「おかあさん、わたしたちおかあさんのママになってあげる。最近のおかあさん疲れてるでしょ? ほら、おいでおいでー」
カルデア内にあるマスター専用の個室。ベッドと机のみという質素極まった部屋は普段、眠ることにしか使われない。
そんな部屋のベッドに座るのはまだ幼い少子であるジャックとそのマスター。他の部位と比べるとまだ肉が付いている太腿にマスターの頭を乗せるといーこ、いーこと頭を撫で始めた。
「わたしたちはおかあさんが頑張ってるの知ってるよ。でも、おかあさんだって疲れちゃうもんね。これからはわたしたちがママになるからいつでも甘えて良いんだよ?」
甘えていた側が甘やかす側に変わり、浮かべていた表情すらも変わった。
太腿に頭を乗せているマスターを見る目は慈愛に満ちており、今まで見せていた甘えん坊な目はしていない。
「わたしたちがおかあさんのママなら、おかあさんはわたしたちの赤ちゃんなんだよね。だったら……んしょ……はい、どーぞ、おっぱいだよ♪」
心身ともに疲れているマスターはジャックの柔らかな太腿の感触と子供故に高い体温、そして彼女から香るミルクのような匂いにすっかりと安心し、目を瞑っていた。もしも開けていたならば、今のジャックの行動を止めていただろう。
マスターを太腿に乗せたまま、スルスルと元から生地が薄く、肌色成分が多かったおよそ上着と呼ぶにはちょっとな服を脱ぐと、ブラを付ける必要のない、ほんの僅かしか膨らみを見せていない乳房が露わになった。横から見ると盛り上がりが確認でき、谷間と呼べるようなものは存在しない。
ジャックから機嫌良さげな声でおっぱいと言われ、彼女が何をしたのかを一瞬で理解したマスターは暴れた。
早く離れなければとの行動だったが、疲れているが故の行動とジャックに思われ、幼くてもその身は英霊であり、人間でしかないマスターはあっという間に捕らえられた。
「もぅ、危ないよおかあさん。ほら、赤ちゃんなおかあさんはおっぱいをちゅぱちゅぱするのがお仕事なの」
乳首を吸わせるには豊かさが足りない。それを補う為にジャックは身体を思いっきり前に倒す。
マスターの頭は後頭部は太腿に、顔は押し潰すかのようにジャックの胸が押し付けられ挟まれた。
さっきまでは鼻に掠める程度の甘いミルクのような匂いが、今度はダイレクトに肺を満たす。息をするだけで肺と頭の中がピンクに染まっては多幸感に満たされる。
「ふふっ、あははっ。息が当たってくすぐったいよぉ」
擽ったくて身動ぎするも、乳首が顔を擦るだけだ。口元を掠めるように何度も小さな蕾が当たり、もうこうなったらヤケだと遂にマスターは咥えた。
乳首というより、乳房を丸ごと口にし、唾液をたっぷりと付けた舌で舐め上げる。チロチロと舌先で舐め、濡れた乳首を吸うと心が安らぐ。
「ん……おっぱい吸うの上手♡ もっと吸って良いからね」
マスターに乳房を押し付けながらジャックはまたも頭を撫で始めた。
疲れているマスターを安心させる為なのは変わらないが、先程と比べると艶っぽい声が混じっただけで大きく変わった。
幼くも無知ではないジャックは色々なものに興味を持つ。彼女の最優先はおかあさんであるマスターだが、カルデアにいる多くの英霊たちとも友好を築いている。
行動を多く共にするのはやはり、同じように幼いナーサリーやジャンヌ・オルタリリィといったものたちだが、カルデアの初期から共に戦っているブーディカたちとも親しい。
世の男性と女性が何をするのかも知っているし、不完全だが性にだって目覚めている。
おかげで乳首を吸われると身体を跳ねさせ、鼻からは甘ったるい女の声が漏れる。
「あっ、それダメぇ♡ 赤ちゃんはおっぱいをちゅぱちゅぱしてもかみかみはしないの♡ んっ……っ♡」
舐めしゃぶるだけでは飽き足らず、マスターは尖りを見せ始めたジャックの蕾を前歯で挟んでは甘噛みし、時折擦り潰すような刺激を与えた。
興味心、好奇心旺盛なジャックではあるが羞恥心までは学んでおらず、嬌声を隠そうともしない。おかげでマスターの部屋の中は彼女の甘い声が響いている。
「片方だけだと寂しいだろうからこっちも、どーぞ♡ あんっ♡ も、もぉ……いきなり噛むのはめっ! だよ♡」
この日からマスターは少しずつ回復を見せ始めた。
彼の行動原理がジャックに褒めて貰うためとは誰も分からないだろう。何せ、普段は以前と変わらずに人前ではジャックは甘えてくるのだから。
本当に短くてすみません。
ジャックっておかあさんってマスターに甘えてくるイメージだけど、それを逆にしても良いことに気付いた。やっぱりジャックって最高だわ。