要請から始まった関係
仕事を終えて部屋に戻った時には既に夜も遅かった。
同居人の相手もベッドが膨らんでいるのでもう寝ているのだろう。なるべく音を立てないように動き、部屋を後にした。
リィンの部屋にはシャワー室が教官の部屋として付いてはいるが、たまには湯船に浸かって汗を流したい。夜も遅いことだし、浴場にはリィンを除いて他には誰もいなかった。
「ふぅ……」
汗を流し、普段であれば髪やら身体やらを洗ってから湯船に浸かるのだが、今日は一刻も早く湯船に浸かりたかった。
リィンの故郷の温泉よりかはヌルいが、やはり全身をお湯に浸からせるのは最高だ。思わず口からため息が漏れてしまう。
そうリラックスしていると、つい船を漕ぎそうになり、理性がそれを止めるのを他人事のように感じながら微睡んでいると、声が掛かった。
「教官、お風呂で眠るのは身体に悪いですよ」
「……ん? あ、あぁ、すまない。つい気持ち良く……ってアルティナ!?」
現実へ引き戻す声に反応し、声の方へ顔を向けると教え子であるアルティナ・オライオンがリィンと同じように湯船に浸かる所だった。
しかし、彼女は教え子ではあるが異性だ。
アルティナ曰く身体の年齢は14歳であり、士官学院を卒業して直ぐに教官に就いたリィンとは6つしか離れていない。正規な年齢で士官学院に入学しているとなると更に年齢差はなくなる。
それはともかく、彼女は女の子なのだ。
男女共同で生活している寮ではあるが、当然のことながら浴室は男女で分かれている。
「な、何でアルティナがここに? というか寝てたんじゃ……?」
リィンの同居人はアルティナだった。本来であればリィンの一人部屋であったのだが、アルティナがリィンを追うように士官学院に入学して直ぐに帝国政府……厳密に言うのであれば鉄血宰相を中心とした派閥の者達からアルティナとリィンに一つの要請が下りていた。
要請とはいうものの、実質的には命令であり、リィンには断る事は出来ない。
教官になったリィンではあるが、彼は帝国内における英雄だ。
灰の騎士との名で広まっており、リィンは好きではないが、帝国の力として国内外へ宣伝されている。そんな国の英雄が禁欲からのハニートラップに掛かっては問題があると、内戦のあとから英雄となった彼を支えてきたアルティナに性欲を処理させるとのことだった。
当然、リィンは猛反対をした。彼女はパートナーではあるが、性的に見る相手ではない。本人の意思もなしにそんな事をさせるのは道理ではないと大声をあげたが、本人であるアルティナにリィンさんであればと言われてしまい口を閉じざるを得なかった。
「教官がお風呂にいく気配がしましたので跡を付けてきました。あと、お背中を流しにも来ました」
平然と、いつもと変わらずアルティナは淡々と口にする。リィンの視線を受けても動じず、湯船を満たす湯を掬って遊んでいる。
一度関係を持つとズブズブと沼にハマるように性に溺れた。幼く、まだ未成熟だというのにリィンを受け入れてくれるアルティナ。
嫌なのに英雄と持て囃され、浮かべたくもない曖昧な笑みで場をやり過ごす。自覚はしてなかったが、リィンは精神的に追い詰められていた。本人が日頃から精力的に動く人間だからか、元気な人とイメージされるが彼だって人間だ。
そんな彼を性欲処理という体ではあるが受け入れ、慰めてくれる相手。依存しないはずもなかった。
「……やはり教官は不埒な方ですね。一緒の湯に浸かってるだけですのに、もうそんなにさせてるだなんて」
なるべくアルティナから距離を取ろうとしていたリィンへ見慣れたジト目を向けてくる。
彼女の視線に釣られて同じ方を見ると、いつの間にか湯の中でゆらめきながらもいきり立っているものが見えた。
「あ、いやこれは……」
「隠す必要はありません。第一、これまでに何度も見てますし、触れてもいます。手でも口でも足でも触ったものですから」
「……そう、だったな」
意外にもアルティナは要請に積極的で、奉仕をするかのように愛撫をしてくれている。
基本はリィンの方が早起きだが、休日となるとアルティナの方が早い時がある。最初は欲求不満かと思ったが、生理現象だと聞かされてからは寝ているリィンを眺めつつ、処理をしていた。それこそ、アルティナが言ったように手や口を使ってだ。
「今日はまだ処理していないですし、このままここでするとしましょう」
「……頼む」
「はい、お任せを。横、失礼します」
さり気なく距離を空けて出来たスペースへアルティナが座る。湯が波を立て、当たる。
「出す時は言ってください。このまま湯に出すのは不衛生ですから。それでは手でしますね」
戸惑うことなく、躊躇することなくアルティナはリィンの股間に手を伸ばし、自覚してからは痛い程に張り詰めている肉棒をやんわりと握る。
ドクン、ドクンと脈を打ち、握るだけでその熱さが湯に浸かっているのに伝わってくる。
「ん……熱い……です。教官、お仕事がお忙しいのは理解しているつもりではありますが、処理を一日でもしないという選択肢はありえません。分かりましたか?」
体格差故に無表情ながらも上目遣いで見てくるアルティナにうっとリィンは声を詰まらせる。
こうした肉体関係を持つまではリィンにとってアルティナはビジネス上でのパートナーであり、妹がもう一人増えた感覚だった。しかし、関係を持って彼女が幼いながらに女だと知ると、何気ない前までであれば流せた仕草も目を奪われてしまう。
返事が帰ってこないのでリィンが不満を抱えたのかと考えたアルティナはしなだれるように身を寄せると、そのまま口を物理的に封じてきた。
「ん……ちゅっ……んんっ、ん……ふっ、ん♡」
鼻から抜けるような声は惚けたものであり、股間から上ってくる快楽よりも意識が集中してしまう。
ぷるんと潤いのある唇、かさかさと乾燥気味なリィンの唇とは違って吸い付くかのようだ。何度か触れ合う程度のキスをすると、ジッとアルティナは視線を合わせてきた。これが何かはとっくにリィンは知っている。
「んんん……っ♡ ちゅ、ちゅっ……ちゅぅぅぅぅ♡♡♡ れぇ……れりょれりょ……っはぁ♡」
キスは交互にするのが気持ち良いとリィンとの交流で学んだアルティナは言葉には出さず、今のようにただただ見つめてくる。
リィンからキスをすると一瞬だけ嬉しそうに目を細めるのが堪らなく愛おしく感じる。そう、リィンは既にアルティナを一人の女性以上、親愛以上の感情を向ける相手だと認識しているのだ。
顔を離すとキスで出来た唾液の透明な橋が二人の唇の間に架かり、10cmも離れると途中でぷつりと切れた。
「今は余計な事は考えずに気持ち良くなる事だけを考えて下さい。このまま扱きますね」
握るだけに止めていた手を、ゆっくりと肉棒の形に沿うように上下に動かす。
アルティナの小さな手では一周を回すことは出来ず、また長く時間を掛けて扱きあげると堪らずリィンの身体は震える。噛み殺すような吐息は彼が感じている証拠であり、上目遣いで見つめながら彼の弱点へと指を這わせていく。
カリ首の段差は特に感じるらしく高速で弾くように指を何度も往復させると腰が跳ねる。
「気持ち良いですか教官?」
「あ、あぁ。気持ち良いよ」
「……なら、良かったです。今日は遅いですし早く出せるようにカリ首を重点的に攻めていきますね。あと、こちらの方も揉みほぐしておきます」
肉棒を扱く手とは反対の手で、肉棒の下でぶら下がっている玉袋を優しく揉み込む。
中の玉の感触を楽しむように力を込め、中に詰まっている精液が尿道へ登るようにと念を込めてだ。
「教官も何もしないでいるのは退屈でしょうし、良ければ私のお尻を揉んでどうぞ。ご存知の通り、小さいですが張りと柔らかさには自信があります。最も、その柔らかさはどこかの不埒な方のおかげで身に付いたようなものですが」
リィンの性格をよく知っているアルティナは彼が一方的に奉仕されるのは苦手だと判断し、彼の手を自身の臀部へと導く。
骨盤はまだ広がり始めたばかりで子を産むには適していないが、男の情欲を煽れるだけの色気はあり、リィンとの経験で男の欲望を受け入れるだけの弾力性をも手にした尻肉。
最初は遠慮がちに触れ、アルティナが嫌がるそぶりを見せないで受け入れていると段々とリィンの方にも熱が入ってくる。ぐにぐにと手のひらを押し返すような弾力とすっぽりと収まるフィット感。夢中にさせるには十分だった。
「私のお尻を揉み始めたらおちんちんの方もビクビクと跳ねて喜んでます。これは私は喜んでいいものなのでしょうか」
その言葉にリィンは返事を上手く返せず、代わりに尻肉を気持ち強めに揉む事で誤魔化す。男なんだから仕方がない。
宣言どおりにアルティナはカリ首ばかりを擦りあげ、自然と尻肉の柔らかさや張りを堪能している手に力が入ってしまう。そうすると今度はアルティナの口から微かな喘ぎ声が漏れ、余計にリィンを興奮させる。
経験人数は彼女しかいないが、どうして女性の喘ぎ声というのは男をここまで興奮させるものなのだろうか。余計な事を考えてないとつい出してしまいそうになる。
それがアルティナにも伝わったのか、扱く手が止まった。
「出そうなのですね。ではそちらに腰を掛けて下さい。浴場内に教官の精液を溢す訳にもいきませんから、お口で受け止めますね。あ……むっ♡」
浴槽の縁に腰掛けたリィンの股の前に陣取ると、そのまま直立していたリィンの愚息を小さな口を大きく開けて咥え込んだ。
そう来るとは予想もしていなかったリィンにそれは致命的であり、熱い口内の温度と柔らかな肉の感触を味わった途端、射精してしまった。
―――ぶびゅるるるるるるっ♡ びゅるるるるるるっ♡
亀頭の先も先を咥えたばかりで射精が始まり、瞬く間に口内を満たしていく精液でアルティナの頬は餌を頬袋に溜め込んだ栗鼠のように膨らんでいく。
幼子が不貞腐れている時の顔にそっくりだが、膨らませている原因は空気ではなく、リィンの遺伝子がたっぷりと詰まった精液だ。
一呼吸するだけで青臭い独特な香りが鼻から抜けていき、口だけではなく、鼻の中にすら精液が入ってきたように思えてしまう。
熱くはなく、冷たくもない――敢えて表現するなら生温い温度の精液を唾液と合わせて飲み込む。でないと口から吹き出してしまいそうになる。
「んく……んん……んく、んく……♡」
喉に絡みつくそれを懸命に唾液で流し込み、一息つきたくなるがまた次の精液を飲まなければいけない。亀頭は咥えたままだ。お掃除というものを学んだアルティナはそれすらも熟す。
見る見るうちに膨らんでいた頬が元の姿を取り戻すと、次は逆に凹ませ始めた。
「ぢゅぅぅぅぅ♡♡♡」
不細工としか言えない間抜け面を晒しているも、リィンにしてはその表情すらも愛おしく感じてしまう。
他の人であればリィンも大衆と同じように今のアルティナの表情を不細工と思ってしまうが、その行動が自身の為だと思うと愛おしさが胸の内で溢れ出す。
妹にしていた時と同じだが、込める意味は違う手で頭を撫でる。また目を細めてくれた。
尿道の中に残っていた精液を吸い出すと、また飲み込んだ。浴場の中に響く程に大きかったので少しアルティナは恥ずかしげだ。
「……残りも全部飲みました。スッキリ……はしてないようですね」
「……すまん」
仕方がないだろうとリィンは胸の内で誰にでもなく言い訳をする。
異性として意識しだしてきた相手が端的に言えばエロい顔をして肉棒を咥えていたのだ、一回射精した程度で収まる筈がない。
「このまま次の射精をと言いたい所ですが、誰か他の人が来ないとは言えません。まずは汚れを落としてから部屋で続きをしましょう」
「……そうだな」
正論を言われ、鎮まれと愚息に語りかけてリィンはアルティナの視線を感じながら髪と身体を洗った。
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何かを口にすることなく、無言のまま浴場を後にした二人は部屋に戻った。
タオルで濡れた髪を拭いていると、カチャリと鍵をかけた音がリィンの耳に届いた。音の方を向くと、既にアルティナは動き出しており、扉からは離れていた。
以前にリィンと街で会った時に買った黒猫のプリントされている寝間着にアルティナは手を掛けており、リィンの視線を受けながらもゆっくりと脱いでいった。
「……教官、どうぞ」
全裸になったアルティナはそのままベッドの上に倒れ込んだ。アルティナが普段使っているベッドではなく、リィンが寝ているベッドに、だ。
見慣れ始めたのに、どうしてもリィンの胸には嬉しさが去来する。好意を抱いた女性が自分のベッドの上、しかも全裸でだ。興奮するのも無理はなかった。
髪を乾かすのは程々に終えると、ベッドの上のアルティナに覆い被さるようにリィンもベッドに入った。
「ん……っ♡ 教官、好きですねこれ。私のような貧相な胸ですのに、そんなに良いんですか?」
「……あぁ。アルティナのだから良いんだ」
「……そうですか」
アルティナの僅かだが、膨らみを見せている乳房に顔を埋めると幸せな気持ちになる。
ミルクのような匂いに風呂上がりで温かい体温。下半身から来る痛みがなければこのまま眠りたいほどに心地が良い。このままでは駄目だと、顔で柔らかな感触を味わっていた乳房へ口を開く。
ぱくりと頂きにある小さな蕾を口に含むと、舌で優しく根本から舐めあげたり、チロチロと弾くように舌先で弄ぶと、リィンの頭を抱えるようにしていたアルティナの身体が震えた。
「……乳首ばっかり……あ……っ♡ 弄らないで……んんっ……下さい……っ♡」
止めろと口にはするが、そういう素振りは見せず、依然としてリィンからの愛撫は続く。
小さな乳輪付近からたっぷりと唾を乗せた舌で乳房を舐めまわしながら、濃いピンクに染まった幼い蕾を含む。瞬く間に蕾は固くなっていき、リィンの息が当たるだけでアルティナは背を反らして身悶える。
口で愛撫してない方もしっかりと指で弄っており、そちらの蕾もまた固くなっている。
「……アルティナ、俺もうそろそろ……」
「……はい、教官の好きにして下さい♡」
乳房への愛撫で頬を上気させ、少しだけ無表情から蕩けたものへと表情を変化させたアルティナは足を広げて受け入れる体勢になった。
つるりと陰毛の類は生えていない秘所は綺麗な縦筋がふっくらと肉を押し上げて強調するかのように周囲から浮いているのが何とも艶かしい。しかも、その秘所からは透明な液体が溢れ出しており、太腿にまで伝っている。彼女がリィンの愛撫で感じていた事の証だ。
慌ただしくズボンとパンツを脱ぎ捨てると、一度射精をしているのに変わらない姿を見せている肉棒を入口に充てがう。くちゅりと粘膜同士が触れ合っただけでも既に気持ちが良い。
このまま縦筋で擦るのも魅力的だが、それよりも肉棒を包み込むような肉の柔らかさや温かさを味わいたい。そう思ったリィンはアルティナにキスをしながら腰を前へと突き出した。
「ん、ちゅ……あっ、あぁぁぁ♡♡♡ 教官の、おっきぃ……です♡」
息を詰まらせ、そこには苦痛の色はなく、快楽を得ている声。
アルティナの小さな身体ではリィンの全てを受け入れるのは難しく、根本は寂しく何もない。しかし、亀頭や肉竿へと絡み付いてくる媚肉にリィンは思わず歯を食いしばってしまう。
要請が下って最初の頃はキツいだけだった膣道はすっかりとリィンの形を覚え、入ってくると歓迎するように肉で絡み付いてくる。つぶつぶとした凹凸の感触や、亀頭の先に当たるコリッとした子宮口――アルティナにとって一番大事な場所さえもリィンを受け入れてくれる。
それだけでリィンは射精してしまいそうになる。
「遠慮はいりません。教官が出したい時に出して下さい♡ 受け止めてあげますから♡」
相応な知識は持っており、しかしリィン以外の男性を知らないし、知る気もないアルティナは彼が世間で言うところの早漏だとしても気には止めない。
いや、それどころか称賛するかもしれない。生物として、手早く子孫繁栄させる事が可能であればそれはとても合理的だと考えるかもしれないからだ。
ともかく、少しだけだが微笑みを浮かべながら言われたリィンは降参とばかりに、プライドだけで堪えていた我慢を解いた。
「……ごめん」
―――ぶびゅるるるるるるっ♡ びゅるるるるるるっ♡
子宮口と密着したまま出された精液はそのまま行き場を求めて子宮内部へと雪崩込んでいく。
リィンの味だけを覚え込んだ子宮はもっと出せとばかりに射精中で無防備な、それでいながら敏感な亀頭へ吸い付いては刺激する。
結果、出る精液の量は増え、尿道を精液が抜けて行く感覚に身体を震わせていたリィンの身体から力が抜け、覆い被さっていたアルティナの身体にもたれ掛かってしまう。
「ん……教官、気持ち良いですか?」
「……あぁ、最高だ……」
重いとは口にせず、膣に力を込めてリィンが気持ち良くなれるようにサポートする。
リィンの重さと体温、子宮内を満たす精液の量や熱さ、勢いを堪能していた。
「……射精、終わりましたね。抜きますか? それともまだしますか?」
アルティナのサポートもあり、膣内に収まっている肉棒は萎えてはいない。もう少し刺激を与えれば勃起状態になるだろう。
身体の位置の関係上、情事で熱くなった吐息と続きを求めるような意味にも取れる言葉が囁くようにリィンの耳をなぞった。
コクリと、一つ頷くとアルティナの身体を抱き締めた。
「分かりました。どうぞ、満足するまで私の身体を使ってください。私は教官の……リィンさんのサポーターなのですから」
閃の軌跡はⅢまでしかやってないんですよね。なんだかサブクエストを追いながらやってたら疲れてしまった……。ただ、アルティナとの関係の変化とかを見たいんですよねぇ。
Ⅱの色々なところへカレイジャスで行けるのすっごい楽しかったなぁ。
閃の軌跡で好きなキャラはⅠやってた頃はアリサ、Ⅱからはアルフィンとアルティナ、Ⅲをやってからはアルティナ、ミュゼなんですよね。なぜアルフィンはⅡの下ろしていた髪からツインテールみたいにしてしまったのか……。