このシナリオは、先日の企画に参加していただきました
フリーメンさんのキャラクターを使用して執筆されました。
アフリカオニネズミのフレンズである『グンソー』の物語をお楽しみください。
【 使用キャラの詳細 】
https://syosetu.org/novel/216576/30.html
もうどれくらい歩いているだろうか……一向に収まることのない情欲の高ぶりを持て余し、この日何度目かのため息をグンソーは重ねた。
つい数時間前、グンソーは大討伐隊ににおいて大金星を挙げた訳ではあるが……何の因果かその直後から発情し、そして今に至っている。
とはいえ16号の駆除に成功した時から、数時間後となる今の状況には予想がついていた。
このルーチンは故郷にて軍籍に身を置いていた時から変わっていない。
グンソーが発情するスイッチは、とある二つの条件が揃うことでほぼ間違いなく引き起こされるのだ。
それこそは、成功と生存が同時に成された時に起きる。
軍にいた時も死線を潜り抜け、勝利をつかみ取る時──必ずグンソーは発情した。
その際には隊の同僚と少々度を外したパーティーを行うこともあったがしかし……今グンソーが身を置いている場所は怪異マンションである。身の回りに同僚は疎か、特定のパートナーすらいない状況だ。
そんな時に今回の討伐などを成し遂げてしまったものだからたまったものではない。
そうして直後から始まった発情を持て余してはグンソーも、今は己の庭となったこの下水道を当てもなく彷徨っているという訳である。
そんな折……グンソーは今居る下水道の前方10メートルほどに人影を見つけ立ち止まった。
若い、ヒトの攻略勢の男(オス)である。
そして彼をこの下水道で目にするのは、この時で既に三度を数えた。
というのもこのヒトオスは、かれこれ数時間をこの場所で彷徨っているのだ。
おそらくはつい先ほどの大討伐隊に参加していた攻略勢なのであろうが、普段は潜ることのないこの下水道に迷い、数時間を歩き尽くしているらしかった。
一度目に発見した時には『運の悪い奴だ』とグンソーは思った。二度目の時には『まだいたのか』と呆れた。
しかし三回目となる今回……再度彼を目の当たりにしたグンソーの心中には新たな想いが沸き起こっていた。
それこそは──
『………アイツでいいか』
ふとそう思った途端、グンソーの鼓動が跳ね上がる。
同時に期待と興奮とが胸の内で渦巻いては、心地良い息苦しさを以て発情した肉体を愛撫していた。
決意して一歩踏み出すと、歩幅は迫るほどに速くなっていき……もはやそこへ辿り着こうとする頃には小走りになっていた。
それでも追いつく直前には再び歩みを戻し、声が震えてしまわぬよう繊細の注意をはらいながら、
『やあ、さっきからずっとここにいるね』
グンソーはさも平静さを装いながら件のヒトオスへと声をかけた。
声を掛けられた瞬間こそ相手も驚きと警戒を見せたが、続く言葉でグンソーが彼の遭難めいた迷子を指摘して道案内を申し出ると、ヒトオスは安堵に満ちた微笑みを咲かせた。
隣だって歩き出しながら、グンソーは彼の品定めをする。
遠巻きに観察していた以上に若そうに思えた。
身の丈は170センチ前後で中肉中背……ペニスの大きさは今のスラックス越しからは正確に伺えない。大きければ嬉しいと願う。
こんな妄想を取り留めなく脳裏に展開するこの瞬間がグンソーはたまらなく好きだった。
獲物を安全な場所まで運ぶという今の行為は野生動物本来の本能を大いに刺激してくれる。
誰にも邪魔が入らぬ場所でこの獲物を味わう瞬間まで、あえて『おあずけ』にして己を焦らす行為はある種、本番以上に胸を昂らせてくれたりもした。
──立てなくなるまで搾り取ってあげるからね……♡
それから数度の突き当りを曲がり、ついに一同は目当ての場所へと着いた。
壁に隔たれた行き止まりの一角は、その真上がマンションのエントランスに近いせいかめったに怪異など発生しない。
加えて地階ということから、どんなに声を上げようとも他人に聞かれる心配も無いことから此処は……
──助けを求めたって誰にも聞こえない……
牡を密かに食い漁る時のグンソーの狩場であった。
一方で当然のように困惑した様子のオスヒト。
一歩先んじたそこから頻りと周囲を見渡しては別な通路が無いかを探る彼へ、ついにグンソーは背後から声を掛ける。
『キョロキョロしちゃってどうしたんだい……♡』
どこかからかうよう呼ばれるその声に振り返れば、ゆっくりとこちらへ近づいてくるグンソーの姿……。
下着ごとカーゴパンツを脱ぎ下ろしては片足を抜き、宙で折りたたんだ右足から残りも脱ぎ去ると、グンソーは下半身を剥きだした状態でヒトオスへと近づいていくのだった。
振り返りそれを確認してはヒトオスも驚きに目を見開く。
そして次なるアクションを起こすよりも先に互いの距離を詰めると──グンソーはヒトオスの両襟をつかんで引き寄せ、そこから深く口づけをした。
のっけから侵入してくるグンソーの舌先に口中を翻弄されてはヒトオスも身動きが取れなくなる。
しかしながらそれは突然のアプローチに驚いたからではない。
今現在、前のめりに自分を緊縛しているグンソーの膂力たるや、人力では到底抗うこともできない怪力であったからだ。
それに晒されることで今ヒトオスが感じていることは、野生動物に対峙しているという絶対的な恐怖だ。
下手に抵抗しようものならば、その瞬間にこの首根をへし折られるであろうことが彼にはハッキリと分かっていた。
そしてそれはグンソーもまた分かっている。その効果を狙ったからこその先制攻撃であったのだ。
暫しして離れるや、唾液の橋が唇の先を繋ぐ──いかにグンソーからのキスが情熱的であったかが窺えた。
そんな唾液まみれの唇を、見せつけるよう緩慢に舌なめずりに拭うと、
『分かるよね……抵抗したら大けがしちゃうよ?』
ヒトオスの眼を見据えながらグンソーはそう言い諭す。
『イジメたいわけじゃないし、ましてや命を取ろうってんじゃない。ただちょっと……キミのチンチンを貸してもらえると嬉しいんだ♡』
もはや了解の返事を聞くことなくグンソーは跪き、スラックスのジッパーに頬を寄せる。
『大人しくしててくれればキミも気持ちよくなれるよ♡ どうせ溜まってるんだろう?』
もはやジッパーそこを注視しながら語り掛けるグンソーの仕草たるや、ヒトオス本人ではなく彼のペニスと会話を楽しんでいるかのような向きすらあった。
興奮と、薄暗がりの中での行為からグンソーの瞳孔が丸く肥大化しては爛ときらめく。
ジッパーのタグを前歯で摘み取りそれをゆっくりと下ろすや、開いた股間の間口へ鼻先を埋めた。
途端に甘さを帯びた発酵臭がグンソーの鼻を突く。
暫し動きを止めてその香りを堪能する。
久しく忘れていた排泄器特有の匂いそれに、彼女の残された理性も徐々に乖離していく。
そして再び前歯と唇を駆使してボクサーパンツの前開きを掻き分けると──ついにヒトオスのペニスが目の前に晒された。
それを目の前にし……
『うわぁ……最悪♡』
言葉とは裏腹に目を輝かせ、唇の端を期待に吊り上げて笑うグンソー。
このヒトオス自体、マンションに潜っていた期間が長かったのであろう。包茎ではないものの、もはやアルコール臭にすら近い発酵した尿素の香りにむせ返り、グンソーは小刻みな咳をする。
それでもしかしその香りは蠱惑的で、幾度となく咳き込みながらもグンソーは、包皮の折りたたまれたカリ首の間に鼻を潜らせたりしてはより深くそれを味わおうと躍起になる。
そもそもがアフリカオニネズミはその優れた嗅覚から地雷探索を訓練された経緯を持つ動物でもある。
それゆえにグンソーの匂いに対する偏愛ぶりはこうした性交にも反映されていて、一際匂いの極端なペニスに対して強い執着を見せる性癖があった。
やがてはより深くより強くその匂いの元を突き詰めようと夢中になるがあまり、グンソーは鈴口の先端を己の鼻孔へ挿入せんほどに突き付けては強く息を吸い込みヒトオスのペニスを堪能する。
やがては自然とその先端は唇に触れ──グンソーは亀頭丸々を口中に含んでしまうのであった。
途端、
『んうぅ……ッ、ん、んうぅ……からい~……♡』
舌上に鋭い塩味が生じた。
数週間は洗われていない亀頭の表皮には様々な分泌物の滓がこびり付いていて、それらが口中の唾液と体温に溶かされてはその複雑な味わいをグンソーの舌上に広げる。
唾液腺が刺激され夥しい量の唾液が口中に満ちると、グンソーはそれをこぼさぬ様、窄めた口唇で吸い上げる運動を開始する。
必要以上に音を立てて吸い上げる行為は、自分を昂らせると同時に相手へもまた挑発を仕掛ける行為である。
そんなグンソーからのアプローチに呼応するかのよう、口中のペニスは徐々に硬度を持ち出す。
茎の胴回りが肥大し充血した亀頭が口蓋を突き上げると、今まで塩味一辺倒だったペニスの味わいにも変化が生じる。
勃起に伴い腺液が尿道を伝わって漏れだしてきたが故の変化……グンソーはこの瞬間が好きだった。
排泄の為の泌尿器が繁殖の為の生殖器へと変化するこの瞬間を『味』として感じるこの時こそが、もっともセックスへの期待を強く持てる瞬間だったからだ。
──ついにチンポになった……こんなので中出しされたら確実に孕まされる……♡
同時にグンソーの左手も下りると、指先は無意識に膣の愛撫もまた開始する。
そんな折、ふと視線を上げるとヒトオスと目が合った。
ヒトオスの表情それは困惑しつつもしかし、徐々にこの状況に興奮しだしている様子が見て取れた。
それを挑発するようグンソーも、つま先立ちに折りたたんだ両膝を広げ、改めて己の膣がヒトオスに見えるよう体位を展開する。
クリトリスの根元を指で強く穿つと、包皮がめくれ上がり剥きだされた陰核が勃起よろしくに天を突きあげる。
斯様なクリトリスを指の股で挟みつつ、人差し指と中指の二本は陰唇を掻き分けて膣の間口を押し広げる。
絶え間なく愛液の滴り続ける膣口がヒトオスの視線に刺激されては、呼吸するかのよう開口を痙攣させた。
そんな膣部に立て揃えた指々を荒々しくも挿入してみせるとそこから指先を鉤にして、溢れてくる愛液を掻きだすようにして膣の愛撫を開始する。
依然として激しい口取りを続けながら自慰に勤しむその姿に釘付けとなるヒトオスではあるがしかし、同時に突き刺すような気配もまた感じて視線をグンソーへと向ける。
そこにはまっすぐに自分を注視したまま攻撃的なフェラチオを敢行するグンソーと視線が合った。
上目遣いに見つめてくる視線はどこまでも無表情で、そこにどんな感情が込められているのかがまったく分からない。人中の溝が無くなるほどに鼻の下を伸ばしては唇をペニスに吸い付かせる表情は、せっかくの整った面相が台無しですらある。
しかしながらそんな下品に過ぎるグンソーのフェラ顔はなおさらにヒトオスを刺激した。
見つめてくる視線に耐えかねて振り切ろうにも、肉食獣に見据えられた被食者よろしくにヒトオスはそこから視線を外すことが出来ない。
ペニスを取り巻く痛痒感に晒されながら、見つめ続けられているとやがて──ヒトオスは絶頂した。
久しく抜き出していなかった精は、さながら尿道から棒でも引き抜いたかのような感触の大量さでグンソーの口中に打ち放たれる。
一人で処理する時とは比べ物にならない快感に腰砕けては、ヒトオスもよろめく体を支えようと、グンソーの後ろ頭に両手を添えて体位を固定する。
斯様にしてその後も大量の精を打ち出し続けていると……やがて、見上げていたグンソーの表情にも変化が現れた。
不思議そうに見上げていた眉元には見る間に険がこもり、ヒトオスの精液ですっかり膨らんだ頬と併せて、その表情には明らかな怒りや苛立ちが見て取れた。
しかしながらそれが藪蛇で、そんなグンソーの表情はなおさらにヒトオスを刺激しては、射精の快感と放出量を上げてしまうのだった。
そうしてどのくらいの量をグンソーの口中に打ち出したものか……ようやくペニスのコントロールを取り戻し、自律的に蟻のと渡りを収縮させては精を切ると、ヒトオスの射精はひとまずの終わりを迎えた。
見下ろす先にはすっかり排泄の受け口とされたグンソーが依然としてこちらを睨(ね)め付けている。
そうしてヒトオスを睨んだままゆっくりと頭を後退させて唇からペニスを引き抜いていくと──完全にグンソーの口から解放されたペニスは大きく反動をつけて跳ね上がった後、鋭く屹立しては亀頭の背を腹部に打ち付けた。
射精により嵐のようであった情欲の波が過ぎ去ると、改めてヒトオスは冷静さを取り戻し、無礼の詫びをグンソーへ取り繕おうとする。
そんなヒトオスの行動を制するよう、グンソーは依然として眉をひそめた鼻先を突き出すと、口中の精液がこぼれてしまわぬ様に口唇を窄めながら口を開いた。
見下ろすそこには白濁した液体が舌も見えなくなるほど口中に満たされており、その中には黄褐色に色づいたゼリー状の塊が所々に浮きつ沈みつしている。
そこから立ち上がる精特有のむせ返るような香りと蒸気──さらにグンソーはその中で舌を泳がせ、口中の精液を更に撹拌するようにして見せつける。
そして再び口を閉じると今度は頬の内側で歯を鳴らしては精液の咀嚼を始める。
瞳を閉じ、まるでワインのテイスティングでもするかのような仕草で口中の精液を舌で転がしてはその味わいや香りを吟味している様子が見て取れた。
やがて見守る中、グンソーの細い喉が大きく隆起するや頬の膨らみが萎んだ。口中にて転がしていた精液を全てのみ込んだ様である。
そうして再び口唇を開いて大きく舌根を吐き出しては、空になった口中の様子を見せつけてくる。真っ赤な舌の鮮やかさに目が眩む思いがした。
『んもう……勝手に口の中に出したね?』
再びペニスへと顔を寄せ、その舌先を裏筋へと這わせながらグンソーは非難するように言う。
『口の中じゃ妊娠できないんだから、プッシーに出してくれないと意味無いじゃないか』
言いながら亀頭の鈴口へ唇を押し当てると、ストローでコップの底をさらうかのよう咥えることなく尿道の残りを吸い上げる。
ペニスの内部に残されていた精の残滓が吸い上げられ、尿道内が真空状態になることで引き起こされるヘソ奥のむず痒さにヒトオスもうめきを上げた。
『でも、すっごく濃かったから許してあげるよ♡ 今度はちゃんと腹の中に出さないと承知しないよ♡♡』
一頻り後戯にペニスをしゃぶりつくしては口を離すと、グンソーはこの淫猥の場には似つかわしくないほどの爛漫な笑顔を見せる。
やがては立ち上がり、背後の壁面に両手をついては小振りの尻をこちらへと向けた。
肉付きよく、腰のくびれにもメリハリが利いたグンソーの臀部は小振りながらもボリューム感がある。
つま先立ちになりながら腰を突き上げると、グンソーはそこへの挿入を促すよう尻を突き出した。
それを前にしてヒトオスもまた戸惑うことなく臀部の房を両手でワシ掴む。もはや彼女との完全な交尾を覚悟──否、今となっては強くそれを求めてさえいる。
筋肉の引き締まった裏腿を見下ろしていると、この小振りな肉の壺がどんな感触を以てペニスを包みこむのかと期待せずにはいられない。
膣口を確認しようとワシ掴んだ両手で臀部を押し広げると色鮮やかに充血した肛門の蕾がそこに伺えた。
あとはその下に鎮座する膣へ挿入をするだけではあるのだが……身長差に加え、若干上付きのグンソーの膣口と相成り、挿入を試みようとした亀頭はことごとく挿入叶わずに滑り上がってはグンソーのアナルを摩擦した。
『ふふふ……アナルファックにも興味ある? ザーメン全部出したら、こっちの穴で遊んでもいいよ?』
そんな挿入のミスが数度続くと、不意にグンソーは肩越しに笑みを見せる。その言葉の真意は、落ち着いて狙いを定めろと言う遠回しな注意だ。
それを受け、ヒトオスも挿入にばかり気が逸っていた自信を省みる。
空気椅子よろしくに膝を曲げて体位を落とすと、改めて亀頭を膣口に宛がう。
体格差はあるが滴り落ちるほどに愛液の溢れた膣口とあってはヒトオスのペニスも迎え入れられそうではある。
先端が僅かに埋まるや、
『あッ♡ あぁん……大きい………♡』
ついに挿入を予期してはグンソーもまた興奮に弾んだ声を上げた。
そしてヒトオスもまた徐々に進入を果たし、亀頭が丸々膣口に埋まると喉を鳴らすような呻きを漏らす。
いま亀頭そこに感じている感触は、これまでに体験したことも無い密着とそして灼熱感であった。
もはや肉の中に埋めているというよりは、弾力を持った水の中へ挿入したのかと思うほどに、グンソーの膣壁は裏筋やカリの溝の隅々まで隙間無くペニスを包み込んでいるのだった。
その密着感ゆえに体温の伝わりもまたダイレクトで、膣に収められている先端だけが燃えるように熱くなっている感触はさながら亀頭に火を灯して掲げているかのような気分だ。
そしてそんな熱とぬめりを帯びた膣壁の感触を茎においても感じたいと熱望し──更なる進入を試みる。
『ん、んうぅッ!? すごいッ……大っきい……♡ 熱いのが、おなかの中を引き裂いてるッ♡』
癒着した膣内を、腺液と愛液の助けを借りて進んでくる亀頭の感触にグンソーもまた息を吐き出しながら声を上げる。
亀頭の挿入に覚える灼熱感はグンソーにもまた伝わっていた。
ましてやヒトとフレンズという、本来ならば規格外となるサイズの結合とあっては小柄なグンソーの受ける衝撃も生中なものではない。
それでもしかし……
『あぁ……すごい、すごいぃ………最ッ高ぉ……ッ♡』
久しく感じることのなかったペニスの──交尾の実感に、グンソーは苦しみも伴った快感に身を震わせた。
もとより軍隊においては今のヒトオス以上の体躯やペニスを持った男達と関係を持っていたことすらある前身である。サイズ違いはもとより、手荒く扱われることこそがむしろグンソーにとっての交尾と言えた。
そんなグンソーをよそになおも挿入は続いていく。
もはやペニスの半分以上が収まり、その全てが挿入されるまであと少しというところで──亀頭は膣の最深部である子宮口に突当り進入を止めた。
その亀頭の先端が子宮口の間口を僅かに押し上げた瞬間、
『あおッ! おぉ……んあああぁぁぁん………ッッ♡』
グンソーは挿入後、初の絶頂を迎える。
背を仰け反らせて吼えると、額を壁面へ押し付けてはその余韻に体を震わせる。
膣内もまた幾度となく痙攣し、射精を促すよう収縮する動きにヒトオスもまた息を詰まらせた。
もっとも先に一度絶頂を果たしていたということもあり、ヒトオスは辛うじてそれを踏みとどまる。
以上の状況となると、現状はヒトオスが優位だ。
それを意識したわけではないが、それでもこの生意気なフレンズを懲らしめてやりたいといったイタズラ心もまた生じ……
『んんッ? ま、まって! まだ動いちゃダメだ! 体がまだ敏感だからッ!』
すがるグンソーの制止を振り切ってヒトオスはピストンを開始した。
『んきゅうッ♡ んああああッ、苦しいぃぃッッ!』
後背位から壁に押し付けられているとあっては、グンソーには抵抗も逃げることすら叶わない。
ただ為されるがまま、今は苦痛と化した快感の衝動に晒されるばかりであった。
『んおッ! おぉッ!? ッッ~…‥‥ぎゃうぅぅ♡ 痛い! 痛ぁいッッ‼』
我を忘れ腰を打ち付けるヒトオスは、いつしか屈めていた背も伸ばし、直立不動となってはグンソーを責め立てていた。
元より身長差がある二人とあってグンソーはヒトオスのペニスにて吊り上げられる形となり、宙に浮いた両脚をばたつかせては子宮口を突き上げてくるペニスの猛攻に耐えるのみ。
すでに根元まで挿入されてしまったペニスは、突き上げるたびに亀頭の陰影を下腹の表面に浮きつ沈めつをさせる。
もはや子宮口一点のみで宙に吊り上げられている状況と相成ってはもう、すでに生殖の範疇を越えた一方的なレイプに近い状況ではあるが……
『お、おぉ……痛い、いたいぃぃ……♡ もっとぉ……もっとぉッ♡♡』
しかしながら今のグンソーを満たしているものは痛みと比例する多好感──戦場に産まれ生きてきたグンソーの本能は、生命の危機に際してこそ強く喜びを享受できるように出来ている。
故に今も、肉体は無意識に失禁しては胎内からヒトオスのペニスを排出しようと過剰反応を示すも、グンソーにとってのそれは強い快感からくる潮吹きと同義だ。
『あぐぅ……ッ♡ んあああああぁぁッッ、イク! イクイクイク、イグッ♡ んぎゃうぅぅ──ッッ♡♡』
もはや絶叫に近い声は完全に動物のものと化していた。
そしてそんなグンソーを手中に抱えるヒトオスもまた狩猟の本能が刺激されるか、より一層に突き上げる動きを激しくした。
おそらくは彼もまた限界が近いのだろう。今まではある程度一定であった動きが、今は絶頂を期待しては忙しなく不規則なものへと変わっている。
文字通り互いの体をぶつけ合うような二人の行為はもはや、自然界の交尾には無い欲望だけを吐き出し合うエゴと浅ましさに満ちている。
それでもしかし、そんな互いを省みない快感のみを追い求める行為は、ほかのどんな快感よりも熱く二人の脳を焼いていくのだった。
そしてついにその時は来た。
いつしか背後から抱きかかえるようにしていたヒトオスが低い呻きを漏らしだす。
その変化に射精の瞬間が近いことを悟るや、
『出せ! 出してぇ♡ 中に出してッ♡♡ いくらでも生んであげるからッ♡ 死ぬくらい妊娠させてッッ♡♡♡』
その歪なラストスパート助長させてやるかのよう吠え、グンソーもまた子宮に意識を集中させる。
受精の瞬間を意識したグンソーの体もまた、子宮を降りさせては膣内にてヒトオスの亀頭を包み込むかのようにして咥え込んだ。
膣よりもさらに熱い子宮内の体温にヒトオスは悲鳴に近い声を上げた。
その瞬間──破裂するかのような勢いでペニスは射精を果たした。
『ぎゃおうぅぅ……ッ!? 熱ぅいッ♡』
直に子宮内へと打ち出された精液の温度に晒されて、グンソーもまた突き出した口唇を細く引き絞っては絶頂の快感に打ち震える。
フェラチオの際に口中へ吐き出されたものとは比較にならぬ量の精液が子宮内へと打ち込まる──小柄な膣のキャパシティを越えたそれらはペニスの収まる膣口の淵から珠となって滲み出て、後は続く射精の度にあふれ出しては床に液溜まりを作った。
『ほおぉッ♡ 死ぬぅ♡ 死ぬぅぅ……お゛ぉッ♡♡』』
そうしてどのくらい経ったであろう。
緩やかに射精を続けていて亀頭の痙攣が徐々に収まるや、怒張していたペニスは緩やかに収縮を始めた。
弛緩して硬度を失い、角度もまた維持できなくなるとやがて、ペニスは窒息を起こした蛇さながらにグンソーの膣から抜け落ちて亀頭を垂らした。
『おおおッ♡♡ んおおぉぉぉぉ……~ッッ♡♡♡』
突き上げられていたペニスから解放され再びに地に両足を突いたグンソーではあったが、絶頂の余韻から足腰に力は籠らず、そのまま野外放尿よろしくの姿勢でその場に屈みこんだ。
その姿勢から突き出された尻の根元からは、未だ開き切った膣口からヒトオスの吐き出した精液が溢れ続けていた。
そんな失禁同然の垂れ流しは余韻の痙攣に合わせ、湯の沸くような汚い水音と共に吐き出されては床に黄ばんだ精液をまき散らした。
そんなグンソーの粗相を前にヒトオスもまた腰砕けて尻もちをつく。
もはや何も考えることが出来ない。
久しく感じることのなかった──否、今までに感じたことのない快感にもはや、正常な思考など保つこともできない症状に陥っていたのだった。
二人、どれくらいそうしていたことだろうか。
見守る中、ようやく人心地ついたのか前屈みに両肩をいからせてグンソーがつと背を伸ばした。
そうして依然、つま先立ちに屈みこんだその姿勢のまま肩越しに振り返るや──放心状態のヒトオスを視界にとらえて、哂った。
『アハハ……すっごい素敵だったよ♡ キミのチンポ、サイコーだった……♡』
下瞼を上ずらせた視線でヒトオスを見据えたまま、グンソーは小用時の清拭よろしくに股座へ手を伸ばし、膣に溜まり込んだ精液をこそぎ取る。
手の平にこってりとこびり付いたそれを強く舌の腹に押し付けては舐め上げると、口中の精液を咀嚼しながらに立ち上がる。
そうして内腿を伝わる精液の残滓を垂れ流しながらグンソーは近づくと、ヒトオスの顔前において再び汚れた膣口を左右から広げ見せつける。
『でもね、まだだよ? こんなんじゃ足りないからね? これからもっともっと交尾しようか………♡』
言いながら再び膣内へ指々を侵入させるや、指の動きに残像が生じるほどの荒々しさでそこを突きこそぎ始める。
もはや言葉もなく、ただ荒い呼吸に肩を上下させるばかりのヒトオスを前に激しい手淫を続けているとやがて──そのままグンソーは絶頂する。
同時に膣内に収めていた指を素早く抜き取るや、放尿の如きに吹き上がった潮の飛沫が激しくヒトオスの顔面へと打ち付けられた。
『アハハ……アハハハッ………アハハハハハハッ♡♡♡』
唖然とただそれを受け止めるヒトオスの髪が自分の愛液に濡れそぼる姿が堪らくおかしくなってグンソーも笑い続ける。
しばしして斯様な醜態に晒されているヒトオスの肉体にも変化が生じた。
こともあろうペニスは、一連のグンソーの無礼を前に再び勃起を果たしたのであった。
それを前にして、もはやグンソーはムードも無く当然のよう跨ってはその亀頭の先端を膣口に誘導する。
『戦争だよ……もう、どっちかが死ぬまで終わらないからね♡』
そうして騎乗位に挿入を果たすと、今度は上に跨ったグンソーが激しいピストンを開始した。
先ほど以上に粘着質な摩擦音を奏でては繰り広げられる二人の交尾……グンソーの子作りは、まだまだ終わる気配を見せなかった。
※ ※ ※
『ん~っと……これでヨシ♪』
股座に大判の絆創膏を張り付けて下着代わりにすると、グンソーはパッドを二度三度とはたいて大きく息をついた。
それから床を見渡し、どこかに脱ぎ捨てたであろうカーゴパンツもまた探し出すとそれに両足を通す。
小尻を突き上げてはパンツを引き上げ、尻尾も通して完全に履きこなすと──グンソーのいで立ちは、この下水道を散歩していた時の物へと戻っていた。
股間に貼った絆創膏は歩いてるうちに膣内の精液が漏れてパンツを汚さない為という意味合いもあるが、
──もしかした受精するかもしれないからね♡
そんな淡い期待もまた秘めての行為だった。
そうしてすっかり帰り支度を済ませると、グンソーは改めて足元に視線を落とす。
そこから少し視線を伸ばした先には──今しがたまで激情をぶつけ合っていたヒトオスが仰向けに寝転がっていた。
微動だにせず、グンソーとヒトオスどちらのものとも分からない粘液で泡だらけになったその姿は、さながら巨大生物の胃袋から生還してきたかのような姿にも見えた。
そんな妄想に思わず吹き出してしまうグンソーではあったが、彼をこうなるまで楽しんでしまったのは誰でもないグンソーその人である。
やがて依然として彼を見下ろしながら使役鼠の一匹を肩へ登らせると、
『アンタはここに残りな。そいつが目を覚ましたら道案内してあげなね』
それを命じ、再びヒトオスの元へと屈みこむ。
肩を飛び降りた鼠がヒトオスの頭の横に着けるのを見届けるや、グンソーも嘆息して笑みを漏らす。
『なんだが付き合わせたようですまなかったね。でも……すっごく楽しかった。また会ったらその時も交尾しよう♡』
もはや返事は疎か、反応すら返せないヒトオスの鼻先をペロリと舐め上げてやるとグンソーも立ち上がる。
そうして踵を返し歩き始めると、もはやグンソーがそこを振り返ることはなかった。
両肩を包み込む疲労感と充実感はどこまでも足取りを軽くさせてくれる。
そんなねぐらへの帰路でタバコに火を灯すと、深く飲み込んでは吐きだす紫煙にふと故郷のことも思い出す。
あの時も行為の終わりにはこうしてタバコをふかしながら仲間達と談笑したものだった──そんな懐かしい面々のことも思い出していると、再び子宮の奥底が強く締まる感触を覚えた。
『今度はもっと大勢でやってみたいねぇ……本当に死にかけるようなのとかさ♡』
独り言ちてそんなことを考えると、子宮もまた別個の生物のように収縮してはまるでグンソーの妄想を歓迎するかのように躍り上がる。
そんなご機嫌の子宮とワルツを踏むよう帰路を辿りながら──次なる交尾の計画にグンソーは胸を躍らせるのであった。
【 完 】