異種族えっち小説もっと増えろ 作:クリムくんシコ勢
※嬢と好き好きえっちする描写があります。あくまでファンタジーとして捉えてください。
異種混街をはなれてから二日、一行は予想以上のペースで移動し、予定の一日早く件の店に到着していた。
《いい女ほどたくさん飛ぶ___ミネルヴァ》
個性的な惹句をぶら下げた有翼人専門店の看板。装飾は色気がありながらも、そこはかとなく高級感を感じさせる。
「……着いたな」
街道を外れて山に入り、ここに来るまではずっと獣道を歩いていた。先頭はスタンク、しんがりはゼル。非戦闘員であるクリムと、魔法職であるエリクにはできない役割だ。
「随分とまあ辺鄙なところに建ててあるもんだよ」
その方が森を感じられて良いんだけどな、とゼル。
森と深い関わりを持つエルフにとっては、繁華街に篭り続けるのも息が詰まる。エリクの提案が無ければ、今回行く店は有翼人ではなくドリアードなどの植物種になっていたことだろう。
「小さな集落なのに、この店は結構な大きさだな」
「在籍人数も結構いて、召喚サービスもやってるらしいですよ。……今度呼んでみようかな」
「有翼人なら山を越えるのも楽々だし、案外召喚嬢は向いてるのか……」
召喚サービス。サキュ嬢の名刺や店のカードに埋め込まれた魔法を使って、文字通りサキュ嬢を召喚してサービスをしてもらうシステムだ。
高級店や魔法に長けた種族は客の居場所まで転移魔法で移動するが、設備が整っていない店は念話魔法で呼び出して直接来てもらうしかない。
「そこそこ距離あるし、お前の召喚サークルが役に立つかもな」
「最近使ってなくて埃かぶってるんですよアレ。魔法都市に行くには欠かせないんでメンテもしないと」
「例のお師匠さまか?」
「お師匠さま……?」
「ハハ……今度紹介するよ」
それより早く店に入ろうぜ、と扉を指すエリク。彼の師匠と面識があるのか、さしたる追求もしないスタンクとゼルに従って、クリムは店に入ることにした。
扉を開けるとまず飛び込んできたのは、鼻腔をくすぐる有翼人特有の匂い。
「わ……おっきい」
彼は入店して早々、窓で仕切られた待機室の嬢たちを見てそう言った。
「やっぱ翼を広げていると壮観だな……」
「受付さん、飛びながらのプレイができる子っている?」
「もちろんございますよ。こちらのリストからお選び下さい」
男たちは各々嬢選びを開始する。ガラス越しにミミズク娘とにらめっこするスタンク、リストから理想のプレイができそうな嬢を探すゼル。二日かけて辿り着いたサキュバス店だ。ハズレを引く事態は絶対に避けたい。
クリムもリストや待機室を交互に見やりながら、自分の欲求を受け止めてくれるサキュ嬢を探す。どうせなら自分の光翼では飛行できないほどの高高度でのプレイが理想だ。これから体験する浮遊感を想像して、少し身震いする。
「フッ……」
一方、エリクは何故か格好つけるように頭に手を当て、余裕綽々の表情を絶やさない。エントランスフロアの椅子に腰掛ける彼の姿は、魔導士のローブの装飾も合わせて、妙に決まっている。
「始まったよ……」
「……どうしたんです?エリクさん、なんか様子がおかしいですよ?」
いつの間にか嬢選びを終えたゼルが、キメ顔のエリクに呆れる。
エリクと共にサキュバス店に行くのは初めてだ。何かの儀式かと思ったクリムは、こそこそとゼルに尋ねた。
「あいつ、惚れ症なんだよ」
「へ?」
「お前も初対面の時、あいつ妙に優しかったろ?クリムを女だと思ってたんだろうな。自分好みの女を見つけると、ああやって格好つけたがる」
「ボクを……女の子だと思って……?」
エリクの視線の先には、腰まで届く黒髪を携えたカラス系の有翼人。彼が推していたハーピー種ではないが、そのスタイルの良さはハーピー種にも引けを取らない。
彼からの熱烈なアピールに彼女は気づいているようだ。ひらひらと手を振って彼を誘っている。
「魂胆がバレバレだな……」
「なんかかわいそうです……」
「気持ちはわからんでもない」
「んじゃ、僕はあのカラスの娘で。受付さん、頼むよ」
「マギロンさんですね、承りました」
お三方、お先に失礼、とエリクは奥のプレイルームへと消えていく。カラスの嬢は口元に手を当てながら、彼の後についていった。
「……俺たちも選ぶか」
「……そうですね」
*
「じゃ、じゃあ、マギロンさん。よろしくね」
プレイルームに到着し、早速ベッドに座るエリク。
一目惚れで指名したはいいものの、それからの流れを全く考えずにただひたすら格好つけていた彼は、どの流れでプレイに繋げるか完全に失念していた。
(どうするどうするどうすんだよ僕!今までどんな感じで嬢とエッチしてた!?)
「嗚呼、可愛い……」
「え、ちょ」
突然彼に覆い被さるマギロン。子供を寝かしつけるかのような手で、彼女はゆっくりと彼を倒れさせる。
「可愛い可愛いボウヤ……お姉さんを指名してくれてありがとうね……ちゅっ。あなたの名前、教えて?」
「エ、エリク、です」
「そう、エリクちゃん……お姉さんと一緒に気持ちイイこと、しよっか」
マギロンは二つの膨らみを押し当て、左手はズボンに当てがう。熱を感じさせる視線は、情欲を湧き上がらせるように彼の視線と交差させながら。
「……ん……ほら、舌出して?」
彼女に優しくリードされながら、ゆっくりを舌を伸ばす。舌と舌がぶつかるまで数センチ。お互いの荒くなった息が、お互いの舌を湿らせる。
もう我慢できない。少し強引に近づけた舌も、彼女は優しく受け止めてくれた。
「……んっ。んぅ……ちゅっ…………んふ……れむ……えぉ…………ぷはっ…………ふふっ。最初からエッチで激しいちゅー。こういうの、好きでしょう?」
「は、はい」
「緊張しなくても大丈夫よ、ボウヤ。すぐ暖かくなって、一緒に気持ちよくなれるから、ね?」
着ていた赤いドレスをはらりと脱ぎ下ろし、一糸纏わぬ姿となる。艶のある黒髪と翼は、彼女の肢体をより美しく際立たせていた。
豊満な胸部、思わず掴みたくなるくびれ。数あるサキュバス店の中でも、これほどまでの美形は珍しい。エリクも思わず見惚れてしまう。
「さ、ボウヤも脱いで、一緒に楽しみましょ?」
「え、ええ!今脱ぎます!」
ミステリアスな雰囲気の美女に、エリクは既にたじたじだ。言われるがままローブを脱ぎ捨て、続くシャツとズボンに手をかけていく。最後の下着も勢いよく下ろし、衣服はまとめてベッドの端に寄せる。本当は畳みたいところだが、待たせるわけにはいかない。
「あらあら……ホント可愛くて愛しいボウヤね…………」
「あの、なんか変ですか……?」
「いえ、いいえ。ステキよ……貴方の体も……ココも…………」
「っ!?」
彼女の人差し指が、屹立した陰茎をそそり上げる。ぞくぞくと背中が震え上がり、快楽で体がビクンと跳ねた。
「待って待って、まだ我慢……」
「うおっ……!」
何度も痙攣している陰茎を、マギロンは掴んで落ち着かせんとする。彼女の柔らかく滑らかな手のひら。少し冷たく感じるそれは、握られているだけで多幸感に包まれる。
「も、もうイキたいです……!」
既に怒張は限界だ。弱い刺激の数々では、イこうにもイけない。エリクは泣きすがるような目で、彼女の方を見る。
「そうねぇ……お風呂に入る前に、一度出しておきましょうか。ボウヤとはまだキスもしたいし、手で我慢、ね?ちゅっ」
突然のバードキス。呆けた様子のエリクに、悪戯が成功したとお茶目に笑うマギロン。そのまま彼女は手を引いて、ベッドの中心に彼を誘った。
そのまま座らせて、マギロンは後ろから彼に抱きつく。腰に回された手が、股間の周りでこそばゆい。
「あの、これって……!」
「ほおら、動かないの……」
耳元で囁き声を放つ。ほのかに混じった熱い吐息と、耳朶をくすぐる音が、エリクの興奮をさらに増加させる。
ふにゅんと、再び膨らみを押し付けられた。
(柔らかっ……!)
「力を抜いて、おちんちんに意識を集中させるの…………いい子いい子……お姉さんに、もっと寄りかかっていいのよ……」
柔らかく握られた陰茎。ゆっくりで、規則的。けれどその中にも、男を悦ばす技が確かにある。カリ裏を人差し指で円を描くように撫でながら、少しずつスピードを上げていく。
「しゅっ、しゅっ…………おちんちんどんどん気持ち良くしてあげるから……こういうのはどうかしら?」
「くぅっ…………それ、めっちゃ気持ち良いです……!」
親指を鈴口に乗せ、ぐりぐりと押し撫でる。掻痒感と快楽の波に、思わず体が強張った。
すると彼女は、空いている方の手で彼の手を握ると、自らの大腿部へと導く。
「びっくりしちゃった?ふふ、掴まってていいからね。お姉さんもぉ……ぎゅーってしてあげる……」
まるで揺れる船から我が子を守るかのように、彼女はエリクを強く抱きしめる。
全身の肌と肌が触れ合い、重ね合った暖かさは、彼女への想いを更に一層強くさせた。
「す……好きです……!…………ああっ……!」
「んふふふ………!好きって?おちんちんしこしこされるの?」
有無を言わさず、ストロークの速度を高める。少し大袈裟な上下運動が、敏感な部分への刺激をダイレクトに伝えてくる。
「はむっ……」
「……!?」
返答の隙を与えないように、今度は耳を甘噛み。唾液の絡んだ水音と、ほんの少しの痛み。けれどその痛みが、今は想いの燃料となった。
股間でも、耳元でも、強い快感。二つの渦が頭を覆う中、エリクは言葉を絞り出す。
「好き……!マギロンさん、好きっ……!」
「嗚呼、ステキ、ステキよボウヤ…………!素直で甘え上手な子は、私も好き…………大好きよ……」
頬を朱に染めるマギロン。
募る恋慕の感情をぶつけるように、彼女は陰茎を強く擦り上げる。
「ふふっ……!おちんちんもう出しちゃいそう?お姉さんにしこしこされてぴゅっぴゅって気持ちいい射精したい?」
「出したいっ……!出したいですっ……!マギロンさんの手で射精したいっ……!」
「そっかぁ…………!それなら…………イかせてあげる……!」
ラストスパート。絞り上げるかのような彼女の手技、その快楽に、エリクはもう委ねるしかなかった。
安心を得るため、空いている方の手を握る。すると彼女は優しく握り返し、折りたたんでいた翼をバサッと広げた。
そのまま翼は器用に二人を包む。全身を使って抱きつかれている状況、お互いの想いが繋がり合う状態に、たまらなくなってしまう。
「好きっ、好きっ、大好きっ、愛してるっ、愛してるわボウヤ……!」
「僕もっ……!僕も好きです……!マギロンさん……!」
これはただのサービス業。サキュバス店に働くサキュバス嬢の仕事の一つ。だというのに、これほどまでに強い想いが湧いてくるのは何故だろうか。
今はもう彼女のことしか考えられない。
「も、もう出ますっ!」
「来て、来てボウヤ!」
器いっぱいの感情がこぼれるのと共に、白濁した液体が宙を舞った。
グロデスクに腫れ上がった怒張は何度も何度も拍動し、精嚢から駆け上がる精子を体外に吐き出す。
「あはっ……!すごい量……すごいにおい……!〜っ!」
尿道に残すことのないように、拍動に合わせてしごき上げる。
ダマになり、強い粘性を持つ白濁液。無意識に口にしようとするが、寸前で思い出す。
(そうだ、キス……)
「マ、マギロンさ……っ!」
「んちゅ……ん…………んぅ……ちゅぅぅ…………んれ…………ふぅ。ごちそうさま♪」
いやらしい性臭で誘うあの液体を飲み込みたい気持ちはあるが、キスのためには我慢せざるを得ない。彼女は口腔を重ね合わせ、お互いの唾液を交換することによって欲望を満たす。
射精のピークを超えたのは二十秒後。
敏感になった部分に刺激を与えすぎないように優しく握りながら、ゆっくりと上下運動。最後の一滴が出るまで、唇は繋がったままだった。
天井を仰ぐエリクに微笑みながら、マギロンは白濁液を丁寧に拭う。
「めっちゃ出た……」
「ふふっ……ええ、まだ時間はたっぷりあるわ。イケそう?」
「イケます!」
エリクは奮起する。お互い気持ち良くなってこそのエッチだ、ここまで来た手前、一発で終わらせる気はない。
「それじゃ、お風呂行こう?全身で奉仕させてもらうから……ね?」
「お、お手柔らかにお願いします……」