次回はエロに移れるならエロに入りたいと思います!
ヒクイドリ
鳥綱ヒクイドリ目ヒクイドリ科ヒクイドリ属に分類される鳥類であり、和名は「火食鳥」の意味であるとされており、これは赤い垂れた肉垂が由来とされている。
大柄な体躯に比して翼は小さく飛べないが、脚力が強く時速50km程度で走ることが出来る。3本の指には大きく丈夫な刃物のような12cmの爪があり、鱗に覆われた頑丈な脚をもつ。
性質は用心深く臆病だが意外と気性が荒い一面があり、刃物のような鉤爪は、力いっぱいに振って相手に刺すなどをして殺す能力もある。
食性は果実を中心とした雑食性で、森林の林床で落ちている果実を採餌し、大きな種子を持った果実でもついばんで丸呑みするが、カタツムリや小型の哺乳類の死骸も食べる。
そして、その脚力は……大の大人ですら簡単に蹴り殺す事ができる程に強いとされる。
ーーー。
社の奥へと扉を破って入ってきた巨大な二足歩行の鳥、ヒクイドリ。そのヒクイドリは鶏のように頭を振りながら、興奮した様子でヴオォ!!ヴオォ!!と鳴きながら威嚇するように、ゆっくりと歩いてきた。
「お、おいおい、虫の次は鳥かよ!?どうなってんだ……!」
「そ、それに何か興奮してない?何であんなに興奮してるの!?」
ヴオォォッ!ヴオォォッ!と吼えるように鳴くと、ヒクイドリは駆け足で小田に駆け寄ると、その鋭い爪の付いた脚で小田に蹴りを放とうとした。
「ひ、ひいぃぃぃ!!?」
「させっかよ!!?」
大雅は即座に剃で接近すると回し蹴りを放って、ヒクイドリの喉元を蹴り飛ばすと、ヒクイドリは吹き飛んで入口の辺りまで吹き飛んでいった。
「っし!小田、大丈夫か?」
「う、うん!あ、ありがとう、鷹村くん!?」
「どういたし……ん?」
大雅はヒクイドリが吹き飛んだ方向に視線を移すと、そこにはバサバサと翼を羽ばたかせながら、ヴオォォッ!ヴオォォッ!と威嚇しながら走ってくるヒクイドリがいた。
ヒクイドリは時速50kmで走ることができ、徐々に大雅達へと向かってきている。
大雅はヒクイドリに駆け寄ると今度はハイキックを放って、ヒクイドリを蹴り飛ばすが、ヒクイドリは倒れながらも凶器のような鋭い爪と脚を使って大雅を蹴り飛ばそうとする。
「しっ!!」
大雅はそれを躱すと、武装色の覇気を纏った手刀で叩き落とすが、その瞬間にヒクイドリは彼の頭を突こうと首を伸ばしてくる。
それを大雅は首を動かして躱すと、再び手刀を繰り出してヒクイドリを地面に叩きつけ、その足を掴むと再び外に向かって放り投げる。
しかし、ヒクイドリは地面に着地して体勢を立て直すと、今度は眠っている葵の方を見て駆け出してきた。
「おいおい、あの鳥こっちに向かってきてるぞ!?てか、早くないか!?」
「長引かせるのはヤバいか、サクッと倒すとしますか……。」
大雅はそう言うと右足を大きく後ろに引くと、脚に力をためていく。しかし、ヒクイドリの方が一歩早く葵に近付こうとした瞬間、真美が置いてあった猟銃でヒクイドリの腹を撃つ。
「鷹村くん!今だよ!!」
ズドンという衝撃に脚が止まり痛みに悶るヒクイドリ、その瞬間に大雅はその脚をまるで刀のように振り抜いた。
「ありがとう三浦さん!嵐脚、凱鳥!!」
鳥の形をしたそれはヒクイドリに迫ると、直撃した瞬間にズバッとヒクイドリの身体を斬り裂く。
ヒクイドリはあまりの痛さにその場で悶え苦しむが、大雅が覇王色の覇気で威嚇をすると、ヒクイドリは何処かへと逃げていった。
それを見ていた一同は、安堵したのかその場に座り込む。
「はあぁぁぁぁ……こ、怖かったぁ。」
「あんな鳥までいるなんて、マジでこの島どうなってるわけ?」
「け、けど!これで私達は大丈夫だよね!あとは織部さん達が戻ってくるのを待ってれば、この島から出れるし葵さんだって病院に行けるし!」
真美のその言葉に全員の表情が明るくなっていく。
彼女たちの顔には希望が満ちており、大雅もその顔を見て安心したのか微笑んだが、大雅は気がかりな事があった。
「(あの鳥、ヒクイドリって鳥はなんでこの島にいるんだ?誰かが連れてきたのか?)」
ヒクイドリは本来、オーストラリアなどに生息しており野生種が日本にいるのは"誰か"が連れてきた場合であり、そうでなければこの日本にいるはずがないのである。
「(何か、嫌な感じだ。そう言えばこの島って他に人がいるのか?)婆婆さん、刻さん、この島って他に人は?」
「おるよ。けんども殆どが居なくなったり、小学校に避難したんじゃ。みんな無事じゃろうか。」
「小学校……この島は学校があるんですか?」
「もちろん有るともさ。けんども殆ど子どもは残っとらんがね。」
婆婆の言葉に何かを察した数名が言葉を飲み込んだが、そんな中で美鈴が閃いたように提案してきた。
「だったらよぉ、あたしら全員でその小学校に移らない?ここに至って食料は限られてるわけだし、虫女達を待つなら安全な所にしようぜ。」
「で、でも勝手に移ってみんなが戻ってきた時に驚かないかな?」
「んじゃここで待ってるのか?帰ってくるのかも分からないってのによぉ。あたしはゴメンだね!」
美鈴の言葉にその場にいた者達の殆どが、頷くのであった。
「それなら、あと2時間ほど待ってみんなが来なければその小学校に移る。けれど、みんなが戻ってきたらそれから移るっていうのはどうだ?」
大雅の言葉に一同が頷くのであった……。
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