現実逃避してました!
「あだだだだー!!セシリア割れる!!!頭割れる!!!」
少女はレイチェルの悲鳴で目を覚ます、以前のアイアンクローを思いだし、レイチェルが何やらやらかしたのだろうと思い様子を見に自室から出ると、やはりと言うべきかセシリアに頭を掴まれ悶えるレイチェルの姿とドアの外の異様な光景も有り状況が飲み込めず少女はフリーズした。
「セシリアさん、これは一体何の騒ぎです?」
フリーズから立ち直りそう問いかけると頭を押さえうずくまり動かなくなった幼女と、何事も無かったかのように少女に微笑みかけるセシリアを交互に見て首をかしげる。
「あぁ、レイチェルが連れてきたこの男性が原因みたいで外にミーハーな連中がわいたからと女の子にしてしまおうとしたレイチェルとOHANASIしてたんです。」
「肉体言語は話すとは言わないの~!」
さも当然のようにそう告げるセシリアに復活したレイチェルは抗議の眼差しを向けながら批判するとメリルの影に隠れセシリアと距離を取る。
そんなやり取りをしていると外の騒ぎが突然静まり、馬車の止まる音が聞こえそして館の玄関にノックの音が響き渡った。
「ただいま~、おねーさまー、開けて~」
「ミシェル、あまりはしゃぐと日光に当たってしまいますよ?」
「あちち、あー髪が灰になったー」
「だから言ったのに…魔力切れるまで暴れるからそうなるんですよ」
レイチェルがセシリアから離れるチャンスと言わんばかりに扉の方へ走って行き、扉を開けるとレイチェルそっくりの少女がレイチェルに飛び付き、抱き付いた。
その様子をやれやれと言った様子で、セシリアを少しボーイッシュにしたような少女が眺めながら中に入り扉を閉める。
「マス、ただいま戻りました。」
「ミシェル、メアリーおかえりなさい、その様子を見る限り問題は無かったみたいね」
「おねーさまーほめて~」
「ミシェルが山1つを平地に変えたこと以外は問題は無かったですよ?」
「ふぇ?」
「えへへ」
「ミシェル?」
「ストレージ使っただけだよ?」
「人間は?」
「出したよ?」
「ならいっか」
「マス、それで良いんだ…」
「ねえさま、お外のあれはなーに?」
「新しく仲間入りした陽炎目当ての集団よ」
「そっか、なら女の子に変えれば解決だね」
メリルは事態が飲み込めずフリーズし、アスモデウスはニヤニヤと面白そうにやり取りを眺め、セシリアが重いため息をつき、メアリーはやれやれと言った様子で首を横に降りそして陽炎は女の子にされてしまった…