そもそも私がバッドエンドとかヒロインが可哀そうなの苦手なのでこんな感じに。
間桐臓硯は昔から生き、今をも生きる妖怪じみた人間だ。
既にその身に人間性はなく、あるのは妄執へと変貌した願い。願いは歪み、彼は生きる為に生きている。
聖杯戦争と呼ばれる戦争で願いが叶うとの事で彼はアレコレと策謀を巡らせてはいるが、どれ一つとして上手く行きそうにない。そもそも手駒が弱く、運が良ければ程度にしか臓硯は思っていない。永く生きて来たので今回が駄目でも次回にと考えて策謀は今ではなく、未来へと向けられている。
そんな折、同じく冬木に根を下ろしている魔術師である遠坂家から養女を貰い受けた。
最初はその娘に色々と細工を施そうとしたが、その前に現在の手駒の将来性のなさに気付いた。いくら一人が強くとも周りが弱ければ尻拭いで面倒なことになる。
施そうと思った細工は止め、異国の地にいる魔術師の一族に連絡を取った。その一族は聖杯を使って願いを叶えるのではなく、自らの研鑽によって叶えようとしている。
臓硯にとってこれほど使いやすい者も中々にいない。直ぐにその一族の次期当主候補と養女にした娘の間に婚約を結ばせた。相手も遠坂の血を持ち、間桐の関係者との縁を結べるのであればとさほど悩みはしなかった。
こうして臓硯は未来の為に一つ石を投げた。
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「おはようサクラ」
「えぇ、おはようございます」
冬木にある一つの古アパートで一組の男女が同じ布団の上で横になっていた。
先に目を覚ました男はそのまま隣で眠る女へと声をかけ、同じく目を覚ましていた女は返事を返した。
「学校と言うのは中々に面倒だ。朝はゆっくりとしていたいのだが……」
「そうは言ってもこれが日本での当たり前ですから」
「オレたち魔術師に常識を求められても困るのだけどね」
苦笑いを浮かべる男の肌は浅黒い。
横になっている状態だと分かりにくいが、背も相当に高く顔も彫りが深いので彼らの通う高校ではファンクラブが出来ている。
それは女の方も同じで、男とは一つ年の差があり後輩ではあるが学校一のボディを持っている。
誰にでも優しく鈴を転がすように笑う声など彼女を褒める部分はあれど貶す部分は一つとして存在しない。
男と女――間桐桜は婚約関係にあり、今は普通の恋人だ。一緒のアパートで同棲生活を送り、日中の学生生活以外の朝晩を共にしている。
初めは桜も男も婚約関係でありながら初対面であるが故に他所他所しかったが、直ぐに打ち解けた。おかげで今は同じ布団で眠るほどだ。
「じゃあオレは準備してるからサクラは先にシャワー浴びてきなよ」
「はい。じゃあお先に貰いますね」
布団から出た桜は衣服どころか下着の類も身に着けてはおらず、産まれたままの姿だった。
動くだけで揺れる乳房も、歩くと左右に誘うかのように揺れる上向きの尻も全てが晒け出されている。
同年代の女性では相手にもならない乳房は男によって育てられたものであり、そのサイズでありながら今も尚成長の余地を残している。
元は艷やかな黒髪だったが、魔術師としての才能を開花させると紫色に近くなってしまったが、却って彼女の魅力を引き立てている。
恋人である己にしか見せない光景を朝イチから拝めた彼はダル気な気分はそのままに、しかしやる気は幾らか出してそのまま学校への準備を始めた。
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桜と男のラブラブっぷりは学校でも噂になっている。
今年に入ってきたばかりの間桐桜に多くの注目が集まった。儚げな雰囲気を持ちながらもワガママとも言える暴力的なボディ。
誰が彼女をモノにするのかと学校内のイケメンたちがざわめいていたのだが、それらを嘲笑うかのように男が親しげに声を掛けていた。周りが二人にどんな関係だと詰った事で関係性は露見し、男女共に多くの者が涙した。
そんな二人は
二人が持つ弁当は桜が作った料理が詰められており、冷めていても美味しい。多くは昨晩の晩ごはんの残り物で構成はされているが、不思議と飽きは来ない。食事中は静かな二人はそのまま弁当を食べ終わり時間を確認する。
「まだまだ時間あるな。サクラ頼んでも良い?」
「分かりました」
男が股を開くとその股ぐらに桜は陣取った。
そのまま彼の制服のズボンのチャックを器用に下ろし、半勃ちしていた肉棒をゆっくりと取り出した。
肌の色同様に浅黒く、桜という極上の女しか経験のない筈なのに既に淫水で焼けている跡がチラホラと見える。
まるでペットを相手するかのようにゆっくりと顔を持ち上げている肉棒の亀頭を撫でる。男の代わりに家事をしている筈なのに綺麗でスベスベとした手の感触はそれだけで男を勃起へと導ける。
「サクラもすっかり慣れたね」
「長いお付き合いですし、今は恋人です。ちゃんと恋人のお願いには応えてあげたいじゃないですか」
スリスリとフル勃起を果たした肉棒の竿を撫でながら微笑む。それだけで絵になるのだが如何せん触れているモノがモノだ。絵には出来ない。
撫で終えたら次に指が向かったのは竿の下にぶら下がっている玉とその袋だった。ずっしりと重みのあるそれを手のひらに乗せ、たぷたぷと揺らすように上下に弄んでみたりしていると、それに苛立ちを覚えたのかペチペチと催促するかのように跳ねた肉棒が手の甲に当たる。
「ふふっ、分かってますよ♡ じゃあ気持ち良くしてあげますね♡ んー……ちゅっ♡」
男と桜が肉体関係になったのは恋人よりも先で彼女の祖父となっている臓硯に急かされたのがキッカケだ。
桜は男女の違いにも興味がなかった時代ではあるが、一丁前に男はその頃からセックスへの興味はあり、偏った知識を蓄えていた。
フェラチオをする時はまず亀頭へのキスで挨拶するように躾けられた。ふっくらとしている唇を何度も押し付け、その度にむせかえるような雄の性臭が鼻を突く。
臭いのに何故か嗅ぎたくなる匂い。鼻を鳴らしてまで嗅ぐ姿はとてもではないが人には見せられない。本人非公式のファンクラブの生徒でさえも幻滅するかのような浅ましい女の顔を晒してしまっている。
「ん、ちゅっ♡ ちゅっ、ちゅっ♡ あー……むっ♡ じゅるっ、じゅるるるるっ♡♡♡」
キスもほどほどに大きく口を開き、拳ほどのサイズはある亀頭を咥えていく。
桜の口内は熱く、肉棒の熱さにも負けてはいない。中程まで飲み込み、咥え切れない根本は手でシコシコと刺激する。
亀頭やカリ首への直接的な快楽と、根本を手コキされる淡い快楽が同時にやって来る。窄めた唇でカリ首の出っ張りを刺激し、舌先で裏筋を舐めると口内で肉棒が暴れまわる。
先走りは滝のように溢れ、口いっぱいに肉棒を含んで自然と溢れ出してしまう唾液と一緒に飲み込まなければ窒息してしまいそうだ。
はしたないと思いつつも喉を大きく鳴らして飲み込む。ほんのりと掻いた汗によって艶めかしい喉が嚥下で動くと更に色気を放つ。
「ん……あむ………ん……じゅる……ちゅ……ん……じゅる……♡」
飲んでも飲んでも溢れてくる先走りと唾液を飲んでいるとどうしても水音が鳴ってしまう。
長い髪を振り回し、頭を前後に振るっていると幼子を撫でるように男が頭を撫でてくれる。
義理の兄や祖父がいるが、血の繋がった父親を亡くしている桜にとってこの瞬間はとても安心する。例えそれがフェラチオの最中だとしてもだ。
目尻が勝手に下がり、フェラチオの奉仕へも熱が入る。もっと気持ち良くなって欲しい、もっと撫でて欲しいと言葉にはせず行動によって伝えていく。
それが男にも伝わったのか労るように頭を撫で、時折髪を手で梳いてはサラサラとした感触で遊んでいる。
魔術師としては一流、一般的な目線で見てもそれなりな家庭で育った男なのに適当すぎる性格のせいかこれまた適当に買ってきたシャンプーを使っている自分とは手触りも匂いも何もかもが違う。
髪は女の命と日本にやって来てから知ったがまさにその通りだと男は思う。
「じゅるるるるっ♡ んんっ、ふっ、んっ♡ っぷぁ♡ おちんちん気持ち良さそうに震えてますね♡ もう
「あ、あぁ。もう我慢出来そうにないよ」
「んふふ、ならこのまま
言い終わるや否やひょっとこのような無様な顔を晒してフェラチオを再開した。
先程のじっくりと性感を高めるようなモノではなく、男を射精させる為だけの激しい口淫。堪らず男の腰は跳ね、桜が手を置いている足もガクガクと震えてしまう。
腰の跳ねに合わせて突き上げるように動いた肉棒が桜の喉奥を突くも、これまでの経験によって慣れており少しだけ嘔吐いてしまうも、直ぐに持ち直しては喉奥を使ってそのまま口淫を続行しだした。
喉の狭い肉をリズムよくきゅっ、きゅっと動かしては、丸みを帯びた亀頭がほどよく締付けられる。うぐっと苦痛にも似た声を男が漏らすが腰を引く気配はなく、寧ろその逆で桜の喉奥で更に快楽を得んとばかりに押し込んでくる。
太腿に乗せていた手を動かし、そのまま男の腰を抱き締める。喉を開いて更に肉棒を飲み込み、ディープスロートをすると面白いぐらいに口内で肉棒が暴れまわる。
「
発声で喉が震え、射精間近で敏感な肉棒はそれすらも快楽として受け取り、遂には溜めに溜めた我慢が解き放たれた。
―――ぶびゅるるるるるるっ♡ ぶびっ♡ びゅるるるるるるっ♡
ぶるりと一度震えたかと思うとぱっくりと口を開けた鈴口から本日一度目の濃厚で黄ばんだ精液が勢い良く飛び出した。
ゼリーのようにぷるぷるとしているそれは指で摘めてしまうぐらいに固形化しており、射精を開始するとあっという間に部屋の中を青臭い性臭で染め上げてしまう。
「ん……んんんっ、んぐっ……ん……♡」
だか生憎と射精をしたのは外に向けてではなく、熱くぬめりを帯びた桜の口内だ。
名前と同じ桜の色のような口内は瞬く間に精液によって真っ白に塗り潰され、桜が呼吸をするだけで匂いが昇ってくる。まだ飲みはせず、遠慮なく喉を叩くような勢いのある射精を堪える。
頬が精液によってぱんぱんに膨らみ、外から見ると頬袋に餌を溜め込んだリスのようだ。だが、桜の口内にあるのは男の遺伝子の塊である。
次第に射精も勢いを失い、そのまま停止した。ちゅぅぅぅぅ♡ と頬を出来る限り凹ませ、尿道の中に残ってしまった哀れな精液もしっかりと吸い出す。
ちゅぽんっ♡ と間抜けじみた音と共に口から肉棒が外れる。少し精液が付いてしまっているが、それ以上に桜の唾液でベトベトだ。光が反射してテラテラと妖しく光っている。
「あー……♡
口を開けて精液のプールを男に見せる。
舌で底から精液をかき混ぜ、時折咀嚼するように歯を合わせると固形であり液体でもある精液がスルリと避けては歯の間から抜けていく。
きっと見ているだけの男でも分かるぐらいに精液の匂いが桜の口内から立ち込めている事だろう。もしも季節が冬であったとしたら湯気が出ているかもしれない。
それぐらい精液を受け止めた口内は熱を持っており、また精液もそれだけの熱を持っている。
「サクラ、飲んで」
「
フェラチオをした後は男からの許しがなければ桜は精液を飲み込めない。それもまたやはり躾によるものだが、桜にとってはこれが当たり前なので今更気にした様子はない。
フェラチオで頭を振るう内にすっかりと汗を掻いた喉が動く。
白く日焼けの類はないか細い喉。それこそ男がその気になれば直ぐに締めれるものだ。喉仏が上から下へ。
それに合わせて口の中に溜まりを作っていた精液も喉を下りて食道を通って胃へと落ちる。昼食で満たされていた胃の中に入った精液はずっしりと重く、何もしなくとも存在感がある。
それを何回もする事数分。粘度の高い精液は飲み込めるのは一回では少なく、どうしても時間が掛かってしまう。やっとの思いですべてを飲み込み、証拠として空っぽになった口の中を再び男へと見せた。
「あー……ん。ごちそうさまでした」
「ありがとうねサクラ。おかげでスッキリしたよ」
「それなら良かったです。えっと確か……あぁ、ありました」
持ち込んでいた小さな手提げ袋の中にあったタブレットタイプのブレスケアを一つ取り出して転がす。ミントの爽やかな香りと刺激が桜の口内を満たす。
フェラチオを始める前にあれほどあった時間も今はギリギリで焦った二人は急いでその場を後にした。
今まで食事をとるは「摂る」の字を当てはめていたのですが、常用漢字だとやはり「取る」というのが正しいようですね。栄養をとっているのだからと思ったのですが……。
私の作品ってエロ方面に特化しちゃってますよね。もう少しストーリー性が欲しいなぁ。頑張ってそう言うもの書いてみたいと思いつつもやっぱりエロを中心に書いちゃうんですよねぇ。
しかし桜の一番のポイントである巨乳要素を使わなかったのは痛い。どうせならフェラチオではなくパイズリでもさせれば良かったかもしれぬ……。むむぅ。