寝取りチンポ vs 異世界【邪神によって異世界に送り込まれた俺に与えられたスキルが寝取りチンポだった件】 作:第三世界(うたかたとわ)
「おっ! ついにミソラーメンがメニューに乗ったのか!」
キリノのお店にあるメニュー表を見て、ベニコが嬉しそうに声をあげる。
キリノがロストエデンで経営しているお店は、この世界に召喚される勇者たちがよく好物としてあげる食べ物だと人々に有名な、ラーメンを出すお店だった。
「ショーユに続いて、ミソも、ロストエデンに安く流通するようになった……」
現在キリノの店では、勇者たちが残した口伝や書物を利用して、塩ラーメン、ショーユラーメン、ミソラーメンが再現されて、飲食メニューとして提供されている。
「最初は塩ラーメンだけだったけど、便利になったなー」
キリノのお店は、開店当初は塩ラーメンのみが提供されていた。
しかし、新たに大陸に生まれたダンジョンからショーユとミソが手に入るようになったため、キリノの店に、ショーユラーメンとミソラーメンが新メニューとして登場したのだ。
以前までは、ショーユもミソも東の果てにある竜人族の国から輸入するという手段しか入手経路がなく、高級品であったために、街の食堂で気軽に使えるものではなかったためである。
「ダンジョンのおかげで、新メニューが増えた……」
お店のメニューを眺めているベニコに、キリノが嬉しそうに報告している。
「ユーリ、この店では、ラーメンっていう勇者の国の料理が食えるんだよ!」
「ふっ……俺はラーメンにはうるさいぜ……」
ベニコがユーリに勇者の好物であるラーメンを紹介すると、ユーリは気取った笑みを浮かべていた。
「ついに、伝説のショーユラーメンとミソラーメンも、この街で気軽に食べられるのか!」
今まで書物でしか読んだことのなかったショーユラーメンとミソラーメンが、キリノの店に新メニューとして登場したことを思い、ベニコはよだれを垂らして喜んでいる。
「この店にはギョーザとチャーハンもあって、勇者の国にあるとされるラーメン屋の再現を目指してるんだ! 実物を見たことがないから、本物はどんな感じかわからないけど!」
キリノのこだわりが全面に出たラーメン屋経営を、ベニコはべた褒めしている。
そんなベニコに、ユーリはキリノの店のおすすめメニューを聞いてみることにした。
「ベニコのおすすめは?」
「私はこの店の大葉ギョーザが大好きなんだけど、普通のギョーザも肉汁がすごくてうまい!」
「大葉ギョーザはお店の人気メニュー……」
ベニコのおすすめの言葉に、キリノもお店の人気メニューだと伝えて、ユーリに太鼓判を押している。
「ギョーザとラーメンを同時に頼むのがいいぜ! 今日は私のおごりだから、遠慮すんな!」
「サンキューベニコ」
そうして、ベニコとユーリは、キリノのお店でミソラーメンの大盛りと大葉ギョーザのセットを頼むことになった。
「おまたせ……」
「よっしゃ! うまそーだ!」
少しすると、カウンター席に座りキリノと向かい合うベニコとユーリの目の前に、ミソラーメンの大盛りと大葉ギョーザのセットが提供される。
湯気立つ濃厚なミソスープに小麦色の手打ち麺がおだやかに浮いて、器にはボリュームのある煮込みチャーシューが豪快にそえられていた。
うるわしい麺の上にはラードで炒められた熱々の野菜炒めが彩り、みずみずしいメンマとトロトロの煮卵が横に盛りつけられている。
鼻孔をくすぐるミソラーメンスープの香りだけで、ベニコとユーリの口の中はよだれでいっぱいになった。
そして、黄金色のミソラーメンの隣には、程よい焼き色がついた大葉ギョーザが白い皿に並べられていて、灼熱の熱さを主張するとベニコとユーリの胃袋を見た目だけでうずうずと刺激する。
すぐに店内にある割り箸を手に取ると、ベニコとユーリはまず最初に、キリノ特製のミソラーメンにかぶりついた。
ズズズズ……!
「これがミソラーメンか! すげーうまい!」
「めちゃくちゃ、うまい……」
ミソラーメンを口に頬張り、ベニコとユーリが舌鼓をうっている。
特に、人生で初めてミソラーメンを食べたベニコは瞳をうるませて、感動すらしていた。
「大葉ギョーザもうめー! ショーユとも相性がいい!」
満面の笑顔のまま、次にベニコが大葉ギョーザを頬張ると、ベニコの口中いっぱいに、肉汁の旨味と野菜の甘味がじんわりと広がっていく。
今まで、キリノの店でベニコは塩と酢をつけてギョーザを食べていたが、ショーユが解禁されたことで、酢醤油で大葉ギョーザを食べることも可能になっている。
ベニコはさっそく、酢と醤油を混ぜ合わせた酢醤油を作り、大葉ギョーザの味を存分に堪能していた。
「ふーうまかった! ごちそうさま!」
「ごちそうさまでした……」
そうして、ベニコとユーリはキリノの店のミソラーメン大盛りと大葉ギョーザをぺろりと食べ終えると、お腹をおいしくいっぱいに膨らませる。
至福の時間だった。
「ユーリ、キリノの店のラーメンはうまいだろー!」
「めちゃくちゃうまい。勇者の国でもやっていけるくらいだ」
ベニコの自慢げな言葉に、キリノのお店のラーメンとギョーザを堪能したユーリは肯定の言葉を返す。
しかし、ベニコの問に勇者の国でもやっていけるという答えを返したユーリの態度に疑問を持ったベニコは、ユーリに質問をしてみることにした。
まるでユーリは、勇者の国のことを全部知っているかのようである。
もしかして、ユーリは……。
「へー、なんで勇者の国でもキリノのラーメンが通じるってわかるんだ? もしかして、ユーリって勇者か? 私の攻撃を防御できるくらいだし」
「いや、俺は勇者じゃないけど」
ベニコの質問に、ユーリはなんでもないような態度で否定の言葉を返す。
「そういえば勇者だったら、戦う前にエマ先輩にユーリは勇者だって注意されるか……じゃあ、ユーリって勇者オタク?」
「うーん。それでいいや」
「ユーリって、セックス以外にも興味あることあったんだな……」
一瞬だけ、ベニコはユーリのことを勇者だと考えるが、ユーリと戦う前、頼れる上司であるエマに特に何も注意されなかったことを思い出し、ユーリは勇者ではないとベニコは心の中で結論づける。
勇者の国でもキリノのラーメンが通じるという話題は、ただの褒め言葉としてユーリが出した例え話だと、ベニコは考えた。
そのまま何も疑問に思うことなく、ベニコはユーリとの会話を続けていく。
「ユーリは、ラーメンをよく食うのか?」
「ラーメンは好きでよく食ってるよ、とんこつラーメンとか」
「トンコツラーメン!?」
そして今度は、ベニコとの会話の中で、ユーリの口から聞こえたトンコツラーメンという単語にキリノが食いついた。
「私の店で、トンコツラーメンのレシピはまだ手に入れてないの。名前だけでは、トンコツの『トン』の部分が何なのかわからない。ミソやショーユは名前でわかるけど、トンコツラーメンは見た目もわからない……」
三種類のラーメンを提供するキリノの店であるが、今はトンコツラーメンのレシピを探していた。
そのタイミングで、トンコツラーメンをよく食べているというユーリの言葉を聞いて、キリノはトンコツラーメンについて、ユーリに聞きたくなったのだ。
「俺はラーメンには詳しいぜ。豚骨醤油とか、魚介系とか、ベジポタ系とか、家系とか、トマトラーメンとか、トマトチーズラーメンとか」
「なにそれ! 知らない名前のラーメンばっかり。トマトとチーズを使ったラーメンなんて、本当にあるの?」
ユーリが話す知らないラーメンの数々に、ラーメン屋さんを営むキリノは引き込まれるように興味津々になっていく。
「あるよ。あとは、ヤサイマシニンニクアブラオオメとか」
「そ、それは……勇者が残した言語が難解すぎて、まだ誰にも解読できていないジローケー!? ユーリは、ジローケーのヤサイマシニンニクアブラオオメについても知ってるの!? アブラナシヤサイマシカラメニンニクメンスクナメについても!?」
「全部知ってる」
「それについて教えてくれたら、私、ユーリに何でもする!」
「なんでも、だと……」
未知のラーメンについての知識の連続に、キリノの情熱が爆発していた。
黒いつなぎをはだけたエプロン姿でカウンターから身を乗り出すと、Iカップの爆乳をぷるんと揺らし、キリノは食いつくようにユーリに頼み事をしている。
「ちょっと、私、キリノと竿姉妹は嫌だぜー」
「ベニコはちょっと黙って……いま大事な話をしてるから……」
閉店時間を過ぎた店内にはすでに、ベニコとユーリ以外の客はいない。
ベニコはキリノに隠し事をすることなく、おおっぴらな会話を繰り広げていた。
「今日はこのあと用事があるから、明日は?」
「明日の昼。お願い! ラーメンについて教えて!」
「おい! ユーリ! はぁ……これは、キリノと竿姉妹コースかぁ……」
ラーメンについて教えてくれたら何でもするという交渉に了承の意を伝えているユーリの姿を見て、ベニコは嫌な予感を覚えた。
しかし、ユーリとキリノが話す会話の途中で、あとはこれから家に帰ってユーリと中出しセックスを楽しむだけだという今の状況に気がつくと、ベニコは下着の中を密かに愛液で濡らす。
「今日のお代はいいから!」
新しいラーメンに関する知識を手に入れる予定ができたことで上機嫌になったキリノに見送られながら、ベニコとユーリはキリノのお店をあとにする。
「じゃあ、ベニコの家に泊めてよ」
「うん♡」
夜のとばりの中、しおらしい態度に変わったベニコが、ユーリの言葉に返事をする。
「キリノには、ダンジョンでラーメン屋さんを経営してもらおう」
「んっ? ユーリ、何か言ったか?」
「いや、ベニコの中の感触を、指で思い出してた」
「こら♡」
ユーリが何か言葉を小さくつぶやいたような気がしたが、それをはぐらかされてしまう。
しかし、そのことを特に気にすることなく、ベニコはユーリとイチャイチャし始めた。
「ベニコは何回くらいイキたい?」
「いっぱい♡」
「じゃあ、ベニコが気絶するくらいにするか」
「もう♡ 私を気絶させるなんて♡ 無理だって♡ 私より強いエマ先輩でも、私を殴って気絶はさせられないし♡」
「いや、ベニコは俺のチンポで気絶するよ」
「ユーリ♡ おまえ♡ バカだろ♡」
そうして、ベニコはユーリと、夜になったロストエデンの街をふたり並んで歩く。
このあと、ベニコは本当に、おまんこが気持ちいいという理由でユーリに気絶させられることも知らずに……。