なんで一般人のオレが相性召喚で不夜城のアサシンを召喚するんだよ!おかしいだろ!? 作:ベニヤ板
まだ始めて一週間だし多少はね?
〇月×日多分金曜日
そうだ、日記を書こう。
そう思い立ったのが昨日の事だ。
いや、特に理由があったわけではない。
ただスマホもパソコンもない世界ゆえに日本よりメモをとる必要性が高そうだと感じたからこっちの世界の文字の練習及び自身の現状について書き綴ろうと思ったまでの事である。
うん、あるね理由。何が特に理由があったわけじゃないだよバカじゃないの。
閑話休題
とりあえず自分の現状について書いていこう。
オレ!マサシタウンのガッ〇ゥーゾ!夢はプロサッカー選手になること!嘘です。
名前は
大分トラウマ植え付けられたが、死後で神様と出会い転生することとなりすごく嬉しい。
神様はオレに二つの選択肢を与えた。
・1 転生先は決められないが、転生する際に特典を選ばせてくれる。
・2 転生先は選べるが、特典は選べない。
この二つである。
これに関してはクッッッソ迷った。なんせ特典を選んでもドラゴンボールの世界に行こうもんなら死亡ほぼ確定、転生先を選んでその結果おかしな特典つけられて大惨事、どっちの選択肢も大変な危険を孕んでいる。
本当に迷ったが、オレは自分で特典を選ぶという前者にした。なぜなら最悪死亡率の高い世界に行こうと問題ない特典を考えたからだ。
時に、FGOというゲームを知っているだろうか?正式名称をFate/Grand Order、Fate/シリーズのスマホゲームである。オレはそのゲームにおいて過去の英雄や偉人たちを召喚するアイテム、聖昌石と一体のサーヴァントの戦闘を維持できるだけの魔力を特典としてもらった。
お前、それでそんなに強くないサーヴァント引いたらどうするつもりなの?金鯖の排出率知ってる?とか言われそうであるが、思い出してほしい。特に触媒などが無い場合、自身と性格面で相性のいいサーヴァントが召喚されるという設定を!!
それにそもそもサーヴァントになれてる時点でめっちゃ強いからね!作家鯖以外!作家鯖は実際の設定よりゲームの方が強い珍しい鯖だから・・・・・・・・・・
で、だ。
これでオレは戦わないけど超強い戦力が手に入ることが確定したわけだ。
そして転生して、赤ん坊になって、貧乏な家ながら10歳まで育てられて、家を追い出されて(!?)、サーヴァント召喚するなら今しかない!って思ったのさ。
なんで10歳になるまで召喚しなかったんだって、そりゃあ雰囲気にこだわりたいじゃないか。何が悲しくて何もないタイミングでこれから長い事お世話になるサーヴァント召喚せにゃならんのだ。
うんそう、精神年齢が成人しているとはいえ子供がホームレスとか死の気配しかしないからね。雨にも風にも夏の暑さにも冬の寒さにも負ける。実はもっと感動的な出会いであってほしかったけれど、死んだら元もないということで召喚したのさ。
そうすれば狩猟やらなにやらで生活がある程度助かりそうだし、サーヴァントには食事がいらないからね。
召喚した時の様子を要約して伝えよう。
「妾は輝ける「オエェ!!!(突然の嘔吐)」不敬すぎてびっくりするー!」
うん、不夜城のアサシンが出てきました\(^o^)/。なーんで今時珍しい拷問で死んだ人の所に拷問の逸話で知られてる人が来るかな・・・・・・・・・
しかも自己紹介した時、この人なんて言ったと思う?
「姓も名も猫を連想させるから名を変えよ。
今なら不夜城と名乗ってもよいぞ?」
これだよ?(困惑)猫屋敷はまあ確かに猫だけれども、真臣はよくない?え、中国語での猫の発音が真臣に似てる?そんなー(´・ω・`)
それ以来オレは不夜城と名乗ることにした。うん、いい名前が思いつかなかったのと、向こうの提案を蹴るのが恐かっただけです。拷問器具ちらつかせるのやめーや。
しかも何がヤバイって、結局衣食住全部一人でやらなきゃいけないのと、そこにさらに豪華絢爛が大好物な女帝陛下であるアサシン様が満足するような物を用意しなきゃいけないことだ。
おいおい、ハードル高すぎて死ぬわあいつ。
もうね、山を下りて10歳でも働ける職場を死に物狂いで探して、年中無休で死に物狂いで働いて、街の骨董品店やらアクセサリーを好みに合いそうなやつを死に物狂いで探して、適当な部屋を借りて死に物狂いでお願いしてそこで我慢してもらって、早2年。もう色々と辛いです。
しかも突然生きた猿が欲しいとか言われて用意したらその猿で拷問の技術教えてくるし。どうして?前世拷問されて死んだって教えたよね?嫌がらせですねわかります。この人暴君だわ(今更)
実は日記を書こうと思ったのは現状整理+この生活にも慣れて余裕ができてきたのと一種の現実逃避をしたかったというのもある。バリバリ理由があるうえに現状を整理して現実逃避とかバカじゃないの?逆に辛くなってきた。
もういいよ!日記なんてもう書くか!!もう寝る!!
「妾は輝ける「オエェ!!!(突然の嘔吐)」
妾を召喚した者は、なんとまだ年端も行かぬ子供であった。自分と似た性根の者に引き寄せられて召喚に応じたのじゃが、勘違いであったようじゃ。しかも妾の姿を見た途端に突然の嘔吐、わけがわからない。しかしわけが分からないゆえに興味を引くという者、少し話してみるか。
「平服するでもなく突然嘔吐とは、不敬が過ぎるな。」
「も、申し訳ありません!」
そういってこの子供はすぐさま跪いた。
明らかに自分を恐れている様子に、ふと違和感を覚える。この者はまるで、突然現れた謎の少女という正体不明の者に恐れているのではなく、自身に課せられる可能性のある暴力に怯えている。自分で言うのもなんではあるが、普通少女を見て暴力を恐れるだろうか?虐待でもされていたのならともかくとして、この子供は服装を見るに貧困な生まれのようだが、虐待をされたかのような傷はパッと見たところでは無い。
ともなれば、生前に数多くの拷問を行った自分の正体に気付いているのだろう。しかしまだ名乗った覚えはなく、また拷問の様子を見せたわけでもない。つまり外見だけで自分の正体に気付いたということになる。
ますます興味をそそる。どう考えてもただの子供ではないようだし、退屈しのぎにはちょうどいい。
「お主、面白い童じゃのう。
妾はまあ、不夜城のアサシンとでも名乗っておこうか――――――――お主の名は何という?」
「・・・・・・・猫屋敷、真臣です・・・・・・・・・・・」
よし、まずは名を変えさせよう。
猫の屋敷と書いて猫咪とはひどすぎる。
その後、この者は様々なことを語っていった。
前世のこと、前世の死因、死後に神とやらに出会ったこと、ここが妾が知る世界とは根本が違う事など。こうも海賊が横行しているとは、さぞ治安維持にあたっている海軍とやらは無能なのであろう。
特典と前世の記憶を持って転生させてくれたとかいう神とやらの目的は疑問ではあるが、そんなことはどうだっていい。
ちょっと拷問器具をちらつかせれば頼んでもいないのに妾のために馬車馬のように働くさまは見ていて実に滑稽でいて面白かった。
そして、そんな生活がもう2年もたとうとしているころ、いい加減なぜ妾がこやつに召喚されたのか、大方の見当がついていた。
普段はただ拷問に怯えている臆病者ではあるが、たまにその目にさす暗い影。知っているぞ、お主が路地裏で見つけた子供か、はたまた酒に酔った大人にいたずらに嬲り殺された野生の猫の死体を見た時のお主の目。
自分では気づいていないのだろう。きっと、周りの者も妾以外は気付くこともないだろう。ならば気づかせてあげよう。自身の本性生まれ持った欲求内に秘めたる残虐性そのすべての存在に気付かせてあげよう。
「アサシン様ー、言いつけ通り生きた猿、なんとか手に入りました。
貿易船に野生のがまぎれていたのを譲ってもらって、いやー我ながら実に幸運でした!」
さて、こやつは気付いた時にどんな顔をするのか。怒りか、絶望か、悲しみか、はたまた喜びか?その心はどんな感情に支配される?
背中を押してやったら、後は真っ赤な血の海に落ちるだけだ。そこで必死にもがくさまは、諦めて自身の本性を認め血に沈むその姿は、さぞ面白いものだろう。
―――――――――そうなればいつか、こやつを拷問官のトップにしてやってもいいかもしれない。
「じゃあ、まずは人体の急所を教えてやろう。
どうすれば相手が痛がるのかをみっちり教えてや「オエェ!!!(すべてを察しトラウマが蘇り嘔吐)」
・・・・・・・・・・お主の体を使った教え込んでやろうか?」
「それだけは勘弁!!!」
・不夜城くん 突然の不夜城のアサシンにテンパり前世の本名を教えて名前を変えさせられた人。愉悦部の素質を持っているが本人は気付いていない。不夜城のアサシンは基本アサシン様呼び
・不夜城のアサシン そのうち真名バレするであろう人。拷問の逸話が沢山あり、不夜城くんの愉悦部の資質を見出しzeroのギルガメッシュみたく愉悦部に勧誘するべく外堀を埋めようとしている。なんだかんだ彼の事は気に入ってる様子。
・神様 なんで不夜城くんを転生させたのか謎が残る人。セリフも何もないため謎が残る。
・猿 貿易船に紛れ込んだのが運の尽き、最大の被害者。
・猫咪 猫の、猫が、といった意味の中国語で発音が字に起こすとマァオミィ。