また、この回で言われる指揮官、M4A1、UMP9は私が以前投稿した短編ss M4A1「はじめてのお使い」に登場するのと同一人物です。
「すわれ。」
自分にいきなり襲いかかり拘束して目隠しをしてどこかへ連れて来た誰かに言われて戦術人形M4A1はパイプ椅子に座った。
「じゃ、目隠しと猿轡とるから動かないでね〜」
間延びした声の後、目隠しが外される。
ゆっくりと室内を見回す。
そこはどこか薄暗い一室だった。
背後に時計があるのか秒針が進む音がする。
ざっと見た感じ左右と前の壁にドアがないから後ろの壁のドアの上に時計がある感じだろう。
それ以外は自分が座ってるのと同じパイプ椅子が簡素なテーブルを挟んである。
そして反対側に腰掛けた謎の人物は
「UMP9?」
「久しぶりだねM4」
そこに居たのは404小隊のUMP9だった。
「な、なんでこんな事を?」
「あなたに質問する権利はないわ。」
切り込む様に告げられゴクリと唾を飲むM4。
どうやら何か確信がある上でこうしてるのだろう。
だがあの悪名高き404小隊に尋問される様な謂れはない。
内心、なんか理不尽な目に合ってるという思いが強い。
「単刀直入に聞くね。
あなた、昨日指揮官とヤったでしよ?」
「え?」
急に飛び出た爆弾に頭が真っ白になった。
こち、こちと時計の秒針が進む音だけがやけに大きく聞こえる。
…………………………………………………………………やる…ヤる…つまりはセックスって事?
「し、してませんよ!」
真っ赤になって喚き散らした。
なんなら羞恥で泣いていたかもしれない。
「あなた昨日は自分の部屋に戻らなかった。
それに指揮官の部屋に入っていくのを見たって娘がいるの。嘘は自分の為にならないわよ?」
「嘘じゃないです!昨晩は指揮官に頼まれ事をしていてそれが夜遅くまでかかって私はそのまま寝落ちしちゃって!」
「最初は皆そんな様な事を言うのよ。
けどすぐに本当の事を言わせてあげるわ。
どうせあんな事してたんでしょ?」
「あんな、事って?」
「そうね例えば…」
「指揮官?お呼びでしょうか?」
M4が部屋に入ると指揮官はいつもの様に左手奥のベットに浅く腰掛けながら
「ああ、急に呼びつけて悪いね。」
立ち上がりこちらを向く。
いつも通りの制服姿だ。
「それは別に気にしてませんけど、
その煙草、本日6本目じゃないですか?」
「バレた?」
左手前奥のクローゼットとベットの間にあるベットサイドテーブルに置かれた灰皿に煙草を放る。
もう既に灰の山がかなり出来ていた。
「あなたももう1人の指揮官に、
立場ある者になって久しいんですから自分の身体が自分だけのものじゃないと自覚して下さい。
吸い過ぎは毒ですよ?」
「吸い過ぎなもんか。
グリフィンに入る前は1日10箱以上灰にしてたけどグリフィン入ってからは7箱を上回った事は1度も無いし酒だってずっとやってない。」
こちらに歩いてきながら飄々と言う指揮官。
「五十歩百歩って言葉知ってますか?」
「人生山あり谷ありだ。
人間も人形も適度に蜜も毒も吸わないとやってらんないよ。」
入って直ぐ目の前にあるテーブルと2組の椅子の前で止まる指揮官。
「指揮官はその毒を過剰に摂取してるって言ってるんです!」
「じゃあ、蜜も過剰摂取しないとダメだな。」
そう言って指揮官はボサボサの髪をかき上げると銃などのうっかり触れると危ない物をテーブルにおく。
「し、指揮官?」
テーブルの上の照明からこちら側に来て逆光になる指揮官。
その目が何故か、丸腰のはずなのに武装してこちらを追い詰めに来た者の様に感じる。
冷や汗を感じて一歩下がるM4。
ドアに手を掛けるが捻るより先に施錠される。
そしてドン!と乱暴にM4の顔の横に手をつく。
(殴られるッ!)
目を固く閉じ、棒立ちのまま身体を震わせる。
早なる心臓の音ばかりが耳に届く。
指揮官が腕を振り上げる様な気配はない。
「…………………?」
「M4ちゃん。」
「は、はい……」
「肩の力抜きな?」
「…………」
若干目を潤ませながらフルフルと首を振るM4
「大丈夫、ただ俺は、君の蜜を吸いたい。」
「え、えっと…それはどうゆう」
言い切る前に指揮官の上唇を噛まれる。
驚く間も無く舌を入れられ口を掻き回される。
(こ、これって、キス!?
映画とかで見てたより凄い…)
かなりの時間そうしていた様に感じたが、入り口から見て直ぐ上にかけられた時計の針は全く進んでいない。
ようやく指揮官の口が糸を引いて離れる。
唐突過ぎて何にも出来ずに息だけが上がる。
「な、何を!?」
「抵抗しないねM4ちゃん。
銃だけじゃなくてこっちの素質も有る感じ?」
そう言って膀胱のあたりに手を伸ばされ、腰に巻いていた上着が落ちる。
パサリと落ちる音がだいぶ遅れていた様に感じた。
「
「ひっ!」
するりと下着の中に指揮官の指が入る。
まるで当然の流れの様に自然で拒む間も無く
「知ってる?君を作った奴らは病気なんだ?」
「びょ、病気?」
指揮官の指がM4の膣の中で蠢動する様に絶えず動き続ける。
「君らにそこらの売女よりよっぽどいいのを持たせてる。」
そう言って指揮官はM4の場所を探しながらM4の顔の形を確かめる様に舐め回す。
恐怖と困惑ガクガクと震える足でなんとか立ちながら、いや立ってるだけでただ未知の痺れを感じることしかできないM4。
「し、きか……だ、ダメ…です!
それより奥、触っちゃ…」
「なら遠慮なく!」
少し大きな声でそう言って再びM4の舌を舌で絡め取り指で容赦なくかき乱す。
「〜〜〜ッ!ッッッッ!!!!??」
M4の力と共に何かが吹き出た。
ドアに体重を預けながらずるずると座り込み虚な目で指揮官を見上げる。
指揮官はようやく引き抜いた指を顔の前まで持ってくる。
「わかる?君が俺に興奮した証拠。
君が俺しか見てない証拠。」
それを聞いてるとM4は魅入られた様にその蜜が絡まった指を加えた。
指揮官から目を逸らさぬまま舌で二本の指を丁寧にしゃぶる。
味なんて分からない。仮に美味くても普通に考えたらまずしゃぶらないそれをしゃぶり尽くす。
「本当に初めて?
時々歯、当てちゃうけど上手だね。
もっとベッドでしてくれる?」
「……はい。」
ハッキリしない頭でハッキリそう言っていた。
指揮官の手を借りながらベッドまで行く。
余韻が抜けきらないM4は直ぐにベッドに倒れた。
「まあ、初めてだしんなもんか。
じゃあ俺が脱がしてやるよ。」
ベルトはもう外されているズボンをパンツごと足首のところまで脱がして、シャツをめくる。
形の良い果実が揺れた。
「白い巨峰…背も胸ももう少しある方が好みだな。けどこんな上玉に文句つけたらバチが当たる。」
そう言って鎖骨からなぞる様に指を胸の1番上まで滑らす。
「
「ん!」
右が胸がきつめにつねり上げられ、左胸を優しく吸われる。
指揮官は私を苦しめたいのかそれとも違うのか?
アンバランスな感覚がただでさえこんがらがった頭をよりゴチャゴチャにさせる。
「ぅぅう…………び、ビリビリします…」
「あんま胸は…いや痛いのは嫌いか。
じゃあ苦しいのはどうかな?」
上着も下着も適当に脱ぎ捨てた指揮官はM4の上体を起こすとベッドギアが首にかかる様に外し、髪を直される。
「指揮官?」
「M4ちゃん、あーん。」
言われた通り口を開けるとそこに口を塞ぐ様に棒を押し込まれた。
何事かと目を動かすとだいぶ上からM4を見下ろす指揮官がいる。
(じゃあこれ指揮官の……)
「さっきも言ったけど歯、たてないでね?」
頭を掴まれ乱暴に顔を動かされる。
喉の奥を疲れて苦しい。一刻も早く新しい空気が欲しい!
「ッ! ッッッ!!!」
「我慢我慢、あとちょっと…逝くよ?」
「!¿!!?‼︎¡?!¡?」
喉奥に生臭くて苦い何かが注ぎ込まれる。
しかし中々指揮官は抜いてくれない。
(喉通って臭いが…凄い………)
ようやく引き抜かれるとM4は大きく咳き込みながら蹲った。
なんとか四つん這いの様な格好で顔を上げると指揮官が顎を上げて
「口周りべたべた。ちょっと拭ったげる。」
そう言って口の周りについた汁を指で集めるとその指をM4の口に入れ、歯と唇の間から奥歯の方まで練り込む様に動かす。
そして最後に唇をなぞり
「それじゃあ、準備もよろしい様なので最終幕といきましょうか?」
再びM4の上体を倒す。
そしてズボンから右足だけを抜き、その間に入り込み
「もうベタベタ。やっぱり痛いより苦しいのが好きみたいだね。シーツにシミが出来てる。」
そのまま指揮官は分身でM4の奥を貫いた。
「アアアアァ……あ、んん!」
元は鈍い痛みが、そしてほぐれた肉に硬いものが入ってくる遺物感が勝ったが、なんども押し込まれるうちに快感が優っていく。
「おね、おねが……し、指揮官!
こ、れぇ、、抜いてぇ!変になる!変になるからぁ!」
「そんなこと言いながらM4ちゃんのスケベなとこは咥え込んで離さないよ?嘘つきには」
ガッ!と思い切り首を絞められる。
「お仕置きだね。」
「〜〜〜〜〜♡ ♡ ♡ ♡ ♡!!!!
ぐっぅ!んんんん!!!」
視界が窮迫して苦しい。
息をしようとして吸い込む汗の臭いが思考を奪う。
手足に力が入らない。
反射的に握った指揮官の左一の腕に昔M4を庇って出来た弾痕が有るのだけはハッキリわかる。
(私…指揮官に全部握られてる。
今だけは、わたしだけが指揮官のモノ……私、だけが………)
「ーーーーーーんんん!!!!!」
声にならない慟哭と共にM4は完全に全部を手放し快楽と共に轟沈した。
「そして世界が朝焼けに包まれる頃目覚めた2人は一晩越しのピロトークと共に夜明けのコーヒーを」
「誰がやるかこのバカツインテール!!」
背後の扉が勢いよく開く音と共に脇指の鞘がUMP9の眉間に炸裂。
まるで漫画でしか見たことない様な倒れ方でテーブルに沈んだ。
「その声は!指揮官!」
「悪いなM4ちゃん。G11に居場所は聞いてたんだが416ちゃんと45ちゃんが思いの外強くてね。」
そう言って手錠を外す指揮官。
「何か痛いことされたか?」
「えっと…UMP9の妄想の指揮官には。」
「この茶髪俺のことなんだと思ってやがる。」
「その…本番中に首を絞めてくる人間と」
「俺そんな性癖歪んでないからね?
ロバートの奴やヘリアンさんは知らねえけど俺そんな歪んで見える?」
「見えませんけど……指揮官少し屈んでもらっていいですか?」
「? こうか?」
するとM4は指揮官の顔を掴むとその唇を奪った。
「!!?……え、M4、、ちゃん?」
「今の半分くらい、大胆でいい気がします…。」
そう言って顔を真っ赤にして去って行くM4
なんとか平常心を保とうと煙草を吸おうとするが震える手ではライターをうまく使えない。
「指揮官、そもそも煙草逆さまだ。」
「え!?」
入り口の方を見る。
そこには般若の面でももう少し可愛げがあると思える様な形相のM16がいた。
「うちの、妹が、真っ赤になって、顔を隠しながら、
走り去っていったんだ。説明、してくれるよな?」
極めて冷静に残弾数と脇差の調子を確かめる指揮官。
(全治2週間は覚悟するか……)
404小隊へありったけの呪いを込めながら指揮官は生き残る為に戦った。
その後、まるで銃弾の雨を切り抜けてきたかのように憔悴した指揮官が発見されたのは32時間後のことだった。