「こんな物を私に着させるなんて、本当にあなたは変態ですね♡」
口ではそう言うものの、嬉しさが多分に含まれている声色だ。
彼女の持ち主(彼女は彼のモノ)である彼の命令に従い、最近は髪を伸ばしている。まだ肩に触れるかどうかだが、彼の理想としては銀色の少女である有栖には腰まで伸ばした姿の方が似合っている。
そんな彼女の現在の格好はとてもではないが、人様に見せられるような格好ではない。
裸を見せるよりもある意味で恥ずかしさを覚えるマイクロビキニを身につけている。身体が生まれつき弱く、外よりも中にいる彼女の身体は線が細く、触れれば折れそうだ。
子供のように肋が浮いている訳ではないが、子供のように起伏の少ない身体。辛うじて僅かに膨らんではいるが、誤差の範囲だ。
「おおっ! やっぱり、俺の見立てに間違いはなかったな。今の有栖、最高にエロいぜ」
「~~~っ♡ ありがとう、ございます」
彼のモノに正式にされたあの日以降、彼に褒められると例え、それがどんなに酷く、彼女を穢すものだとしても喜んでしまう。顔が熱くなり、彼の顔を直視出来なくなる。
赤らんだ顔を見られないように顔を伏せるが、すると彼のモノになった証明が目に入る。
有栖のような可憐と言う言葉が似合う少女には似つかわしくなく、彼女が何か弱味を握られているのではないかと心配になるような無骨な首輪。至ってシンプルなデザインで、お洒落要素など皆無だ。それだけに彼のモノであるという実感が湧くと言うものだ。
これを付けた日の翌日、クラスに顔を出す前から色々と周りの生徒に心配された。ただ、趣味ですと言われたら誰もが渇いた笑いをしたが。
「ほら、もっと見たいからこっちに来て」
「……はい」
ピンポイントに陰部や胸の蕾だけを隠す薄い布。風が吹けば飛んで行ってしまいそうな心許ない装備だ。
銀の彼女の雰囲気に似合うようにと彼が買ってきたビキニの色は黒だった。幼い見た目だが、大人顔負けな頭脳を持っている彼女には大人の色が似合うと思ったのだ。
そしてそれは間違いではなかったようで、彼女の良さを存分に引き出してくれている。
「首輪付けただけで驚かれたのに、他の皆に有栖がこんな格好してるってバラしたらどうなるんだろうな」
「多分、周りから人がいなくなるのでは? あなたが望むのであればバラしても構いませんが……」
「嫌だね。こんな可愛くてエロい有栖を他の奴に見せるかよ。前に言っただろ? 俺はこう見えて嫉妬深いんだって」
「そうでしたね。では、あなただけの前でしか見せない私を存分に楽しんで下さい」
人に媚びるよりも人を使う方が得意だった有栖。優秀な頭脳を持っているだけあって、彼に媚びるのは様になっていた。
目的を失う前の彼女であればこんな情けない態度を取らないし、人に使われたり辱められたら怒髪天になっていただろう。自分の内面の変質に思わず苦笑いをこぼす。あぁ、彼に染められてしまったのだと。
「ほら笑って笑って。写真に収めとく。記念写真って奴だ」
「言われればいつでも着ますのに……これで良いですか」
「オッケー。はい、ピース」
笑うよりも嗤うのが得意だったが、彼の前では心からの笑みがこぼれる。
人に弱味を見せたらいけないと幼い頃から自分に言い聞かせてきたが、彼には全てをさらけ出している。最早、恥ずかしいと思うものはなく、心からの笑顔を浮かべてピースサインをした。
「じゃ、脱がすか。んー……この瞬間って言いよなぁ……自分のモノになったって感じがする」
正面に立っていた有栖を抱き寄せると背中に腕を回す。背中で止めていたビキニを外すと、小さな薄い桜色の蕾とご対面だ。
彼に見られただけで興奮し、写真で見ればビキニの上からでも蕾の位置がバレていただろう。触って欲しいとおねだりをするかのようにツンと上向きな乳首だ。
「あっ♡ そんな乱暴に摘まんでは……んんっ♡ 気持ち良い……です♡」
両方の乳首を親指と人差し指で摘まみ、引っ張るかのように力を加えると有栖の身体が仰け反る。
カリカリと乳首の更に先端だけを引っ掻くと有栖は何も言えなくなり、ただただ甘い嬌声だけを口から漏らしている。乳首を弄られているだけなのに、魅惑の三角地帯を隠している水着が色を濃くさせる。
「んんっ……あっ♡ あっ♡ あっ♡」
「んっ……くっ……いっ……いぃぃぃぃっっっ!!!♡♡♡」
遂には限界を迎えたようで、乳首だけで絶頂してしまう。
声を震わせ、ガクガクと全身が痙攣している。快楽で閉じていた口が開いていたのか、口内に溜まっていた唾液が口元を汚し、テカテカと光らせている。
Aクラスを纏め、多くの生徒から畏怖の眼差しに晒される坂柳有栖とはとても思えない光景だ。
快楽の波が有栖の思考回路すら焼き切ったのか、カクンと首を垂らすとそのまま意識を失ってしまったようだ。
彼は女好きだが、鬼畜ではない。
有栖の意識が戻るまでそのまま頭を撫でる事にした。サラサラと手櫛をすると指の間から抜けていく銀毛。彼が買った学園内で買える最高級のシャンプーを使わせているので、手触りは最高だ。上質の絹にも負けず劣らずの毛髪はついつい彼を夢中にさせてしまう。
有栖が意識を戻すと、彼に頭を撫でられていた。
驚きのあまり飛び起きようとしたが、彼にがっしりと身体を掴まれ不発に終わる。
「身体弱いんだから、急に動くと危ないぞ」
「あ、ありがとう、ございます……あの、どうして頭を?」
「んー、なんとなく? 触り心地が良かったからかな」
「そ、そうですか。頭を撫でられたのは久し振りです。父も母も撫でてくれるような人ではなかったですから……」
「じゃあ俺にもっと甘えても良いぞ? もう有栖は俺のモノなんだから。好きなようにしてもいいんだぞ」
「……考えておきます」
照れがきたのか、そっぽを向く彼女は年相応……いや、年齢よりも幼い少女のように見えた。
☆
「目を覚ましたところに悪いけど、口で処理して欲しい。有栖のイくところ見てからずっと勃ちっぱでさ」
「分かりました。あなたがスッキリ出来るようにしますね。あ、むっ……んちゅ……んっ……ちゅ……♡」
有栖の小さな口では亀頭だけしか口内に含めず、肉棒の中でも敏感な部分を重点的に舌で責められる。
ネトネトと唾液をたっぷりと絡ませた舌が亀頭の表面をなぞり、鈴口の中に入るとばかりにくにくにと弄られる。
普段は意識しない鈴口を責められるのは男にとって不測の事態で、女を散々好き放題に食ってきた彼でも腰が引けてしまうほどの衝撃だ。
亀頭だけでなく、手を使って肉竿を扱く。浮かんだ血管の凹凸を指の腹でなぞり、擦り潰す。竿だけでなく、肉棒の根元でぶら下がっている玉袋にも手を伸ばす。
固い肉棒とは違ってふにふにとした感触。男の身体の中で最も汗を掻き、場所が場所故に拭くのが難しい場所。亀頭から口を離し、玉袋の下に鼻を埋め、玉袋が乗ったまま匂いを嗅ぐ。
「……すーはー……すーはー……すっごく臭いですね。男の人って匂いがします。女をダメにし、自分のモノにしちゃう臭い匂い……私、結構好きですよ?」
匂いを嗅がれる度に、スースーとした清涼感にも似た刺激がやってくる。
グツグツと精子を煮え滾らせている有栖の息が当たり、冷まそうとしているかのようだ。ただ、有栖の吐く息も熱く、玉袋よりかは温いといった程度だ。
「あむ……ん……ちゅ……ちゅぅぅぅぅぅ」
玉を口に含むと舌の上で転がしたり、玉袋の皺を丁寧に伸ばすように舌を使う。コロコロとした玉を舐めていると何故か安心してしまう。
男の一番の急所と言っても良い玉袋。本来であれば内臓と同じような部位なのに、冷却させるためだけに外に出ているものだ。ここを触られる事は内臓を触られているようなものなので、彼に信頼されてると感じ、ついつい胸を弾ませてしまう。
涙で潤んだ瞳を彼に向けると、気持ち良さそうに表情を崩しているのが見える。彼から見える有栖の顔も鼻の下が伸びていたり、口元に付いた陰毛があったりと酷いものだが、彼もまた中々に酷い。だらしなく顔を歪め、時折目を閉じたりして快楽を堪えているかのようだ。
これがもし、恋人や夫婦であればそれは良いのかもしれない。男として直ぐに出すのは恥ずかしいものだが、有栖は気にしない。今後も有栖が関係を持つのは彼だけだし、比べようがない。そもそも有栖は彼の所有物なのだ。
男としてのプライドを有栖に示さなくても有栖は受け入れる。彼のモノになったのだから。
「ちゅぅぅぅぅぅ……っはぁ……出そうなら出しても構いませんよ♡ 私はあなたのモノなのですから、好きなタイミングで出して良いんです♡ 道具だと思って下さい♡」
言いたい事だけを伝えると、また亀頭を咥える。
パンパンに腫れ上がった亀頭を優しく舌で撫で、窄めた唇や頬肉で刺激すると鈴口から漏れる先走りの量が増える。
若干の苦味のあるそれをコクコクと飲みながらも、舌を動かすのは止めず、絶え間なく快楽を与え続ける。
「あぁ、もう! そんなにザーメンが欲しいなら出してやるっ! そのまま咥えてろよ……っく!」
―――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡
射精の瞬間、有栖の頭を掴んでそのまま射精をする。
「んぷっ!? んぅんん!! んんくぅぅうううんっ!!」
ドクンドクンと強く脈を打ち、大量の精液を放つ。
瞬く間に有栖の口内は出された精液に占拠され、一面を真っ白に染める。いや、所々黄ばんでいる。
彼の唐突な行動に目を白黒とさせながらも懸命に喉を開いて口内を占拠する精液を飲んで……いや、落としていく。急がなければダマのような精液が喉に絡みついて息が吸えなくなってしまう。身体の弱い有栖だが、窒息が一番苦しいと思っている。
ゴクンゴクンとはしたなく喉を大きく鳴らし、精液を減らしていく。有栖の努力を笑うかのように、次々と鈴口から吐き出されては口の中がいっぱいになってしまう。
流石に苦しくなったので、亀頭を口から離すとびゅるびゅると顔に向かって精液が飛んでくる。瞼の上にもかかり、反射的に目を瞑ってしまうが、お構いなしに出続けている。
「っはぁ……すっげぇ、濃いのが出たな。うわぁ……有栖の髪まで飛んでるなぁ……それ片付けたら風呂だなぁ」
彼が有栖の現状を見て呟いている間も有栖は喉を鳴らして懸命に精液と戦っていた。
何度か喉にへばり付くような事態にも発展したが、口内を占拠していた精液のおかげで滲み出た唾液で対処出来た。
「んく……んぐっ……んく……っぱぁ……やっと全部、飲めました……♡」
「ご苦労さん。顔にもたくさん付いてるからジッとしてろよ」
「わっぷ……んんっ……そんな子供を相手にするような……んんっ……止めて下さい」
近くにあったタオルで汚れた顔を綺麗にしてあげる。
何か言っていたが、知らぬが存ぜぬだ。何度か往復させるとやっと取れた。
「有栖、疲れたか?」
「……そうですね。心地良いダルさがします」
「んじゃあ俺が風呂に連れてってやるしかないな」
「わわっ……簡単に持ち上げてくれますね。あぅ……この抱き上げ方は流石に恥ずかしいです。でも……ちょっと嬉しいですね」
横抱きに彼女を抱え、落ちないように彼女の腕を首に回す。俗に言うお姫様抱っこをして、彼は有栖を風呂場に連れ込んだ。
結果、風呂の中でも盛り上がってしまい、今度こそ有栖が意識を失うまでヤるはめになった。