※この作品はR-18です。

彼と彼女の軌跡   作:Fiery

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需要が違うとはいえ、表のUAにこっちのUAが二日で並んだことにビビったので初投稿です。

前より短くてごめんね!


彼女の"失敗"

 

一線を越えてからも、二人がそんなに回数を熟す事は無い。

それは別に体力がないなどと言う理由ではなく、一回の密度が濃くなるようにしているという所が大きな原因である。

というのも、一番初めに繋がった時に感じた充足感が忘れられないのだ。

二人が一つに繋がって融け合ったような、何者にも代えられない満足感。

それが回数を熟す事で得られるのなら、今頃猿の様に盛っている。

 

二人が行為に及ぶのは、決まって金曜日の夜。

特に決めたわけでもないのだが、あえて言うなら初めての日がそうだったから。

 

どちらが誘うかはまちまちだ。涼からでも、詩乃からでも。

まぁ大体は一緒に入浴をして気分を高めるので、どちらが誘うというのは正確ではない。

二人で一緒に浴槽に入りながら、その一時を楽しむ。

涼が先に入り、その上に乗るように詩乃が入るのが通例のスタイル。

 

「ふふっ、この格好で入るのも慣れてきた?」

「生殺しの気分にされるから慣れないよ……」

 

最愛の人が無防備に、一糸纏わぬ姿で自分と密着している状況。

その身体の柔らかさもはっきりわかるし、薄紅色に染まった首筋が間近にある。

それだけでも彼の物は張りつめているのに、詩乃は悪戯っぽく笑いながらその上に自分の臀部を乗せている。

程よく鍛えられた、女性としての柔らかさと丸みを備えた肉付きの良いそこは、詩乃にとっては彼を誘惑するための武器の一つである。

しかも、ただ乗っているだけではなく、少し動けばその割れ目が閉まったりもする。

 

「っ……詩乃」

「あっ、ごめんなさい」

 

少し舌を出しながら謝る彼女の顔は、悪戯を咎められた子供のようだ。

わざとやって、彼の反応を楽しんでおり……それでも彼が自分を襲わないと信頼している。

正確にはベッドに行くまでは襲わないと信頼している、と言うべきか。

 

しかし、それでも何かリアクションをしなければいいようにされるという。

だから彼は多少の報復として彼女の身体を抱きしめて、その下腹部に手の平で触れる。

 

「ちょ、え、まって」

「それ以上誘惑されたら、我慢できなくなる」

 

耳元で熱っぽく囁けば、彼が触れている詩乃の下腹部の奥が蠢いた。

今この場で、彼に襲われる事を想像したのだろう、彼女の瞳は熱く潤んでいた。

 

「……いいよ、って、言ったら……?」

「ここで襲って、ベッドに行っても止まらない」

「っ…!?」

 

その光景を想像して、詩乃は自分の下腹部が疼くのを感じる。

彼に組み伏せられたら、絶対に自分は抗えない。

そのまま乱暴に、彼は自分に滾りをぶつけてくるだろう。

そこまでするほどに自分が求められている事を想像して、鼓動が高鳴った。

彼が相手なら、それも悪くないと思ってしまっている。

 

「どうする?」

 

問いかける声は、本気だった。

返答次第で、彼はこの場で自分を襲う。

先程の想像が、現実となる事に、詩乃は喉をごくりと鳴らした。

 

「……いい、よ」

 

言い終えた直後、詩乃の顔が少し後ろに向けられ、唇を塞がれる。

そして唇をこじ開けるように彼の舌が捻じ込まれた。

また、張りつめた彼の物は詩乃の秘裂に擦れるように、彼女の股の間にある。

 

「んっ、はっ、り、りょぉ、んんっ」

 

何も言わせまいとして、彼は執拗に詩乃の唇を奪う。

徐々に荒くなる息遣いを聞きながら、次はその慎ましい乳房へと触れた。

びくり、と体を震わせて離れようとする頭部を片手で押さえたまま、もう一方の手の平が円を描くように左右の膨らみを愛撫する。

肌を重ね合わせる度、彼の愛撫は詩乃の性感をより的確に、より強烈に刺激する。

それがどれくらい続けられたかは、詩乃の思考が蕩けてしまってわからない。

互いの顔が離れ、舌先に透明な筋が一つ走って消えた後、彼女は抱き上げられて、風呂椅子に座った彼の膝の上にのせられた。

 

「ぇ、ぁ…?」

 

そのまま彼の足が広がるのと合わせて、詩乃の足も大きく広げられた。

視線の先には、浴室に備え付けられた鏡がある。

数秒ほど鏡を見ていた詩乃が、鏡に映った光景にその意識を覚醒させた。

 

「ま、だめ、そんなに広げたらっ!?」

「隠させないよ?」

「いやぁ……!? 恥ずかしい、よぉ……!」

 

詩乃の両手を、自分の身体と挟むようにして後ろ手に拘束。

前を向くように顔を片手で固定して、もう片方の手でその秘裂を広げる。

 

「み、見せないでよぉ……」

「何で? 凄く濡れてるから?」

 

意地悪く笑いながら、彼は指を秘裂の中へと滑らせる。

入ったのは指だというのに、詩乃の膣内はそれに歓喜して蠢き始めた。

 

「あっ、いやっ、なかっ、こすっちゃ」

 

指と言えど貪欲に絡みつく膣内を掻き分けて、ある一点を押し上げた。

 

「あひぃっ!? り、涼? ま、まさか貴方…」

 

彼の意図を、詩乃は瞬時に察知した。

そして、自分がどうしようもなく詰んでいる状況にあると理解する。

今押し上げられた先にあるのは膀胱。

 

「そ、そんなアブノーマルな事も、やるの? 私に、やらせちゃうの?」

「言ったろ? 襲うって。でもこれは襲うって言うよりも、お仕置き」

 

溜まっている物を押し出すように、その指が上下する。

指が動く度に膣内が蠢き、その刺激が尿意を後押しする。

 

「あぐぅっ、ごめん、なさいっ、揶揄ってごめんなさいっ!

 だから、やめてっ、謝るからっ、出させないでっ、貴方の前でっ、だめぇっ!?」

 

悲鳴のような声を上げた後、彼の指が勢いよく抜かれた。

その刺激に詩乃の腰が跳ね上がり、あ、という声と共に黄金色の体液が弧を描く。

 

「謝った、のに、ごめんなさいって、謝ったのに……」

 

びくびくと体を震わせながら、彼の方を向いた詩乃の顔は涙に濡れ、快楽に染まっていた。

 

 

 

◇

 

 

 

「死ぬほど恥ずかしかった……」

 

あの後、放心状態になった詩乃の身と浴室をシャワーで清めて、体を拭いて寝室まで運ぶ。

ベッドに横たえられてようやく放心から帰ってきた彼女は、顔を真っ赤にして彼を非難した。

 

「やりすぎた?」

「襲われる事は覚悟してたけど、あんな事されるとは思わないじゃない……っ!」

 

ぺちぺちと、横に居る彼の胸を叩く。

彼はそんな彼女を愛おしそうに見ながら、その髪を撫でる。

 

「変態」

「嫌いになった?」

「……その問いかけは、卑怯よ」

「詩乃と離れない為なら、何でもやるよ」

 

彼は微笑みながら、それでも真剣な声音で言い切った。

それは束縛のようでもあるが、彼女にとっては自身の独占欲が満たされる言葉。

そうしてまで離れたくないと思うほどに、自分を愛している証拠なのだから。

 

「……好きよ。愛してる」

「俺もだよ」

 

互いに愛を囁いて、口付けを交わす。

互いの想いを伝える儀式である口付けを、彼らは決して欠かさない。

流石に人目がある時は控えるが、こんな時は口付けで会話をしていると豪語するほどに。

舌を絡めながら、詩乃は彼に抱き着いて身体同士をこすり合わせる。

この男は自分の物だと言うように、自分は彼の物だと示すように。

 

彼女が次に触れるのは、張りつめっぱなしの彼の肉棒。

最早何の躊躇いもなく口に咥えて、可能な限り咥え込む。

今の二人の体勢は所謂シックスナインであり、詩乃の秘裂に彼は舌を這わせた。

互いが立てる水音が室内に響き、徐々に荒くなる息遣いが混じる。

 

「詩乃、そろそろ…っ」

 

詩乃の臀部を揉みしだき、彼は声を上げた。

同時に詩乃の頭を動かす速度が上がり、呆気なく彼は果てる。

彼が詩乃の性感を知るように、詩乃も彼の弱点をもう知っている。

ただ、吐き出される精液は初めての時と遜色ない濃さと量と熱さ。

相変わらず美味しいとは感じず、飲み辛くもあるが、それでも彼女は呑み干す。

 

最愛の人が自分で絶頂した証であるそれを吐き出す事など、詩乃は考えられない。

そして、それを呑み干す事で自身にスイッチが入る事を、彼女は最近知った。

 

「ふーっ、ふーっ」

 

自然と、詩乃の息が荒くなる。

呑み干した直後から、秘裂からは愛液が滴り、受け入れる事を是としている。

横になったままの彼に跨って、腰を上げる。

自分で秘裂を広げて、肉棒の先端を宛がえば、一気に腰を下ろした。

 

「はあぁぁぁぁぁ……っ!」

 

詩乃が深く息を吐く。

初めての日から何度も受け入れたそれに、自分の膣内は過不足なく適応する。

もう自分の身体は彼専用になった。それは死ぬまで変わる事の無い事実。

 

「詩乃……」

「涼……」

 

名前を呼び合って口付けを交わせば、詩乃が動き出す。

単純な上下の運動から、左右へと変化し、膣内が蠢き、先端を子宮口が咥え込む。

彼を求める、彼だけを求める、彼だけの淫靡な娼婦の舞。

それに合わせるように、彼も腰を動かして突き上げ、彼女の最奥へと擦り付けるように動く。

肉付きのいい臀部を鷲掴みにして揉みしだきながら、互いに快楽を、想いを共有し、ただ一つになる事を目指して昂らせ、高め合う。

 

「しの、しの、しの」

「きて、きて、きて」

 

互いの昂りが最高潮に達した時、涼は詩乃の最奥で果てる。

子宮を焼く熱に詩乃はその身を震わせ、根こそぎ絞り上げるように蠢く刺激に涼は呻く。

 

「イくっ、イ、くぅ……っ!!」

 

やがて射精が止まり、詩乃の身体は糸の切れた人形のように彼へと崩れ落ちる。

その全身からは玉のような汗をかき、呼吸を荒く繰り返している。

 

「はぁ……っ、はぁ……っ」

「大丈夫か?」

「大丈夫……とは、言えない、かも……」

 

あはは、と笑いながら、彼女は気付く。

 

「……まだ、なの?」

 

彼の肉棒が未だ硬さを保ったまま、自分の膣内から抜けていない事に。

 

「詩乃……ここ最近でお前の作った夕食」

「ま、まさか、こんなに効果があるなんて……」

 

義母から貰った食材で、今週の夕食は作っていた。

確かに、精力が付くと言われている食材ばかりだったと記憶している。

ただ解せないのは、彼には抜群に効いていて自分にはあまり効いていない事だが。

 

「俺とじゃ食べる量が全然違うじゃないか……」

「……私の倍は食べるものね」

 

その言葉に納得するが、それは何の慰めにもならない。

 

「……辛いなら、止めるぞ」

 

彼の言葉は何処までも優しい。

自分が辛いのに、何処までも愛する人を優先する。

 

「それは、ダメ」

 

だから詩乃はその首に抱き着いた。

そもそもの原因は自分の作ったもので、それでこうなるなら責任は自分にある。

 

「私だけで満足しなきゃ、ダメ」

 

 

 

◇

 

 

 

それから、二人は体を重ね続けた。

まるで獣の様に、後ろから詩乃を犯した。

彼女の身体を正面から抱きかかえ、突き上げた。

 

中に吐き出した。 胸元に浴びせた。 顔にも。 腹にも。

 

そして、カーテンの隙間より日が差し始める頃。

 

「詩乃……ごめん……」

「すご、すぎ……❤」

 

詩乃の全身を白濁に犯し、秘裂からも溢れさせるほど吐き出して、彼はようやく止まった。

彼女は半ば意識を飛ばしながらも、奇跡的にまだ思考は保っている。

 

「涼……私、体力付ける、ね……❤」

 

大きすぎる快楽に体を震わせながら、彼女は言葉を零す。

今回は自分の失敗だったが、次は最後まで受け止める。

 

「だから、私以外に、こんな事したら、ダメなんだから……❤」

「……しないよ。詩乃だけだよ」

 

彼の言葉を聞いて満足そうな表情を浮かべたまま、詩乃は意識を手放した。




こういうのは現実を考えてはいけないんだなと強く反省する……
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