寝取りチンポ vs 異世界【邪神によって異世界に送り込まれた俺に与えられたスキルが寝取りチンポだった件】 作:第三世界(うたかたとわ)
「あら? 今日の大騒ぎはあなたが?」
隠し扉を開けて部屋の中に入ってみると、悪女と世界で噂されるエルザが俺を出迎えてくれる。
突然、部屋の中にあった隠し扉が開いたことに彼女は驚くこともなく、白くて高級そうなテーブルに座って優雅に紅茶を飲みながら、笑顔で俺のことを歓迎していた。
今年で十五歳になるエルザは、身長百五十センチメートルの体に早熟なGカップの爆乳を膨らませて、水色のきれいなドレスを身につけている。
そして、ピンク色が混じった細く美しい金色の髪を背中まで伸ばし、深く青い瞳で、俺のことを観察するようにじっと見つめていた。
彼女の青い瞳を見ていると、まるで俺の意識が彼女の中に吸い込まれていき、そのまま心の奥底まで、すべてを見透かされてしまうような印象を受ける。
これが、黄金の知恵を持つ賢者とも、恐ろしい悪魔とも称されてるエルザとの初対面だった。
「私のことを助けに……来てくれたというわけでは、ありませんね」
俺のことを観察し終えたのか、エルザはくりんとしていて無邪気な青色の瞳を輝かせると、貼り付けた笑顔で俺に話しかけてくる。
「あら? 伝説の悪女がこんな感じで、ガッカリしました?」
そして、顎に人差し指をそえて、人好きのする笑顔でかわいく首を傾けながら、彼女は俺を茶化すように笑いかけてきた。
まるで、こういう仕草が人間には受けるのでしょうという知識を披露するように、エルザはとても愛らしい振る舞いをコロコロと変えながら、俺との会話を続けていく。
普通の人間なら、彼女の何気ない仕草に触れているだけで無意識に信頼を寄せていき、そのまま、エルザに深い忠誠を誓うまでになるのだろう。
俺は鑑定スキルを使って、現在の彼女のステータスを目の前に表示する。
ステータス
エルザ・フォン・ガスター
状態:憑依(九尾の狐タマモ)
エルザの心には、底知れぬ怪物が潜んでいた。
エルザと会話を続けてわかったことは、先代の王様と王妃を暗殺したのは、実は今代の王様だということ。
エルザは国王と王妃の暗殺の罪を被せられて、この塔に幽閉されていた。
それと、今代の国王が政治を動かすようになってから、周辺国家や魔族の国への強硬的な侵攻が開始されていること。
どうやら、独占欲と支配欲が強い今代の王は、世界制覇を狙っているらしい。
そして、他国との戦争で、都合のいい戦力として利用するために、高校生勇者たちの集団召喚がされた。
エルザ以外の王族たちは、今代の王様に暗殺されぬように、国中に散り散りになって避難しているということだった。
自分だけが国の政治を独占することが今代の王様にとって重要らしく、政治に干渉できないくらいに遠い場所にまで避難すれば、暗殺の追手はやってこないようだ。
では、なぜエルザがこの塔に幽閉されているかというと、彼女が持つ知恵を、今代の王が利用するため。
そして、先代の王が暗殺されてから五年間、エルザはこの部屋に一人で幽閉されることになった。
この部屋に、どんな怪物が封印されているのかも知らずに。
「ここから出してくれたら、何でもしますよ?」
突如、国内の政治情勢について親切に教えてくれていたエルザが、何でもないことのように、俺に条件を持ち出す。
清純で無垢な王女を演じていた彼女の雰囲気がふわりと変わると、妖しく男をたぶらかす、傾国の美女へと様変わりした。
少しずつ、彼女の中の怪物が、本性を現している。
「え? 何でも?」
「ええ、なんでも」
俺が追加で質問をしても、エルザはニッコリと清純な笑顔を貼り付けたまま笑っていた。
人間の男など簡単に支配し、洗脳できると高をくくっているのか、彼女は初対面の俺に対して、まったく警戒をしていない。
「で、でも、俺は、Dランク勇者だし……童貞だし……」
せっかくだから、おもしろそうだし、俺はエルザに心を誘惑されていくウブな男の子を演じるようにして、彼女との会話を進めていくことにした。
「……うふふ♡……大丈夫♡……あなたは♡……ギュって目をつむっていれば♡……お姉さんが♡……すっごく♡……気持ちよくしてあげるから♡」
ここが堕とし所だと判断したのか、テーブルを挟んで紅茶を飲みながら俺と会話をしていた彼女が立ち上がると、俺の体にくっつき、耳元に甘い吐息をぶつけて俺を誘惑してくる。
エルザのやわらかい爆乳が俺の右腕に押しつけられて、ぷにゅんと気持ちよく潰れていた。
最高の感触である。
「……わたしの体♡……まだ♡……処女なんです♡……この体♡……あなたの好きに♡……したく♡……ありませんか?」
「……ど、ど、ど、どうしよう……」
俺は誘惑に乗りたくても、自分に自信がなくて、あと一歩がどうしても踏み出せない男の子を演じながら、エルザとの会話を続けていく。
「あなたが、あの魔法陣の封印を解いたんでしょう? 実は私の体にも、あの魔法陣と同じ封印がしてあって、その魔法を解かない限り、この場所から出られないんです……」
そんな俺の心に最後のトドメを刺すために、すごく悲しそうな表情に変わったエルザが、今の自分の状況を深刻そうに告白した。
どうやらここが、俺たちの化かし合いの、最終局面のようだ。
「……もう、こんな場所に、閉じ込められたくない」
そして、年相応に若い少女の顔に表情を変えたエルザが、俺の目の前で、しくしくと悲しそうに泣き崩れていく。
「……私を助けてくれるのは、もう……あなたしかいないの……お願い、なんでもするから」
そのまま、最後の力を振り絞るようにして、彼女は泣きながら、ピトリと俺の体にすがりついた。
はっきり言って、今のエルザの姿はめちゃくちゃにエロい。
並みの男なら、ここで彼女に同情して、完膚なきまでに心を握り潰されてしまうだろう。
だから、俺はエルザに誘惑されてしまった男の子を演じながら、彼女を助ける宣言をする。
「わかりました! 俺、エルザさんのこと、絶対に助けます!」
「……うふふ♡……ありがとう♡」
一瞬だけ、本性が出たのか嗜虐的な顔に変わったエルザが、そのドSな表情を隠すようにして、手元にあった扇子を広げて口元を隠すと、期待に満ちた妖しく光る瞳で俺を見つめている。
エルザの体はこの塔から脱出できるが、彼女に憑依している怪物は、封印を解除しなくてはこの部屋から出られないみたいだからな。
せっかくだし、彼女のことも、おいしく俺のダンジョンまでお持ち帰りさせてもらおう。
だって、彼女も、何でもしてくれるって、俺に言ったもんね。
「べ、別に、エッチなこと目的とか、じゃないですからね!」
「……うふふ♡……そうですか♡」
エッチなことが目的ではないと表面では取り繕いながらも、実はエッチなことをする気満々なのが丸わかりな男の子の演技を続けながら、俺はエルザの体にかかっていた封印を解いていく。
「……でも♡……ちゃんとお礼はしますよ♡」
「……え、えへへ」
そして、俺はこの部屋に転移してきた魔法陣で、エルザと一緒に塔から脱出を果たした。