」
マイちゃんとユイちゃんにお願いをされた。
「このゲームに誘ったのは、俺なんだから、大変な時はどんどん使ってくれ」
「「はいっ!!」」
ヤイチは新しく手に入れたスキルを使うことにした。
「【
バリバリバリッ、とこの
ヤイチが支配したら、あとは、一瞬で終わった。
マイちゃんとユイちゃんは、ヤイチの手伝いのお陰で、2体の幽霊の退治に成功した。
その頃マイちゃんとユイちゃんが頼るつもりだったクロとイズは、【森の守護者】リーダーのマルクスと【集う聖剣】のドラグと共にモンスターを狩りに出ていたのである。
「いや、マジでいい盾役だぜ」
ドラグをメイン火力とし、クロとイズとマルクスでサポートするという形で狩りは進んでいた。
「そうなの?盾からカエデちゃんの方が......」
「あれは盾じゃない.....盾じゃない」
マルクスがぼそっと
マルクスの中では大盾のナンバーワンはクロだった。
「カエデちゃんは私達の中でもそんな位置付け......なのかな?」
「どうだろうね?ただカエデちゃんもいつもイベントの時みたいなヤバイ感じなわけじゃないからね。盾使いなのに隙は多いしねえ、まあ守る必要がないから」
カエデちゃんは剣も
誰よりも防御力を求めた結果、誰よりも防御行動を必要としなくなったのだ。
「ペインはカエデを倒すつもりみたいだが、俺は
それでも難しそうにしていたが、とドラグは言って、モンスターが見えなくなったことを確認する。
「そろそろ移動しない.....?モンスターいなくなったし......」
「ちょっと待ってくれ、マルクス。クロとイズと話がしたくてな」
ドラグがクロとイズとの話が終わるまで、手持ちの罠が不足しているので、足しておく。
「クロ、イズ。心配しているのは、フレデリカが抜けて大丈夫かって話だな?」
「そう、それ。【集う聖剣】を抜けて、私達の所【皇帝の彼女達】に加わったのね。抜けた穴って、どうなったの?」
「私も、それ、気になってた」
「そのことな、ペインとドレッドは
クロとイズは、ホッとした。3人の話が終わったので、4人は移動を始める。
そして次のポイントに向かっていたその時。
「いつもヤバイ感じじゃねえか......」
「そうだったかもね......悪かったわ」
ドラグに言われて、クロとイズが両手で顔を覆って、膝をついた。
「ごめんねごめんね」
「【
時間が止まったように、4人は