すみません、うろ覚えです。
ジガバチに攫われていった青年を助けに向かった大雅達は、ジガバチが巣にしているであろう、穴が空き、土で固められた穴が開いている民家を見つけた。
民家は2つあり、片方の民家には穴が空いていなかった。
「あそこが巣だな。」
ジガバチの巣を見つけた大雅、すると、その後に続いて他の面々も着いてくきて、
「間違いありません。ジガバチの巣です。」
「家に大きな穴が空いてる……どうなってるんすか。あれ。」
「あたしもビックリしてるよ。」
「駄弁ってる暇はないぞ!早く助けて、みんなの所に戻らないと。」
「とは言っても……どうやって中に入る?中には虫もいるだろうし。」
「みんな、これを渡しておく。」
大雅が睦実達に渡したのは、厚みのある頑丈な鉄のサバイバルナイフであり、硬さと切れ味を確かめてみて本物だというのが分かった。
「結構硬いナイフだな。本格的だわ。」
「確かに、結構硬いな。」
「それ、いざって時に防衛で使ってくれ。缶詰とかも開けられるから。」
「さ、サンキュー。良いのかこれ使っても。かなり高そうだし、切れそうだぞ。」
「取り扱い注意な。……んじゃあ取り敢えず、あの家に入って、中を調べるとするか。」
大雅と共に民家へと入っていく睦実達。
大雅がジガバチの入った民家に入り、人の気配を探るが、人の気配は感じられず、不気味な物静かさだけがあった。
「……みんな、緊急事態だわ。俺、さっきの人を助けに行くからみんなは食糧と水を探して鞄に入れて外へ出てて。10分して出てこなかったら先に戻ってて。」
「そんな!そんな事できないです!みんなで動かないと!」
「状況が分からない以上は無茶は出来ない。俺も彼を助けたらすぐに出てくる。」
「待って!」
「織部さん!今は彼の言う通りにしよ。」
大雅はそう言うと奥へと進んでいき、睦実が止めようとしたが、止められ食糧と水を探し出して民家から出て林に隠れていると、民家の中から大雅とジガバチに攫われた青年が背負われて出てきた。
「鷹村くん!大丈夫ですか!?」
「あぁ。俺の方は問題は無い。彼の方も何とか大丈夫だ。」
「何かあったんですか?」
「寄生虫に寄生されていた。ロイコ何とかって奴だと思う。体外に出してあるから問題はない。それより、早く戻ろう。あまり遅いとアレだし。」
「それもそうだな。」
「……あの、民家に人は?」
「ジガバチの幼虫のエサになってた。助けようがなかった。ジガバチも倒したから追っては来ないだろうよ。行くぞ。」
大雅達は帰りを待つ仲間達の下へと向かうのであった……。