目が覚めると、目の前には貴族が使うようなベッドの天蓋があり、ふかふかな布団にくるまれていた。
「ここはどこ? 何でこんな高級ベッドに!? 何でわたしねてたの!?」
混乱していると廊下からセシリアとレイチェルの声が漏れ聞こえてきた。
「まったく、レイチェルあなたって人は...新しく来たメリルちゃんがこれでもし、このギルドに入らなくなったら、あなたに新しいメンバーの勧誘をしてもらいますからね!!!」
「セシリーのおにー、悪魔ー、鬼畜ー、ぺたんこー」
「レ・イ・チェ・ル? 何か言ったかしら?」(ミシッ)
「ごめんなさい! 割れる! アイアンクローやめて~」
何事かと思いドアを開けると、セシリアが片手で、レイチェルの顔をつかんで持ち上げている、というカオスな光景が広がっていた。
そして戸惑っていると、レイチェルをそのまま落とし振り返ると、平然とした様子で
「あら? よかった、メリルちゃん、どこも痛かったりしない? あなたが泡を吹いて倒れてたから心配してたのよ?」
と先ほどまで、幼女を片手で持ち上げていた恐ろしい女性とは思えない穏やかな表情で、心配そうにメリルの方を見ており、その後ろで頭を押さえ転がっている幼女の存在をなかったもののように無視している。
「えっと、セシリアさん、レイチェルさんは何ともないんですか?」
部屋で血だまりの中で横たわっていた幼女のことを思い出して、セシリアのうしろでうずくまっている幼女に目を向け、首をかしげながら訪ねると
「見ての通りぴんぴんしてるわ」
と先ほどのやりとりなどなかったかのようにさらりと答える。
レイチェルはというと、ようやくよろよろと立ち上がり、メリルを見ると駆け寄ってきて、
「大丈夫か? どこか痛かったりおかしなところはないか?」
などといいながら、浮遊して頭を小さな手でなでたりして、こぶがないかなどを確かめて、一通り見て怪我がないのが分かるとほっとした様子で
「驚かせてしまったようですまない、メリルにジュースでも持って行ってやろうとしたら見事に失敗してしまった...」
ばつが悪そうに髪をくるくると指先で遊びながらそういうか言い終わらないかというくらいで、メリルに抱きしめられていた。
「よかったぁ~、レイチェルちゃん生きててよかったー、てっきりレイチェルちゃんが死んだと思ってビックリしたよー」
「やめっ、こら、勝手に殺すな! はなせー」
とじたばたと抵抗するレイェルを抱きしめて、気が済むまですりすりとほおずりしながら抱きしめてしばらくののち解放した瞬間、レイチェルは素早く距離を置いてものすごく警戒していた。
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レイチェルの頭大丈夫か?
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続編はよかけ